人生: ドラゴンクエストVII(まとめ読み)

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ドラゴンクエストVII(まとめ読み)

プレイステーション用

※下に行くほど新しい記事です。


目次から...

2000.11.22(ドラゴンクエストVIIより)

日記はじめました

 それは熱で仕事を休んだ日のことだった。寝てたら勧誘の電話に起こされて、早々に断ったらなぜか相手が逆ギレしてきた日のことだった。思わず謝ってしまった日のことだった。そんな少々ブルーな負け犬気分の中で、「そうだドラクエやろう」(*1)という気持ちになったのだった。
 ドラゴンクエストっていうんですか? 僕は大好きですよ、アレ。まあVIとかは途中でほっぽりだしてますけどね! 全然ダメです。いや、なんかこういう書き方すると本当にドラクエをばかにしてそうなムードになってきてドキドキしてきましたが、そういうことじゃないです。VIってほら、伏線とかきちんと張られた話になってたせいで、途中でもう最初の方の伏線とか忘れてて、自分がなにやってるのか分からなくなっちゃったわけですよ。いい歳してこういう理由でRPG途中でやめるっていうのはちょっとどうかと思いますが。あと、ビジュアル的にあのメガネの少年(*2)で引いたせいもあります。ていうかあのメガネの少年が出てほどなくしてヤメちゃったんですが、そういう僕はどうですか? ダメですか? マジでダメですか? ていうかどうなんですか皆さん的にあのメガネ少年は?
 で、素直にドラクエやればいいんですけど、なんで日記なのかっていうことですよ。面倒くさいんで(*3)ふつうに書きますけど、『ファミ通.com』の『DAILY! ただいまプレー中・永田バージョン』がとても楽しかったからですが、われながら気が抜けるほど安直です。息が止まるほど直球です。ゲレンデがとけるほど恋したいです。嘘です。
 でまあ皆さんも思ってるでしょうし僕自身メチャメチャ思ってることなんですが、こういう普段から更新とか全然しない僕とかが日記とか毎日つけられるんでしょうか。だいたい毎日ゲームやるわけじゃない僕がドラクエを毎日プレーしてしかも日記つけるとは到底思えないんですよ。それでもあえてダメだってわかってやるっていうのはどうなんでしょう実際。でもなんていうか、そういう無軌道な若さとか青さゆえの暴走っつうか狂った果実(*4)みたいなそんな雰囲気も考えようによっては一回まわってそれもアリやな、風な気持ちになりましたよ。
 というか、ここまで書いて結局なにを言いたいんだかわかりません。むしろ勢いだけで書いてることがまるわかりですが、そう、僕が言いたいのはつまりそこです! ビコーズオブそこです!(*5) この日記は勢いだけで書くのです! 考えてなんて書いてたら絶対続かねえと僕は言いたいわけですよ。そんな具合なんで、今後ともこの日記は適当な文章とやる気のなさと愛しさとせつなさと、あと一個なんだっけ? そういうものをエナジーとして続いたり続かなかったり。そんな気まぐれ日記として世界を狙うぜ! せ、世界だぜ? こりゃスゲエ!
 あと、この日は結局ドラクエやってません。最初に言った通り風邪で寝てるんだっつうの。

*1 そうだドラクエやろう

場合によって「京都行こう」だったりする、あれ。

*2 メガネの少年

記憶の奥底から引きずり出された名前は「チャモロ」だったが、本当にそんなとってつけたような名前だったろうか。なにか間違っているような気もするが、でもドラクエってそういうところあるよね、という気もする。

*3 面倒くさいんで

半端じゃなくひでえ。

*4 狂った果実

どんなのだか知らないなりに引用してみました。

*5 ビコーズオブそこ

無理して書いてるけど、使い方間違ってるから。

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2000.11.23(ドラゴンクエストVIIより)

すごく羅列

 個人的には体内から風邪の菌が、ホレ、白血球とかビフィズス菌とか (誤解) の役割で減少してどうにか落ち着いてきた頃です。HP(*1)にたとえると黄色だった数字がギリギリで白くなった感じでしょうか。
 そんなこんなでついにアレです、ついに今日。ドラクエのCDセットして電源をONしたりしましたよ。ドキドキですマジでね。思わずプレー前に風呂入っちゃったしね。身を清める的な意味で。あと今朝なんか夢にまで出たしね。なんかドラクエとトルネコ (しかも1) とごっちゃになってたけど夢の中では。あとウィザードリィも入ってた気がする。要するにそんないい加減なイメージしかわかないくらい、ドラクエVIIに関する知識がなかったんですよ今朝の時点では。一応これでも情報はかなり積極的にシャットアウトしていたわけで。
 だから知ってる情報というと、「100時間遊べる」「主人公は漁師の息子」「視点変更が重要」「最初は狭い島からスタート」「石版がなんかアレして、すると別の世界? 町? そんなところに飛ぶ? のか?」「1イベント2〜3時間って聞きましたよ」「マリベルっていう人 (おそらくわがまま) がたぶんヒロイン」「魔法のじゅうたんは多分出てくる」「『水に囲まれた町』があるらしいが、それってどういう意味?」「金髪で赤い服の王子様ってあれ本当に主要キャラ?」「仲間と話せるってどういう事?」「最初の戦闘まで2時間? くらいかかるとかいう噂?」「俺がアイツでアイツが俺で? (嘘)」というくらいしか本当にないわけで、結構がんばってると思いました自分で。
 そんな自分がゲーム始めるわけだから大変です。特にオープニング直後っつったら見るもの見るものが驚きの連続っつうんですか、普通にゲーム日記っぽく書いたら絶対大長編になりそうなレベルでいろんな事を思ったり考えたりするわけです。で、大長編になったところで喜ぶのは文字数フェチ (たぶん実在) くらいのものですから、ここはもうできるだけ端的に最初から最後のセーブ地点まで、深入りせずにダラダラーッて羅列しようかと。だいたいここまでの段階でけっこう文字数多いし。自分的には。つまり書くことだらけの水泳大会っつうんですかね。ドキッ!?なんつって。もちろんポロリありの。
 で、本題ですけど、とりあえずスタートしたら例のドラクエのテーマであーやっぱプレステだと音いいなあつうかやっぱこの曲があるとドラクエって気がするなあとかしみじみする一方でMPEGの画像荒れ目立つなあとか思ったり、オープニングムービーのレタリングが無意味にジャギーかかってて(*2)ちょっとショボンとしたり、しかもゲーム始めたら速攻またそのムービーが始まってゲンナリしたり、視点変更が意外に楽しかったり、今までツボの中をのぞくのでもちょっと遠慮してたのに今回は投げて壊すというのは実際どうなんだろうと思ったり、絶対最初船に乗って出発するんだと思ったらそうじゃなくて意表つかれたり、マリベル意外といい娘じゃんとか思ったり、今までのドラクエでも教会で「アーメン」って言ってたっけ?と解けそうにない疑問を感じたり、キーファの「無鉄砲な情熱」みたいなものにちょっとジンときたり、だが父親に心配かけるのはよくないと思ったり、それにしてもまだ石版のセの字も出ないのかって思ったり、本当にドラクエって何でもないようなセリフで何でもないような感情を表現するのがうまいよなあって感心したり、キーファが仲間になってしばらくしてやっと「話す」コマンドの結果の多様さに気がついて後悔して速攻リセットしてマリベルの会話データも全部読みなおしたり、絶対あの石だと思ったのになあといい意味で裏切られたり、あれちょっと待てこれプレステのゲームなのになんで読み込みしてないの?してるの?マジで?とか気付いたり、まだ本編も始まっていないのにこのダンジョンこんな盛りだくさんで大丈夫?とか心配したり、主人公とキーファのやおい同人誌とか大量に出回るかも〜とか思ったり、あとマリベルのエロ同人誌、とか、おいおいこれだけ引っ張ってまだ本編始まらないのかいとか、あセーブ忘れてたけどまあいいかとか、マリベル本当にわがままだなあとか、うわスライムやっと出た!とか、うわスライム柔らかい!(見た目が) とか、うわスライム硬え!(HPが) とかあったあげく、なんだかすごいイヤなムードの場所に出ちゃったんですけど、とか色々と思ってたわけです。
 そんな訳で今、暗い空の下、暗い雰囲気の村 (別に隠してる訳でもなくて、名前忘れた) の教会で冒険の書に記録。かなり楽しんでます。

*1 HP

ホームページの略じゃないほう。

*2 ジャギーかかってて

ケンシロウの出来の悪い兄。ごめん今普通な事言った。ドットがガタついてるってことですよ。

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2000.11.24(ドラゴンクエストVIIより)

まだ羅列

 個人的な話をすれば今日は振替休日で仕事休みだしかと言って体調は回復しつつあるもののまだ体力が減ってる状態で、ちょっとコンビニに出かけた程度で疲れが出るような要するに家でじっとしてろ風な感じなわけですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。ちょうどというか今日は薄曇りのはっきりしない天気で、家でじっとしてる言い換えればドラクエをやるにはもってこいの日と言えます。個人的には。まさにドラクエざんまいの日です。刑事ドラマとかだったら先輩刑事に「よし、今日からお前は『ざんまい』だ」と名付けられそうなぐらいです。つくづく言ってる意味分かりません。
 そんな具合で朝から晩までドラクエというある種苛酷な一日だったわけで、昨日にひきつづき何もかも新鮮の連続です。刑事ドラマとかだったら先輩刑事に「よし、今日からお前は『新鮮』だ」と名付けられかねないぐらいです。新鮮刑事ってなんだか訳わかりません。そうやって話はどんどんすごいペースで本筋から外れていくわけですが、もうあきらめて羅列します。
 いつも思うけど起動時にコントローラーのANALOGスイッチ自動的にONにならないものかと思いつつ、昨日セーブした例のおしまいムードの町を救いに出かけつつ、確かに読み込み早いけどその分かえって戦闘終了時の1秒程度の読み込み時間が気になりつつ、武器を買ったものか防具を買ったものか悩みつつ、ダンジョンで物を押すときに視点によってうまく押せない時があるのはちょっとどうなのかと不満を感じつつ、戦闘シーンのメッセージスピードどうやって変えるんだと半ギレしつつ、マニュアルを読んだものか読まないものか悩みつつ、何これこの「特技」って何よ!とかビックリしつつ、慌ててマニュアルの特技の欄だけ読みつつそれでいて今憶えた特技については書いてなくて「そうきたか」と思いつつ、戦闘中の「話す」が面白くてつねに毎ターン2回ずつ話している自分はプレーヤーとして標準的なのかそうでないのか戸惑いつつ、いきなりウィンドウ下の青線の意味がやっとわかりつつ、ていうかこれマニュアルに書いてあるんですか? とにかくメッセージスピード変更できたのでよしとしつつ、問題のボス戦で「ああ〜」とか思いつつ、どこかやるせなくそれでいて爽やかな余韻にひたってたら故郷の町が発見ムードに沸きかえり「あーそういうことだったのか」と点と線がつながりつつ、アレの修復を一人でやりとげたキーファの根気に感心しつつ、ダンジョンで物を押すときにはSTARTボタンとR2・L2ボタンで視点固定すればいいんだとやっと気付きつつ、結局あの城の西の堀べりにいるならず者風の男は何者なのかと疑問に思いつつ、ム、ムービー!?と衝撃をうけつつ、今度は自由に行ったりきたりできるというだけで驚きつつ、それにしても武器を買ったものか防具を買ったものか悩みつつ、暑い感じのダンジョンをたぶん慌てなくても大丈夫なんだろうけど慌てぎみに攻略しつつ、例のアイテムを「これかーっ!?」とか半笑い半驚きでふくろから出しつつ、というか『ふくろ』って直球なネーミングだと思いつつ、とりあえず攻略後もう一回今度は落ち着いて見逃した部分を回りつつ、家に帰ったら父の偉大さをかみしめつつ、まさかマリベルの入浴シーンがあるのかと一瞬ドキドキしつつ、てーかそれMSX版のドラクエIIだと自分につっこみつつ、しかも初期の『桃鉄』とごっちゃになってると訂正しつつ、しかしこの温泉の町この調子で本当に大丈夫なのかと不安な気持ちになりつつ、新たな展開の前に一旦城と城下町のセリフが変わってないかチェックしようと思いつつ、しかしこの城や城下町のセリフが毎回変わるのは楽しいけど全部まわるのは少し疲れるなあと思いつつ、今日はひとまずここまでにしようと思いました。盛りだくさんです。
 たぶん明日はもう少し真面目に書きます。

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2000.11.24(ドラゴンクエストVIIより)

こういうちゃんとした話もする

 本当はさっき書いたやつで今日は最後かと思ったんですが、あの後まーもうひとイベントくらいやっても構わないんじゃないのかと思ったわけで、今の僕がここにいるわけです。
 今回のイベント自体は「石像が大量にある町」という知ってる人は分かるでしょうが超ショートイベントで時間的にはすぐ終わったんですが、これまた知ってる人は分かる通りけっこう悲しいイベントだったわけですよ。希望の持てるラストだから後味はそんな悪くないんだけど、実際こういうシナリオも今回はアリかーって驚かされましたねゲーム後(*1)。そういえば最初のイベントも即ハッピーエンドっていう話じゃなかったし、やっぱ今回はこういうのもアリなのかーって思ったわけですけど、あ、冷静に考えてみるとドラクエってけっこうこういうオールオッケーじゃ終わらない話って多かったかも。書きながら言ってること速攻で変わってますが。
 そういえばドラクエIIでもムーンブルク王女のご家族とかなんか結局死んだままだったもんなあ。IIIでも幽霊船の話とかあった気がする。あれ違った? IVだっけ? まあIIIとかIVとかに限らずに。まともな話すると、ドラクエはシナリオ中の死は本格的に死として扱ってますな。生き返ったりしませんな(*2)。で、それでいてただ死んで悲しいっていうだけで終わらないで、逆にこれで良かったんスよね、とか思えたりするあたりがドラクエのすごみだと思う。立派だと本気で思う。ドラクエがそうであってくれるおかげで僕は次のイベントにも気分よく進めるのです。次いってみようという気持ちになるのです。
 で、次のイベントですがどうやら石版に描かれた絵を見るかぎりけっこうデカい場所らしいです。もしかして大陸? あんのか、そんなの。

*1 驚かされましたねゲーム後

ゲーム中はそんなこと考えてられねえっつの。

*2 生き返ったりしませんな

ドラクエIVの最後のアレは、勇者の見た夢なんですよね?
えー、ところで、何かのRPGで大量に人死んだあげく、エンディングで思いっきり全員が蘇るやつがあった気がするんですが、それが何だったか思い出せません。「いくらなんでもソレ生き返りすぎ」と思った記憶があるくらい大量に生き返ったような。何だっけ?

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2000.11.25(ドラゴンクエストVIIより)

死んだ死んだ

 死んだといっても今度は自分が。死んでしまうとはなにごとだ!っていうレベルのアレです。
 今日アタックしたのは動物臭あふるるあの町。あ、そういえば昨日、これ大陸かも? とか思ってましたが、結局ただの大きめな島でした。で、実を言えばここまでのプレー結構適当に進んできたというか、正直レベル上げとか全然しないで流れにまかせて進んでたわけです実際。さすがにそろそろ通用しなくなってくる頃なんスかねー。もうダンジョンのまさにド真ん中でマリベル死亡っすよ。ザオラルはおろかリレミトひとつ憶えてやしないんで、泣きながら歩いて帰りましたよ。それでよく考えたらこの時点だと町の教会に神父さんいないんで、泣きながら出発地点まで歩いて帰りましたよ。この町メチャメチャ冒険者に厳しい設定なんですけど。途中、万一っていうことも考えてルーラもかけてみたんですがあんのじょう頭ぶつけたりもしつつ。天井に。(*1)
 それでその後のボス戦でこれまた死んだり。ていうか全滅したり。なんかウワーとか叫んだあとリセットしてたらしいですよ。僕が。
 さすがにヤバいです。もう太刀打ちできません。考えてみるとダンジョン内のザコ相手にすでに苦戦してるくらいなので、そりゃ普通ダメです。そういう具合で1時間くらいレベルアップ大作戦でしたよ今日は。最強の武器防具も買ったしマリベルもホイミ憶えたしでもう超バッチリとか思いながらボス戦に挑んだら魔法使えない場所だったのでかなり焦ったりしつつ、どうにか勝利です。というか主人公死んでますが。納得いかねえ!
 ボス戦で勝利しても主人公とかいやむしろ仲間であっても死んだままだったりすると、ものすごくスッキリしないのは僕だけでしょうか。なんか美しくありません。戦いに勝利して「ヤッタゼ!」感がかもし出されているのに、横にカンオケがあったんじゃ雰囲気ぶちこわしです。だいいち今回のドラクエだと仲間に「話す」コマンドがあるから、ますますもって気分が落ち着きません。面白メッセージを聞きのがしてやしないかと気が気じゃありません。というかマジでリセットかける? もう1、2レベル上げて再チャレンジしたほうがいい? とか真剣に考えて「まあ、これも思い出だし」と意味がよくわからないが説得力だけはあるいいわけを考えてそのまま進めたわけですけれども。
 今度からはもうダンジョンでやりすぎっていうくらいにレベル上げてから先に進むことを心がけることを誓います。宣誓。

*1 頭ぶつけたり

その後の調査で、門のあたりからならルーラ効くことが判明。でも知らなかった。

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2000.11.26(ドラゴンクエストVIIより)

セリフ貧乏

 「聞きのがしたら二度と聞けないメッセージ」に人はどう対処してるもんなんでしょうか。そう、アレ、本筋と関係ないとはいえ、イベントを過ぎちゃうともう聞くことができなくなる会話データ。僕とかはもう絶対に聞き逃すまいという気構えでやってますよ。行くなと言われた場所にもとりあえず行ってみて、兵士の人とかの「ここを通ることまかりならん」的なメッセージも確認しますね絶対。見た目的にいかにも話しかけるとイベントが展開しそうな相手はいったん素通りして、脇道にいる人に話しかけまくりますよ。当然仲間にも「話す」使い放題で。
 こういうのってやっぱり貧乏性の一種なんでしょうか。間違いなくストーリー進行には関係ないセリフなわけだし、たいていはむしろ郷ひろみにとってのHYPER GO号と同じくらいどうでもいい話だったりするわけで、むやみに聞く必要はないはずなんですよアレ。まー物語上のさりげない演出効果が発生することもけっこうありますが。でもなんか必死になってセリフを聞きまくる自分を客観的に見たとき、どうもそんな立派な理由でやってるという雰囲気ではない。いやむしろ自分に限って言えば間違いなく貧乏性です。すでに何らかの強迫観念です。幼少時のトラウマです。
 で、そんなセリフ貧乏の自分にとって今日のイベントはどうなんでしょう実際。機械関係のイベントといえば分かる人には分かる(*1)と思いますが、かつてないほどにハードな戦いでそれでいて愛あり涙あり感動ありの盛りだくさんイベントでかなりの充実っぷりでした。で、このイベント異常に「聞きのがしたら二度と聞けないメッセージ」が多いんですよ。というか何? もうマジでこの城の人10回くらいセリフ変わってない? 嬉しいことは嬉しいですが、さすがにこれだけ何度も同じ場所を巡り巡るっつうのも疲れて眠い体には少々つらい。あ、個人的な話になりますが眠いんです。昨日ぜんぜん寝てないわけです。さらに個人的な話を推し進めますと今日は朝から映画 (『スペース・カウボーイズ』(*2)) 見るっつうので昨夜興奮して寝れなかったのです。まさに小学生ばりです。それでボケた頭で何度となく城内を巡りながらあー自動で全員に話聞いてくれる機能とかって付かないかなあそれも歩きだと時間かかるからテレポート的な感じだといいなあとかいう具合に、「ドラえもんの『もしもボックス』欲しいなあ」レベルの空想を脳裏に繰り広げたりする今夜でしたよ。もはや小学生以下です。
 ところで話は全然違うんですけど、あの鍵のかかった宝箱って何? 将来的に開くようになるの?

*1 分かる人には分かる

少し抽象的すぎましたか?

*2 『スペース・カウボーイズ』

トミー・リー・ジョーンズLOVE。

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2000.11.27(ドラゴンクエストVIIより)

驚愕の新事実

 あーマズい困ったマジ困った。えーとどこから話したものなのか。とりあえず今の自分の立場からいいますと、ある恋のひとつの結末を見届けたあたりでセーブして終了したところです。もはや恒例ですが、分かる人には分かりますね。
 そのイベントの最中、ちょっと所要ができて、えーとあれは3日前に行った町かそうそうその町まで戻ったのだった。そこで事件は起きた! というか、すでに起きていたのだ。僕の知らないところで事は進んでいたのだ。つまり、セリフが全部変わっていたのである。何て言うかこれ分かる人にだけ分かるように説明するのが難しいんですけど、ルーラの効かない場所でイベント終了直後に聞けるセリフと、そのしばらく後に聞けるセリフは全然違うという新事実が明らかになったのである。この表現でうまく説明できてますか? とにかく知らないうちに町の人のセリフが全部変わっていたんですよ。こうなるとこいつはことだ。衝撃を受けた。全米が震撼した。世界中が涙した。おすぎ「あなたも絶対に観て。そして一緒に泣いて」 今の何? いやそれにしてもよりによって昨日「聞きのがしたら二度と聞けないメッセージ」の話をした直後にこれである。「絶対に聞き逃すまいという気構え」とまで書いてからにこれである。これではセリフ貧乏の名がすたるというものである。そんな名はすたってもいいという気もするが。
 とにかく今進行中のイベントはとりあえず後回しにして、今まで行った町を駆け足で回ってきましたよ実際。なんともせわしない勇者御一行である。とんでも勇者珍道中である。勇者すっとこ君である。今日の文章、やけにパクリくさいんですけど(*1)
 で、世界中をあらためて旅したあげく、1箇所だけセリフが変わっていない町があることが判明しました。これどういうこと? これには困った。だってそうでしょう、いつセリフが変わるのか分からないじゃないですか。今自分がこうしてるこの瞬間にも「聞きのがしたら二度と聞けないメッセージ」が歴史の闇の奥に消え去っているのかもしれないんですよ。これではセリフ貧乏の名がすたるというものです。こんなんばっかりです。
 冷静にありえそうな線を考えると、この町、ぶっちゃけて言えば昨日行った町なので、だから仮説としては「イベント終了後、さらに次のイベントも終了したころ」にセリフが変化するのではないだろうか。ああなんかありそうな線。で、途中でほったらかしてあったイベントも普通にクリアーしまして。それで一応、今度はルーラの効く状態で一通り話も聞きまして。で、行ってみたんですけどまだセリフが変わりません。
 ここで仮説その2としては「イベント終了後、さらに次のイベントも終了後、さらに次のイベントが始まったころ」にセリフが変化する? マジで? この仮説も違ってたらいよいよ分からないというか、そうなるとたぶん仮説その3「今日みたく、所用ができて前の町に戻ったとき、たいがいの町が一度に」セリフが変化するということになって、セリフ貧乏の自分としては非常にすわりが悪いんですが。いつ変化するかハラハラし通しなんですが。あーマズい困ったマジ困った。この真偽はたぶん明日あたり明らかになる!
 ところで話は微妙に変わりますが、戦闘中に「話す」ときのメッセージも変わってるんですよ。今日。変わるとは思ってましたが、今日変わるとは思ってませんでした。これはなんでしょうイベントの進行具合によって変わるんでしょうか。それともレベル? あー世界は謎だらけだ。

*1 今日の文章、やけにパクリくさいんですけど

わかる人だけわかってください。

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2000.11.27(ドラゴンクエストVIIより)

たかがこんなくだらない事

 これまで何度か書いてきたように、今回のドラクエは仲間が本当によくしゃべる。基本的にはプレイヤー自ら「話す」しないかぎりめったに喋らないんだけど、戦闘中とか町の会話のはしばしで「話す」する限りにおいて、この人たちは本当によくしゃべる。これまでのドラクエだと、主人公はIとIIIのそれぞれひとセリフ(*1)を除いては一言も口にしなくって、じゃあ仲間はというとたまーに話をする。IV以降比較的しゃべるようになったけど、基本的には最初に仲間になるまでのイベントで何回か……、そんなたくさんあった訳じゃないと思う。それと仲間になってからはイベントの要所要所で一言くらい喋ったり喋らなかったり。どの仲間もキャラクターが立ってたから、いきなり喋り出しても別に違和感はなかったんだけど、VIIをやった後に振り返ってみるとどうもこれ、喋るのか喋らないのか中途半端という気がする。
 今回仲間がしゃべるようになったのは、たぶん本当に素晴らしいことだ。たいていのとき仲間はどうだっていい、くだらない事しか言わない。ストーリーに関係しないし謎解きのヒントにも (まずめったに) ならない。ただこういうくだらないけどパターンは大量にあるセリフを日常的に聞いているうちに、仲間一人ひとりがどういう人間なのかがよく分かってくる。もう少し実感を込めて書くと、とても大事に思えてくるっていうんだからから始末が悪い。まったく、たかがこんなくだらない事しか言ってないのに、この連中は。

 よく言われることではありますが、ドラクエVIIについて書くときこれを書かなかったらウソだと思ったので書きました。今の状況といえばたき火を囲んだテントと水の底のなにか、それと今回は前回と違ってちょっと不要だったかもしれないムービー等が終わったあたりですよ。あと、前回書いたセリフの変わるタイミングはやっぱりどうもよくわからない。仮説3が有力になってきて、あー困ったなあ。
 個人的には今日は振替休日で仕事なかったので、こんなに遊んでられました。たぶん明日からいきなり短文になる。もしくは更新しなくなる。

*1 IとIIIのそれぞれひとセリフ

Iはエンディング直前でしゃべる、っていうのはたぶんやった人なら憶えてるはず。IIIは忘れてる人も多いかもしれませんが、ある牢屋から人を逃がすときに喋るんですよ。なぜか。

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2000.11.28(ドラゴンクエストVIIより)

ゆきのふ

 ド頭から個人的な話で入ると、今日は久しぶりの仕事だっつうのでふらふらに疲れて、やっぱ人間だらけぐせがつくといけませんななんて道徳的なことまで言いだす始末。で、ドラクエもほんの15分ばかり、今度の冒険の地はどんな具合のところなのか、さわりだけ見てすぐ冒険の書記録して終わりました。もう少し具体的に書くと、有名な神殿へのとっかかり的な場所に来たところです。ちょっと具体的すぎるか。むしろ分からない人にまで分かってしまうか。でもマニュアルにも載ってるたぐいのこと (多分) だから別にいいか。まあそれはそれとして。
 そんなわけで今日はそれほど書くほどのことはしてないんですけど、その分気になるのは昨日のことです。昨日、実は出会っていたんですよ。彼らに。あんまり具体的に書くと出会った時の驚きがなくなってしまうんで書けませんが、彼らはそこにいたのだった。あ、重要な人ではないです。というか、重要だったりしないだろうな。どうでもいいキャラと思わせておいて実はストーリーの鍵を握るキャラだったというのはよくある話である。しばらくして別の町でそのことが判明して、ルーラで戻ったりするアレである。その人がいるのがどの町だったか忘れていて一瞬パニックになるアレである。こう言っていても話が続かないのでヒントだけ書きますが、その彼らとは、つまり楽屋落ちの人たちでした。

 (ちょっとここで回想シーンに入る)
 今にして思うと、ドラクエって結構大胆に楽屋落ちをフィーチャーしてたゲームでした。Iなんか凄かった。「ゆうてい」とか「ミヤおう」とか「キムこう」(*1)が平気でストーリーと何の関係もなく町にいたりした。あれ、リメイクされたスーファミ版とかゲームボーイ版ではやっぱり削られてるんでしょうか。いやでも「ゆきのふじいさん」(*2)なんかはどうなってるんだろう。たしかロトの鎧だったか剣だったかに関わる重要人物だから削るわけにもいかないだろうし、だからって重要人物に「ゆきのふ」はないよなあ。
 あれはまだシリーズが大ヒットする前のゲーム (第1作なんだからあたりまえだ) だったから、 作り手のほうにある種余裕っていうか、こう言ったら悪い気もするけど気楽さみたいなものがあって、それでできた事なんだと思います。そういえばラダトームの城のつくりもウルティマII (IIIだったかも) のある城にわざと似せて作ってたし、いや最初のフィールドマップだってウルティマのある場面に似せてあったし、地下の迷路では「もんすたあ さぷらいず ゆう」(*3)なんて言われたし、ってこれは『ポートピア連続殺人事件』だ。でも堀井雄二つながりだ。やっぱりこの人こういう遊びが好きなんだろうか。
 で、シリーズが続くとそういう目に見える遊びが減っていって、えーとたしかIIだと歌姫アンナだっけ、あれ荻野アンナっていうアイドルだったよね。でもあれはある種のタイアップ企画だったので、遊びとか楽屋落ちともちょっと違う気もする。IIIになると、ああこれも記憶があいまいなんだけど、「というわけで私が東に行けなかった団長です」とかいうセリフの人、これが実はこうがみしょうじさん、うわあもう漢字さえ分かんねえ、だったという話を後に聞きました。こうなってくると本当に言われないと分からない。で、IV以降はそういう楽屋落ちは完全に影をひそめてるんじゃなかっただろうか。少なくとも記憶にはないんですが。

 そして今回のVIIです。ひさしぶりに見ました楽屋落ちを。いやスタッフとかじゃないんですけど、こう、前のシリーズの、ああまさかこういう形で出てくるとは思わなかったんだけど、いやしかしあの人たち本当にただの楽屋落ちなんだろうか。まさか「他の人たち」まで出てきちゃったりしないよな。いやそれどころか話は楽屋落ちで終わらず、実はあっちとこっちが同じ世界だったりしないよな!? いや多分それはない、むしろまずドラクエでそういうのはないだろう、とか思うんだけど、ドラクエってまさかという事が時々起きるからなあ、とか思うし、そう考えるとこう先回りしてあれこれ考えるのも将来の驚きが減少してガッカリかも、とか思ってなんつうかウワーとか叫んで頭からフトンかぶって寝たくなるんですけど、結局でもまあそんなわけないよなとか思ってフトンから起きだしたりもするんですけど、結局僕は何が言いたいんですか。
 結論としては、今回もドラクエVIIやってない人にはわかりにくい話だったかも、ということで。ダメじゃん。

*1 「ゆうてい」とか「ミヤおう」とか「キムこう」

つまり「ゆう帝」と「ミヤ王」と「キム皇」のことだが、ああ懐かしいなあ。キム皇は迷子でした。

*2 「ゆきのふじいさん」

たしかプロデューサーだったような。記憶があいまいで申し訳ないが。

*3 「もんすたあ さぷらいず ゆう」

ウィザードリィの「MONSTERS SURPRISED YOU」だかなんだかのメッセージのパロディだったが、当時のファミコン少年に元ネタがわかるはずもなく、ゲームの重要な鍵だと勘違いする子供続出。今にして思うと無茶だ。

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2000.11.29(ドラゴンクエストVIIより)

すごい敗北感

 あーまー今日も例によって疲れてるんでドラクエとかやってられねえしもう寝るとか思ったんですが、ああでもそういえばとか思って、昨日発見したカジノに軽く挑戦してみることにしたわけです。
 で、もうなんか結論から言うとさんざんにボロ負けしましてというか全財産つぎこんでも全然ダメで、あーチキショーもちろんセーブもせずに電源きりましたよなんだその目は僕をそんな目で見ないでください。もう2度と賭け事には手を出さないと妻 (だれか適当な) に言いきれるほどに全然ダメだったんですが、これどういう訳ですか僕が勝負に弱かっただけなんでしょうか本当に。
 あのなんか神経衰弱チックなゲームは初挑戦だったんですけど、あれ適当にやった感じだとかなりギャンブル性の高い、運まかせのゲーム(*1)という雰囲気だったんで早々に切り上げて、でスロットマシンは個人的にさらに運まかせという感じで最初からやる気もなかったんで、やはり男は渋くポーカーでキメるぜ! なんつってポーカーテーブルに座ったわけです僕は。
 そこで何が起きたかっていうとだから言ってるように物凄い画期的なほどの負けっぷりを見せたわけですからだからそういう目で見るな僕を僕はそんな人間じゃない僕は僕は僕は (なんかもうすべてにおいてダメ) 。あれでどうやって勝てというのですか僕に天は。とりあえず1回しかチェンジできないということは確率的に高目の役を狙ってもムダなわけで、ポイントは安目で上がった後のダブルアップにありとにらんだわけですよあの時の僕は。論理的に間違ってないと思います。大筋として問題ないと思います。で、ダブルアップなんですが、あーこれ知らない人のために少し説明しますと、まずカードを1枚ひいて「次にひくカードの数は今のカードより高いか低いか?」を賭けるというシステムです。成功すれば賞金2倍。次のダブルアップに勝てばさらに倍。そのさらに次の……とか延々続くので、問題は勝ってるうちにいつやめるか、という引き際をさぐることだといえます。
 で、僕といえば2度目のダブルアップでさえ絶対失敗するんですが。だいたい5を引いた後には絶対2が出るというジンクスは僕だけのものなんでしょうか。せめて3とか4とか変化をもたせてください。あーオホーツク(*2)の頃のポーカーは楽しかったなあ。「こりゃあ かったな」とか「やったー! バッチリだぜ」とか言われちゃったりしてなあ。

 しかしこれは聞いていたのと話が違う。どうも世間の様子では、カジノで大負けしたという話はあまり聞かない。むしろカジノ超楽しいとか、ゲーム本編よりもカジノだとか、負けたとしてもそれは必敗覚悟で大勝負に出たとか、そんな具合の噂ばかりが聞こえてくる。なんで? なんで神 (おもにギャンブルの) は僕にこんな厳しいんですか? ちょっと息抜きに遊ぼうとかそういう姿勢を神 (カイジには厳しく、アカギには優しい) は許しませんか?
 と、ここまで書いたところでふいに気付いたんですが、カジノの店員が気になることを言っていた。この店サービスが悪いとかなんとか。あれはこのカジノがさびれてることの単なる説明なんだろうとか思ってたが、あれ、もしかしてこの先に真のカジノ(*3)があったりするのか!? このカジノ、ぼったくりか!? いやむしろ僕がぼったくられなのか!? ていうかなんだ、この推測が当たってるにしろ外れてるにしろ、どっちにしろ僕の負けか!? キャー! 助けて哲さん!

*1 運まかせのゲーム

記憶力はもちろん必要として、シャッフルカードというのの存在がかなり運まかせ感を強くしていると思う。って、2回しかやってないんですけどね。というか参加料が高くないですかあのゲーム。

*2 オホーツク

ファミコン版『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ!』のこと。ドラクエとは堀井雄二つながりだということは知っておいてほしい。

*3 真のカジノ

イメージ的にはロバート・デ・ニーロが砂漠に建てた感じ。

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2000.11.30(ドラゴンクエストVIIより)

ガンパレード・マーチ

 実は僕のテーブルの上にはドラクエの箱と並んで、『ガンパレード・マーチ』(*1)が置いてあったりする。あれはドラクエをやろうとした直前のこと。あーつまりドラクエとガンパレをほぼ同時に買ってたわけですが、ガンパレの方はさわりの部分だけやって、そのままCDを箱に戻してしまったのだった。
 ここで僕が言いたいのはドラクエ万歳ということでは全然ない。ガンパレがかなり、なんというか本腰を入れたようなゲームスタイルを要求するのに対して、ドラクエは軽いタッチで遊べるという、つまりそれだけの理由でガンパレは一時おあずけになっているというだけなのだ。ドラクエが終わったら次はガンパレなのだ。これはもう間違いようのない事実である。
 ガンパレは色々「考えること」の多いゲームだから、ある種やっぱりゲームを始めるのに気合いがいる。その点ドラクエは気楽である。昨日みたく「ちょっと軽く手を出してみる」ようなプレースタイルでもそこそこイケたりする。いや、昨日はたしかに全然負けましたけど。ガンパレが決して激ムズのゲームというわけでもないし、というかむしろチュートリアル的な部分でとてもがんばっていると感じましたガンパレ。とにかく新設設計なんですよ。ややこしくなりそうなシステムをできるだけかみ砕いて、順を追ってていねいにゲーム中に教えてくれる。それでもまだややこしそうな時には「続きは明日教えてやる」とか言われて、いっぺんに理解できる範囲で話をいったんヤメにしたりして、うーんちゃんとよく考えられてるなあ。
 ひるがえってみると、ドラクエVIIは不親切である。あくまでもチュートリアルに関してなんだけど。たしか前まではいちいち町の人のセリフで遊びかたを細かく教えてもらっていた記憶があるんだけど、あれVやVIでは違ったかな、いや少なくともVのあたりでは「緑のボタンは便利ボタンだから、人と話すときや足元を調べる時に使うといいぜ」なんてことを言っていた気がする。さすがに「武器や防具は装備しないと意味がありませんよ」とまでは言われてはいなかったと思うけど。そうでもなかったっけか。しかし今回のドラクエはそういうセリフがほとんどない。いやむしろ全然まるっきりない。STARTボタンで北を向くことぐらい、今回初めてのシステムなんだから教えてくれたっていいじゃないか。仲間と「話す」できることだって、言われないとわからないぞ。いや、説明書読めばいいことなんだけど、それを言ったらVの便利ボタンだって説明書読めば分かったことだ。そういう「説明書に書いてあること」でもちゃんとゲーム中で教えてくれる親切さがドラクエの素晴らしさのひとつだったのに、いったいどういうことだ今回のドラクエは。
 それにしても、それだけ差があるくせにドラクエをまだガンパレよりも気楽に感じるっていうのは、一体なんなんだ。今の話の流れからいくと気楽に遊べそうなのはむしろガンパレの方である。それなのにドラクエに手を出しちゃうっていうのは、まあ、つまりシリーズ物の強みっていうことなんですかねやっぱり。僕はドラクエが持つ独特のリズムを頭で理解するよりも体で憶えているわけで、なんというかそこは「勝手知ったる他人の家」だ。町で情報を集めて武器を買って外で戦って危なくなったらホイミかけて、っていうそれは説明されてなくても知っているわけで、もっと言えば戦闘中のコマンドが「たたかう」「ぼうぎょ」「じゅもん」「どうぐ」で構成されていることまでなぜかプレーする前から分かっているわけで、要するにそういう事なんだろう。一歩間違えばマンネリなんですけど、このシステムってすでに洗練されて完成したシステムだし。って、なんだか結局ドラクエ万歳みたいな話になろうとしているんですが。んーまあ、だって楽しいし。

 ちなみに現在、すさんだ町に着いたところです。とんだところに来ちまったぜ。

*1 『ガンパレード・マーチ』

戦術ロボットシミュレーション+学園ときめきギャルゲーというもはやどうあがいても言い訳のきかないようなゲーム。

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2000.12.01(ドラゴンクエストVIIより)

一筋縄ではいかねえぜ

 あー手ごわいなあ。今いるこの場所がどうにも手ごわいなあ。と話せば分かる人には分かるでしょう。そうです、手ごわい所にいま私達はいます。
 この手ごわさはIIIのロマリア、シャンパーニュの塔レベル(*1)か。あー少し違うかも。手ごわさの意味合いが違ってきてるかも。シャンパーニュの塔は地道にレベルを上げればいつかは通過できる、基本的には敵が強いだけっていう感じでしたが、今日のここは一味違います。戦闘がなかなかキツイのももちろんだけどむしろ精神的に叩きのめされる、いわばIVの四章みたいな手ごわさ。なんともやっかいな展開。そんなこんなを経験して今これからいよいよ、という雰囲気まで来ましたが、ここで安心してはいけない。そんな気がする。まだなにかひと波乱ありそうな雰囲気がにおう。手ごわい。それにしても「手ごわい」って言葉、こう何度も使うと変な感じだ。手ごわい。

*1 シャンパーニュの塔

ここが手ごわく感じたの僕だけですか?

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2000.12.02(ドラゴンクエストVIIより)

ハローワーク

 職業、それはワーク(*1)
 君たちとしてはどうだろう、最初につく職業に何を選んだでしょうか。いきなり「わらわせし」を選んだっていう人は相当になにかが歪んだ人だと言いきれるんですが、まあ実際の話ふつうは「せんし」を選ぶんでしょう。たぶん。あ、主人公の話ね。
 ストーリーの流れからいうと、「ふなのり」という手もありえますね。あーふなのりかあ、そっちにすれば良かったかなあ。
 で、僕はといえばなぜか「ぶとうか」を選んだのだった。どうだろうこの中途半端なチョイスは。いや待ってくれ一応考えはあったんですよ。将来的に「バトルマスター」に転職しようという予定があって、そうなると当然「せんし」と「ぶとうか」はきわめないといけないわけです。で、「ぶとうか」だと剣とか武器が必要ないので「せんし」に比べて金銭面でラク、なら初めは「ぶとうか」をきわめておいて、強くなってから「せんし」にガンガン金を使うというスタイルでいこうと決めたわけですが、どうもやってみたら「ぶとうか」でも武器が必要になるのは一緒だったらしくて、なんだか何をやってるのかよく分からなくなってしまいましたよ。自分が。
 ていうか、え、マジでこうなの? 普通武闘家といえば武器がほとんど装備できないもんじゃなかったの? というかそれはIIIの話ですけど。VIは転職するところまでいかなかったので知らないし。で、もしかすると今装備してるこの武器はたまたま転職時に装備してたからくっついてきてるだけで、一度はずすと転職するまで装備できないんじゃないかと心配する今日この頃です。新しい武器とか買っても装備できないんじゃないかとか。

*1 職業、それはワーク

すいません意味ないです。

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2000.12.03(ドラゴンクエストVIIより)

大変なことになっている

 困ったどうしよう。
 大変なのである。ヤバイのである。取り返しがつかないのである。あ、取り返しはつけようと思えばつくんだっけ。
 えーと、この話はある程度具体性を含んでいるので、未プレーでかつ驚きを大事にする人は読んじゃいけませんが、いやでもそれほど重要なことじゃないんだけど、むしろどうでもいいようなレベルの話ではあるんだけど、まあいいや。
 で、とにかく問題は今日のプレーである。いきなり「問題は今日のプレー」と書くとなんだかゲームとは別の種類の話のようでそれはちょっとどうだろうという気にもなるが、今日のプレーである。とある町である。町じゃなかったかも。建造物だったかも。とにかくそこである。私は本棚を何の気なしに調べた。そこには『勇者ヘッポコ君』(←具体性) があった。第五話だった。
 だ、第五話!?
 そうなのだ。って、僕以外の人にはなにが「そう」なんだかさっぱりでしょうが、僕は第三話までしか読んでいないのだ。つまりどうやら僕は第四話をすっとばしてしまったらしいのだ。どこかの町のどこかの本棚で、第四話は長く深い眠りについているのだ。とにかくこれはまずい。
 いや、勇者ヘッポコ君じたいはどうだっていいんだけど。問題は自分の町中本棚チェックに見落としがあったという事実で、こうなると自分を信じることができなくなってくる。町中ツボチェックや町中宝箱チェックすらもあやしくなってくる。というか要するに見落とした石版がどこかにあるかもしれないということになってくるのだった。キャー!
 もちろん全部の町を最初からチェックしなおせば万事オーケーではあるんだが、そんなことやってられるかという気持ちもこういっちゃなんだがあるのである。しかしもし石版を見落としていたとすれば、先延ばしにしていてもいつかはそういう事態がやってくるわけで、それを考えると今から僕はなんというかある種のあせりのようなものを感じるのである。
 と、ここまで書いて気がついたんですが、なんともリアルタイムな原稿でおどろきですが、とにかくもしかしてアレか、あの占いのおばあさん、あの人に聞けばいいんじゃないか! そうだそうだ、ってここまで書いてさらに気付いたんですが、お、オレあの占いばあさんの居場所憶えてない! キャー!

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2000.12.04(ドラゴンクエストVIIより)

もうダメかもしれません

 地獄芸者!(挨拶)(*1)
 僕はもうダメです。本当にのうダメです。このようにキーの打ち間違いがあってもほっておいてそのまま確定するほどにもうダメです。
 今日の話から始めよう(*2)。今日は例によって例のごとく仕事終わりでそうそう体力もないのでかるーく30分ばかりやって即寝ようかと思っていたのだった。労働者ブルースだった。空しい青春だった。青春ってことはないだろう。で、ちょうど前回だったか前々回だったかその前だったか、よく憶えてないんですけど、とにかくある種の箱を開けるアイテム(*3)を入手したところだったので、今日は世界各地をまわって世界各地のある種の箱を開けてまわってこようとか、そんな事をぼんやりと思っていたのだった。ちなみに今の一文には重複表現が2つもあったが、なにしろぼんやりと思っていることなので仕方ない。そんな文章技巧などに構っちゃいないのだった。あーぼんやりって便利だなあ。そんなことはどうでもいい。
 問題はその途中着いたある町でのこと。別になんのつもりもなく、例のぼんやりの延長線上で僕は町の人に向かって便利ボタンを押したのだった。つまり話しかけたのだった。

 またメッセージ変わってやがる。

 キシャー! 神よ! というか主に堀井雄二さんよ! アンタやりすぎだぜ! あ、これがなんでキシャーなのか分からない方は11月27日分「驚愕の新事実」をごらんください。そんな具合でとにかくもうヤバいのである。ちなみにもう少し状況を詳しく書くと、「新しく発見される方の町」のメッセージが変わっていたのである。なんのことか分かる人には分かる通り。しかしこれには参った。まさかこっちの方まで変わるとは思っていなかった。こうなってくると事は重大だ。世界中を回りなおさねばならない。いや、ならないってことはないんだけど、やはりならない。個人的には。しかし今までに行ってきた町や城だってもうすでにけっこうな数にのぼっているのだ。これを30分でめぐるのは至難である。というか無理だ。いやむしろこの驚愕の発見に心は躍り唇は乾き目はショボショボになり要するに疲れきってしまった。体力と判断力の低下したこの状態で今日このままプレーを続けるのは危険であると判断して、いったん電源を切りました。こんな事でいいのか。

*1 地獄芸者

はやらせようと思います。

*2 今日の話から始めよう

あたりまえか。

*3 ある種の箱を開けるアイテム

この表現、もうほとんど隠してることになってないんじゃないのか。素直にブワーッと「××の××」とかそういうことを言った方が話早いんじゃないのか。それでも僕は心配性なのでこうやってあいまいな表現を使うのだった。

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2000.12.05(ドラゴンクエストVIIより)

メモ

 地獄芸者!(挨拶)(*1)
 今日は前回の続き的に、変わったメッセージの行方を追いつつ、ある種の箱を開けてまわりました。思ったより開けてないある種の箱は少なかったんだけど。
 で、問題はこの先のことで、なにしろ1日1時間以下という高橋名人ニッコリプレーを体力的に余儀なくされている僕としては今なにをやってるところだったのか正直忘れかけているのだった。いや、話の流れ的にはちょうど区切りのいいところだったわけだから忘れるも何もないんだけど、それにしてもこの先たとえば明日プレステ2の電源を入れて神父さんによくぞ戻ってきた的な言葉をかけられてさあ冒険のはじまりだと思ったら例によってANALOGボタンを押し忘れててうわ動けねえ!とか一瞬とはいえびびったり(*2)した後さあ改めて冒険のはじまりだと思ったとき、あ、文章長いですねすいません、とにかくそのとき、今日は何をするかの指針はきっちり持っていたいのである。計画的でありたいのである。
 ということで今日はこの日記を「やりのこした事メモ」として機能させようと思います。あー便利だ日記って。
・ある種の箱を開ける
 今日開けたのは、いわばこっちの方のある種の箱であって、あっちの方のある種の箱はまだ2、3個残っているはずなのだ。ってものすごい分かりづらい表現なんですけど。とにかくそれはとりあえず開けるだけ開けておきたい。
・新しいセリフを読む
 これもあっちの方のメッセージはチェックしていないのだ。たぶん推測ではあの機械関係の城あたりからセリフが変わっていそうなので、そのへんを重点的にチェックしておきたい。
・職業の経験をつむ
 別にあわててやる必要はたぶんないわけだが、えーとちなみに現在3レベル (これレベルって言うのか?) あたりなんだけど、どうもこっちのレベルはけっこう簡単に上がるっぽい。あの神殿のあの人におうかがいをたてたところによると。どうも具体性のない文章で申し訳ない。
 それとも先の方になるとやっぱりかなり経験をつまないとレベル上がらなくなるんだろうか。なにしろそのへん手探りのプレーなんでよくわからないんだけど、そのあたりを確かめる意味も含めて経験は今のうちに積んでおきたいのだった。第一、なんというかあるアイテムを手に入れたのだった。具体的に書くのもなんなのですが、ほらあれです、あの、転職にまつわる、それとモンスターにもまつわる。あれの存在をどうも忘れそうになるので、その辺も含めてなんとかしておきたい。
・あのなんか、宝石みたいなあれ? あれを入手する
 絶対あの石のことだと思ったんだけど、どうも違うくさい。となると次のイベントで手に入ったりするんだろうか。しかし今日の文章は「あの」とか「あれ」とかばっかりでいくらなんでもどうかと思う。
・石版を使う
 本当に忘れそうになってました。今日。

*1 地獄芸者

なんとなく語感が良かったので使っています。

*2 ANALOGボタンを押し忘れててうわ動けねえ!

これ、もしかして一生押し忘れ続けるんでしょうか僕は。

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2000.12.06(ドラゴンクエストVIIより)

半笑い

 地獄芸者!(*1)
 そんな挨拶はともかくとして、ちょっとこの日記で「新しく変わるセリフ」について誤解を招きかねない書き方をしていたかもしれないと少し反省しましたよ。ゲームまだやってない人にしたらなんかスゲエ面倒くさいことみたいに見えるかもって、たまに読み返してみて思いましたね実際。考えてみると全員に話を聞いて回るのは疲れただの自動で移動できないかだのやりすぎだの楽してモテモテになりたいだの『世界! ふしぎ発見』の神田うの黙ってくれないかだのと、ネガティブなことばかりを書いてます。これはいけない。真実を伝えきっていない。そりゃたしかに多少の手間がかかることは事実ですが、それにしたって「あー困ったなあ」とか言ってる僕の顔といったら半笑いなのです。ちょっと人には見せられません。
 今日だってあちこち行ってみたら意外にメッセージ変わってなかったんですが、それがけっこう残念な気持ちだったりすらするわけです。セリフ読み返すっていうのは作業的にはけっこう面倒かったりするわけですが、やっぱり楽しいっていうか。なんなんでしょう実際彼らたいした事言ってるわけでもないんですが、好奇心が満足するっていうことなんですか?(*2) まして最初「あぁ 困ったなあ どうしたらいいんだろう」とか言ってる町人 (男) が次に来たときに「いやぁ おかげ様で うまくいっています」なんて言ってたりするとちょっとこう心のうなずきを返しちゃったりしてね。あるいは「もう あの人の気持ちが私には わからないわ」とか言ってる町人 (女) がいて、それで当の本人は「彼女に僕の気持ちを つたえるべきなんだろうか」と言ってる町人 (男) だったりして、それに「はい」なんて答えると「そうですよね! なんだか勇気が わいてきました」なんつったりして、それでいてもう1回話しかけて今度は「いいえ」と答えて「やっぱり そうでしょうか……。一体 どうしたら いいんだろう」なんて言ったりもして、そのままだと後味が悪いんであらためて話しかけて「はい」と答えて「そうですよね!」と返させたりもして、それでしばらくしてその町来たときなんかに2人同じ部屋にいて「うふふ。この人 わたしがいないとダメなんだから」とか言ってたりするともう心の握手もので、あ、その時の顔とかはもちろん半笑いで。

 ちなみに現在例の神殿のまわりで口笛吹きつつ熟練度(*3)上げに奔走しているところです。これが意外なほどに熟練度サクサク上がってしかも色々意外な特技を憶えてくのでこれまた半笑い。
 たぶん明日あたり石版使います。

*1 地獄芸者

飽きてきました。

*2 好奇心が満足するっていうことなんですか?

聞かれても。

*3 熟練度

昨日「レベル」って書いて自分でもしっくりきませんでしたが、そうそう熟練度。

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2000.12.07(ドラゴンクエストVIIより)

特技

 個人的には今日はたまたま仕事が詰まってたのでもうドラクエはやらずに寝そうな雰囲気でしたが、でもちょっとだけとか思って実際ちょっとだけやって終わりました。あ、地獄芸者(*1)
 むしろ迷ったのは話を先に進める方がいいのか、それとも職業の熟練度を上げた方がいいのかっていうことで、なにしろプレー前からそんな長時間じっくり腰をすえて遊ぶようには思えないわけで、そうなるとひたすら口笛吹きつつ熟練度上げに精を出したほうがいいような気もします。そうすればララァも喜びます(*2)。むしろへたに話を進めようとすると、教会とか神父的な人に出会う間もなくイベントが急展開してとんだ所に飛ばされてしまってなしくずし的に戦闘を繰り返した果てにようやく神父的な人に出会って一応冒険の書に記録はしたもののイベントの流れ的にここで電源は切れないとか思ってせめて町の人全員に話を聞こうとか思って何でもなさそうな人に話しかけたとたんイベントが急展開をしたりという、急展開が急展開をよぶ展開 (←頭悪そう) になる可能性だってあります。そして何より職業の熟練度上げ、これがけっこう楽しいったらあんた。この「とくぎ」の概念って前作にもあったんでしょうか。なにぶん前作は比較的序盤でやめちゃったのでよくわからないんだけど。もとをたどれば『ファイナルファンタジーV』のアビリティシステムあたりなんでしょうが、やっぱこれ楽しいなあ。というか、むしろファイナルファンタジーの方がシリーズ進むとアビリティシステムに制限が増えて、そこのあたりちょっと好かないと思うのは僕だけでしょうか。その点今回のドラクエはかなり制限が少なめで、かつ憶える頻度が高いんで個人的にはかなり楽しいです。でもこれゲームバランス的に大丈夫なんだろうか。制限ないぶん特技憶えすぎて強くなりすぎになったりしたらそれはそれでちょっとなあ。とか余計な先の心配をするほどに楽しいです。
 で、そんな状況ではありますが今日は話を先に進めてみました。いや、だって気になるじゃない? もうかれこれ4日か5日くらい話を進めてないわけで、いいかげん先の展開が気になるわけですよ。せめてどんな雰囲気かぐらいは知っておきたいわけですよ。
 ちなみに今日は「ま…まさかあの太陽がッ! (ゴゴゴゴゴ) スタンド!」とか言いだしかねないぐらいの砂漠に着きました。鏡ばりの自動車 (エアコン完備) でスタンド使いが追ってきかねないほどに砂漠です。あと盲目のスタンド使いと死闘をくりひろげる。
 最初おいおいこれはどういう事だいとか思う状況でしたが、実際今もまだよくわかっていない状況です。とにかく神父的な人は見つかったので、記録だけはしておきました。そして急展開がいかにもありそうな雰囲気がしてきたのであわてて神父的な人のところに戻って記録して電源を切りましたよ。明日は急展開だ。たぶん。

*1 地獄芸者

凄いと思わない? 地獄からやってきた地獄の芸者なんですよ? 言い合いになっても絶対勝てませんよ?

*2 そうすればララァも喜びます

世界三大勝手な言い分のひとつ。だがそんな事よりもなによりも、この話とララァは関係ない。

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2000.12.08(ドラゴンクエストVIIより)

割るな

 だからとりあえず出だしは地獄芸者つっとけばいいんだろチキショー! (もはや逆ギレ)(*1)
 それにしてもツボだ。あのツボは何とかならないだろうか。
 主人公は平気で割るのである。それは、ちょっとおかしいんじゃないのか。しかも平気で内容物を入手する。どうなんだそれは。それでいて内容物が「うまのふん」であっても平気で入手するのであって、それこそ本当にどうなんだそれは。しかしうまのふんをツボに入れて保管する町の人も町の人だ。肥料か?
 とにかくツボである。割っちゃうというのはどう見てもいけない行為である。前にも書いたけど、『III』から『VI』にかけてツボの中身をのぞきこむのでさえちょっと後ろめたいような気になっていたのに、なんで今回いきなり頭上高く持ち上げたあげく壁や地面に叩きつけて割るなどという超バイオレンスな行動になってしまったのだろう。そのうち『ドラクエX』くらいまでシリーズが進むころには、タンスさえも頭上高く持ち上げたあげく壁や地面に叩きつけて開ける (意味不明) ようになったりするんじゃないだろうか。ちなみに今回ツボだけではなく酒ビンとかもやはり持ち上げては割るのだが、例の出来の悪いおじさんの悪い噂を聞いたあげく彼の家でビンを調べまくる (結果的には割りまくる) と、なんとなく主人公が金八とかに出てくる家庭環境からグレた少年の回のイメージと重なってちょっといい感じだ。

 僕は最初ツボを割るのにかなりの抵抗があったものだが、割ってもすぐに復活することに着目して「そういう魔法がかかっている」という風に考えることにした。なんかよく知らんがこの世界はそういう風にできているのだ。ツボとは壊れても再生するのがあたりまえであり、むしろ再生しないツボがあったりしたら国中大騒ぎになって速攻キーファが駆けつけたりするのである。むしろ割るべきものなのである。家に入るとき「おじゃまします」とか言うのと同じレベルで、家のツボは割らなきゃいけないのである。礼儀なのである。文化である。正月とかは年始まいりのたびに来客がガチャンガチャン割ってうるさいったらないのである。とか、そういう風に考えれば少しはうしろめたさも減るというものです。
 しかしこの説ではまだ不十分だ。そこからアイテムだのゴールドだのを入手するのは無茶だ。そんな無法が許されるはずがない。だいたい持ち主の目の前だし。そこで僕はまた考えるのだ。「実はすでに許可が出ている」と。さいわいというか、一応僕は家の人に一通り話を聞いた後でツボだのタンスだのを調べることにしている。話し忘れや調べ忘れをしないために、そういう順序が決まっているのだ。で、さっき話をした際に、省略されてはいるんだけど「そこにあるツボの中身なら勝手に持っていってください」とか「どうせ宝箱にはガラクタしか入ってないから好きにしていいわよ」とか「ああ忙しい。そのタンスの中の物でもてきとうに見つくろって、さっさと出ていってくれ!」とか言われていると想像するのである。「おお勇者よ そこにあるツボを割って中身を使うがよい」とか。どんな状況なんだかよくわからないけど。

 そんな具合にツボを割ったりもしつつ、今は巨大な動物らしきものを探しにいって先生大喜びというあたりです。ひどい説明だなこれ。

*1 地獄芸者

イメージとしては顔にくまどり (しかも『戻橋』の鬼女とか『車引』の時平クラス) をした芸者。頭にはかんざしがむやみに大量にささっている。トゲだらけの鉄扇も持っているね。そこから硫酸を放つね (水芸)。あと高笑い。しかしこうなってくるともう挨拶でもなんでもない。

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2000.12.09(ドラゴンクエストVIIより)

飛べ! バージル(*1)

 ♪チャラーチャラーチャラーチャラー (中略) パラッパラー (ザッザッザッ) ラーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
 飛んだーっ!

 というわけでついに話題のフリーズを体験しました。わかりやすくいえばゲーム中にいきなり止まっちゃうことですよ。飛ぶとも言う。あ、そうそう地獄芸者 (挨拶) 。
 今回のドラクエは読み込み中に飛ぶことが多いっていう噂はたしかに聞きましたが。ちなみに現在のプレー時間34時間で1飛び。これは多いんだろうか少ないんだろうか。プレステのゲームなんてこんなものという気もしないではないですが。それとも昨日までの僕がたまたまラッキーだっただけで、実は巷間噂されているように本当にフリーズしまくりだったりするんだろうか。
 しかも今回は実際かなりラッキーだった。神父的な人に話しかけて記録して、さてと思って階段を降りた直後に飛んだのである。これがラッキーでなくて何だろうか。これも神のおぼしめしか。しかし本当にラッキーなら飛んだりしないという考え方もある。たしかにこうやって飛んだおかげでじゃあ今日はちょっとここでやめておくかという気持ちになったのだった。なんというか、話の腰を折られるような。
 だが軽微な被害で済んだのはたしかだ。これがもし神父的な人に話しかける直前だったらと思うとかなり怖い感じである。ましてボス敵を倒した直後だったらと思うと背筋の凍る思いである。泣きはしないと思うが、半泣きぐらいはするかもしれない。だからといって何か対策があるかといえばこれが驚くほどどうしようもないのであって、そうかこの不安が「フリーズしまくる」という噂になって世間をにぎわせているのではないかと思うんですが、どうなんでしょう実際。
 それともう一つ不安というか、どうなっているんだこれはと思うのが幽霊の存在である。「幽霊」と勝手に言っているが正確にはVRAMのリークかなんかそんなところ (超適当) で、要するにそこにいないはずのキャラクターがそこにいたりする現象である。なんだかわからないか。つまり、僕の経験で言えばこういうことだ。僕はある洞窟を探索していた。ふと気付くと、ホイミスライムが画面の左上、水辺のあたりにたたずんでいた。これはイベントキャラだと思って近付こうとするとザコ敵にエンカウントしてしまい、もどかしい思いでとにかく戦闘を終わらせると、ホイミスライムは姿を消していた。だいたいそんな具合の現象である。たしか過去3回ぐらいあった気がするんだけど。
 実害はないので別にいい気はするんですが、なにしろ洞窟でホイミスライムです。今の例でいえば。いかにも話しかけるとイベントが発生しそうな雰囲気です。仲間になってくれそうですらあります。それはむしろ『IV』のホイミンです。いなくなるのだってイベントの一部だと思ってしまいかねないです。というか実際思いました。階段を下りればまた移動していくホイミン (すでに決定済み) の後ろ姿に追い付くものだと思っていました。なにごともなく洞窟を通り抜けて、やっと真相に気付いたくらいです。あれはちょっと、なあ。

 ところで現在の進行状況は、邪悪な宝石の光をなんとかしたところです。しかし、例のあの巨大な骨って実際のところどうやって持ち運んでたの? 分かる人には分かる疑問だと思いますが。

 では、最後にゲーム中のトラブルにまつわるこの言葉を聞きながらお別れしましょう (『知ってるつもり!?』風に)。
 「『III』のプレー中に一瞬だけ停電になってつまりリセットボタン押さずに電源ON・OFFをかました状態になって冒険の書全部消えるよりはまし」
 笑えません。

*1 『飛べ! バージル』

猿が飛ぶ映画。

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2000.12.10(ドラゴンクエストVIIより)

まわりくどい

 ヒィイー! 地獄芸者が、地獄芸者が、地獄芸者がアァァーーー!! (←こんなの絶対挨拶じゃねえ)
 ところで敵である。「敵」と言っちゃうとなんか雰囲気も違うけど、他に言いようもないので敵である。連中である。モンスター軍団である。単体じゃなくて、パーティーとかでもなくて、我々に敵対する相手としての巨大な集団であるところのあいつらである。彼らはいったい何を考えているんでしょうか。
 彼らはしばしばまわりくどい。人間を滅ぼしたいならさっさとやっちゃえばいいのに、そのためのプロセスに詳しくは言えないが(*1)やたら時間と手間をかけるのだ。いや、それなりの理由はあるんだけど、それにしたってそこまでやるのはどうかと思うかんじで。まあ、場合によっちゃストレートに残虐非道な場合もあるんですが、たいていはからめ手である。
 おそらく上司 (上司!?) は手を汚したくなかったのだろう。手間を惜しんだに違いない。「人間とかHPとかMPとか使っていちいち征服すんのかったりい」とか思ったに違いない。「仕事より家族を大事にしたい」とも思ったのだろう。意外といい奴かもしれない。そこで部下に「あーそこのチミ、あの町ひとつ占領しておいて」とか命令したに違いない。部下は部下で合コンの予定とかもあるし「なんでオレにそういう面倒くさい仕事とか回ってくんだよー」とか思いながら、自分のHPとかと相談して比較的ラクな手段をとろうとしたのだろう。第一あんまりザコモンスターとかを衛兵とか相手に戦闘で失っちゃうと経理部とかから大目玉をくうんじゃないだろうか。経理部? そこで彼はまわりくどいし時間もかかるが、確実でHPも減らない方法をとったのだ。そう考えればつじつまも合うし敵がなんだかしょぼい連中に思えてくるのでやっぱり考えないほうがマシです。ダメだ。
 で、いろいろ言いましたが僕としてはまわりくどい敵オッケーです。別にストーリー上無意味にやってるわけじゃないし、第一その方が話にバラエティ出てきて面白いっつうものです。ただ正面から襲ってきて圧倒的兵力で滅ぼしてワーなんつう敵は敵の風上にもおけないとさえ言いきる覚悟です。しかもそれを同じパターンで繰り返す敵なんか敵ですらないとさえ言えます (味方!?)。『グラップラー刃牙』の例をひもとくまでもなく(*2)、敵は次に何をするか分からないエンターテイメント性に富んでいてこそ面白いのです。というかだからあのゲームの敵が同じパターンで何度も攻撃してそのたび自分側が負けるの正直ものすごくウゼエしやる気も格段にダウンするのでやめてほしいとか言いたいわけなんですけど、何のゲームかはご想像にお任せしたいと思いました。今回毒舌ー。辛口ー。
 ちなみに現在、村人全員が独特のハイテンションに染まっている村をなんとかしたところです。あれはあれで面白かった気もするんですが。

*1 詳しくは言えないが

いちおう未プレーの人に気をつかってみました。ドラクエやってるとときどきあるでしょ、ああいう征服のしかた。

*2 『グラップラー刃牙』の例をひもとくまでもなく

むしろひもとくな。

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2000.12.11(ドラゴンクエストVIIより)

大事なとこをばらす

 オッス! オラ、地獄芸者! (俺が!?)
 それにしてもネタバレっていう言葉はいわゆる「大事なとこをばらす」ことの表現として便利だけど、言葉として一般性あるんでしょうか。いきなり「ネタバレ」って言われてたしかに分かることは分かるけど、分からない人とかもいそうな気がしますが、実際のところどうなんだ。とにかく今回はネタバレについてですよ。

 この日記とかでもそれなりに隠すところは隠す、そんな男のみだしなみ(*1)を心がけていますが、それにしても多少のリークはあります。一応ルールとしては、シナリオとかゲーム展開に関係することはかなりソレ言っちゃダメという感じなんですけど。それでシステム関係はわりと言ってもいい雰囲気、というあたりで。つまり「お話」にまつわることはできるだけ隠す心意気ですな。ましてこの場面で誰それが死ぬとかなんて、もう絶対口がさけても言えません。死んでも死にきれません。言葉の使い方おかしかったけど。で、ゲームシステムまわり、たとえば転職であるとか、そういう事ならある程度オッケーなんじゃないのか、というスタンスで書いてるわけですよ実際。
 このルール、一応「自分がされて嫌だと思うことを他人にするな」というハムラビ法典の教え (絶妙に誤解) にしたがってます。個人的には職業に何があるのかとか、特技をどういう雰囲気で憶えてくのとか、そういう話だったら別に自分が聞いてもダメージは特にないと思うし、むしろ早くそこまで進んでその職につきてーッとか超ヤル気になる方なんで、これなら書いても平気かなーって思ってるんですけど大丈夫なんでしょうか本当に。
 たとえばさっき言ってた職業について。これも程度問題です。職業のさわりの部分なら聞いても楽勝ですが、なんつうか職業組み合わせの、それもかなり奥深いところとかはできれば聞かずにすませたいような気がします。聞けば聞いたで別に気にしないとも思うんですが。このへん自分でもどっちでもいいような気がして、まさにボーダーラインなのかもしれません。一方で人の好みはさまざまなので、「職業」とかそういう段階ですでに耳を覆ってワーとか叫ぶ人もいるかもしれません。それも人としてどうかとは思いますが。
 というか、もっと個人的な話を推し進めますと。今日ファミ通買ったわけです。ちょっと発売から時間かかってますがそこが北国の悲しさというやつで。で、徹底攻略なんか死んでも読まない僕ですが今日読んだのは『読者のご意見板』。まさかここにドラクエネタがあるなんて思いもしなかったというか、正直油断してたわけです。そのネタっていうのは「モンスターなんとか」についての話でしたが、えーと読んですぐにヤベエ!とか思って記憶から抹消したので「なんとか」になってますが本当はきちんとした名詞なんですよ。たぶんカタカナの。それっていうのは想像としてはですね、『V』のモンスターじいさんみたいなものだと思うんですよ。でもそういうモノが今回あるとは思ってなかったというか、存在じたいを忘れてたというか。このネタ読まなければたぶん実際にゲーム中に出てくるまで気付かなかったに違いなくて、それなりにウォーって思ったはずなんですよ多分。というこの文章を読んですぐにヤベエ!とか思って記憶から抹消する人もいるかもしれない。かくのごとくどこまで隠してどこまで書くかっていうのは難しいわけですが、あー困ったなあ。
 ちなみに、もうこれ言っちゃいますが、できれば誰にも言わずにそっとしておいて自分でもできるだけ思い出さずにおいて本当に忘れてしまえないかと思ってたんですが、そううまくもいかないようなんで言っちゃうんですが、実は僕は最後の敵について知らなければよかったことを知っています。まったく意外なドラクエになんのかかわりもないMac系の個人ページに、ごく普通かつ自然に書いてあったのです。いや、たぶんあれは書き方からして最後の敵のことだと思うんだけど、いやまあいいやこのさい。忘れないと忘れないと。ああ恐ろしい恐ろしい。

 今いる場面をできるだけ隠しながら説明すると、昨日のところから次の場面に行ったところです。隠しすぎか。
 実は今日けっこう時間空いたので少し話を先に進めようかと思ってたんですが、ゲーム始めて10分くらいして、自分がメッセージ流し読みしてることに気付いてヤメました。頭が働いてないらしいです。ほらよく見てみると今日の日記も妙にダラダラと長いし。

*1 男のみだしなみ

それ絶対男のみだしなみとは別物。

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2000.12.12(ドラゴンクエストVIIより)

飽きない

 地獄芸者 (挨拶) とか言うのやっぱ飽きた。
 で、そんなことよりも今回のドラクエやっててつくづくすげえなあと素直に感心するのはバラエティが無闇に豊かなところです。
 やたら大量のイベントがあるくせに、各イベントどれもこれも信じられないほどバラエティに富んでやがります。ストーリーの流れから話の雰囲気、イベント自体の長さにダンジョンの構造、敵の作戦もそうだし見た目だってけっこう変化つけてる。要するになんもかも違う。今までいろんな町や村や城を回ってきましたが、どれもこれもそれぞれ別物として機能してて、それはさすがに素直に感心しますよ実際。この「飽きさせない工夫」というのはどう考えても異常です。偏執的です。どうかしています。これだけやるのどんだけ大変だったんだろう。そりゃたしかに制作期間も長かったですが、そういうレベルじゃないだろうこれは。
 今日も今日とて眠かったのでもうゲームどころじゃねえだろうとか思いつつ、今回の町はどんな具合なのか気になって見回ったりしましたよ。それでイベント起こりそうなある行動をとる前に他の場所行っていろいろ見回ったりして一応教会で保存もして。あ、そのあたりでやめたんで多分明日とか急展開なんですけど。

 考えてみると昔のドラクエはこの手の飽きさせない工夫について、あんまり考えてなかった。こう言うと意外かもしれないけど、ドラクエIとかよく思い出してくださいよ。あの頃って町が単なる「次に行くべき場所」とか「知っておくべきこと」を教えるための地点としてしか機能してなくて、というかだいたいイベントというもの自体が希薄で、基本的には「ダンジョンを踏破すること」がメインのゲームだったんですよ。もちろんローラ姫とかはいましたけど。ほとんどアイテムみたいな姫だったけど。
 で、次の『II』になると町の中にイベントが内包されるようになってきて、でもまだダンジョンと町は比較的分離してましたか。『II』の場合ダンジョンは町と町の間の障害物、的な要素が強かったと思う。
 『III』では一気に町とイベントとダンジョンが絶対分けて考えられないような融合を果たして、これたぶん世界のRPGの流れの中でも画期的な発明だったと思うんだけど、というか『III』が最大級の名作になっているのはこの発明のインパクトが大きいとさえ思うんだけど、まあとにかくすごいことになってました。で、それと一緒に町や城がバラエティ富むようになってきた、結果的にイベントのバラエティも豊かになったのもこの頃。でもこれはどっちかというと意識的じゃなく、世界地図をモチーフにした結果思いもよらずバラエティ豊かになったんじゃないかという気がする。いや、あくまで想像ですが。
 そんな訳で意識的にバラエティ豊かにし始めたのは実際『IV』の頃からだったんじゃないかと思うのです。いや実際雑誌の制作者インタビューとか読んでると、『IV』じゃ特にそういう町ごとの特色とか力入れてるふうなんですよ。あと『V』とか『IV』はもっと一本化したストーリーの流れを意識してつくってたみたいなんで、かえってそういうバラエティという方向では物足りない点もあったかも。なんとなく僕とかは今回のドラクエやってると、ある種『IV』に近いノリみたいのを感じますな。それはたぶん『IV』も『VII』もイベントが中編集みたく半独立した形で連続してるせいなんだろうけど。

 などと硬いことを考えたりもする今日この頃、なんか今日もしかするとゲームやってる時間よりゲーム日記書いてる時間の方が長くないか? だいたいこれ日記か? とか疑問もわいてきますが、とにかくそういう具合なんでまだ飽きてません。明日は急展開です。多分。

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2000.12.13(ドラゴンクエストVIIより)

流れ星 銀(*1)

 昨日ちょうどシナリオのバラエティが豊かだとかそんな話をしたとこにもってきて、今日といったら「うわあ」っていう展開でしたよ。タイムリーっつうんですかね。いや本当に時間にまつわるイベントが起きていたわけですが。
 すでにドラクエVIIIプレー済みの人とか昨日読んでたらああこいつこの後あんなことになるんだよなあとか思ったことでしょう。あんまり詳しくは書かないけど、いや本当今回のドラクエ退屈しないですよ。大変ですよ本当。
 とかいう具合で現在攻略中なわけですが、その一方である事件も起きまして。えーとこれぐらいなら言っちゃっても大丈夫か。多少ぼかして書くと、あの銀色で速攻逃げがちな存在。ここまで言ったら隠したことにならないんじゃないのか。とにかくそれ。それを今日はじめて倒しました。イェー!なんつって。
 あの銀色にはわりと何度か出会ってたんですが、あとあの銀色が銀色同士でパーティ組んでいる状態で味方に「はなす」した時の反応がけっこう愉快だったんですけど、とにかくその銀色には逃げられっぱなしでした。それが遂に今日、念願かなって奴を倒したのです。銀色を。そりゃレベルも上がるわっつうくらいの経験値っぷりでしたよ。

 皆さんはどうなんでしょう、あの銀色対策はどうやってますか。
 とりあえず僕とかは全員「めいれいさせろ」に作戦変更しますね。普通するでしょう。そして銀色相手に集中攻撃する手はずで。敵パーティに他にどんな強敵がいてもほっとくくらいの、そんな段取りで。で、攻撃ですが今自分のパーティに一人「盗賊」がいるので、基本的にそいつまかせというか、より正確に言えばそいつ以外の攻撃は当たりゃしねえのです。銀色かてぇ銀色! 前からこうだっけ? 『V』の頃の銀色もう少し倒しやすかったような気がするのは単に記憶があいまいになってるだけ? だって今の銀色でさえこの調子なら、後に出てくるであろう液状になった銀色とか、球状になった銀色なんかどうなるんですか。やべえっすよむしろ絶対勝てねえっすよ球状の銀色。そりゃもう流れ星かのごとくに逃げてくね絶対。(今回のタイトル参照)
 そこで戦法をもう少し考えるというか、問題は特技なのです。この特技がくせものなのです。実際の話、銀色相手にダメージ系特技って効くのか? たとえば「どとうのひつじ」が効くならもう楽勝感かなり強まるんですが、というか何度かためしてみましたがどうもそういう雰囲気じゃないです。まああれが効かないのは仕方ないというか、相手がなにしろ銀色なんだし。じゃあ「まわしげり」なんかはどうだ。銀色が4匹パーティを組んで登場したときなんか絶対使いたい特技なんですが、効かないとしたらこれはことだ。銀色相手の貴重な1ターンをムダに消費するのは絶対避けたいわけです。そう考えるとつい地道に「こうげき」を選んでしまう僕なわけですが、もっと勇気とか出した方がいいでしょうか。
 「せいけんづき」はなんか妙に効きそうな雰囲気がないですか。獲物を狙いすまして一撃を加える風なイメージがあって。逆に「かまいたち」は効かなそうな気がする。かまいたちが銀色のあの表面を滑っていきそうな。まあやっぱり結局「こうげき」を選んでるんですけどね。あと、最後に思いましたが今日のタイトル「夏生」(*2)にしたほうがよかった気もします。どうでもいいですが。

*1 流れ星 銀

犬版『魁! 男塾』。あ、でも『男塾』より『銀』の方が連載先だったから男塾の方を「男版『流れ星 銀』」というべきなのか。どうでもいいです。

*2 銀色 夏生

というか実は読んだことないんですけど。

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2000.12.14(ドラゴンクエストVIIより)

自分ルール

 あー今日はかなり体力的にヤバい状態になりまして、しかもドラクエが時期的にダンジョン攻略の真っ最中という状況なので、へたに手を出すよりも今日はもう寝とこうとかそういう雰囲気です。
 というかアレなんですよ、それだったらダンジョンは置いといて、15分ばかり口笛吹きつつ熟練度上げておくというのも手ではあるんですけど。でもその「ダンジョンは置いておく」という行為にどことなく引っ掛かるものがあるというか。ダンジョン攻略にレベル足りないとかいう場合はともかく、別にイケそうな状態でありながらレベル上げだけやってるというのは、なんつうか今こんな大変なときなのにのんびりしていてどうする貴様、という気持ちになるのです。別に誰に言われるわけでもないんですが。個人的に。むしろ自分の中で。あれです、今回のドラクエでツボを割るとうしろめたくなるような気持ちに似てます。
 ちなみにそういったわけでカジノ的存在も実はあんまり好きじゃないというか、いや今回のドラクエは比較的のんびりした時にカジノなんで別にいいんですけど、そうじゃなくて世界が超ヤバい! 俺達が戦わないとなんつうかこの星が滅びる! あと恋人 (おもに敵に誘拐されてるとか昏睡状態とか) が死む! とか言ってる状況下で、やれカジノだのちょっとしたレベル上げだのアイテム探しだのミニゲームだのやってられないとか。そう思いませんか? そんなヤバい時に脇道にそれる主人公なんてダメじゃないですか? そりゃ星も滅びるわ! いや滅びないんだけど。というかむしろ主人公がそういった脇道にそれてる間でも待っててくれる敵というのはある種どうかと思うんですが、じゃあだからといって待っててくれない敵というのもそれはそれでゲーム的にどうなんでしょう。というか僕はどっちの結論に持っていきたいんでしょう。
 まあそんな具合でいま自分ルール的に、ダンジョン攻略以外はダメ! ゼッタイ! という状況なんで、今日はこの日記はじまって以来のドラクエやらないDAYです。だが、この自分ルールは自分が決めて自分にだけ適用されるルールなので、ときどき無視されたりもするのが醍醐味です。もしかすると今日も寝る間際ちょっとやって寝るかも。熟練度上げを。どうかわかりませんけど。

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2000.12.15(ドラゴンクエストVIIより)

メガテン

 けっきょく昨日はドラクエやりませんでしたよ。
 それはそれとして今日のタイトルは別にメガンテの書き間違いじゃないです。メガテンすなわち女神転生のことですよ。なんでも聞くところによるとスーファミ版『真・女神転生』がプレステでリメイクされるそうで。最近ゲームボーイ版ドラクエといいワンダースワン版ファイナルファンタジーといいリメイクばやりの昨今ですが、これでコンシューマ三大RPG(*1)が全部そろったことになるわけですな。だからどうってことはないんですが。まあ嬉しいんですけど。
 真メガテンいいっすよ。頭おかしいもんあのシナリオ(*2)。特に外伝的要素が強くなった『if…』以降よりも、宗教色バリバリの正統『真・女神転生』シリーズがリメイクされるのは嬉しいことです。今度もオザワはふんどし一丁なのかなあ。嬉しいことです。
 それにしても考えてみるとメガテンってドラクエと真剣に違うゲームですね。ファイナルファンタジーとかだったらドラクエと対比とかわりと簡単だと思うんですけど、メガテンって本気でドラクエと全然別の場所にいるから対比もできねえです。初代の真じゃない『女神転生』の頃から、あれたしかドラクエIIに近い頃の、世間的にはドラクエ風ゲームでフィーバーしてた頃のゲームだったと思うんですけど、深刻なぐらいドラクエとかぶってる場所少ないゲームでした女神転生。マップは3Dだしシナリオと呼べるものはほとんどないし。一応『ウィザードリィ』あたりを手本にしてたんでしょうか、今にして思うと。かぶってるという意味じゃ、むしろ『ディープダンジョン』とかとかぶってたのかな、あれ。なんか最初っからドラクエとか眼中になかったかのようなゲームのつくりがイカすと思う。実際なかったんでしょうし。
 メガテンも今の『デビルサマナー』とか『ペルソナ2』あたりまでシリーズが進むとかなりくだけてきたというか、会話データも充実してきたしチュートリアル的な初心者にやさしいつくりも増えてきましたが、そのわりにいっこうドラクエっぽさがないというか、実際考えてみると日本製RPGでここまでドラクエの影響受けずに進化してきたゲームって異常っていうか。そこにある種の開発者魂を感じることができてほれぼれします。それも反ドラクエとかじゃなく、ふつうに作ったらたまたまドラクエ的じゃなかったという雰囲気の。というかやっぱり頭おかしいよこのゲーム! 何考えてゲーム作ったらここまでドラクエ的じゃなくなるんだよ! スゲエ!

 今回完璧にドラクエとかかわりない話で終わってますが。ちなみに現在の進行状況をあくまでもあいまいに書き記しておくと、砂を覆ったガラスを砕いたところです。あー、メガテン出るころにはさすがにドラクエ終わらしてないとなあ。とか考えながら。

*1 コンシューマ三大RPG

一時期、そういうことになってた。ただ女神転生のかわりに『ゼルダの伝説』が入ることもあった。それを足して「四大RPG」ということもあった。じゃ『MOTHER』は?

*2 頭おかしいもんあのシナリオ

破綻してるとかいう悪い意味じゃなくて、「ここまでやる? スゲエ!」という意味あいで。

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2000.12.16(ドラゴンクエストVIIより)

今じゃ言えない 秘密じゃないけど

 困ったことに今日はいろいろあったんだけど、それをどう言ったもんだか。なにしろどうにも大事なところというか、えーと困ったなあ。
 とりあえず言えるのはタイムゴーズバイ的な感じでしたよ! こんな説明じゃ全然わかりませんけどな! タイムアフタータイムっつうかね! 本当わかんねえなチキショー! とか。
 まあなんつうか今まで何度か「今回のドラクエは町の人のセリフがちょくちょく変わる」っていう話をしましたが、それはつまり時間の流れを表現する手法であり、時間の経過を切りとる作業なんだって分かりましたが、そんな抽象的な話をされて皆さんはおもしろいですか? 僕はつまらないです。キー! かといって具体的に書くとそれはそれで、非常につまらない気がします。未プレーの人に。

 それともう一つ、大変な失敗を犯しかけてたことに気付きましたよ。今日。と言ってもこれもあんまり具体的に書けない気がするんですが、えーと町風なものがあって、その先に神関係のものがある場所。ダメか。その町風なものはある種の草と好色な主人で有名なんですが、おわかりでしょうか。そうそこ。
 その場所の先にある神関係のもの。その場所を僕は勘違いしていたのです。えーとこの説明にはどうしても具体的な表現が必要になるんですが、強引にぼかしますと、とにかく神関係の場所に行くには途中いくつかの自然チックな何かを通過する必要があるわけです。その自然チックな何か、言ってみればどうだっていいような通過点、それを僕は神関係の場所そのものだと信じきっていたのです。今日の今日まで。いやおかしいとは思ってたんだけど! 将来的になにかイベントが起きる場所なんだと思ってほっといたんですよ! だいたいあの自然チックな何かの中に建造物がちゃんと建ってるじゃん! いかにもあの建造物は例の神関係のもの風でしょ! 君『シスターサン・ブラザームーン』って映画見たことないのかね! ふつうないです。
 そんなこんなで、慌てて前のセーブデータ戻って神関係の場所の会話データ確認したりとか忙しいことになってました。現状はえーと、そのいわゆるタイムゴーズバイな場面の問題をなんとかしたところです。こんなの日記とはいえない。

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2000.12.17(ドラゴンクエストVIIより)

50時間

 気がついたらいつの間にかプレー時間が50時間を越えていた。おいおい。
 仮に総プレー時間を100時間とすれば、もう半分である。折り返し地点である。まあそううまくはいかないんだろうけどさ。とにかくある程度のマイルストーン関係にたどりついたのは間違いない。なにしろ50時間ですよ。エディ・マーフィだったらせっかくニック・ノルティに仮釈放されても刑務所に逆戻りする時間です (48時間) 。スネーク・プリスケン(*1)だったら楽勝でL.A.からエスケープ完了してる時間ですよ。5回くらい。スネーク大忙し。プリスケンと呼べ!
 そんなマイナーなのかメジャーなのかわからない話を織り交ぜつつも50時間です。今から少々心配なのは、最後の方どうなるのかっていうことですが、いや別に教えてほしいわけじゃなくて。いやむしろ教えないでください (←用心)。教えたら殺す。スネークと呼べ! 何の話でしたっけ。
 問題は最後の方です。これ最近5年くらいのRPGでたいていある問題なんですけど、最後の方になると話急につまらなくなったりしませんか? なんか最後の方どうでもよくなるっていうか。個人的にはとてもある話なんですよ。そういうのが今回のドラクエにあるとちょっと困るなあっていう話です。自分だけですか? そうですかすいません。いやマジでゴメン。
 あくまで個人的な意見を推し進めますと、なんつうか途中まで主人公の身の回りのパーソナルな話だったのが、急に最後の方になって世界とか宇宙とかを救うために努力する話に方向転換するのがどうにも入り込めないっていうか。むしろ引くんですよ僕とか。さっきまで町ひとつ単位とか人ひとり単位で救ってたものをいきなり世界まるごと救えって言われてもそりゃやる気でませんよ。ましてその頃までシナリオ進むと、主人公の身の回り的には問題全部解決してたりするし。ヒロインともすでにいい仲なってたりするし。もう十分オッケーじゃないですか。その上で見ず知らずの世界を、いや知ってるけど、たいして親しいわけでもない世界を救えっていわれても気分出ませんよ。そりゃスネーク・プリスケンだってマシンガン速射しますよ。でも相手は三次元ホログラムなので透過。
 結局のところ、いかにミクロな視点を維持しつつマクロな展開にもっていくかとか、又はいかにマクロな展開にインタレストを持っていくかということなんですけど、あ、ごめん今ふつうなこと言うのが恥ずかしくて無理して難しい言葉使ってごまかした。ちなみにそういう手法で過去一番うまかったのはそれぞれ『MOTHER2』 (あくまで自分と友達の冒険モノをつらぬきつつ、巨大な空間に放り出されて巨大な敵と巨大なスケールの戦いをしてた) と『真・女神転生II』 (おいおい千年王国かよ! おいおい大天使が! おいおい××××ってアンタ! という具合に、最後まで無茶しまくった) だったと思うんですけど。どう?
 で、今回のドラクエはどうなんでしょう。実際今回のドラクエはスゲエ個人的な単位で話が進んでるじゃないですか。大きくても町ひとつ単位だし。いやドラクエって基本的にそうだけど。ドラクエIVとかはその点うまく処理されてましたよね。世界単位の危機と個人単位の危機がキレイに融合してたから。逆にドラクエVは……あの正直、これ言っちゃうと怒られるかもしれませんけど、最後の方で世界とか別にどうでもいいやとか思いましたよ僕は? というか怒られる? これ怒られる? いや別にドラクエに限った話じゃないんですよ? あと、『VI』は最後までいってないんでわかりません。
 そんな心配と期待みたいなね、考えたりまたはあんまり考えすぎて予想しすぎてそれがうっかり当たっちゃった日には驚きパワーがかなり減少してへこむんで考えるのやめようと思ったりとか、いろいろ思う50時間すぎでしたよ。

 ちなみに現在、不思議な塔の仕掛けを制覇したところです。最後まで盛りだくさんなイベントでした。あーあとそうそう! 見逃してたアレ (12月3日参照) を発見しました! あーそりゃ見逃すわ。満足です。

*1 スネーク・プリスケン

潜水艇の操縦から湘北の三井ばりのロングシュートまでこなす男の中の男。

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2000.12.18(ドラゴンクエストVIIより)

何もない日

 今日という今日はドラクエどころじゃないっていうその「ドラクエどころ」という表現にはドラクエ程度どうだっていいぜという気持ちすらうかがえてちょっとそれはどうかね君という感もありますが、とにかく個人的には大変ふらふらで一刻も早く寝たいんですが、一刻といえばそういえば『めぞん一刻』の一刻ってどういう意味合いだったんでしょうかいや一刻館っていうアパートの名前に由来するのは知ってるけどじゃあその名前の意味は。そんなこんなで今日は非ドラクエ日であります。明日は石版埋めるぜー! 石版ー! 石版ー! ピカーなんつってキュイーンっていう(*1)、それで新しい土地に来たかと思えばうっかり北に直で進んじゃってまたキュイーンつって元の場所戻ったり。ダメじゃん。

*1 ピカーなんつってキュイーンっていう

頭がはたらいていない。

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2000.12.19(ドラゴンクエストVIIより)

叶精作とみずしな孝之を比べてどうする

 ちょくちょく言われることですが、今回のドラクエ画面がどうにもスーパーしょぼい。ファイナルファンタジーとかと比べて実際どう? ダセエ! やる気おきねえ! とかいう声があちこちから聞こえました。幻聴で。いや実際言われてるらしいですよ。
 個人的には、そんな言われるほどじゃないっつうか、むしろ画面スゲエ雰囲気いいとか思うんですが。だってさ、ファイナルファンタジーったって、あれプリレンダリング画像(*1)でしょ。ドラクエはポリゴンにテクスチャ貼ってる(*2)わけで。ドラクエはプリレンダリングじゃないけど、そのかわり回るんですよ? 背景が。あれ楽しいじゃん! マジで。むしろダンジョンとかで回らないことの方が納得いかないんですが、あれやっぱり回ると迷いやすいのかな。あと画面が記号的な分、どこに何があるのか一目でわかるし。
 だからそんなの比べるのって叶精作みずしな孝之を比べるようなもんじゃないですか。勝負してる土俵が違うんだから、そんな比較おかしいっつうの。『いい電子』が叶精作の絵柄だったら面白いか?っていうことです。それはちょっと面白いかもしれないけど。
 だいいち今回のドラクエの画面、単体で見ても十二分にキレイだと思いますよ本当の話。みずしな孝之の絵が叶精作と違うベクトルでうまいのと同様。なんつうかレゴみたいな精緻に作られた小物チックで超カワイくねえ? 四角形単位でちまちまオブジェクト並んでるの見るとスゲエそそりませんか? ほら『MOTHER2』なんかメチャメチャいい画面だったじゃん。むしろ今見ても最高イカすでしょ。あれに通じるものがあるっつうか。というか『MOTHER3』のあのポリゴニックな画面ってむしろどうだったんでしょうか。僕的には『2』の延長であってほしかったが、あれニンテンドー64だとハード的に難しいのか。しかし死んだ子の歳を数えるのはよくない。話がどんどんそれていくし。
 あ、あとファイナルファンタジーの画面を褒める手を休めるつもりはないので諸君勘違いしないように。あれはあれでモデリング技術とレンダリング技術と加工技術の夢の結晶的1枚絵なので、実に素晴らしいのだ。鼻血ブーものですよ。だから僕的には両方の腕をとって二人ともチャンプだよ!よく闘ったよアンタら! とか言ってるレフェリー気分なんですけど、だから闘っちゃダメじゃん。土俵ちがうっつの。

 そんなこんなで世間に風穴をあけてみましたが、僕としてはむしろどうだっていいっていうか (だいなし)。今日は「楽士ねえ……」とか思いながら話を進めているうちにだいたい大筋がわかってきたところで記録して終了しました。

*1 プリレンダリング

プレステの処理とは別に、前もってスーパーなマシーンで画像を作っておいて、それを1枚絵として使用する技術。抜群にキレイだが、なにぶん1枚絵なのでポリゴン的な角度変更や拡大・縮小、その他エフェクト、成長性はE (超ニガ手) レベル。

*2 ポリゴンにテクスチャ貼ってる

3次元形状ごとデータを持ってるので、速攻でぐるぐる回したり拡大縮小できたりする、格闘ゲームなどでおなじみのあの技術。ただしプレステの性能の限界で、形はどうしても単純になるしテクスチャ (模様というか、画像というか) もそれほどたくさん種類貼れるわけではない。

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2000.12.20(ドラゴンクエストVIIより)

ピンチ再び

 風邪ひいた。個人的な意見で恐縮ですが、流行性感冒にはとても弱いです私。意見か? それ。
 あと、えーとせめて1行くらいドラクエに関することを言おうと思ってるんですけど、じゃあ小噺をひとつ。
「隣の家に塀ができたってねえ」
「メルキド!?」
 ごめんもう寝ます。

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2000.12.24(ドラゴンクエストVIIより)

これは駄目だ

 個人的な話としては風邪がだいたい治ったり治らなかったりという調子で、まあ適当に楽しくやってますよ。叔父さんこそどうですか? (洋画の吹き替え調) ←台所で食器を片づけながら言っていると想像してみてください。
 2、3日ほど日記は空いてますがその間べつにドラクエやってたわけでもないんであえて埋めずに今日の話をしますと、水が水が水がァー (ダイイングメッセージ) というあたりです。わかりづらすぎるか。えーとすいませんブランクがあったせいかどういうテンションで日記書いてたか思い出せないんですが。
 で、そんなこんなで今日。とてつもない発見をしました。僕が。プレー中。ミッキーマウスを発見したのです。あの世界に名だたる黒い鼠。映画『フルメタル・ジャケット』での活躍は記憶に新しい (一応本当だと思う)。あと最近千葉のあたりじゃパラパラを踊ったりしてましたが、ミッキーはそういうのやめたほうがいいと思うんですが実際。それはそれとして。
 ミッキーです。安川じゃないほうのミッキーがドラクエに登場したのです。信じられない? 僕も実際驚きましたよ最初見たときは。自分の目が信じられなかったっつうんですかね。でもほら見てみ? これはどう見てもミッキーじゃないですか。僕らの楽しいヒーロー参上ですよ。あー、というか、ダメだこりゃ。
すいません本当二度とこんな事しません。
でも別につくったわけじゃなくて、本当に最初見たとき素で「ミ、ミッキー!?」とか思ったんですよ。

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2000.12.25(ドラゴンクエストVIIより)

不安になりながら

 本当はこれ昨日の話になるんですけど、全滅したんですよ。久しぶりに。
 なんつうのかいわゆるボス的な存在に勝負を挑んだところかなり完膚なきまで叩きのめされまして、むしろ相手には爽やかな友情すら感じましたが次に会ったら絶対速攻で滅ぼしたいと思います。どっちだ。
 で、現実的な判断としては戦術を見直す必要があるわけですけど、根本的な問題が多少。
 えーと (ハイハーイ皆さん、このあたりから徐々に具体的な話になってくるので職業とかに関してでも情報知りたくないっていう人は今日はもう読むのやめたほうがいいですよー、シーユー) 、今うちのパーティは職業が主人公が「バトルマスター」、ガボが「まものハンター」、マリベルが「まほうつかい」なわけですよ。これはもう明らかに「まほうつかい」のHPと防御力の低さがネックなわけで。
 というか何でマリベルだけ上級職じゃねえの? とかお思いかもしれませんが、実はマリベルこの前に「そうりょ」を経験してて、まあそこは普通なんですけどさらにその前には「ぎんゆうしじん」経験してたわけです。一発目に選んだ職業が「ぎんゆうしじん」だったわけで、これは少し本道とはずれてやしないか。僕が。でもマリベルの性格からいえばむしろ最初の職業は比較的華やかな職業を選ぶのではないのか。でも「おどりこ」とかまでいくとちょっと羽目をはずしすぎな感じで逆に気おくれするのではないか。マリベルが。やはり吟遊詩人だゼ! とか思ったあげくのこの選択なわけですが、一体なぜ僕は単なるデジタルデータのマリベルにこんな気をつかってるんでしょうか(*1)
 そんなこんなで魔法使いマリベルが現状対ボス戦のネックになってるわけです。だってあのボス攻撃力超高いんだぜ? しかも現時点で攻撃の要が主人公の「まじん斬り」とガボの「どとうのひつじ」になってまして、これやった人はわかるでしょうが「当たるときは当たるが、外れるときはスーパー外れる」というやっかいな特技。そう、決定的な得点力にもいささか欠けるうちのパーティーなわけです。得点力?
 こうなってくるとやはり適当なところで転職してボス戦に挑みたいところなわけですが、あー、ねえ、詳しくは言えないんですが諸般の事情で今、転職できないわけですよ。分かる人には分かる通り。やべえ! 大ピンチです!
 で、とりあえず今のところ口笛吹き鳴らしつつ熟練度上げて(*2)、対ボス必殺的な特技を憶えるという可能性に賭けてるわけです。でもこれもねー、今のところいまひとつなんですよ。いまさらイオラとか憶えてもなあ。あと「みなごろし」って名前聞いたときはスゲエときめいたけど、敵味方問わずの皆殺しだったりしてもはやときめくどころの騒ぎじゃありません。スカラとかもっと積極的にかけてった方がいいんだろうか。いいんだろうな。あー、やっぱボス戦にもAI自動戦闘でやってたのが問題なのか。でもAIはAIでどの魔法が (相手に) かかってどの魔法がかからないか自動判別してくれるんで便利でもあるんだよなあ。あとはアレか、いかにもいわくありげに発見した例の剣。あれを道具として使ってみる手か。昨日は気付かなかったけど。しかし決定打になんとも欠けるのは事実だしなあ。とりあえず熟練度MAXまで上げておくにこしたことはないか。……などとああでもないこうでもないと考えるのもまた楽しからずや。どうでもいいけど「楽しからずや」って楽しいのかそうでないのかよく分かんなくなりませんか?
 そんな具合にいろいろ悩みながらも楽しみつつも不安でもありでもまあドラクエのバランスだから結局はちょうどいい具合に勝てるんだろうと楽観しもしつつ、口笛を吹きつづけるクリスマスの夜でしたよ。助けて山下達郎!

*1 こんな気をつかって

あとガボを「とうぞく」にした時もけっこうそれは違うだろうという気になりましたが、将来「まものハンター」になるならこれはやっとかないと、と説得したのでした。マリベルが。僕の心の中で。大丈夫か? 俺。

*2 熟練度上げて

それとレベルも。本当のところ道中のザコ敵戦でもけっこう歯ごたえがあったので、根本的にレベル不足ではあるようなのだ。

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2000.12.26(ドラゴンクエストVIIより)

訂正

 あー、昨日「助けて山下達郎!」と書きましたが達郎が歌っているのは「きっと君は来ない 一人きりのクリスマス・イブ」なので、25日に助けを呼ぶには不適切な人材だと気付きました。今日になって。じゃあ、助けて福山雅治!(ウィズロイヤルフィルハーモニックオーケストラ) ということで。

 ところで僕は数字が苦手である。苦手というか、どうにも無頓着である。どうも普段生活する上で、数字というものをどんぶり勘定で見ているらしく、「だいたい多かった」とか「わりと少なかった」とか雰囲気でしか把握していないようなのだ。たとえば今日は札幌圏ではMG版νガンダム(*1)の発売日だったわけだが、 その価格を僕は憶えていない。それなりに「あー、今日発売かあ。欲しいなあ。でも想像してたより高いなあ。だいいちグフもまだ作ってないしなあ。けっこう高いしなあ」とか思って見ていたわけなのだが、それから4時間ほどした今現在、全然いくらだったか憶えていないのである。高いと思ってたくらいだから、2000円じゃすまないと思うんですよ。最低3000円から。たぶん3500〜4500円くらいだったんじゃないかと思うんですが、結局それは記憶というより「自分が思う『高いMG』の値段」だったりして、記憶自体はぜんぜんしてないということになります。しかも今3500〜4500円くらいとか言いましたが、そう言ってるそばからいや4800円でもありそうな線じゃない? いやむしろ5000円超えててもありえる話じゃない? とか想像はふくらみ、天井知らずのうなぎ上りといった様子。価格が。
 この話をしても「お金にだらしのない人」という程度にしか思われないかもしれない。いやそうじゃないんだ。じゃあ言うが、たとえば僕は自分の年齢がよく分からない。これを言うとたいていの人は僕をかわいそうな目で見るんですが。しかも僕は自分の生年もよく分からないので、逆算すらできないのだった。人に教えてもらってはじめて自分の年齢が分かるというわけで、人生がとてもミステリアスでそれってちょっとオシャレとか思ってますが、モテますかね? これって結構モテませんかね先輩?
 で、そんなわけでドラクエでも当然どんぶり勘定っぷりを発揮。HPが200から100まで減ろうが「あーまだ100も残ってるや。ところで最大HPっていくらだったっけ?」てなもんで、まああれはある程度まで減ると画面がオレンジ色になるんでそれほど問題はないんですが、MPが残りあと何回ベホイミかけれるかとかそういう計算もできないので、気付かずにMP足りないままダンジョンの奥まで行ったあげく「あ! MPいつのまにか10代になってるじゃん」とか思いながらまあリレミトかければいいやとも思いながらもう1回ベホイミして残りMP7、リレミトすら使えない状態になって泣きながら歩いて帰ったりとか楽勝でやります。ええ平気でやりますとも。書いててだんだん腹立ってきました。自分に。
 さて、そんなこんなで僕が何を言いたいのかというと、とにかく僕は数字に無頓着だしいつまでも記憶してられないということだ。だからこの日記で12月17日にそこまでのプレー時間「50時間」とか書いたけど今日あらためて見てみたら今現在でさえ48時間で、前のセーブデータをチェックしてみるにどうやら45時間のことを例によってどんぶり勘定ぶりを発揮して50時間とか考えてたらしいということが判明したとしても、何の不思議があろう。

 現在プレー時間48時間。熟練度も上がりきったので明日あたりボスを倒しに行こうと思います。

*1 MG版νガンダム

なんのことか分からなくても気にしなくていいです。

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2000.12.27(ドラゴンクエストVIIより)

苦労話

 自分の苦労話というのは誰かに聞かせたいものだ。「まあ自慢のコレクションというものは他人に見せて賛美の言葉を聞きたいと思うものです」とダービー (弟) (*1)も言っている。ましてその苦労話が相手の共感をよびそうとくればしない手はない。で、ドラクエのこの手の苦労話はやった人ならたいていどっかこっかで経験あるに違いない。そんなわけで今日は苦労話ですよ。

 まず結果から言うと、あのボス無事に倒せました。よかったよかった。
 あらためてセーブデータ見直すと、結局あのボスに全滅させられてからかれこれ4レベル分も経験値稼ぎしてましたよ。まあそれだけレベル上がるってことは、それだけレベル低かったってことか。とにかくああよかった(*2)
 もうね、本当に体の力ぬけるくらいホッとしてるんですよ本気で。職業の熟練度最大まで上げて、これで勝てなかったらかなり手詰まり感強いじゃないですか。なのにまだ戦力的にどうも不安でさあ。あ、ここからまた職業に関するやや重要そうな話が出てくるんで注意する人は注意。
 「まほうつかい」の最終特技にはけっこう期待してたんですが、憶えてみるとこれがヒャダルコだったりして、全然ダメだ! 全体攻撃魔法はボス相手には意味ねえ! か、勝てねえ! とか思って枕を涙で濡らしたりしたとかしなかったとか。あと「まものハンター」の最終特技がドラゴラムだった時はもう勝った! これ唱えとけば楽勝で勝てる!とか思ったけど、実際にザコ相手に実験してみると意外にたいしたことなかったり。もしかして前のシリーズよりドラゴラムの威力落ちてる? か、勝てねえ! とか思って枕で涙を濡らしたとか濡らさなかったとか。というかそれ真逆。枕が涙に大群で襲いかかってるところを想像してください。気持ち悪いです。
 やっぱり「バトルマスター」の最終特技「ばくれつけん」の力はデカかったね。いや本当にばくれつけん最高。ひらがなで書くと迫力ないな。爆裂拳最高。あれ、もしかして爆裂剣なのか? 画面上ではパンチっぽいイメージだけど、でもどっちともとれるな。個人的にはなんとなく爆裂剣のほうがとりかえしがつかなそうでより迫力があるので、そちらを推します。とにかく爆裂剣。確実にヒットする。スゲエ。当たるかどうかわからない魔神斬りの4、5倍凄い(*3)。あと地味に「いやしのうた」が便利。これ毎ターンかけつづけてたらたいてい大丈夫だった。あ、これは職業「ぎんゆうしじん」と「そうりょ」の合わせ技なんですよ。俺の選択は間違ってなかった! 良かった最初マリベル「ぎんゆうしじん」にしておいて! あとスカラがやっぱり効いた。かけとくもんですねアレ。
 とまあ最初の不安が嘘みたいに快勝でした。もうなんか主人公たちこんな強かったのかよ! とか思うくらい。あの時の主人公たち絶対刃牙より強かったね。範間勇次郎が相手でも相当いい線いくね。そのぐらい強かった。というか、まあ、たぶんレベルきちんと上げて戦術まじめに考えてたら当然の強さだったんでしょうけど。そういうの少しおろそかにしてると、いや、それなりになんとかなるんだけど、でもヤバい時にはヤバいっていう、この絶妙なバランスがニクいと思う。ていうかどうやってとってるんだ、このバランス!?
  今作だと特にレベル1つ上がるだけでけっこう戦闘が楽になるんだけど、それだけダイナミックな関数用意してるのに(*4)、なんでパーティー強すぎになったり弱すぎになったりしないんだろうか。今回けっこう苦労したとは言っても、それでも「弱すぎ」っていう感じじゃなかったしなあ。基本的には普通のRPGと同じふうに、敵のエンカウント率と得られる経験値の量で調整してるわけでしょ? あとボスの強さと。しかしそれでこのバランスの絶妙さ。誰に聞いても「ちょっと苦労した時もあったけど、がんばったら意外といい線いった」とかいうことになってるし。しかもその苦労した場所がプレーヤーごとにばらばらなんだよなあ。それってつまり、どっかに超強いボスやザコ配置して一律にレベル上げ強制してるとか、そういうズル(*5)してるわけじゃないってことですよ? しかもだいいち今回職業によって憶える特技も違うから、プレーヤーによっては相当イレギュラーな成長もありえそうな話なのに。まあ、こんな比較的正統派 (マリベルの「ぎんゆうしじん」除く) の職業チョイスをしてきてる僕が言うのもなんだが。

 そんな具合で今回のドラクエのバランスにどこか戦慄をおぼえつつ、今日はある種の謎めいてかつ前から気になっていた海に関係する宝石を手に入れる場面で保存して終了。あ、そうかあれが手に入るっていうことは当然あれ (手織り) が手に入るってことで、そうかじゃあいよいよ貯まったあれ (金属) がなんとかなるのか? とか思いつつ。分かる人は分かるよね?

*1 ダービー (弟)

ジョジョの奇妙な冒険。

*2 ああよかった

よっぽど今日のタイトル「花*花」にしようかと思いましたが、寸前で思いとどまりました。この判断は決して間違っていなかったと思う。

*3 4、5倍凄い

魔神斬りが外れる確率から言えば、論理的にはせいぜい2、3倍というところだが、こういうのは気持ちが大事だ。

*4 ダイナミックな関数用意してるのに

意味わからなくても気にしない。

*5 ズル

本当は別にずるくはないが、しかし少々安い手段とは言えよう。

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2000.12.28(ドラゴンクエストVIIより)

今日も今日とて新展開を目前にして

 昨日、なんというか貯まった例の金属質の小さなものをなんとかできるかも、とか書きました。で、それというのも例の繊維質で空に関係のあるものを手に入れられそうな雰囲気だから、とかそんな具合のことも書きました。最後の方で。例の繊維質があれば移動範囲が広がって、ということは前に行けなかったある地域にも手が届くゼ、とか思ってたわけです。その場所こそ例の金属質を収拾するある人物のいる場所だと思ってたわけですよ。
 えーとまあ、大筋としては間違ってなかったというか、結果からいうとその人物には会えました。が、まだ繊維質を入手する前。今日やっと行けるようになった場所ではあるが、繊維質とは関係ない場所に彼はいたのです。えと、じゃあ繊維質がないと行けない場所には誰がいるんだ?
 謎は謎を呼び、おかんは息子を呼び、いま夕飯が始まるといった感じですが (ちがう) 、いまのとこ謎は解けてません。今日は謎が解ける前に記録して終了しちゃったので。あせることもないと思ったのです。とりあえず今日はボス的な存在を倒して平和になった各地の様子を見ることで充実したし、あとは明日の分としてとっておいてもよかろう、とか。まだまだ先は長いんだし。

 いったいこのドラクエVIIというやつは先が知れないというか、こんな1日1時間以下の高橋名人ニッコリプレーしてる僕でさえ、毎日なにかしら違う展開が訪れてます。新しい町はどんどん見つかるし、ばんばん新しい特技憶えてくし、ダンジョンのつくりは多様だし、そうこうしてるうちにまた新しい町が見つかるし、とかやってるとまた前に行った町の人のメッセージ変わってるし、そんな具合で。考えてみると毎日、新展開を目前にして記録して終了してる気がします。
 というか、新しい展開だからといって無闇にガツガツと先に進めてるといつまでたっても記録して終了するタイミングがつかめません。たぶんやめどきを見失ってるうちに疲労で倒れかねないと思う。むしろこのゲームには「新展開か! よし、続きは明日にしよう」という、大人 (ターレン) ばりの余裕の態度で臨むべきですよ。

 考えてみるとここまで新展開が連続して、なおかつ長続きするゲームも今までなかったんじゃないか。普通RPGつったらどっかこっかで息切れする場面があるもんです。息切れとまで言うと言いすぎかしれませんが、具体的にいうとカジノ的な冒険に直接関係ない遊びとか、かなり見つかりにくい場所にある秘密のアイテム探しとか、あとやっぱり淡々とした経験値かせぎとかゴールドかせぎとか。なのに今回のドラクエではそういう息切れをしないままに50時間を迎え、ああそうでした48時間でしたを迎えてしまった。こんなものすごい事があっていいのか。
 そりゃちょっと冗談みたいに思うことはありましたよ。RPGってほら序盤は登場人物ばんばん現れるし今後の冒険の動機づけのための急展開もあるしでテンション高いじゃない? で、「あーこのテンションのまま最後まで続いたりしないかなあ」とか思ったり。でも普通に考えたらそんなわきゃねえのです。そんなハイテンションのまま話続いててもそれはそれで速攻でエンディングたどり着いちゃうわけで、普通道中ちょっとした時間稼ぎは起きるもんですよ。そして実際それはRPGというゲームの性質上、しょうがないことだと思ってあきらめてたもんです。
 が、今回のドラクエはヤバいです。走りっぱなしです。しかも走りっぱなしで50時間経って、まだそれ全体の半分なんですよ。尋常じゃねえ! こんなぜいたくな作り、あっていいのか? なんか書いててだんだん本気で呆れてきましたが。
 実際の話、僕は先の展開を知らないわけで意外に明日あたりから展開がスローペースになったりするのかもしれないんですが、でもここまで50時間 (正確には48時間) 走りっぱなしできてる段階でもうじゅうぶん異常ですよ。だいいちまだ、あのほら本気でよく知らないんだけど公告とかで見た準主役級っぽい女戦士風の人と老戦士風の人にもまだ出会ってないんだぜ? まだまだ先長いっつう事ですよ? 正直嬉しくなります。まだまだこのゲームが遊べる! しかも新展開がめくるめく雰囲気で! ワーオ!
 明日もこんな具合でありますように。

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2000.12.29(ドラゴンクエストVIIより)

バイツァ・ダスト (負けて死ね)

 『時間をぶっとばす』能力! これこそがキラークイーン第三の能力なのだ! という例によってジョジョ読んでないと分からない話で恐縮ですが、それはおいといて今日の話を始めよう。
 実は昨日先送りにしていたのは、なにも例の繊維質の空に関係のあるあれ問題だけではなかった。開放された町をきちんと見回ってもいなかったのである。町についたところですぐ教会的な場所に入り、神父風の人に話しかけて記録して終了したのだった。で、今日といえば当然その続きである。
 僕は見知ったようでもあるし全然初めてのようでもあるその町を巡りに巡った。全ての人に話しかけた。話しかけた後いちいち仲間にも話しかけた。猫にも話しかけた。宝箱という宝箱を開けた。タンスを開けビンを割りツボを割り、かつうっかり方向を誤って家の人にツボをぶつけてしまい心の中で「ゴメン!」とかも思った。当然ながらイベントも進行させた。新出発のチャンスをうかがっている人にいい場所を教えてあげた。ちょっと町から離れて遠出をして、そこでもやはり新出発のチャンスをうかがっている人にいい場所を教えてあげた。職業の熟練度がMAXまで上がっていることを思い出して、ルーラで転職関係の場所まで戻って全員転職させた。ダンジョン的な場所に行き、いくつかのアイテムを手に入れた。

 ところで、これは人によって違うだろうしむしろ僕は少数派に属するのかもしれないが、僕はイベントが起きる前にその時点でできることは全部やっておく派である。いかにもこの人に話しかけるとイベントが起きそう、とか思ったらその人に話しかけるのは一番最後にまわすタイプである。そうすることでその時にしか聞けないメッセージを見逃すこともないし、時にはアイテムを余計に入手できたりもするからだ。
 だからダンジョンにしても、その階で行ける場所には全て行ってから次の階に移動する。地下一階で下に降りる階段を見つけても、すぐ降りたりせずにまた別の横道をさぐる。あるいは一旦降りてみて、そこから先が長い通路になっていたり、四方八方に道が広がっていたら即もとの階に戻る。逆に階段を下りた先が宝箱しかないような狭い部屋なら宝箱を開けて、これまた即もとの階に戻る。とにかく細かいマス目を塗りつぶしていくかのように、一階ずつ順序よく隙間なく踏破していくというのが理想である。そして最後にはボスとの戦いが待っている。ボスと戦う前にアイテムの取り残しなどあってはならないのだ。第一、場合によってはボスを倒したらダンジョンそのものが (たとえば自爆装置的な機能で) 消失してしまうかもしれないじゃないか。そんなときにアイテムの取り残しがあってどうする。あってはならないのだ。
 さて、問題は今日のダンジョンである。今日起きたことについて詳しくは書かないが、とにかく自分にとってなんとも意外な場所でいきなりボス戦になってしまった。いや、考え方によってはいきなりでもなんでもないんだが、僕の考えとしてはそうなるはずじゃなかったのだ。
 まずいと思った。これはいけないと思った。おそらくこのボスと思われる存在 (ガボが「オイラの攻撃がこれっぽっちしか効いてねぇのか?」的なことを言っていたのでたぶんボスだと思う) を倒したところでこのダンジョンがいきなり消失したりはしないと思うが、たとえばだなあこのダンジョンの別の階にはそのボスの配下的なやつがいて、「あのお方に貴様らなどがかなうはずもないのだ! キヒヒヒヒ」とか言ってるかもしれないじゃないか。だがここでこのボスを倒したらどうなる。メッセージは「あ、あのお方を倒してしまっただと! キ、キ、キ、キヒャー!」とかいう具合に変わっちゃうに違いないのだ。「キヒヒヒヒ」が聞けなくなってしまうのだ。それはいけない。間違ってる。なにが? いやとにかく間違っているのだ。いまこそ決断のときだ。僕の指はプレステのリセットボタンに伸びた! 「いいや! 『限界』だッ! 押すねッ!」

 そして僕は再びメモリーカードを読み込んで冒険を再開したわけだが、この時になってある事に気がついた。そう、僕はダンジョンに行く前に冒険の書に記録するのを忘れていたのだ。というか、具体的には今日はまだ一度も記録してなかったのだ。つまり、あれだ、今日の日記の第三段落からこっち、全部やり直さないといけないのだった! キ、キ、キ、キヒャー!

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2000.12.30(ドラゴンクエストVIIより)

〜のことを おしえますか?

 あの町である。えーとこれまた多少具体的な話になっちゃうので、何も知らない無垢な自分でいたいという人は読んじゃいけませんが、そんな人ここ読むのか。まあとにかくあの町である。
 もう少し具体的に話をすると、成長する町のことだ。ここまでは有名なんですよね? で、そのさらに先まで話を進めると、あの町の住民というのは、ほうぼうの町にいる新生活を望む人をスカウトすることで増加するのだ。いわゆる移民である。
 問題はこのスカウトのしかたで、なんというか各地にはたまーにいるわけだ。今の生活に満足していない人が。むしろたまに発生するといってもいいが。そして彼らに話しかけてプレイヤーはそのことを知る。そのとき件の町のことを教えるかどうかはプレイヤー次第である。気に入らなかったら教えなければいいし、気に入れば教えればいい。つまりその気になればシスターとバニーガールと踊り子だけで町を構成することも可能なのだ。たぶん。以上、説明おわり。

 さて、問題はこの「教えるかどうか」という点で、どうですか皆さんはどういう人に教えて、どういう人に教えませんか? 個人的にはわりとこういうゲーム上の選択には素直なタイプなので、まったくえり好みせず全員に教えることになってるんですが。だって彼ら困ってるんですよ? 新天地を求めてるんですよ? 教えてあげるのが親切というものじゃないですか。
 しかし一方で、どうにもろくでもなさそうな人が新天地を求めてたりする場合もあって、これはどうしたものでしょうか。つまりそれはやる気がどう見ても欠如していたり、やめたほうがいいような理由で新天地を求めていたり、やる気はありそうだけど悪い方向にハッスルしていたりという人たちです。彼らに例の町を教えることは、例の町にとってマイナスなのではないか。自分たちもそれなりの責任があるわけで、そういう人を無条件に送りだすのはやっぱりちょっと気まずい。
 だがそういういまいちな人たちも、例の町に送ってみると意外に心を入れ替えてがんばっていたりもするので、まあ安心といえば安心なんですが、ごくまれにそうでもない人がいたりもするのでドキドキです。こいつに教えるのはヤバそうだけど、でもたぶん更生するだろうから、とか思ったらやっぱりダメだったということがあったのです。過去一回。というか正直な話、リセットしましたよ。ダメだこれはと思わせるものがありましたね実際。そんな具合で「もしかするとこの人は移住希望者かも、そしてヤベエ人かも」とか恐怖におびえながら人々に話しかける毎日なのです。どうにも。

 あ、リセットといえば昨日のあれ、その後どうやらリセットするまでもなかったらしいことが判明しました。なんかもう泣きそうです。

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2001.01.01(ドラゴンクエストVIIより)

地図

 この日記12月31日 (昨日) が空いていてちょっとどうかという感じだが、個人的な話をすれば昨日は大掃除やら何やらですっかり疲れてしまったのだった。一年の計はなんとやらと言うが、これは一応去年の話だからセーフなのか? 元旦の今日はちゃんと日記書いてるからむしろオッケーなのか? 今年1年バッチリと考えてさしつかえないのか? 今年のラッキーマンは僕か? ヤベエ! 年末ジャンボ宝くじ買わねえと!(遅) そんなこんなで別にいつもどおり日記はつづく。

 ところで地図である。今回のドラクエで厄介なのが何といっても地図である。なんつうか例によってこう詳しくはいえないが、今回の地図は刻々と変化するようになっているのだ。うっかりしてると置いてかれそうになるのだ。そしてまたゲームの説明書にも変化の前の前段階というかむしろ変化なんか知ったことか的なしょぼい地図しか載っていないため、今までのような説明書の地図コピーしてそこに書き込むというワザも使えないのだ。いや、説明書にそんな先まで見越した地図が大々的に載っててもそれはそれで困るんだけどさ。
 もちろんゲーム中に地図画面を呼び出すことはできますよ。できますけど、なんというか今回の問題はそういうことじゃなく、場所を感覚的に理解しづらいというか、ああもう説明面倒なんでしませんけど(*1)、僕としてはココに何ていう名前の町があるとかそういう情報を書き込みたくて仕方がないわけですよ。そしてドラクエの伝統として、画面上の地図にはそういう情報書き込めないし表示もされないわけで、こいつがまったく厄介なのだ。

 そこで僕の編み出した画期的な手法があります。超ヤベエ的アイデアがあります。今日思いついたんですけどね。一年の計は元旦になんとやら。1月1日にこういう地図ビシッと整備するなんてなんかマジで今年一年バッチリという感じしないですか?(*2)
 まず地図画面を呼び出します。ここまでは誰もが通る道だが、ここで僕はその画面をMacに取り込んだ! スゲエ! なんか未来! そしてAdobe Illustrator(*3)を起動! 先程の取り込んだ画像の上に文字やメモを書き込む! 画期的! しかもレイヤーグループ分けることによって、「ルーラ可能地域」とか「現状入れない場所」とかも一発で分類が可能に! スス、スゲエ! さらに、さらに地図がまた変化した場合も、新たに地図画面を取り込んで古い地図画面のファイルと置き換えるだけで、文字やメモ部分はそのまま以前のものを流用可能! こ、こいつはただ事じゃねえ!
 読み込み時間短縮のためと、大事なところをぼかす意味でごく一部だけ切りとって公開しますと、こんな具合です。ちょっとワクワクしませんか? 僕はとてもした。今後この方法でばんばんやってこうと思う。でもこの方法、ビデオキャプチャーボードとかIllustratorとかの先行投資が必要になるんで、あまり人にすすめられないのが欠点だ。

*1 説明面倒なんでしませんけど

ゲームやってる人はすぐ分かるし、ゲームやってない人に説明するのは困難だ。

*2 1月1日にこういう地図ビシッと整備する

見方を変えれば、1月1日にゲームばっかりやってるわけでなんかマジで今年一年どうなんでしょう。本当どうなんでしょう。

*3 Adobe Illustrator

世界に冠たるアドビ社が編み出した謎のグラフィックツール。あまり詳しく説明しない。

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2001.01.02(ドラゴンクエストVIIより)

真・50時間

 そういえばプレー時間50時間越えてた。
 というかむしろ気付いたらすでに53時間になってたりして、うまくいかんなどうも。
 とにかく50時間 (超) である。今度こそ間違いなく50時間超である。一応総プレー時間を下馬評どおり100時間と考えるなら、約半分である。長いんだか短いんだか。
 50時間。1日は24時間なので、まあ約まる2日ということになる。こう書くとなんだか短いな。というか2日間徹夜してぶっとおしでプレーしたら楽勝でこの地点に到達することになってしまう。理論上は。そう考えるとなんだかしょぼいが、キャー徹夜はイヤー!(さまざまなイヤな思い出がふいによぎったっぽい)
 実際の話そうそう2日間徹夜してしかもインターバルなしでプレーするなんてことはないわけで、というか可能性としてはありえそうですが、そういう汚い現実 (さまざまなイヤな思い出が?) には是非目を背けていきたいので、やはりナシとします。そうですね、もう少し具体的に考えると、50時間でしょ? えーと120分ビデオテープが約8本分か。それも3倍で録画して。こう考えるとけっこうクラクラくる数字です。3倍速で録画したビデオ8本だぜ?
 あ、じゃあ映画だとすると、……えーと映画ってけっこう時間まちまちだけど仮に平均1時間半として、や、約33本分!? マジで!? 計算間違えてねえ? だってアレですよ、映画33本ツタヤで借りたらそりゃ例のバスケットもすぐ一杯になりますよ? スタンプカードも即満杯ですよ?(イメージ的に) むしろこれがゲーム終了までの100時間なんていったら映画66本分ですよ! そんな見たい映画大量にあるか? 少なくとも僕だったらネタ尽きて聞いたこともない映画とか借りるはめになると思う。『アマゾネス・プリズン 女囚地獄』とか。それはそれである意味アリか?
 そして怖いことは、この映画66本分の時間が日本中(*1)で何の疑問ももたれないまま大量に消費されていることにある。なにしろドラクエは売れているのだ。えーと手元のファミ通のデータだから少し古いんだけど、12月3日の時点でドラクエVIIの推定累計販売本数が374万4754本とある。これ買った全員がエンディングまで行ってるわけじゃないとは思うけど、たとえば3分の1がエンディングまで到達したとしよう。それでもすごい数ですよ。約125万人が100時間を費やしてるんですよ。それで残りの約250万人も何時間か何十時間はプレーしてるわけで、うわ想像すらうまくできないんですけど。世の中は気付かないうちに大変なことになっていた。これだけのパワーがひいき目に見ても建設的とは言えそうにないことに費やされていた。まあ建設的かどうかはさておき、125万人の100時間が同一の作品に対して費やされていた。これって社会的にも文化的にも結構デカい現象のような気がするんですけど、実際そういう目でみるとどうなんでしょうか。

 そして125万分の1にさえ満たない53時間を経た頃の僕は、画期的な効果を持つ像をめぐった騒動をなんとかしたところです。こうして時間は過ぎてゆく。

*1 日本中

おもに日本中だと思う。そういや韓国とかではどのぐらい売れてるんだろう。そしてどのぐらいの人がエンディングまで到達したんだろう。

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2001.01.03(ドラゴンクエストVIIより)

大声で叫ぶとき

 ゲームをしていて思わず大声で叫んでしまうときというのは、どんな場合だろうか。まあ普通のプレー中でもがんがん大声だす人とかもいるでしょうが、人前ではちょっとどうかと思いますよ。余計なお世話ですが。で、やっぱり一般的にはかなり限られた状況下だと思うのだ。たとえば苦しんで苦しみぬいた謎が解けたとき、人は「ぃやったあああっ!」と大声で叫ぶだろう。理不尽きわまる罠にかかったとき、「うっそおおおっ!」と思わず咆哮するだろう。感動のストーリーを前にして「ああああああ」と慟哭するだろう。しかしやはり一番「叫び率」が高いのは、なんといっても取り返しのつかない失敗をしたときではないだろうか。なにしろ失敗というのは突然のことである。予期せぬ衝撃の前に人は無力だ。まして取り返しがつかないときてはなおさらである。
 と、こんな具合の前フリした以上、話の流れも知れようというもんですが、ええそうですよ僕は取り返しのつかない失敗しましたとも。
 それはもちろん今日のことだ。今回の舞台はひとことでいうなら「ふんだりけったりの町」だった。あまり詳しくは説明しないが。そのあたりをどうにかするため、僕ら(*1)はある塔に向かったのだった。数々の仕掛けを突破して、例によって途中にある宝箱は取り逃さず、敵を倒しながら着実に僕らは塔の最上階にたどり着いた。そこには明らかにボス的存在とおぼしきグラフィックが2パターンでアニメーションしていたりしていたが、ここで即話しかけるのは利口とはいえない。どうやらボス的存在には近寄るか話しかけるかしない限り戦闘にはならないらしい。ということは、ここは戦闘の前にこの階を完璧に探索しつくしておくのが筋というものである。筋かどうかはともかく、個人的には大いにアリである。そこで僕らは塔のはじっこ的な部分に足をかけた。うっかり落ちないように注意して、通路らしきところに足を踏みだしたとたん、落ちた。ヒューなんつって。
 で、塔の一階である。アチャーとか言ってももう遅い。ボスのところまではまた長い道のりである。まあ宝箱は全部開けたし仕掛けも全部クリアーしたからさっきの道のりよりは間違いなく楽なんですけど。ただ気になるのはMPの消費量である。ボスに辿りつくまでにけっこうザコ敵相手に魔法を使っていたので、MPが不安な残量になっていた。このさい一旦宿屋で休息するために、僕らは例のふんだりけったりの町まで戻る。というか、もう今日はやる気も萎えてしまったので教会で記録して終了しようと思った。ふんだりけったりの町に戻り、宿屋に泊まってMPを回復する。電源を切る。
 電源を?
 僕は大声で叫んだ。ああ叫んだったら叫んだ。教会行くの忘れた! 何をやってるんだまったく僕は。僕という奴は。ああまた塔の最初から宝箱全部開けて仕掛け全部クリアしないと駄目じゃないか。本当にまったく。ああもう。
 ちなみに未プレーの諸君! 君達に強く言っておくが、あの塔の最上階のはしっこ部分は一見通路があるように見えて実はない! はしっこに足をかけたら絶対ヒューなんつって落ちるので、最上階まで来たら即ボスに話しかけるのが正解!
 なんかダブルで腹たちます。

*1 僕ら

3人パーティーであることを意識した一人称。

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2001.01.04(ドラゴンクエストVIIより)

わからないが

 なんというか、僕は今回のドラクエはけっこう推してるというか正直かなりいいゲームだと本気で思ってたりするんですが、いやしかしどうもこれはいただけません。なにがって、なんだかよくわからないんだけど。
 つまりアレだ、いただけないのかどうかすらよく分からないのだ。ますますわからないか。わからないがわからないを呼んで大変なことになっている。

 話が進まないので、まわりくどいようでも自分の個人的な例で話することにします。ある問題をとりあげると、それはモンスターが仲間にならないことなのだった。
 モンスターが仲間にならない。それは一言でいえばそういう事だが、しかしそもそも仲間になるのかどうかも怪しいのだった。僕的には思いっきり『V』の延長線上で、とうぜん敵は仲間になるものだと考えていた。モンスターを倒した結果、たまに「なかまにしてほしそうなめで こっちをみている」のだと思っていた。しかしいっこうにその気配はない。違うのか? 僕は何か思い違いをしているのか? 『V』の通りだと思っちゃいけないのか? だいたい『VI』じゃどうだったんだ? ご存知の通り僕は『VI』はやっていないのでその辺よく知らないんですけど。
 てか変じゃないですか。「まものハンター」ですよ。職業ですけど。読んで字の通りまものをハントする職業。むしろ漢字にすれば魔物ハンター。赤いチャイナ服を着ている(*1)。少し職業や今後の展開の重要そうな話もまじえてきますが。そんな「まものハンター」が仲間にいるのに、モンスターが なかまにしてほしそうなめで こっちをみて いないのは変じゃないですか。まして「まものならし」なんていうこれはもうどっから見ても仲間になる確率が上昇する以外の何物でもなさそうな特技を身につけるわけで。これはイケると正直思いました。あの敵を仲間にしようと思いました。さんざん「まものならし」をかけまくりましたとも。ええ、一向に仲間にはならなかったんですけど。
 そうこうしているうちに、モンスターなんとかが登場したのだった。もちろん「モンスターなんとか」という名詞なのではなくて、それは一応ぼかしておいているのだが。とにかくモンスターなんとかである。ここにはその名の通りモンスターがいたりいなかったりするのだが、どうもここの存在がわからない。いや、わかるんだけど。もちろんモンスターがいたりいなかったりするのだ。戦闘に勝った時にたまにモンスターがここに行ったり行かなかったりするのだ。それはわかっている。だが、本当にそれだけなのか、それがわからない。
 結局モンスターなんとかにモンスターがいたり (←このへん物凄い交錯した文章になってますけど、適当に読み流していいです) したとして、それはそれだけのことだ。仲間になるという訳ではない。それでいいのか。「まものハンター」の立場はどうなる。それはモンスターなんとか行きの確率が上昇するということなんだろうか。そういう線もありえるとは思う。あ、もしかして「まものハンター」がモンスターなんとかに行くと何かが起きるのかな。それか、実際「まものハンター」がいるとモンスターが仲間になるんだけど、それはモンスターなんとかが出現してからでないとダメとか、そういう事なんだろうか。どうもわからない。

 そういう訳で、本当わからないんですよ。もしかするとまだ何か先があるのかも知れないし、考えすぎてるだけなのかもしれないし。あと、あのアイテムがよくわからないし。何とは言わないが。モンスターの生態に関するあのアイテムが。
 個人的にはシステム的な事に関しては (マニュアルとかゲーム中のチュートリアルとかで) 全部つつみ隠さず教えてくれてもいいじゃんとか思うんですけど、これって極論かしら。

 そんな苦言なんだか疑問なんだかよくわからない事を考えつつ、今日は特に進展があるわけでもなく眠るわけですよ。ああなんだか今日の日記よくわからねえなあ。

*1 赤いチャイナ服を着ている

詳しくは説明したくないが、それが魔物ハンターというものだ。妖子。

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2001.01.07(ドラゴンクエストVIIより)

娘。

 この間2日間ほどあいてしまったが、それというのも特に何をしたというわけでもないくせに体力的に限界が来てしまい、さしずめ空条丞太郎の母親ばりに寝続けていたのだった。そりゃスージーQも見舞いにくるわ。この日記ジョジョの奇妙な冒険使いすぎだと思うんですよ。
 あとこの間インフォコムのページから『ZORK』(*1)がフリーウェアになってると知って超っ早でダウンロードしてやってみたらこれがマジ面白くて本気でハマったりとかもしたんですけど、でこういうゲーム日記の定石としてはやっぱり『ZORK』とドラクエの相違点とか共通点を分析するのが基本っつう感じですが、面倒なのでやめます。

 今日ひさしぶり (つっても2日ぶりだけど) にドラクエやって、えーととりあえず前回の日記に書いたまもの関係の謎アイテムの使いどころはわかりましたが、なんつうか効果わからないような。あと、ふんだりけったりの町は無事どうにかなりました。物凄いはしょり方でどうかと思いますが、具体的に書くわけにもいかないし。

 で、ずっと前から気になってたんですけど、教会とか行くじゃないですか。神父とかそれに類する人がたいてい「神のご加護があらんことを」的なこと言いますよね。あれスゲエ気になるというかひっかかる物があるんですが、むしろ端的に言えばモー娘の加護亜依の顔、アレ言われるたび必ず思い出すんですが。どうかと思います。いや加護がどうとかいうわけじゃなくて。個人的には阿部派ですが。いやそういう問題でもなく。
 だって神父が「神の加護を」とか言いだすのってかなり頻繁なことですよ。しょっちゅうですよ。ゲームの大半を占めると言って過言じゃないですよ。嘘だが。でもまあ普段からよくあることで、ということは今後とも加護がどうこう言い続けるわけですよ彼。そのたび僕は加護亜依を思い出すわけですよ。連想が進めば辻も一緒に思い出すわけですよ。場合によっては矢口まで話が進み、こうなればココナッツ娘のあの人(*2)が出てくるのも時間の問題です。これはいけない。いやココナッツ娘がいけないということじゃなくて。いけないのかもしれないが。つまり、ドラクエのストーリー進んでも進んでも神父に話しかけるたびミニモニが脳裏に現れるわけです。もしかするとゲーム終盤の異常に話盛り上がった場面でも神父的な人がいるかもしれなくて、そんな場面でも僕はミニモニを思いだすんですよ。ココナッツ娘出身の人を思い出すんですよ。そんなの雰囲気だいなしじゃないですか。いやココナッツ娘がどうこうというわけじゃなく。

 皆さんに神のご加護があらんことを。

*1 『ZORK』

かれこれ20年近く前に発売されたパソコン黎明期のアドベンチャーゲーム。面白。

*2 ココナッツ娘のあの人

名前知らない。

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2001.01.08(ドラゴンクエストVIIより)

詰まった

 ついにこの時が来てしまった。恐ろしいことである。大変なことになってしまった。いつかこんな日が来るのじゃないかと思いながらも、自分は大丈夫だろうとさして根拠のない楽観をもって対していた、あの事態がついにやってきたのだ。
 詰まりました。
 先進めない。石版たりねえ石版! どう見ても石版たりてねえ! えらいことである。
 実際のところ問題は石版そのものかというと微妙なところで、何かイベントをこなしていないがためにその成果としての石版が入手できていないという可能性もありうる。もちろん単なる宝箱の開け忘れという可能性もあって、予断は許されない。というか、それ、本当に何がまずいのかよくわからないってことじゃないのか。
 これはいけない。とりあえず町の問題を解決したりその後の変化もひとまわり見届けたりといった、いわゆる基本的なことは一通りしているだけにますますもって何を忘れているのか分からないのだ。どこから手をつければいいというのか。とりあえず、メモしてある「怪しいんだけど行ってもどうにもならなかった場所リスト」を見ながら順に何か新展開が起きないか回ってみる。何も起きない。いよいよもってまずい雰囲気である。じゃあ、と思って例の占い師のおばあさんに聞いてみると、どうも高い塔らしき場所に行くことになっているらしい。僕らが。それはつまりあの繊維質の空に関係のあるアイテムを利用して行き着ける塔のことだと思うんだけど、でもあそこ行ってみたら封印されてて入れないんですよおばあさん。
 ヤバい。マジにヤバい。こうなると必死だ。最近行った場所全部回り直してみたりする。何か見落としがないかと思って同じところを何度も何度も。こういうのはたとえば自分の部屋の中で見つからなくなった本みたいなもので、本来はまったく意外な場所に隠れているものだ。でもどうしても固定観念というか、ふだん本を置くような場所から離れられずに、同じ場所をいやさっきも見たんだけどでも見落としてるかもしれないから、とか言ってまた見直してみたりする。そんな訳ないじゃんかお前。ところが時々本当に見落としている場合もあったりするのが困りもので、まだ開けてない宝箱発見!とかいうこともありました。いやマジで見つかったんですよ。まあ中身ミミックでしたけどね。物凄い悔しさでしたよ実際。

 占い師の言うことをもう少し考えてみると、「塔」ってことは別に例の塔だけに限った話じゃありません。むしろこれまでに行った塔の方が怪しい? とか思いました。ありえる話です。いかにもありそうな話です。で、行ってみた塔がまさに正解! 今までと違うメッセージ発見! そして町に戻るとイベントが発生! これだ! 勝った! とか思ってたら、全然ゲーム進行に関係ないサブイベントだったりしました。凄い衝撃でしたね実際。

 初心に戻って冷静に考えてみると、なんか最初の方で、こう、洞窟っつうの、地下湖的な具合になっていて大変きれいな場所、あれ意味深だったよな、とか思い出しまして、行ってみました。正解! あるアイテムを入手することに成功しました、サー。これだ! 勝った! とか思ってて、実際そのアイテムを持ってると今まで入れなかった水に関係ある場所に入ることができまして、しかも石版見つけてもう完璧! いや僕は先の展開あまり知りたくないくせに、詰まったところに関しては答教えてもらって全然平気なタイプなんでイザとなったらインターネットでドラクエ攻略してるページ見ればいいやとか思ってたんですけど、自力で成し遂げるというのはやはり格別の喜びがあります。いや本当オッケーですよ。ピースっつうか。とか思いながら石版置いたら、まだ足りてなかったんですけどね石版。それはもう絶望みたいな気分でしたね実際。

 で、結局もうダメだとか思って調べましたインターネットで。そうすると驚愕の新事実が発覚! ものすごい見落とし方をしてました。もうまさにある町 (しかも印象的な) の目と鼻の先にあったのだった。問題の場所が。僕が必死で4時間かけて探してた場所は、こんな近くだった。
 1画面に楽勝でおさまるような場所だった。気付かなかった。真剣に見落としてた。馬鹿じゃないのかと思った。自分が。考えてみればそうだ「怪しいんだけど行ってもどうにもならなかった場所リスト」にはあんまり町に近いから書くまでもないとか思って放っておいたのだった。完璧に忘れていた。駄目だと思った。自分が。

 色々ありましたが最終的に言えることは、あれだ。
「占い師のババア信用しちゃダメ!」

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2001.01.09(ドラゴンクエストVIIより)

ゲームを途中でヤメることについて

 昨日の日記を読んだ人から聞いたんですが、僕は例の大失敗がもとでどうやらストーリーの展開順序けっこうズレてるらしいです。あーそれはまあそうだろうなあ。
 まったくもってここのところの僕はヘナチョコだった。行くべきところに行っていないのもそうだが、疲れただの何だのですぐドラクエ遊ぶのをやめたりするあたりが実にヘナチョコだった。そして今日もまたヘナチョコなのだった。とりあえず昨日判明した例の場所に行ってみたところある物品が必要になり、あーあの石かあとか思いつつ行ってみたらあんのじょう町の人の話す内容が変わってて、全員に聞くのも大変だし今日はここまでと思って終了したのだった。総プレー時間つごう5分くらいだった。これはなんというヘナチョコっぷりだろう。もはやヘナチョコ雑貨店といった様子。言葉の語呂だけで喋っていますけど。それはまさにヘナチョコの国の王子様といった風情さえただよっていたという。

 これはある種の危機だといえます。こういう流れでゲーム途中で止まってしまうという例は数多いです。あー今日は疲れてるからまあいいやとか思ってやらない日が1日すぎ2日がすぎ、ついに10日がすぎたころにはコントローラーに触るのもおっくうになっているという。そしていつしか新しいゲームを買って、ドラクエのCDはケースにしまわれ、それがわたしたちの最後に見た彼の姿でした (朗読) 。そんなパターンは実によくある話です。正直ヤベエとか思いますが、それというのもドラクエ楽しいからで、疲れたとかいう理由でヤメるのってすげえもったいないと思うわけですよ。やめたくないなあドラクエ。楽しいしなあドラクエ。でも疲れてるしなあ今日。とかいう葛藤。
 個人的にはまあいくら休んでても、週末とかでヒマができたらさっそくやるんで比較的問題ないんですけど、でも明日はやっぱやりたいですよドラクエ。むしろやりたいですねドラクエ。だってアレだぜ? 例のあの石がその真価を発揮しそうだし、それはつまり例の人がその真価を発揮するんだかしないんだか何しろあの人だしそんな具合だし、そうなってくると例の塔とか行くんですかね、いやマジ例の塔ですかねとかいう展開だし、そうなるとついにアレか、あの人の登場か、とかいう予想だしで、実際スゲエ楽しみなわけです。
 あー前も書いたけど、今回のドラクエってこういう「新展開を目前にしてゲーム終了する」ことが多くて、それで前書いたときは、100時間ずっと毎回新展開を目前に終了になるところがスゲエ、とか書いたんですけど、これある意味逆なのかもしれない。
 プレー時間100時間もあるゲームだったら、毎回新展開を目前にしてゲーム終了してるくらいじゃないと途中で飽きてヤメちゃうじゃないですか普通。むだにダラーッとした時間が流れたりすると、それでちょうどその時に疲れてたりすると、もうその日はプレーしないで1日すぎ2日がすぎ、それがわたしたちの最後に見た彼の姿でした (朗読) 。そんな具合になるんじゃないですかね。というか、なりますね。それは大いになるね。経験上。
 実際総プレー100時間のゲームでこれだけ新展開がたたみかけるゲーム信じられねえって思ってましたが、そうじゃなくてむしろ総プレー100時間だからこそ新展開がたたみかけるべきだったのかって、なんかある種発見した気分ですよ。

 そういう訳で今日は発見もあったし、すがすがしく寝ます。明日の新展開を夢見ながら。あ、なんかこれキレイな締めじゃないですかね? マジキレイな締めっぷりじゃないですか?

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2001.01.10(ドラゴンクエストVIIより)

ぱふぱふ

 まったくもって冒頭から何てタイトルだという気分にもなるが、正直やる気もなくなろうというものだが、それにしてもぱふぱふです。あー文字にすると物凄い画期的に力抜ける字づらなんですけど。かといって口に出してみると、それはそれでもっと力抜ける発音なのだった。なんて言葉だ。これだけの言葉を造り上げた鳥山明は偉いが、いま一応本当に力抜けるかどうかためしに口に出して発音してみた僕だってなかなかの人物だと思うんですが、どうよ? 実際どうよ?

 ぱふぱふ。ドラクエの毎シリーズ必ずどこかに登場するんで、いわば風物詩 (いやだ) みたいなことになってますが、もう今となっちゃこの言葉が意味するところを知らない人多いんじゃないかと思います。
 もともとは漫画『ドラゴンボール』(*1)の、ああこのマンガも終わっちゃったしなあ。その漫画のかなり最初の頃に登場した言葉というか、ギャグというか。これチビッ子諸君には刺激が強い話ですが、えーと豊満な胸をもつ女性を一人用意しまして、それでその谷間部分に顔をうずめた上で、はさんだ左右からこうぱふぱふっとマッサージするという、おおまかに言えばそんな具合の出血大サービスでした。ドラゴンボールが大バトル漫画だと信じて疑ってない世代にはショックな話でしょうが、こんな時代もあったのだ。
 これ多分『ドラクエIII』の頃にはもう知らない世代のプレーヤーも出始めてたと思うんですけど、今なんつったらもう知ってる人の方が少ないんじゃないのか。すでに『III』の頃にはぱふぱふという概念が「どこかエロティックらしいこと」という意味合いでひとり歩きしはじめてるし。たしか暗闇の中でマッチョな親父さんにぱふぱふされるんだったよね。「どうだ ぼうず。わしの ぱふぱふは いいだろう」とか言われた気がする。結局それは単なる指圧の隠語だったというオチだったんですが。

 『I』の頃なんかはメチャクチャ直截的で、町外れに一人たたずむ女性が「おいで ぼうや。ぱふぱふしてほしかったら 50ゴールドよ」とか言っててもはや小生の愚息も失神寸前という雰囲気をかもし出してました。ちなみにそのゴールドは払えないし「はい・いいえ」の選択肢すらないぐらいで、本当そのメッセージには意味ないんですけど。つくづく『I』の頃は町人のメッセージ適当な部分多かったなあ。

 「ぱふぱふ」は近年のドラクエだともうすでに最初の意味と完全に別物になってる気がするんですが、実際どうなんでしょう。ぱふぱふを知らずに育った子供たちはどういう気持ちであのメッセージを読んでるんだろう。とか本当に疑問なんですけど。
 ところで今回のドラクエ。今まで一度だけ「ぱふぱふ」という単語は出てきましたが、あれで終わりなんだろうか。あ、いちおう仲間が「ぱふぱふってなんだ?」とか言ってたから通算二度か。それにしてもなんかさらっと流された感はいなめません。やっぱりドラクエを初代からプレーしてると、ぱふぱふはもっとミニイベント的にボリューミーにそして強引なギャグでごまかしてほしいとか思いませんか。まあ、どうでもいいっつったらこれほどどうでもいい話もないんだけど。

 ちなみにイギリスでは「パフパフ」は幼児語で「きしゃぽっぽ」という意味合いらしいです。ところ変われば品変わる。

*1 『ドラゴンボール』

いまさら言うのもなんだが、この作者の鳥山明という人がドラクエのキャラクター (モンスター) デザイナーなんですよ。もう今の時代そのことすら知らない子とかもいるんだろうなあ。

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2001.01.11(ドラゴンクエストVIIより)

 のっけから何ですが、僕は実際どうしてなかなかの猫好きであって猫とみれば相好を崩すような人間です。ふだんは池上遼一のマンガに登場しかねないほど危険な香りと匂い立つセクシーさを兼ね備えているとかいないとかいう噂の僕ですが、こと猫を前にすると「猫ちゃんカワイイでちゅねー。ニャムー」とか楽勝で言い放つのだから手に負えません。だいいち池上遼一うんぬんはどう見ても嘘ですし。
 そういう訳で今日の話の展開としては猫がテーマなんですけど、今回のドラクエといえばむろん猫です。むしろ断固として猫だと言いたい。猫なくしてなんのドラクエVIIでしょうか。猫はかわいいニャー (←話の途中、唐突に文脈が変わっているのは、猫の話をしているうちに猫ワールドにいざなわれたせいらしいです) 。

 話が若干の脱線を見ましたが、今回のドラクエは猫がやたら登場します。なんかもう町ひとつあれば絶対1匹はいるんじゃないのかっていうレベルで登場します。あ、それは前からそうか? どうだったかそのへんの記憶あいまいだ。
 どうあれ今回は特に多いように感じるんですけど。そう思うわけは明白で、なにしろ主人公の家ある村が漁村じゃないですか。だからというかなんというか、この村、猫やたら多いわけで。 もう浜辺をちょっと歩けば猫。人家に入ればそこにも猫。建物の前にもとうぜん猫。もはや1歩あるけば猫と遭遇するほどといって過言ですが、ああでも画面一杯を猫が埋め尽くしている状況も悪くはないなあ。ああ、猫。ああ、猫…… (←再び猫ワールドにいざなわれたらしい上、なんかボキャブラリーが貧困っぽい) 。

 話すこし変わりますが、まあ結局最後は猫にいきつくんですが、僕とかはけっこうドラクエやってて「家に帰る」ことが多いんですよ。ルーラ憶えたらという制限付きではもちろんあるけども。こう、行った先で一通りやることは終わって、次のイベントやるのは明日にしとこうか的な場合ならまず絶対ルーラで帰省しますね。やっぱそこはプレイヤーとして預かった大事な主人公キャラ。親ごさんに心配かけてはいけねえのです。まあ『IV』ではさすがに帰省しませんでしたけど。全焼してたし。
 で、今回のドラクエ。特に今回ったらイベント間の区切れがいいので、当然のようにちょくちょくルーラで帰省するわけです。そうするとそこはめくるめく猫ワンダーランド。とりあえず浜辺に降りて猫ちゃんに挨拶するわけだニャー。
 というかよく考えると、むしろ親ごさんに挨拶きちんとしていないことに気付く。ついつい猫に目がいってしまって、話しかけもせずにベッドに直行してHP回復したら即教会に行ってしまってという具合で、なんて親不孝者だ。貴様は自分の家を宿屋かなにかと勘違いしてやしないか。この罰当たりめ! というかそうさせているのは僕だが。少し反省しました。

 ところで今日は例の石を探してあっちこっちを駆け巡り、着いた先では意外な展開が待ち受けてたわけですが、このとき一時的に仲間になる人、実は主人公の村で「はなす」すると意外にメッセージ返してくれるって知ってた? 僕はたまたま帰省ぐせがついてたおかげで発見したんですけど。
 そんなわけでこの先の高いところに上るイベントは少し後回しにして、主人公の村以降でメッセージ返す場所ないかどうか調べ上げようと思いました。明日以降。
 そしてそんな時であれ僕は猫とみればメッセージ変わってるはずないのを承知で話しかけて「ニャー」とか言われては満足するわけです。やはり今回のドラクエといえば猫です。猫クエストと言って過言でないほどに猫ですね。諸君もこれからはドラクエVIIのことを猫クエストって呼んでみないか? やめてください。

 あ、ちなみに明日はたいしたことない事情で更新しない予定。予告。

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2001.01.13(ドラゴンクエストVIIより)

話しかけすぎ

 今日はちょっとしたバグに出会ってしまった。誤動作だった。危険な状態だった。あ、嘘。それほど危険じゃなかった。むしろ安全といってよかった。それはハリウッド映画に登場する犬 (それも主人公の飼い犬が望ましい) が死なない確率と同じくらい。
 実際のところたいしたバグじゃなかったというか、ある町の人に話しかけても答返ってこないっていう。いや「……。」とか言われたわけじゃなくて、本当に文字通りの意味でノーリアクション。あ、こっちに振り向きはするからリアクションは一応してたのか。それにしてもノーコメントです。寒いリアクションです。むやみに不安にさせる返しです。
 状況をもう少しリアルに書くと、それはある人物を一時的に仲間にした状態で、ある町のある建物内のある老婆とある少年に話しかけたときにだけ起こるわけですが。そういえばもっと前にも、ある町のある酒場のあるビンを持ち上げることができないってこともあったのを今思い出した。
 この事実からわかるのは今回のドラクエにバグが多いという結論ではもちろんない。そうじゃなく、僕は町の人に話しかけすぎだということだ。

 普通、あの人物を一時的に仲間にした状態であの町のあの建物内のあの老婆とあの少年に話しかけたりはしない。それはやりすぎというものだ。これは客観的事実だと思う。というのも、もし普通のプレイヤーでもあの人物を一時的に (長いので省略) 話しかけたりするのだとすれば、そういうバグは開発中にとっくに発見されてとっくに修正されているはずだからだ。むしろエニックス擁するバグを発見する気まんまんの巨大バグ出しアルバイト部隊をもってして発見されなかったということになるのだから一体どうしたことだこれは。僕はそんなにまでやりすぎていたのか。行き着くところまで行ってしまったのか。誰にも止められかったのか。
 たぶん真相はバイト部隊の何人かが発見したものの超眠かったとか報告し忘れてたとかそんな具合じゃないかと思うんですが、まあそれにしても見逃されるようなところを妙にめざとく発見してしまったのは事実だ。これを話しかけすぎと言わずしてなんと言おう。
 個人的にはそれほど自分話しかけすぎじゃないというか、これぐらいものすごく普通だという気持ちでいたので正直驚いてます。「もうこの辺はセリフ変わってないだろうからいいや」とか確かめもせず推測で片づける場面も多々あるくらいだし(*1)。だって本当にヤバいほど話しかける人というのは全部のメッセージを一語も漏らさず完璧にテキストエディタ等に記録したりするものだからです。一度しか「はい・いいえ」の選択ができないところとかは当然セーブした所まで戻ったりもしつつ。パーティーの誰かが死んだ場合とかもいちいちチェックしたりもしつつ。そういうのはしませんよ僕は普段。それともやっぱりあの人物を一時的に (省略) 話しかけたりするのは普通のことで、単に今回のドラクエはバグが多いだけとかそういう事なのか? なんだかどっちの結論も飛びつきたくはないなあ。

 ちなみに今日はあの高い場所からあの人が仲間に加わりました。一応、あちこちの町行ってメッセージ変わってないか確かめようと思う。これだからいかんのだ。いや、いかんってこともないんだけど。

*1 推測で片づける場面も多々ある

というか今回のドラクエだとそうでもしてないといつまでも話が先進まない。

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2001.01.14(ドラゴンクエストVIIより)

ダンジョン放浪記

 昔そういうタイトルのファミコンゲームがあったんですけど、あれって早すぎた『トルネコ』なんでしょうか? 違うと思います。

 ドラクエは今日なにしろ今まで行った町を最初から全部行き直してセリフ全部チェックするような日々だったので進行自体は全然ないんですが。
 ということでいきなり昨日の話。昨日といったら例のド高い塔に上ったりしたわけです。この塔に上るの、実はけっこう気後れしてたんですよ。上るのはまた次回にまわそうかとまで正直思いつめてたわけです。だってね、高いんですよその塔。いろんな場面で「スゲエ高い」的なことをさんざ言われてるわけです。大変そうじゃないですか上るの(*1)
 で、上ってみるとこれは確かに高いんだけどそんな苦労するわけじゃなくて、なんというかあんまり詳しくは言いたくないんだけどとにかく上りやすくそれでいてその塔独自の仕掛けも歯ごたえもありで、かなり楽しめたわけですが。そして僕はこの塔がこういう一種ドラクエ的なダンジョンであってくれたことにスゲエ安心したわけです。

 個人的な体験で言えば人生最悪のダンジョンったらやっぱりアレじゃないでしょうか、『ウルティマIV』のグレートステイジアンアビイス。最終ダンジョン。強い敵。悪夢のようなエンカウント。それでいて何時間にも及ぶ長い道のり。とどめは一回のミスでいきなりスタート地点に逆戻り。まああれはそういうゲームだからそれでいいといえばいいんですが。
 もう少しメジャー系とかだと普通出てくるのが、そう『ファイナルファンタジーII』。ジェイドとパンデモニウム。そもそも2つのダンジョンを一度に攻略する意味がわからない。しかも2つとも長い。広いうえに深い。あれ今度出るワンダースワン版とかだとどうなるんでしょうか。子供は泣くと思う。
 その次に出た『III』もけっこうヤバかった。あれ吉田戦車のマンガで「せめてスクウェアさんももう少し考えてほしかった」とまで言われて、それ以降みんな「やっぱりこれ難しいと思ってるのオレだけじゃないんだ!」とか気付いたらしくさんざん叩かれてましたね。たぶんあれ以降スクウェア批判するのがある種カッコいい的な風潮が出てきたんだと思いますが、個人的にはそれほど『III』の最終ダンジョン難しくなかったと思うんだけど。『II』に比べたら。やっぱりさんざん深いところまで降りたあげく殺意まんまんのボスが4匹も登場する(*2)という点が憎かったのだろうか。
 ドラクエも『II』のロンダルキアへの洞窟なんつったらもうシリーズ最凶のダンジョンとして有名ですが、本当あれやりすぎっていうか。ザコ敵の段階で全員殺意がみなぎってるわ落とし穴落ちまくるわ不思議ワープ構造になってるわ長いわで。ドラクエシリーズ唯一のバランスまともに取ってない作品だからなあ。
 というかアレです、それでもファミコン史上最凶のダンジョンといったら『ミネルバトン・サーガ』を挙げるね僕は。解けっつっても無理。あれ絶対無理。異常に広いっすよ。スーパー細かくマップ書いてるのにノート見開きを楽勝でのりこえるくらい。あれあきらめた時なんつうか僕は大人になった気がしましたね。また一歩。

 ちなみにこの日記、たいてい話の流れとか考えずに最初のテーマだけ決めてあとはダラダラーッて適当に書くというスタンスで、その結果意外にいいこと言ってるじゃんか俺とかぜんぜん意味わからない結論なってるなあ俺とか色々あるんですけど、とりあえず今日この日記書いてわかったのは、ダンジョンの話ってけっこうネタ尽きないなあということでした。なんだかんだでRPGで一番苦労するポイントだから、印象に残りやすいんでしょうか。

*1 大変そうじゃないですか上るの

ダメ人間の理論だ。

*2 殺意まんまんのボスが4匹も登場する

間違って憶えてるかも。

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2001.01.15(ドラゴンクエストVIIより)

旅の仲間

 さて今日も今日とて前に行った町や村に戻っては全員に話を聞きつつ、仲間にも話を聞くというおなじみの行為をくりかえしてるわけですが、いつまで続くんだこれ。
 なにしろ今回のドラクエはボリューミーです。今まで行った町全部行き直すって簡単に言いますけどけっこう時間食うような気がする。というか実際食ってる。実質的には単なる寄り道なんで、こんな無駄足ヤメろという声もたしかに聞こえるんですが。幻聴で。
 そうは言ってもこれがなかなかアリっつうか、まあ僕いままでさんざん言ってるようにセリフ貧乏性なんで聞き逃したくないというせいもあるんでしょうけど、それ抜きにしてもこれはアリっつうか。みんなもやってみるといい。楽しいっすよ。
 今まで行った場所順に全部行き直すわけで、なんつうかあーここではこんな事もあったなあそこではこんな事になっていたなあとか、思い出のメモリーも蘇ったりなんだりでけっこう感無量です。エンディング直前のような気持ちになります。いや、本当にいいことなのか、それ。
 そういうの別にしても、例の新しい仲間、あの人のセリフが折にふれちょくちょく聞けるわけで、けっこう新鮮で楽しいんですよ。だんだん気心が知れてくるっつうかね。え、何、この人こういう事も言っちゃうわけ、とか、ぎゃはははなんだ話せるじゃんかあんた、とか、分かるぜ分かるぜアンタ今日は飲もうどんどん飲もう、とか思うわけですが、なんというか堀井雄二の思うつぼです。僕が。
 あと鏡に向かって、あ、当然パーティーの並び順その人先頭に変更してからですけど、鏡をのぞき、そして又のぞき、さらにのぞき、もうのぞきまくりでこれは警察を呼んだほうがいいのではないかというぐらいにまでのぞいたり、まあなんだかよくわからないけど。そんな具合に鏡に向かって便利ボタン連射したりもするわけですよ。
 で、そうこうしてるうちに例の人のひととなりなんかも見えてくるわけですが、えーと僕の個人的な印象ですが、もうこの人アリ! スゲエ気に入った! もうこの人最高! これからもずっと俺の相方でいてくれ! 相方? そういう具合に惚れ込みましたね実際の話。男が男に惚れるっつうのはこのことですな。『花の慶次』とかで語られかねないほどですよ。

 実はここで若干の不安が僕にはある。不安というよりも嫌な予感というか。いやこれはむしろ確信だ! ぜってえこの先パーティの誰か抜ける!
 どういう形になるのか分からないんだけど、絶対誰か一人はいなくなると思う。だってさ、まだ一人仲間になってない人がいるわけですよ。あのなんか公告とかで見た記憶によれば、まだ一人いるはずなんですよ。仲間が。それであの人が仲間になるということは、ドラクエの「パーティーは最高4人」という鉄の掟上だれかがいなくなるという事ですよ。これはゆゆしい事態ですよ。
 誰だ? 誰がいなくなる? 意外に例の新人か? 実は仲間は仲間だけどイベントキャラみたいな扱いで、けっこうすぐに目的を果たして自分はもう充分やったとか言いだしていなくなったりはしないのか。ああなんかけっこうありそうな話。いやいやマリベルという線もなくはない。ここのところ実家のセリフが変わっているあたりがいかにもあやしい。むしろいなくなっても不思議はないとすら言える。だがしかしガボはどうだ。いちばん目的意識が希薄なキャラという気がするし、あの森のあたりに急に帰ってしまってもストーリー上さほど無理はないのじゃないか。うわというか考えたらこの3人のうち誰かは将来的に絶対いなくなるのかよー。やだなあそれは。嫌というかストーリー上そういうことになるのであれば納得はするんだけど、つらい別れなんてなあ御免なんでござんす。
 あー不安だ。いったい誰の身に何が起きるんだ。今回のドラクエ油断がならないからなあ。

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2001.01.16(ドラゴンクエストVIIより)

目を閉じれば思い出すあの曲

 今日もこれまた例によって今まで行った町をめぐり直しの真っ最中で、ああちなみに以前「『ぱふぱふ』という単語をまだ1度しか聞いてない」的なことを書きましたが、転職に関係のある場所でも聞けることに気付きました。忘れてた。以上、訂正。

 ところでドラクエの音楽について僕は思う。あれ全部憶えてる人っているんだろうか。正直言っちゃうと僕は全然憶えてないんですよ。そりゃオープニング恒例のマーチは当然憶えてますが。あとアレフガルドのテーマ。というものの、たとえば『V』の戦闘のテーマとか言われてももう全然憶えてないし、『II』のパスワード入力とか『III』のラーミアの曲とか、ゲーム中しょっちゅう聴いたり印象的でもあったりしたはずなんだけどこれが全然思い出せないのだった。たぶん最初の方聴けばすぐ思い出すとは思うんだけど。

 ドラクエの曲はゲーム中に耳ざわりじゃないし、かといってどうでもいいイージーリスニングかというとそういうわけでもない名ゲーム曲ぞろいだと思うんですけど、どうしても人間の記憶っていうのはあいまいなものです。てか僕だけか。みんな憶えてるのか、ゲーム中の曲。
 実際憶えててもよさそうなんだけどなあ『II』のパスワード入力の曲。『LOVE SONG 捜して』っていうタイトルの。あれは歌詞がついたバージョンのタイトルだっけ? とにかくあれ。歌姫アンナが歌ったりもしたあれ。あの曲でデビューした牧野アンナって今なにやってるんでしょうか。あの曲、いま必死で思い出そうとしてるんだけど、どうしても『ジーザス』の例のテープに入った曲(*1)になってしまうのだった。あ、というか今気付いたけど『ジーザス』もドラクエと一緒ですぎやまこういち作曲だったっけ。うわ、俺意外と音感イイ線行ってねえ!?(*2)
 ただこうやって色々思い出そうとして気がつくのは、わりと場面の雰囲気が印象的で、かつ曲がそれに合ってたときは憶えてる確率高いということだ。僕だけか知りませんが。あのデカさと曲の重厚さがむやみにマッチしてた『I』の竜王の曲。今までになかったタイプのダンジョンの存在感と曲が持つ不気味さにドキドキした『II』の塔の曲。抜群に新しく、抜群に楽しかった『III』の町の曲。まさしくジプシーっつう感じの『IV』の四章の戦闘の曲。こういうあたりは憶えてるんだよなあ。

 で、実は僕は今回のドラクエ、妙に頭に残ってる曲がひとつだけあります。実際他にも色々あるだろうに、なんでこの曲? とか思ったり、印象的かー、それー? とか思うんだけど、まあよく考えれば今回のドラクエでは非常に重要な場面だし節目節目に聴くことになる曲なんで、憶えてるのもそれはそれで変じゃないのかもしれない。

 僕が妙に忘れられないその音楽とは、「船のテーマ」なのだった。重要でしょ、たしかに。

*1 『ジーザス』の例のテープに入った曲

ドレミーファミレドミーで始まる。それだけはもう絶対に忘れないのだった。いつエイリアンに襲われても大丈夫です。

*2 俺意外と音感イイ線行ってねえ!?

絶対違う。

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2001.01.17(ドラゴンクエストVIIより)

今日も今日とて

 というわけでこれまた今日も今日とて前に行った町や村をめぐり直しているわけで、まったくいつまでこの調子なのかという気もする。正直いって先の展開もかなり気になるんだけど、なにしろまだ町をめぐり終わらないんだからしかたない。しかたないっていう問題なのかどうかわからないけど、こうなってくると自分のセリフ貧乏性が呪わしいですね。そして先を急いでいるわりには今日も町をめぐり終わらないうちに保存して終了してるのだった。なにしろ眠いったらない。

 まったくもって先が気になる。なにしろまだ未解決の伏線というか通れなかった通路とか開かなかった扉とか使い道の分からないアイテムといったものが数多くあるわけで。特にこうやって前行った町とかをまわってると、そういう「ほったらかしにせざるをえない場所」がはっきりと思い出されるのでどうにもますます悩ましい。なんとかしたいなあ、アレ早く。絶対そのうちあそこにいるあの人と話せるようになるんだと思うんだけど。それであそこに置いてある宝箱を開けていいことになるに決まってるんだ。たぶん。とはいえ先を急ごうにも、本当の話今日はもう眠いのだった。

 たぶん明日かあさって頃には町めぐりツアーも終わることになって、いよいよ次の石版を、あ、そうか。今書きながらいきなり気付いたけど、あっちの世界の町もめぐる必要が出てくるんだろうかもしかして。というかたぶんそうだ。検証したわけじゃないけど、たぶん間違いなくそうだ。うわ、もしかしてあと1週間くらいこの調子なんじゃないのか。こりゃぼやぼやしてる場合じゃねっつの。とはいったものの、実際眠いしねえ。

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2001.01.18(ドラゴンクエストVIIより)

見落とし

 今日も今日とてっつうもう本当に最近そればっかり言ってますけどなにしろ実際今日も今日とて。過去行った町をめぐり直す長い旅もとりあえずひと区切りついたあたりで保存したんですけど。
 ところで今日はちょっと変な具合になっていた。行った先のある町で、おかしな事を言いだす奴がいたのだった。それはつまり、最近新しく仲間になったある人のことなんですけど。この町ではこんなこともあったね懐かしい、的なことを言うのである。いや、ちょっと待って。あんたこの町に来るのはじめてじゃないか。
 何を勝手にメモリー (思い出) 作り上げてるんだ。いよいよコイツもヤバいゾーンに入ったのかとか思いましたが、要するにそれは僕が旅の正しい順番を間違えていたというだけなんだけどさ。ああそうだとも。

 僕がどうしようもない見落とし方で進行をしくじったことは前に書いた。あれがまずかったらしい。ここあんまり抽象的に書くとわけがわからなくなるので少し具体的に書きますが、ああそういうわけなんで驚きを大切にする人はこの先読んじゃいけませんが、つまりこういうことだ。
 僕はその周辺で、こんな具合にゲームを進めていた。
a. 例の空に関係のある平たい伝統工芸品を入手
b. 画期的な効果を持つ像にまつわる騒動をなんとかする
c. 「踏んだりけったりの町」を様々な意味でなんとかする
d. 思い出したように歴史あるほこらに行って、その後あれこれしつつ仲間が増える
 大雑把に言えばこんな具合だった。ところが正しいゲームの進行としては a → d → b → c という順序なのだった。要するに僕は仲間が足りないままに像にまつわる騒動をなんとかしたり踏んだりけったりの町をなんとかしたりしていたのだった。で、どうにか順序のおかしかったあたりが収束した現在、そのへんでメッセージがおかしなことになっているのだ。タイムパラドックスっつうんですかね。←絶対違うけど、雰囲気はわかる。
 えーとまあ見落としてた僕も悪いんですけど、しかしこういう変な順序で動くプレーヤーの行動がメッセージでフォローされないっていうのも、ちょっとどうかと思うな実際。それだったら最初から変な順序で動けないようにアイテムの配置とかで順序ガチガチに固めとけばいいのに、とか思うんですけど、そのへんけっこういいかげんっぽいですよ今回のドラクエ。ちょっと苦言めくけど、そこはぜひちゃんとすべきだったと僕は思うんですよ。

 そういうわけで僕は b と c に関して、仲間 (新人) のメッセージをすべて聞きのがしているわけなんだけど、まあこれは別にいいことにします。セリフ貧乏のくせに、とりかえしがつかないと分かると意外にあっさりしてることに気付きました。
 メッセージ聞けるうちは全部聞こうとするけど、無理なようならまあしょうがねえかとか思うのが僕なのです。なんて適当さだ。
 とかなんとかいう調子で町をめぐってた今日なわけですが、ところでその最中、また見落としが一個あったことに気付いたりもしました。なんか、もう、だめだ。
 場所はその例の画期的な効果を持つ像に関係したある教会。あそこにある宝箱を開け忘れていたというか、あることすら気付かずにもう2、3度通り過ぎてたことがまさに今日発覚。衝撃の新事実。いや何が衝撃って宝箱があったことよりも、それに気付かなかったことが。だってこれどう見ても普通に置いてある宝箱なんですよ。これっぽっちも隠れてやしねえっていうか。しかもその直前に教会に関連した鍵までも入手していて、もうここでその鍵使うのは見え見えだったんですよ。いや、変だとは思ってたんだけど。どこでこの鍵使うんだろうとは思ってたんだけど。

 ちなみに宝箱の中には石版入ってました。もう心底見逃すなといいたいようなナニです。あやうくまたしても石版足りねえ石版! とか見苦しいところをお見せするところでした。またしても見落としてたネタで苦渋に満ちた日記をお送りするところでした。そういう意味では、この時間かかってしかたのなかった町めぐり直しツアーも得るものがあったわけですが、いやしかしなんでアレ見落としてたのかなあ。

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2001.01.21(ドラゴンクエストVIIより)

バーズ・テイル

 ふと気付けば3日ぶりの日記 (←日記か?) 。この間なにがあったかと言えば部屋を掃除したりその結果発生したゴミ袋 (大) にプレステの前が占領されて、だいたいそんな理由でドラクエやってませんでした (なんか画期的に最低)。

 ところで唐突に思ったんですけど、今回のドラクエの「とくぎ」の源流はファイナルファンタジーVのアビリティシステムにある風なことをけっこう前に書いたと思うんですけど、その話をさらに進めるとたぶん『バーズ・テイル』あたりに流れ着くんだと思うんですけどどうでしょう。というか、誰が覚えているんだバーズテイル。Apple IIのゲームだし。むしろ正直言って僕も憶えてません。町の中がすでにダンジョンなんだっけ? あれは別のゲームだったっけか。たしかウィザードリィIIIとウルティマIIIのキャラクターデータを持ち込めるのが話題だったような。考えてみると凄い話だ。今で言ったらドラクエとファイナルファンタジーのキャラクターを持ってこれるRPG? どんなだ。
 考えてみたらウィザードリィIIIもウルティマIIIもシナリオっつうかストーリーがけっこうに大ざっぱだったし、バーズ・テイルの「町」にキャラ持ってきてもそれはそれで違和感なかったんでしょうな。今のドラクエやファイナルファンタジーなんてったらストーリーぎちぎちなんで、別のゲームのシナリオにキャラ持ってくのはかなり無理ありそうです。たとえば今回のドラクエの主人公がけっこうなレベルの高さを維持した状態で『テイルズ』とかに出てくる状態って、どこか無理してるっていうか、正直変じゃないですか。だからって無理につじつま合わせたらそれ単なるドラクエの外伝になっちゃうし。

 と、ここまで考えて思ったんですけど、ドラクエやファイナルファンタジーのキャラを今風のRPGに転送するのは無理としても、昔風のRPGに持ってくのは意外にアリなのでは?
 たとえばウィザードリィです。うわ違和感ねえ! ドラクエの主人公やらなにやらの名前があの画面の下1/3あたりに書いてあって、それで話がすんでしまった。なんか事情はよくわからないけど、とにかくこのダンジョンでがんばってるらしいということで納得してしまいかねないパワーがある。これがウィザードリィの凄さなのか。そういう問題じゃないとは思うけど。
 結局のところウィザードリィはプレーヤーにほとんどろくに情報を与えないゲームなんでこういう事しても違和感ないんでしょう。見渡すかぎり単なるダンジョン。プレーヤーキャラは画像もなければ喋りもしない、単なる文字と数字の集積。目的までもなんだか分かったような分からないような、意義があるんだかないんだかもはっきりしない驚異のクエストっぷり。そこにはファンタジー的であるかぎり誰がいても不思議はない。
 あー今度ウィザードリィシナリオIあたりで、ドラクエのキャラ名入れてやってみようかと思いました。それが何を意味するのかは分からないけど、妙に楽しそうな気がするのです。
本当は今日はバーズ・テイルの「スキル」の話になるはずが、脱線に脱線をかさねてこんな具合になってしまいました。

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2001.01.21(ドラゴンクエストVIIより)

眠かったので

 上記のような真面目な話をうっかり書いてましたが、読み返して自分はなにを思索を中途半端に広げようとしてるのかと顔色が、その、なんだ、青くなりました (ボキャブラリー不足) 。
 だいいち現在の進行状況書いてないことにも気付きました。もうなにがなにやらさっぱりです。なんというか魔法に関係したトラウマぎみの国をやっつけてきましたよ。国を切るっつうやつですか。やったぜ田原孝太郎! ところで前回までに延々やり続けてた「今まで行った町の巡り直しツアー」ですけど、石版使って行ける方は省略することにしました。もう次の展開見てみたくて辛抱たまらなくなったので。われながら適当ですが、それが人生ってものじゃないのかい? (よくわかんねえが絶対違う)
 あと、あー、そうだまたフリーズしました。いや、フリーズっつうんじゃないんですけど、なんなんだあれ。
 僕はある町にいた。ある民家に入り、適当に話を聞いたりツボを割ったりし終わって、民家から出ると、そこは雪国だった。そんなわけはないが、そこは一面の暗闇っつうんですか。もう真っ暗。音楽とかは鳴ってるしコマンドも打てるんですけど、全面的に暗闇。ダンサー・イン・ザ・ダークかと思いましたね実際 (観てないのでタイトルの印象だけで適当言っている) 。機転を利かしてルーラとか唱えてみましたがよりによって不思議な力でかき消されたりもして、なんか結局リセットしたりとかしなかったりとか。しましたけど。どうにもこればっかりはなあ。

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2001.01.22(ドラゴンクエストVIIより)

なにかが起きようとしている

 いま世界は大きく動きはじめた。
 ごめん少し大きく出すぎた。いやそれにしたって大変なことになろうとしている。前回なんとかした魔法に関係した国のその後を見守ろうとした矢先のことです。知ってる人は知ってるでしょうが、あの、なんというか病気に関連したイベントが発生して風雲は急を告げたのだった。
 こ、これは! とおっかなびっくりしているのもつかの間、今度は父親の口から衝撃発言が! あのえーと世界地図でいえば町もなにもないあの部分、あそこになにかが起きているとかいないとか、なんかそんな雰囲気に! つまりあれです、彼関係のその、なにかが起きてるっつうことと見ていいのか? なんともあいまいな描写の連続。
 しかし世界は待ってはくれない。その足で今度は実家近くの城下町に行ってみれば今度は例の出来の悪いおじさんが、その、水の底に沈んだアレにまつわる話を! あれか! あれはずっと気になっていたが、あれがついになのか!
 なんとも大変なことになってきてしまった。まさかこんな一度に事が起きるとは思っていなかった。矢でも鉄砲でも持ってこいとはこの事か。たとえ全然間違ってるし。いや正直本気でドキドキしてます。この胸のたかなりを。いやだってあの彼が、ええと、なんだか知らないけど何か起きるったら、冷静じゃいられませんよ。
 しかし順序としてはやはり最初のあの魔法関係の国のその後を見守るのが先決だろうしそうなるとまずはとにかく船だ、あとマップ画面を出してキャプチャだとか色々あるわけですが、それにしたって、ああ。

 今日はこんな具合でいてもたってもいられないままに、夜も遅いんで寝るわけですよ。うわーっ!

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2001.01.24(ドラゴンクエストVIIより)

 あ、昨日の日記書いてない。まあいいや別に。
 そんなことより個人的な話を始めたいんですけど、今日はヨドバシカメラで買い物してきたんですよ。うわ本気で個人的な話だ。
 えーと、延長コード。ヘッドホンにつなぐ。というか便宜上ヘッドホンと言ってますが、つまりステレオヘッドホンです。むしろあれはヘッドに引っかかってないんだからステレオイヤホンじゃないのかとつねづね思ってるんですが、そういうあれです。
 僕はふだんゲーム中の音はヘッドホンで聴いているんだけど、最近延長コードの調子が悪くなって音が異常にこもるようになってしまったので新しいのを買ったのだった。書いてていやになるほど素な話で恐縮ですが。
 で、今日さっそく付け替えてプレーしたわけですが、死ぬほどビビりました。

 音いい、音!

 そうなのだ。なんか延長コードとかそういうのいつも適当に買ってるのでよく分からなかったが、どうやら今まで僕はずっと音質の悪い環境で聴いていたようなのだ。買い替えたコードを介して聴くドラクエの曲は圧倒的に良かった。
 今までの自分は人間的に全然ダメだったと本気で思った。あんなキンキンしたいいかげんな音でドラクエVIIの曲を分かった気になっていた自分が恥ずかしかった。というかゴメンすぎやま!と心から思ったが、なぜかタメぐちだった。ごめんなさいすぎやまこういち先生。
 参りましたマジで曲いいですドラクエ。本気でオーケストラでした。もうタイトルのマーチの段階で抜群です。むしろ今までが今までだっただけにもう何聴いても全部いいです。正直、神殿のテーマなんかは今まで「なんか押しつけがましい曲」という印象だったんですが、今やそれが「荘厳な曲」という位置付けに。自分の中で。
 あと効果音もスゲエいいです。教会のお祈りのオルガンとか、あと戦闘でバギかけた音とかも画期的でした。電源入れた直後のプレステマーク出る時の音も良かったです。ドラクエと関係ないけど。

 つう具合で本気で感動した1日。むしろ頂点を極めたいような気になってきました。音質の。本当の話今の環境だと今度は高音の出がいまいちな気がするのだった。あとかすかにノイズが入りっぱなし。やっぱりプレステからコンポとかに直で繋いで、そこから本気の高級ヘッドホンで聴くのがベストなのかな。自分こういうの完璧に素人なんでさっぱりなんですけど。

 あ、ところで現在のドラクエ進行的にはある集落を経由しまして、これからある種の才能を持った人物を探しにいこうかという場面ですが、その前に自分としては今まで行った町をめぐり直しておこうかと考えてるところ。
 またか。そう、また。

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2001.01.26(ドラゴンクエストVIIより)

急げ

 『どす恋ジゴロ』って読んでみたくない? こんにちは杉浦です。

 なんだかいつのまにか隔日連載みたいな体裁になってきたこの日記ですが、まあそれはそれだ。
 ともかくまたしても今まで行った町を巡り直しツアーの開幕となってしまったわけだが、正直もうこれはほどほどにしておこうと、そんな気持ち。どうもいくつか町を回ってみたところ、今回はそれほどセリフ多いわけじゃなさそうなんで。様子によっては次回あたりで早々に切り上げて、さっそく新展開に臨まんとしますよ本気で。
 もう僕には残された時間がないのだった。期限は刻一刻と迫ってきている。そう、3月15日は『ボクと魔王』の発売日なのだ。
 あーここでボクと魔王の魅力をあますところなく伝えてもしかたのないところなんで詳しくは言いませんが、とにかくアレどうあっても100%僕のツボを突いてくる強烈なゲームで、個人的にはキラーソフトです。あの設定、あのセリフ回し、あのキャラクター、えーとシステムとかはこのさいどうでもいいや。よく知らないし。
 こうなってくると今回のドラクエの100時間遊べるっぷりもある意味かえって呪わしいというか、本当『ボクと魔王』だけは絶対買いたいんでそれまでにドラクエなんとしても解かないと、2つのRPGが同時にという大変な事態を招くわけなんですよ(*1)。だいいちガンパレード・マーチはどうなっているんだ。ZORKはどうなる。買ったまま読んでない小説はいくらもあるし、買ったガンプラ全然手つけてないし、そういやページの更新だってろくすっぽやっていない。この100時間RPG(*2)のおかげで、僕の私生活は破綻しかけている。それは言い過ぎとしてもだ。

 まあその100時間たっぷり楽しんで遊んでるわけなんで基本的にはアリなんですけど、これ以上事態が悪化しないうちになんとかしないといけないという気はします。
 そういう具合で今後の目標としては、「終わらせる」っつうことでいかがでしょうか。ていうかそれ、今までも別にそうだったっていうか。

*1 大変な事態

『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』で過去のマーティが未来のマーティに出会ったらマズかったのと同じ理屈です。違うと思います。

*2 100時間RPG

「300万本RPG」みたいなものです。違うと思います。

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2001.01.28(ドラゴンクエストVIIより)

君の名は

 隔日連載続行中の僕にはげましのおたよりを出すな!

 まあそんな話はいい。
 ここまでドラクエの日記を書き続けたり書かなかったりしているわりに、考えてみると定番ともいえるあの話題にふれていなかったことに気がついた。
 主人公の名前である。
 別に避けていたわけじゃなくって、単にそういう話題があったことを忘れていただけだが、それにしてもどうなんだろうその、例の「アルス」っていう名前(*1)は。
 どうもあんまり今回の主人公とイメージが合わない名前のようにも思えるけど、それは単に違う名前で70時間ばかりプレーしているせいか。基本的にはアルスだろうがなんだろうがどうでもいいわけですが。
 アルスといえば思い出すのはドラクエIのノベライズ小説(*2)の主人公の名前「アレフ」だ。アレフガルドからとった名前で、たしか一般公募から選ばれた名前だったと思うんだけど、当時なかなかナイスなネーミングと思ったそれも現在ではなんかオウム関係のナニが想起されてちょっとなんだかなあという感じになってしまった。まったく、あの連中ときた日には。
 そういえばドラクエIIでサマルトリアの王子の名前が「トンヌラ」(*3)になっちゃった人は本当にかわいそうだと思うが、しかし僕はいまこうして思い返すと、どんな名前になってたかどうしても思い出せない。インパクトにいささか欠ける名前だったんだろうか。王女の名前は「サマンサ」でしたよ。たしか。
 しかし「勇者トンヌラ」というのもひどい話だが、だからといって「勇者たかし」とか「とものり」とか、そんな勇者もないじゃないかと思うんですけど、どうなんでしょう実際ドラクエの主人公の名前に自分自身の名をつけるっていうのは。別に全国のたかしさんやとものりさんに文句はないですが、ドラクエの世界に「たかし」っていうのもなあ。
 ドラクエの場合FFとかと違って、主人公=自分として考える人も多いみたいなんでそれもまあそれでアリかとは思いますが、しかしファンタジー世界に「たかし」かあ、うーんやってみればそれで意外に入り込めそうな気もするが。ところでこんな具合で一度もキャラ名に自分の名前を入れたことのない僕が、今度ためしにギャルゲーをやってしかも自分の名前を入れたとしたら個人的に凄いインパクトを受けて取り返しのつかないことになるのではないかと心配でしかたないんだが、杞憂だろうか?
 そんな具合で横道にそれつつも今回のドラクエです。妙にひっぱってしまったところで恐縮ですが、僕が主人公につけた名前は「アキ」でした。そのあたりは極めてさらっと流してますが。どういった経緯でそんな名前になったのかというと、ドラクエを買おうか買うまいかと思っていた頃、「あーじゃあ主人公の名前決めなくっちゃなあ。それにしてももう秋も終わりだなあ。じゃあ、アキっていうことで」という具合だった。思い入れのかけらもないネーミングで我ながらなんだか気分が重たくなります。
 とはいうもののどこか異国情緒もあり、それでいて素朴で、中性的な美しさも感じさせつつ、総体としては無国籍的で、単純でインパクトもあっていい名前だと思いませんか? 今とりあえずてきとうに並べてみましたが。

 そんな訳で今日もアキの冒険は続き、なんだか音楽に関する準備のために時間をつぶさなければいけないらしいです。そんな具合。

*1 「アルス」っていう名前

今回のドラクエの説明書では主人公=アルスということになっている。

*2 ドラクエIのノベライズ小説

高屋敷英夫『小説ドラゴンクエスト』。再販かかってて (?) 今でも買えるみたいです。深刻につまらない小説なので間違って買ったりしないように。

*3 トンヌラ

ドラクエIIは仲間の名前がランダムに決まるようになっていて、そのうちのひとつがトンヌラ。やっぱり「トンヌラ」でドラクエIIやった当時の小学生にとっては、今でもサマルトリアの王子イコールトンヌラなんでしょうか。悲劇だ!

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2001.01.29(ドラゴンクエストVIIより)

帰りてェ〜

 伝説の格闘家、渋川剛気先生の言葉をもってタイトルに代えさせていただいた今日も今日とて例によってドラゴンをクエストしてる (誤用) わけですが、こんにちは。
 さて本日の舞台は、なんつうか、いうなれば風の谷といった風情の場所。王蟲がなんかこう、あれする。(全面的に適当。それと今の文はたとえ上つけたした部分であって、別に王蟲らしき生物は登場しません)
 ダンジョンの落とし穴に落っこちたり落っこちなかったりしながら攻略していったわけですが、あれなんでRPGで足元おぼつかない落っこちそうな場所ってあんなに怖いんでしょうね。怖いっていうか、こう足元のザワーッてするような。すげえアバウト感あふるる表現で申し訳ないですが。別に落とし穴に落ちたからって多少やりなおしの手間が増える程度なんだから、もっと軽い気持ちでチャレンジしていいと思うんですが、にもかかわらず足元はザワーッて。
 そんなことを考えながら話は進み、ボス的な存在と戦ってけっこう苦労しつつ、いやなにしろ今の職業「ふなのり」「ぶとうか」「せんし」「せんし」といういいわけのしようもない武闘派パーティーで、しかも前歴にも魔法系いっこもないという異常なかたより具合になってるせいで回復ろくにできねえわけです。今の職業マスターしたらなんとかしようとは思ってるんだが。
 まあ、それはそれとして。ボスは倒したし目的の物体も目の前だと思ったらこれが妙に手に入らないわけですよ。僕の予想では、なんというかある建造物に入ったらもう普通にヒナ段みたいな場所があってその上に適当に目的の物体が乗ってる的な状況を想像してたんですが、現実にはここもダンジョンだったらしいです。もはやダンジョンに次ぐダンジョンといった具合です。しかも教会的な場所もないので保存できないし。ふと気付けばMPもジリ貧。
 で、こうなるとここで引き返すか否かの判断力が問われるわけですが、実際こんなの分からないじゃないですか。もしかするとあと1画面分スクロールさせたら目的の物体が手に入るのかもしれないし、いやそうでなくとも宿屋らしき施設があるかもしれないし、ついでに保存もできたりするかもしれない。あと町からここまでをつなぐワープゾーン風な仕掛けがあるというのもいい。そんな一億円急に手に入ったらどうしよう的な小学生レベル満点の希望的観測と、現実的にここで引き返さないと残りMP的に取り返しがつかなくなるかもしれないという不安とがせめぎあうわけですが、けっこうこれはこれでドキドキものです。というかむしろドラクエで最大の緊張感を感じる場面は実はこういう瞬間なんじゃないのか。もしこの上足元おぼつかない落っこちそうな場所だったりした日には失神寸前ですよ。目が合っただけで失神しそう。だれと。
 そういう訳で個人的にはなんかもうスゲエ不安で一刻も早く帰りてェ〜、お母ちゃ〜んという気分なんですが、ここで引き返せないのが武道家のつらいところだそうですよ? 渋川先生(*1)によれば。坊主とかと違って。奇しくもパーティー中だれ一人「そうりょ」もいない上、一人は「ぶとうか」です。ここはもう、舐めんじゃねェ空手屋ァッ!とか吠えかねない勢いで先に進んだら、これ日記的には凄くおいしい展開なんでしょうけど、ええ緊張に耐えきれずリレミトかけて町まで戻りましたけどね実際は。

 そんな一日。

*1 渋川先生

いまさら説明するのもなんですが、『グラップラー刃牙』参照。

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2001.01.31(ドラゴンクエストVIIより)

転職メモ

 そんなこんなで昨日ダンジョンの途中ですごすごと逃げ帰ってきた訳ですが、そうなると今日はダンジョンをクリアするのが筋というものですが、まあそれはそれとします。
 というか、冷静に考えてみるとこの僧侶系呪文ほとんど憶えてない武闘派パーティで次のボス的存在にうっかり出会ってしまった日にはかなりの高確率で死、死む! という事に気付いたわけですよ。で、今日はいったんレベル上げに専念することにしました。灼熱のレベル上げ祭りスペシャルですよ (なんとか凄い雰囲気にしようと必死) 。口笛と殺戮の宴が始まるゼ〜 (意味はよく分からんがド迫力。だが、こんなの勇者じゃない) 。

 ところで、問題は職業である。現在のパーティが「ふなのり」「ぶとうか」「せんし」「せんし」というかたよった編成なのは昨日書いたとおり。じゃあこの先どう転職するか、が重要なポイントになるわけだが、これがまったく困っている。
 あ、この先、職業の話のおなじみのパターンで少々つっこんだ内容になるのでそういうの知りたくない人は見てはいけないが、まず「そうりょ」にするキャラだけは決まっている。メルビンである。メルビンはお笑い系から発展させて最終的に「スーパースター」をめざすというパターンもあるが、僕としてはできるだけ勇者っぽい感じで成長させていきたい。そうなると「せんし」「ぶとうか」「そうりょ」「まほうつかい」の基本4つは憶えていきたいわけで、現在のパーティ状況からいって次は「そうりょ」で間違いないところだろう。
 アイラもキャラの方向性としてはわりとハデな職業にも適応できそうなので、それほど悩むわけでもなく次は「ぎんゆうしじん」である。最終的には「スーパースター」をめざしたい。途中「わらわせし」を選択しないといけないというあたり、ややキャラのイメージと違うのがネックではあるが、まあここはそのギャップも含めて楽しみたいと思う。
 さて問題は主人公とガボだ。正直、もう転職させたい職業がないのである。主人公はすでに「せんし」「ぶとうか」ときて「バトルマスター」もきわめ、直接攻撃系に関しては当面のあいだ完璧になってしまった。じゃあ魔法系を選べばいいじゃんと思われるかもしれないが、僕はどうも魔法の使い方がへたというか、むしろろくに魔法使いやしないのだった。戦闘時にいちいち最適な魔法を考えるのが面倒くさいのだった。なんて話だ。普段もそんなわけで基本的に魔法は「バッチリがんばれ」でまかせっきりで、主人公は「たたかう」以下「ばくれつけん」とか「まわしげり」とかの直接攻撃ばっかりである。たまに戦闘終了後にベホイミをかける程度だ。だから、ふだん使いもしない魔法を覚える気にはどうにもなれず、「そうりょ」や「まほうつかい」に転職させたいとはちょっと思えない。
 そして違う意味あいで問題なのがガボで、キャラクターイメージと合う職業がもう全然残っていないのだった。ガボといえばとりあえずコレということで「ひつじかい」、素早い身のこなしという意味で「とうぞく」、これも定番の「まものハンター」と流れて、ちょっとこの時点ですでに迷いつつ、まあ野生っぽい雰囲気だからと「ぶとうか」を選んでいるのである。もういよいよ次はないというかんじだ。魔法系はどう見てもキャラと違うだろうし、かといって「おどりこ」や「ぎんゆうしじん」という線もまるでだめだ。「わらわせし」っていうのも、ガボの場合天然だから方向性がちょっと違う。これもよくない。「ふなのり」はもう最初から路線が全然別だ。接点がなさすぎる。異世界だ。
 と、そうなるとしかたないので主人公は「とうぞく」を選んで最終的に「かいぞく」、ガボは「せんし」を経て「バトルマスター」という事になってしまうんだが、しかしこれは、どうも、ひっかかるなあ。バトルマスター、まあ、ないではないけど。ちょっとどうもなあ。だいたい主人公、海賊になるというのはどう見ても親不孝な話じゃないだろうか。ボルカノさんも息子をそんな風に育てた憶えはあるまい。いまや『ONE-PIECE』のルフィも海賊だし、という一点がどうにか今の僕をささえていると言って過言ではない。

 あ、モンスター職のことを忘れているわけではありません。あれはあれで憶えたいんだけど、なんか、もったいなくないですか。一度使うとなくなるから。
これ、本当は昨日書いたんだけど、サーバに接続できなくて更新できませんでした。どうせ今日も同じことしかしてないので、まあいいか。しかしこれでまた例によって隔日更新だな。

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2001.02.01(ドラゴンクエストVIIより)

シビれるぜ! その毒

 ここ三日ばかりなにかに取り憑かれたかのようにレベル上げばっかりやっている。たぶん今のままでもそこそこイケるような気はするんだけど、もうこうなったら意地だ。何の意地なんだか知らないが。こんなことをやってるからいつまでも話が先に進まないのだ。
 考えてみれば今日はもう2月の始めだった。もはや我々に残された時間はわずかしかない(*1)。戦わねばならないのだ。戦って戦って戦い抜かねばならないのだ。しかしこんな理由でRPGを必死になってプレーするというのも本末転倒というか本来の楽しみ方を見失ってる気がしてなんとも気持ち悪いが、別につまらないゲームを作業的にプレーしてるわけじゃないので問題はないと信じよう。

 ところで今日プレー中というかレベル上げ中、おどろいたことに仲間がマヒをくらった。別におどろくようなことじゃないか。いやいやこれが実はけっこう珍しい話なのである。なぜか今回のドラクエ、マヒ毒をくらう確率が異様に低いようなのだ。むしろ今日がはじめてなんじゃないのかマヒ毒?というぐらいに珍しい話で、というか記憶が確かなら本当に今日が初だった。それはまさにプレー初期の段階から全員に道具として各人「まんげつそう」を所持させている僕をあざわらうかのように。
 もういっそ売ってしまおうかと何度も思った。アイテムが増えてくると本当に邪魔で邪魔でしかたなかった。しかしマヒだけはいけない。くらったら即次のターンで治すという姿勢が大事なのである。あれよあれよという間に速攻全員マヒをくらって全滅したときのやるせなさは、やった者でなければわからない。まして4人パーティ中3人がマヒをくらってなんとかその戦闘はしのいだものの無事なその一人はキアリクを憶えていない上「まんげつそう」も切らしてしまい、泣きながら町まで戻る途中に「しびれアゲハ」の団体に遭遇してしまった時の恐怖と絶望を誰が知る。そう、マヒの回復だけはあだやおろそかにしてはならないのである。
 ところで今回マヒをくらってウワーと焦っているうちに、パーティの残りのキャラの攻撃で敵は全滅し、戦闘は終了した。で、「まんげつそう」を使おうとメニューを開くと、これ知ってる人はとうぜん知ってるでしょうが、治ってやがるんですよ。マヒが。なんだこれは。
 どうやら今回のドラクエはマヒは戦闘中のみの問題らしいのである。戦闘が終われば回復する、いわば「ねむり」や「マヌーサ」等と同レベルのステータス異常だったのであり、4人パーティ中3人がマヒをくらってうんぬんとかいう問題はこれっぱかりも起きやしねえのであった。それはまさに全員に「まんげつそう」を所持させている僕をあざわらうかのように。

 なんかスゲエ負けた気分です。

*1 時間はわずかしかない

3月15日は『ボクと魔王』発売日。

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2001.02.04(ドラゴンクエストVIIより)

こんなの日記じゃない

 今日のテーマは「まとまりのない日記」です。それだけ決めて書く。

 気がつけばもう2日も間があいてしまったが、それというのも最近やたらゲーム進行が遅々としているせいでこれといって思い浮かぶサムシングがないというていたらくだったのだ。なんとなれば今まで行った場所めぐりにつぐ場所めぐり、レベル上げにつぐレベル上げといった具合である。こんなことで日記が立ち行くわけもないのだが、それは少し言い過ぎだと思う。だいいち場所めぐりにしろレベル上げにしろ、自分が好きでやってることだし、まったくどうしたものやら。
 というわけなので (何が) 今後はギヤをそのなんだ、ローにして (←たとえが適切じゃないことに気付きながらも強引に押し通してみましたよ) ぶっちゃけた話更新ペースを落とし気味にしようかとも思ったんだが、へたにそういうことを書くと今度は妙に意地になって毎日更新してしまいそうな自分も否定しがたくいるのであって、本当どういうつもりだ。僕が。
 まあそんな雰囲気で今後もこの日記はだらだら休んだり休まなかったりで続くのである。川の流れのように。このたとえも少し違うし。

 ところで今回は絶対前フリよりも本題の方が短そうだが、例の音楽の都的存在のあの国である。あの国の王女について僕は前々から気になっているというか、困っているというか、こんなことではいかんというか、大変やりきれない思いを抱いているんだが、あの人って『ボクと魔王』のマルレイン姫とどうしてもイメージかぶっちゃってしかたないんですが。なんてこったまたボクと魔王か。なにしろつくづく惚れこんでしまったがために何を見てもボクと魔王に見えるという感はある。ああボクと魔王はいいなあ。♪お料理じょうずな ひとづまよ〜(*1)
 実際の話、ドラクエやっててこんな風にキャラのイメージが何かとかぶることはいまだかつてなかったような気もしますが、本当どうだったろう。あ、ガボは悟空 (ドラゴンボールの) に通じるところがあるんだっけ。しかし僕にとってガボはいわゆる世間一般におけるガボのイメージと少し違う解釈をしているため、あんまりそういう風に思えないのだった。僕の中のガボといえばこんな具合だった。主人公がこんな具合なのはすでにご存知の通り。まったくどうかという感じだが、いや別に鳥山明キャラに文句があるわけじゃないとは言いつつもこうだれしも好みの問題というのはあります。ちなみにキーファといえばこんな感じ。いちおう等身バランスやポーズをもとの絵に近づけようとしているあたりが涙ぐましいですか? そうでもないですか。あと、マリベルアイラ。ちなみにメルビンはあのままでおおいにオッケーだったので描いてません。

 ところで現在の進行状況ですが、例の風の谷における問題をなんとかしたところです。そろそろマルレイン姫に会いにいかないと。いやマルレイン姫じゃないんだけど、ああどうしても頭の中であの姿に変換されてしまうなああの人。

 本当に全然まとまりのない日記になってしまったが、まさに思うつぼだ。あ、いやなんかそれもちょっと違うが。明日はもう少しまじめに書こうと思いました。

*1 お料理じょうずな ひとづまよ〜

主人公の母親がくちづさむ母親のテーマ。この歌詞を読むだけでも充分にボクと魔王のセンスの良さがわかるというものだ。

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2001.02.05(ドラゴンクエストVIIより)

ボス

 ボスとの対戦の時、あ、今日は前置きなしでいきなり話はじめますけど、なにしろもう夜もふけているので。とにかくボスとの対戦の時。
 なんか今回のドラクエは妙にボスが強いというイメージがある。僕だけかしれないけど。ボスのHPが妙に高いのだ。そして恐ろしいことに1ターンに2回連続攻撃してきたりするのだ。グループ攻撃魔法とかがんがん使ってきたりするのだ。攻撃力も高いのだ。前のドラクエってこんなボス強かったっけ? と書いてはみたもののそういえばそうだって気もしてきた。どうだったっけ実際。なにぶん前にやったのが『V』のころだからもう5年ばかりたっている。憶えてやしない。
 たぶん今回ほら戦闘中に例の「はなす」した時に相手がボスだったりした日には「モンスターに攻撃が全然効いてないぞ」的なメッセージをパーティのみなさんが喋るようになってるんで、たぶんその効果で今回のボスは超強えと思い込んでるところもあるんでしょう。あるんでしょうが、実際ボス手ごわいよなあ。いっつもけっこう厳しい戦いになってる気がする。たいてい一人は死にかけるわむしろ死んであわてて時の砂使ってやりなおすわああそういえばイベント上の強制全滅で「メガンテの腕輪」の効果をむだに使われたときは悔しかった。まあ別に普通にプレーしてたら一生使うことのなさそうなアイテムではあるけど。何の話だっけ。
 ああそうだ今回のボスは強いんだった。個人的に少々辛口意見も言わせてもらうと、強いのはともかくいまいち特殊能力の個性に欠けてて、似たような攻撃するボスが多いのはいただけないと思うんですが。真面目な話。
 あれたぶんボスがボスとして一番輝いてたのって、スーファミ版の『ファイナルファンタジー』シリーズあたりだと思うんですよ。良かったねーアレ。楽しかったねーボス戦。見た目も特殊能力もバラエティ富んでて、なおかつ弱点がスゲエはっきりしてたのが魅力の秘密と分析しましたが。なぜか最近のファイナルファンタジーのボスはたいてい弱点が地味なところにあるんで、いまいちタクティカルに弱点を攻める楽しさに欠けるとか思うんですよ。あと見た目もまあポリゴンだししかたないんだけど、それほど魅力的じゃないしなあ。とかいう具合に今日はドラクエからファイナルファンタジーまで斬ってますが。どんどん敵を作る日記ですよ。ハードボイルド、っつうんですかね。

 とはいえ今回 (というか昨日) のボスは変わった戦法で攻めてきやがりましてなかなかに楽しめたわけなんですけど。あとやっぱり一人死んだので時の砂使ってやりなおしたけど。
 そんな今日は昨日の続きであちこちの様子を見て、あれ、コレ何よ!? とか思いつつあーそういえば忘れてたけどあそこ行かないとなあとも思いつつ、え、まだ開催されてないの!? じゃあやっぱりあっちか、とか思ってるあたりです。いつにもまして抽象的だ。

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2001.02.06(ドラゴンクエストVIIより)

本日休載

 ♪七つの刺青眩しいネオンそれいけ僕らのマジンガ〜。globeの『EURO global』(*1)は本当にイイなあ。globeは別にどうでもいいんだけど。
 という心底ドラクエと関係ない話を冒頭からふっている以上おわかりでしょうが、今日はドラクエやってません。読んでた『デスぺレーション』(*2)がクライマックスにさしかかってしまったので。こんな日があってもいい……。(←余韻)
 それで明日は『デスぺレーション』にからめてドラクエの話をしてゲーム日記としての体裁を保つっつう具合ですよ。こいつはアイデア賞ものだぜ? (絶対そうじゃねえ)
 ところでなんで今回のドラクエにはメイドが異常に大量に登場するんでしょうか。

*1 『EURO global』

小室ファミリー的存在であるところのglobeの曲をノリノリへっぽこミュージックの元祖ダローラやデイヴ御大がリミックスしてくださった (globeはこの事実に感謝すべきであろう) スーパーインチキアルバム。スゲエ好き。あと、冒頭の歌詞は「それいけ」以降でたらめ。

*2 『デスぺレーション』

スティーヴン・キングによるスーパーインチキ小説。あ、インチキなのは『レギュレイターズ』の方だった。スゲエ好き。

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2001.02.08(ドラゴンクエストVIIより)

女中さん

 ♪ルキーンフォーダプレーセズ、ルキーンフォーダフェーセズ、ルキーーー (吐血) ゲボォッ! KEIKOの高音部は無理しすぎだと思うんですよ。
 そんな具合にまるで今後globeネタをつかみにしようとしているかのような前フリもかましつつ、前回に思いをはせればそういえば今回のドラクエ、メイドの数がやたら多いとかそんな話で終わったんでした。大方そんな雰囲気でした。

 で、実際このメイドの数たるやどうだ。なぜこんなことになってしまったのか。この世に神はいないのか。勢いだけでそんな事を口走るくらい、今回のドラクエといったらメイドだらけです。もはやメイドだらけの水泳大会 (ポロリ有) と言っても過言ではありません。過言だけど。
 たいていの町にまず1人はいるどころか4、5人が徒党を組んでいる場合まであって、これはもはやただごとでは済まされない状況といっていい。ある種この世界はモンスターとかよりむしろメイドに支配されかけているんじゃないでしょうか。どんな事情だかよくわかりませんが。

 ところで僕個人の話を例によってしようかと思いますが、僕としてはアレです、メイドは大いに結構と言っておこう。しかし諸君! 諸君は考え違いをしてはいまいか、諸君! (←うるせえ)
 メイドと言ってもなんつうかパソコンゲームに登場するようなエロースなメイド(*1)はちょっとどうなんでしょうかあれは。むしろ僕の中ではメイドといえば古きよき英国文学の香りただよわすこうしたものであって、エロースだのロリータだのデフォルメした女中服だのと、上等な料理にハチミツをブチまけるがごとき思想!!!(*2) とか言いきる覚悟ですらありますが、しかしああいうエロメイド好きの人々はどんな環境下であれ初回特典のためなら開店待ちをいとわないほどのちょっとどうかと思うような気概を持った連中だ。その団結力を甘く見れば、範馬勇次郎が麻酔銃の前にまさかの敗退を喫したのと同様に、なんかヤバい事になるだろう (←想像力不足ぎみ) 。だから言いきるのはやめるが、それにしても、なあ。

 もはや何がなんだかわからなくなってきたところで、ドラクエに話を戻します。今回のドラクエに登場する数々のメイド、そんな曲がったというかある意味まっとうなメイド (いやむしろ女中) 観からいえば、非常にオッケーといえましょう。まっとうな女中さんありワケありメイドあり田舎から出てきた人あり自分の仕事に誇りを持った人ありの、大変まっとうなメイドっぷりを見せていて個人的には大いに満足ですが。

 しかし一体何を一生懸命書いているんだ自分はと自問してみたりみなかったりする今日ですが、ドラクエの進行状況的には水の中やら空中やらあちこちに出没していました。なんだか知らんが大変そうですね。

*1 パソコンゲームに登場するようなエロースなメイド

この表現は暗に「パソコンゲーム=エロゲー」という偏見を示しているが、あながち間違いでもなさそうです。

*2 上等な料理にハチミツをブチまけるがごとき思想

刃牙。

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2001.02.14(ドラゴンクエストVIIより)

だめになっている

 風邪にてここ数日休載中。ダールーイーーー。

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2001.02.18(ドラゴンクエストVIIより)

再開

 再開とかなんとかいったところで、じゃあ今まではとどこおりなく書いてたかというと全然そういうわけでもないのでまったくあれなんですが、とにかく久しぶりの日記である。正直ちょっとどうかというくらい間の空いた日記であるが、なにしろ本当に風邪でだめになっていたんだからどうしようもない。
 一応たまの休日なんだからと無理にプレステの電源入れてみた日もあったんだけど、それはそれでなにしろ熱があるんだから身も入らず、というか多少視点を回転してみただけでも3D酔いみたいなことになるんだからいよいよもって病身である。雰囲気的には近代日本文学といった風情である。よく知らないのをいいことに適当言っている。

 よく世間一般で、風邪をひいて会社あるいは学校を休んだからといってドラクエをやるという話もよく聞くんですけど、あれはいったいどういう了見だと僕は声を大にして言いたいが、あんまり大声を出すとふらふらと倒れてしまいそうな自分も否定しがたくいるのであって、つまりなにしろ病み上がりなもので。いよいよなんだかわからなくなってきたぞ。
 まーアレですか世間一般としては、体動かして体力使うわけじゃないし部屋あったかくしてる分には風邪休み中のドラクエもある種アリやな、的な気分なんだと思うんですが、正直理解に苦しみますよ実際。だいたい風邪ひいてる段階で頭回んないじゃないですか。個人的には全然ダメですよ風邪なんかひいたら。まず洞窟のどのあたりに自分がいるのか把握できなくなります。むしろなんのためにこの洞窟にいるのかすら憶えてない自分もいます。もはやゲームを楽しむ以前の問題です。だいいち30分もプレーしてたら頭痛してゲームどころじゃなくなってきたりしないのか。僕はするね、ああ大いにするとも。そんな具合ですよ?
 まったく世の中っていうのはどうなっているんだ、とか思う今日この頃ですが、まあそんな雰囲気でドラクエもたいして進んでないわけです。ある神父と誤解に関するイベントをやっつけたぐらいで。
 えーと現状まだ風邪が抜けきってないせいか、ここまで書いた段階で疲れてきたんですが、じゃあとりあえず今日はこれまでということで。

 しかしひどい日記もあったもんだ。

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2001.02.19(ドラゴンクエストVIIより)

告白

 この件については書かないわけにはならないだろう。
 やはり日記というものが日々起きた事実をあますところなく明白に書き記すものである以上はこの一件について書かねばなるまい。そもそもじゃあこの日記がこれまで起きた事実をあますところなく明白に記していたかっていうと大いに疑問の余地がありますが。まあ昨日のイベントで、真実は後世にきちんとした形で残すべきだと思い知らされたので。こじつけですが。

 時間は少し前後するんですけど、昨日の一件のちょっと前。えーとね、まあこれズバッと言っちゃいますけど、また石版が足りなくなったんですよ。またしても。ああなんとでも口汚く僕をののしるがいい君の心がそれで満ち足りるのなら。つくづくもってなんかこうダメという感じがしてどうかと思うんだけど、さらに付け加えるなら例の占いのおばあさんに話を聞きに行って、かつその占いで出た卦 (け) は結果的に非常に的を射ていて、それどころか僕が「あーたぶんあそこのことだな」と思ったその場所もそれで激正解してたっていう、にもかかわらず石版見つからなかったって言うからはっはっはこいつはお笑いだ。ガッデム (ちきしょう)!
 ついでに告白するなら前回石版足りなかったときはそれでも4時間ばかりあちこち探し回ったもんですが、今回ともなれば15分もすれば余裕でインターネットに繋いでブックマーク (お気に入り) してた例の攻略ページで調べるサイバーライフっぷり。そりゃサイバーシティも眠りませんよ(*1)。どんどん自分がしょぼい人間になっていく。こんなことでどうする自分。しかしそのページで得た回答は、われながらしょぼいの一言で済まされないゼと思わせるに足る迫力充分の、要するになんかもうダメだったんですけど、えーとこれ本当に説明するんですか? なんかもう半泣きなんですけど。

 ああもう画像でさらっといっちゃいますけど、つまりこういう具合でした。
 そこはある建物とだけ言っておこう。その場所はそれなりに2度3度行ってた場所で、まあそれなりによく知った場所であった。勝手知ったる他人の家という具合で、文字通り台所にあたる部屋であった。
 そして僕は例によって視点を回転させた。立派な態度だと思う。我ながらきちんとやってるじゃんかと思う。何気なく通り過ぎることの多いこんな部屋も見逃さない自分を愛おしくさえ思う。

 で、まあそういう具合で、その場所には特になにもなかったんでそこを後にしてってウワー。
 そうなのだ。そういう事だ。そこに階段はあった。しかし僕はあと45°視点を変更しなかったがために階段には気付かずに素通りしていたのだ。何度となく視点変更して、何度となくあと45°たりずに見逃し続けていたのだ。なんという盲点だろう。こんな事があっていいのだろうか。神は死んだ!(*2)

*1 CyberCityは眠らない
布袋寅泰。

*2 神は死んだ!

なんでもいいからこの程度のことで殺すな。

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2001.02.20(ドラゴンクエストVIIより)

つくづくもって素晴らしい事

 今日はいよいよというかなんというか、例の石版の最後の1枚を埋めるときがきた。まあどうせまだ先はいろいろとあるんだろうけど、とにかくある種の大詰めを迎えていることはたしかだ。しかし、「ある種の大詰め」ってのは、なんだ。

 そんな大詰め状態でも例によって石版はめてキュイーンなんつってとりあえず仲間全員と「話す」してから大陸をぐるっと回りつつ適当にエンカウントした敵と戦ってみたり洞窟に入ってすぐ引き返してみたりという定番の動きをしたあげく、城などに入ってひととおり話を聞いたら記録して電源OFFという、総計すると30分ていどのプレーで今日も終わるのであって、つくづくこれではとうてい3月15日発売の『ボクと魔王』にはまにあいません (若干あきらめ気味)。

 まあ、その話はいい。いいのかどうかわからないけど。
 僕が今回のドラクエやってて毎回毎回すばらしいと感心しきりな点がひとつあります。心底素晴らしいと思う。正直言って惚れる。誰に? さあ。
 電源入れた直後、エニックスのロゴがすげえ早く消えるのである。
 むしろ○ボタン速射したらそれでスキップできちゃったりもするのである。
 なんて素晴らしいんだろう。いや別にエニックスのロゴが悪いとかいう話じゃなくって。ああいう社ロゴって全面的に正直ウザくないですか。なんで電源入れて即ゲームに入れないのかと思いませんか。ただでさえローディング時間かかってるのに。
 世間一般がそんなダリー社ロゴ全盛だというのになんと今回のドラクエ、ローディング時間も短いわ社ロゴもスキップできるわと神のごときふるまい。これが惚れずにおれようか。誰に? エニックスに。いわばエニックスという会社の擬人化した人格としてのエニ田クス夫あるいはエニ山クス子に惚れるのであって、そういえば昔のドラクエってオフィシャルな主人公の名前「えにくす」じゃなかったっけ? ←自分で書いててここまで適当な文章続けられるのってスゲエなとか今思いましたよ実際。

 いやまあ実際のところ今回のドラクエにかぎらず、あとエニックスにかぎらず他の会社とかもスキップ可で超早の社ロゴのメーカーとかもあるんでしょうけど、実際の話個人的にはこれが初めてでした。まったくもってエニックスはすばらしいと思う。だいたい僕はプレステ2で遊んでるので、最初にプレステ2のブラウザ画面がギューンとかいってその次にプレステの起動画面がミーヨーヨーヨーヨーン (キラッ) (*1)とかいいやがって正直ウザいったらありゃあしねえのです。正味の話この点だけでプレステそしてソニーに対する印象が3割方ダウンしているといってマジに過言じゃないほどです。ちなみにニンテンドー64の任天堂ロゴはまあ比較的短いんで可。やはり任天堂の仕事は信頼がおけるといえましょう。あとドリキャスは社ロゴスキップまでできて大変グレートだといえますが、その一方で起動のたびにビジュアルメモリがピーッてうるさい(*2)ので大変に心証がよくないです。これがためにセガ社がハード事業からの撤退を余儀なくされたとは、いったい誰が知ろう。勢いにまかせてひどい事を言っている。
 そういえばこの日記、ゲーム日記のくせにここ最近のセガの時事ネタ(*3)にひとつもかすっていないことに気付きましたが、それってけっこうすごいですね。

*1 ミーヨーヨーヨーヨーン (キラッ)

きわめて主観的な擬音。

*2 起動のたびにビジュアルメモリがピーッて

電池を入れたり、あるいはメモリーカードにしたりすればいいんでしょうが、誰がしてやるものか。

*3 ここ最近のセガの時事ネタ

一言でいえば、がんばれというようなことになっている。

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2001.02.21(ドラゴンクエストVIIより)

ドラゴンのクエスト

 今日は昨日行った落ち込みぎみの城周辺をおおいに捜索し、とりあえず収穫は人間嫌いのみなさんに出会ったことくらいだがこれがもとで落ち込みぎみの城になんらかの変化が訪れているかも? どうだろう? といったあたりで記録して終了しました。
 表面的には昨日とほとんど変化ないんだけど、まあ今回のイベントといったらなにしろ最後の石版によるアレなわけで、そうそうひとすじなわで片づくもんでもあるまい。たぶんそうだと思うんだけど。そういった気持ちで今日を生きていますよ。

 ところで気になるのは、ドラゴンクエストというタイトルだ。いや本当の話。今日いきなり気付いたんですけど、これってドラゴンのクエストなわけですよ。うわすげえ頭悪そうな文章。いやなにしろドラゴンのクエストです。冷静に考えるとクエストの正確な意味を知らないけど、問題はドラゴンです。
 そう、僕はまだドラゴンにまだ会ってないのだ。
 もちろんドラゴンの亜種という感じのモンスターや見た目的にドラゴンと呼んでもさしつかえなさそうなモンスターにはすでに何度も出会っているんだけど、そういうことではなく。ズバリ的にドラゴンといえるヤツですよ。もう名前の時点で「なんとかドラゴン」だったりするような。鳥山明デザインっぷりが前面に出ているような。連載初期のDr.スランプ思い出させるような。
 かりにもドラクエである。ドラゴンをクエストするゲームであって (違うと思います)、ここにドラゴンがいなくてどうする。そう考えると、僕の今立っている場所はまだまだドラゴンクエストのクエストたるドラゴン (もうなにがなんだかわかりません) も登場していない、ストーリー的には序の口であるとさえ言えるんじゃないでしょうか。まあそれは言い過ぎとしてもですよ。
 これまでのドラクエの思い出を振り返ってみても、少なくとも中盤とか後半にくればドラゴンのひとつやふたつ登場すると思うんですよ。あれ『V』はどうだったかよく憶えてないんですが。まして『VI』はやってないわけではあるんですが。とりあえず『I』から『IV』までで言えばドラクエといえばドラゴンがクエストする (まだ言う) のは必定。どうやらこの先僕が思っていた以上に先は長いのかと思わすものがあります。「この一件、相当根が深けえな。面白くなってきやがったぜ」とか呟いてあと口のあたりの血をぬぐいながらペッて吐いたりするような感じです。そんなたとえは間違っていると思いますが。

 あるいはあれか、本当にいわゆるザコ敵にはドラゴンがいなくてイベントの奥の奥いわば最終ボスとかがドラゴンだったりするという話もありえないことではないとか思いますが、それはじゃあ特技の「ドラゴン斬り」がラスボス戦に便利すぎるということになるのでやっぱり違うかな。それにしてもドラゴン系の敵用特技であるはずのドラゴン斬りを、パーティーの仲間たちは意外にドラゴンとはとうてい思えないような相手に向かっても使うのでいったいどういうことなのかという気分ではある。個人的に今回のドラクエに関しては人工知能のやることに間違いはないという非常に70年代的な気分でいるので、この点に関しては非常に気にかかるところです。まさかあの赤黒いてっきゅうまじん風のモンスター(*1)がドラゴン系とはとても思えないわけで。

 謎は謎をよぶままに、どうということもなく日記は終わる。日記だし。

*1 赤黒いてっきゅうまじん風のモンスター

隠しているわけじゃなく、名前忘れただけ。

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2001.02.22(ドラゴンクエストVIIより)

見落とせ

 おとといあたりに、昔のドラクエはオフィシャル主人公名が「えにくす」だったとか書きましたが、「ちゆん」(*1)だった時期もなかったっけ?とかいう疑問がわいてきました。どうだったっけ。ドラクエIだと「ちゅん でーす かのじょを まってます」とか言ってたんだけど。町人として。

 それはそれとして。昨日の日記の記述でちょっと変に感じた人も多いのではないだろうか。すでに今回のドラクエとかクリアしてる人で。
 そう、例によってまたも見落としていたわけですよ実際。しかも今回ときたらもう画面取り込む気もうせるほど丸見えの場所を。正直言ってその建物に入ったら速攻で見えるような場所にその階段はあって、しかも僕はその階段をはっきり認識していたのだ。そうかそう考えると「見落とし」ですらないんだけど、とにかく僕はいったいどういうわけだかその階段を下りるという行為をしなかったのだった。そんなわけでフラグが立たなかったのだった。そんな具合でイベントがいっこうに進まなかったのだった。
 なんだかゲームを進めるほどに自分が頭悪くなってる気がしてるんだけど、本当にいったいなんでまたそんな階段を素通りするようなまねを自分がしたのかがわからない。だってね、その階段をはっきり見てるわけだし、むしろ「あー階段もあるのか。じゃあこの部屋をひとまわり調べたら次は階段を下りよう」とまで考えたんですよ。記憶あるんですよ。
 で、むしろ僕はその階段を実際に下りたような気にまでなっていたのだった。問題はそこだ。なんでそうなっているんだ。僕の中ではその階段は既にチェック済みということになっていて、実は過去すでに2、3度その階段の前まで訪れてかつ「もうチェックずみだから。人もいないし」という理由で素通りになっていたのだった。で、今日なんの気なしに降りてみたら見たことない間取りに見たことない人がいるんで超ビックリしてなんかもう家帰って寝たいような気分になったりしたんですけど。
 これには参った。正直やられた。こんな巧妙なトリックを隠すとはさすが堀井雄二。トリック? まったくもって最悪といおうか、昨日の日記読んだ人は「なんかこいつ変じゃねえ? もしかして間違えてねえ?」とか思って読んでたはずで、ああもう本当家帰って寝ていいですか。まあ帰るもなにも実際ここは家なんだけど。

  今日の教訓:階段は下りること。
        意外に見落としがちだけど、重要だゾ!

 もう寝ますええもう本気で家帰って寝ます。

*1 ちゆん

すなわち初期のドラクエのプログラムを担当していたチュンソフトのチュンであり、社長の中村光一の「中」の中国語読みでチュンだというのは有名な話。ちなみに中村氏の商業ソフト第1作『ドアドア』の主人公も「チュン君」である。それにしても「ちゅんそふと」とはなんともかわいい響きのソフトハウスだと思う。この対極にKAZEだの彩京だのウルフ・チームだのがいるといえる。そしてその中間の硬派なんだかかわいいんだかわからないゾーンに元気とか魔法とかがいるのだと考えるが、どうでもいいですか?

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2001.02.26(ドラゴンクエストVIIより)

いろいろあって

 例によって例のごとくではあるが、日記の更新に間が空いてしまった。もう3日である。なまじな母親だったら心配するところである。なにが。
 この間なにをしていたかというと、ダラダラーッと昼まで寝たりなんかこう寝そべってポテトチップのひとつもつまみながらマンガ読んだり気がついたら日が暮れていたりとダメ人間っぷりをいかんなく発揮していたのである。それはもはや神の領域だったと人々は伝える。そんな具合に。あと、たまったメールに返事を出したり出しきれなかったり (中途半端)。つくづくこの日記やってるとそういった日々のあれが全然なことになるんですけど、本当すいません本当すいません。
 ところでドラクエである。この間ドラクエやってたかっていうと実はほとんどやってなかったというか30分ぐらいはやったというレベルでおいおいいくら何でもそれはあるまいという気分ですが。自分でも。なんかこう休みの日ってうっかり何もせずに過ごしきっちゃうことってないですか。こんなはずじゃなかったのに。そういやビデオ溜まってたからなあ。僕の環境だとビデオ見ながらゲームやる事ができないので、ビデオ見るとなるともうそれに専念することになるのだった。それにしても『プロジェクトX』は面白い。血が熱くなるいい番組だ。あと『仮面ライダー アギト』も(*1)。その後『も〜っと! おジャ魔女どれみ』(*2)でヒートアップして、『笑っていいとも! 増刊号』でクールダウンするという仕組みだ。クールダウンしてどうする。だいいちなんなんだその硬軟とりあわせすぎた組み合わせは。
 その他適当にお笑い番組やら美術番組やらをむやみにセレクトしたビデオを見ているうちに時間も過ぎるというものです。ドラクエやる暇もなく。ヤベエ! こんな事でいいのか? ドラクエに夢中だったあの時期を君は忘れてしまったとでもいうのか?
 とか何とか言ってますが、実はその分今日のプレーでいろいろありまして、しかしそのマクラの部分だけで今日はけっこうな文量になったので次回に続きます。これが大人のやり方なんだよ。

*1 『仮面ライダー アギト』

妙に凝った大人向けな内容で、いやそんなことよりも立場の違うライダー3人という組み合わせがまったく僕の子供心に火をつける。『クウガ』は見ていなかったんだけど、これも見とけばよかったと後悔すらしている。

*2 『も〜っと! おジャ魔女どれみ』

その前シリーズの『おジャ魔女どれみ#』までは見ていなかったんだけど、たまたまその最終回だけ見たらもうマジで感動で泣けて号泣して、以後絶対見逃さないことに決めましたが、こんな僕はもうダメでしょうか。

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2001.02.27(ドラゴンクエストVIIより)

時代

 昨日からの続き。
 なにが驚いたといって、それはあれだ。「水のはごろも」である。ドラクエII(*1)以来の由緒正しいアイテムでありかなり強い系の防具であるところのあれである。あれが出てきたことに驚いたわけじゃなくって、なんとあれをガボやメルビンが平気で着れてしまうのである。
 だめだ。それは大いにだめだ。むしろNOだ。ノンだ。ナインだ。ニエットだ。不是だ。(『沈黙の艦隊』風) だってそうじゃないか、水のはごろもといったら『II』ではムーンブルクの王女専用アイテムだったくらいのあれで、というか公式攻略本などのイラストをみるかぎり水のごとき質感を持ったドレス状のなんつうかひらひらスカート的なものであって、それをこともあろうにガボやメルビンが着てしまうっていうのはファンに対する裏切りです! ある意味。
 そんなひらひらスカートをなびかせ (いやだ)、やってきたある種のダンジョン。そこには更なる衝撃が待ち受けていた。

 例の銀色の液体状になったやつが現れたのである。もういいかげんこれ隠す必要はないとは思うんだけど、とにかく銀色 (液状) である。当然のごとく作戦を「めいれいさせろ」に変更し、全員「まじんぎり」という強烈なヤル気をもってかかる。そして例によって逃げられる。こうなれば意地だ。持久戦だ。くちぶえの連発である。その他のザコ敵を屠りほふり、周囲がモンスターの屍であふれ血臭がたちこめた頃に、銀色 (液状) は再び現れたのだった。「まじんぎり」「まじんぎり」「まじんぎり」「まじんぎり」を選択! まずは銀色 (液状) の先行。奴は逃げなかった! ギラを唱えた! そんな攻撃など屁でもない我らが屈強のパーティはここぞとばかりに集中攻撃を加える! ついに攻撃が命中し、我らはもはや戦場の狂気すら宿した目に歓喜の色をたたえたりたたえなかったり。
 いったいなぜ人はこんなにも例の銀色に惹かれるのでしょうか。実際、銀色に遭遇してかつ倒すことにも成功する確率っていったらかなり低いわけで、まあ普通のザコ相手にするより多少効率はいいんでしょうが、それにしたって確率的にはここまで必死になってやるほどのことじゃないと思うんですが。

 とかなんとかやってるうちに、ある別のザコ敵にザキをかけられまくったおかげで命の石(*2)のストックが底をついたので、リレミトかけて命の石売ってるある町まで戻って相場に影響を与えかねないほど大量に買い込んだり。しかしさっきの「まじんぎり」といい、便利な世の中になったものだと思う。命の石なんていうアイテムのなかった昔といったらザキやザラキをかけられることは死を (高確率で) 意味するくらいで、ああ本当『II』のロンダルキアなんつったら思いだしたくもないほど殺されたなあ。『III』のころは例の銀色を倒す確率を少しでも上げようと武闘家に黄金のツメを装備させたりとか涙ぐましい努力をしたものだ。世の中も変わった。水のはごろもを男性が着るのも世の流れか。(男女平等とかの)

 そんなこんなでやってると、いつのまにかパーティの一人が熟練度MAXになってしまい、かといって転職させたところ「わらわせし」以外の道が (計画上) 残っていなく、戦力が一気にダウンしてしまったりもしました。で、今日はその分を挽回すべくレベル上げと称して例の銀色 (液状) を求めて殺しまくりツアーを開幕していました。
 明日あたりこの銀色 (液状) のいるダンジョンをまじめに攻略しようと思います。

*1 ドラクエII

道中「あまつゆのいと」と「せいなるおりき」が必要になり、しかもドン・モハメ (いかにもドラクエらしい名前) でなければ織れないといういわくつきのアイテムだった。

*2 命の石

いちおう説明しておくと、ザキやザラキで死ぬかわりにこのアイテムが砕け散るという、銃で撃たれて彼女の写真入りペンダントが弾を受け止めていた的なアイテム。

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2001.02.28(ドラゴンクエストVIIより)

風邪と私

 まるで『風とライオン』あるいは『王様と私』を想起させるようなタイトルで恐縮だが、ごめん今ものすごい適当言った。
 というかヤベエ! また風邪ひいた! 気がする!
 どうもこの日記をはじめてからというもの1ヶ月に1回程度のペースで風邪をひいてるようでかなり気分悪い話ですが、これだけ風邪にかかりまくると風邪のひきはじめの症状にも敏感になってきます。ここ数ヶ月の経験から言って、これはまさに風邪だ! そう力強く断言させるものがあります。力強く断言するようなこっちゃないですが。ぜんぜん。
 だからもう今日は寝る! ドラクエやってる場合じゃねえ! 風邪はひきはじめのうちになんつうかこう殲滅するのです! その、ウイルス?(*1)とかを。いわばドラクエの戦闘において銀色 (液状) に出会ったら最初のターンのうちになにがなんでも殲滅しなければいけないのと似ています。なんとか強引にドラクエの話にむすびつけてみましたが。しかも全然たとえがうまくないし。

*1 ウイルス?

聞かれても。

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2001.03.04(ドラゴンクエストVIIより)

存続の危機を過ぎて

 例によって風邪のナニで更新には大量に間が空いたりなんだりしていますが、この間ただなにもせずにいたかというとそうでもなく、実はドラクエもうこの辺でやめちゃってもいいかという雰囲気になっていたりしました (いっそう駄目)。
 そう、この数日間でいわゆる人がゲーム途中でヤメる時の気持ちをかなり明確に再現できたようなそんな具合でしたマジで。
 一時的に飽きたんですよドラクエ。ドラクエの楽しさがどのへんにあったのか完全に忘れてたっつうか。「見失う」とか言うよりも、純粋に「忘れた」っていう方が近いような。実際その間ドラクエやってなかったわけだし。
 でまあ話的にもほら例の石版も最後の一枚だし、そうなるとこれで最後みたいなもんだしじゃあこれまでちょくちょくあったようなヒネリの鋭く入った話じゃなくて正統派のイベントだろうし、それってわりと普通な感じでつまんなそうじゃねえ? とか思ったりもして。なーんかもう最後だしどうでもいいやーとか真剣に思いましたよ実際。マタニティブルーっつうんですかね。100%適当言ってますけど今。
 で、なんかダルイーとか本当に口に出して言いながら一応流れ的にプレステの電源入れてプレーしたらこれがそうじゃねえっつうの全然楽しいっつうの。
 とりあえず最初にイキナリ的になんつうか例の靴を入手したんですよ。ハッピーに関係のある。経験値とも関連性を持つ。いつもながら隠したことになっていない説明。けど実際コレだーとか思いましたね。その時点までそんなアイテムの存在全然忘れてたわけで、スゲエ新鮮だったわけですよ。世界にはまだ自分の知らないナニがあるっていう、なんかこう自分の小ささを思い知らされたっていうか。ドラクエと比較して。いや冗談抜きで奮い立ちますよね正直な話。
 それ以降はもうドラクエに対する賛美の嵐。僕からの。そうそう会話楽しい!とか思いだした戦闘面白え!とかうわこの先すげえ気になる!とかよく考えたらまだまだDISC1じゃん!先長えじゃん!とか、それはいわばドラクエの面白さを再発見する旅 (ジャーニー)。
 結局ゲーム途中でヤメちゃう理由って、最初の頃のトキメキっつうんですかゲームの楽しさをなんかの拍子で忘れちゃうのが原因なんじゃないのかって思いましたよ。僕の場合だとたまたまある意味大詰めにきてて、それでかつ何日か間があいちゃったのがマズかったみたいで。人間こんなあっさり初期トキメキを忘れるものなんですかねー本当倦怠期のカップルぜんぜん笑えないですよ。

 とかやってるうちにゲームはいよいよ最後 (石版的に) のイベントをなんとかしまして、凱旋帰国をしようかって場面にさしかかりました。再びテンション上がってきた感じです。

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2001.03.05(ドラゴンクエストVIIより)

旅は続く

 ついに例のカラフルな石版の最後のやつをなんとかしたのが昨日。で、今日はこっちに戻ってその後の色々を物色してましたよ(*1)
 まあこの後も残ったあれこれがいくつもあるんで、即スタッフロールが流れたりはしないだろうとは思ってますが、なにしろ最後の石版です。なんつうかこうドラマティックな急展開がめくるめく感じで起こるんじゃないかとか思ってたら、意外なほど普通で。むしろいつもどおりで。
 しかしまあそれだけにこの先けっこう長く様々なイベントが待ちかまえているのであろうと思わせるものもあります。だいいちまだプレー時間80時間だし。おいおいあと (最速で) 20時間も残ってるのか。僕らはこの先どこに行き、なにを見て誰と出会い、そして、まあそれはそれだ(*2)。そんな調子で旅はまだ続くのである。とりあえずは例の水中にある輸送手段のことを心にきざみつつ、音楽の都的存在のあの場所に行ってみようかと思います。あと、かなり上空っぽい感じのあそこと。

今日の疑問:どうしてアミットせんべいは世界各地に輸出されているんですか? そしてどうして道具屋とかに売れないんですか?

今日の見逃し:洞窟っぽい場所で王様をさがす過程でけっこう意外な場所に部屋を発見して、うわまた俺見逃してた?ヤベエ!戻れ!とか思って再び石版はめてギュオーンつってキュイーンつってザッザッザッザッつってその他おおいに敵と戦ったりダンジョンの構造忘れてたりわりと苦労しつつ行ってみたら別に見逃してたわけでもなかったことが判明。しまった、わなか!? この話、心当たりある人も多いと思いますが。

今日のメモ:そんなこんなをしていたらいきなり主人公とガボが熟練度MAXになりまして、でも今日は疲れたので例の転職にまつわる場所に行くのもう面倒になったのでフィッシュベル戻って猫と話をして保存して終了。明日はまず転職することを忘れないように。あと、よけいな小物を売る。

*1 こっちに戻ってその後の色々を物色してましたよ

文章としていかにもなっていないが、隠すところは隠しつつ表現するとこうせざるをえない。

*2 まあそれはそれだ

まとめるのが面倒になった。

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2001.03.06(ドラゴンクエストVIIより)

ヤル気に関する問題

 えっ!? まだ例の大会はじまらないの? とか思いながら今日はスタートし、あれよあれよという間になんかこう海からザバーンってなって、岩が、こう、空が。(支離滅裂ぎみ)
 いよいよ事態は佳境という雰囲気になってきた。なんかこれけっこう何度も言ってるような気もするけど。しかし今までがいわゆるショートイベントの連続で、ある種話の本筋とは別ワクでストーリーが進んできたのに対し、今日あたりいよいよ話の本筋に肉迫してきたようなそんな雰囲気である。いや違うのかな。明日あたりからはまたショートイベントが始まったりするんだろうか。まだ82時間だしなあ。こういう逆算もあんまりよろしくないという気はするが。

 ところで今日、実はけっこうにあやふやなプレーをしてしまった。正直プレー中、自分が何やってんだかよく分からなくなってしまったのである。後になって冷静に考えれば分かるんだけどさ。なんかこう言われるままに (町の人とか仲間とかの言うとおりに) 行動していたらこう違う場所に連れていかれ、言われるままにアイテムを使ったらなんかあんな具合になって(*1)、言われるままに岩が、こう、空が。
 それで気付いたんですけど、やっぱりなにかしら人のためになるっていうのは凄いモチベーション上がりますね。ゲーム中。別にいい人っぽさをさりげなくアピールする気はないんですが、やっぱりそれが魔物にかなりリアルな方法で苦しめられてる町を救うとかいうビッグな話であれ、たとえばちょっと旦那さんの帰りが遅いんで探してきてくれい的なおいおいわしゃおいなりさんかい話であれ。オッケーはいはい旦那ねそこの洞窟! 洞窟オッケーまかせてとか思いますよ実際。そこいくと今回ったら別に誰のためというわけでもないが、まあ、伝説上こうやっておくとアリっぽいですよ? という具合の話だったのでモチベーションもなにも。まあ結果的にはみんな喜んでたんでアリといえばアリなんですけど。

 それにしても僕はドラクエに対して変なところで妙に高いハードルを設けてるなあとかちょっと思いました。

*1 なんかあんな具合になって

これでも大事なところは秘密にしとこうとがんばっています。

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2001.03.07(ドラゴンクエストVIIより)

モンスター職

 ついにモンスター職(*1)に手を出してしまった。遅いと言われるかもしれない。けっこう早い段階からその手のあれは入手しているわけだし。ただ僕としてはどうにもあれを消費しちゃうのがもったいなかったのだ。
 で、なぜじゃあ今になってそれなのかというと、本当の話いいかげん就きたい職業がなくなってきたのだった。なんかこれ何度となく書いてる気がする。しかし実際困っていたのだ。そりゃ別に職業全部をきわめたわけでもないんですけど。しかしこう、キャラクターイメージというものがあります。あと利便性と。主人公はもう「バトルマスター」と「かいぞく」をきわめた段階でほぼ終了なのだ。「ゆうしゃ」にはあんまり興味はないし、やるとすればそれはメルビンの仕事だ。しかしそうは言っても転職しないままほっておくというのもすごくもったいないので、じゃあいっそ目先を変えてモンスター職でもやってみようかということである。

 と、ここで問題になるのが例のキャラクターイメージというやつだ。今まででさえ「主人公が『わらわせし』じゃあねえだろう」とか思ってキャライメージと相反する職業に就くことを嫌っていたのに、今度といったらモンスター職である。主人公が「リップス」になったからといって、えーとまだそういうところまで行ってないのでこのへん想像なんですけど、将来的に「なめまわし」とかの特技を憶えるんだと思うんですよ。まさか主人公が「なめまわし」はあるまい。というかそもそもリップス自体あるまい。漁師の親ごさん達はそんな主人公の姿を見てどう思うだろうか。いやだめだこれではいけない。
 そこで考えたんですが、あれです。モンスター職というのは、たぶんスタンド(*2)です。ゴゴゴゴゴゴゴゴ。そうです主人公が別にリップス的な動作をするわけではなく、リップスの形したスタンドを主人公が放つのです。これだ! ありがとう荒木飛呂彦先生!
 というか実の話、僕はそうとう前からこういうキャラクターイメージ問題をなにかといえばスタンドで解決していた。それはつまりファイナルファンタジーIII(*3)なんだけど。十年間つねにこういう問題をスタンドってことで解決してきたわけで、なんて進歩のなさだ。
 思えばジョジョには人生で大切な色々なことを教わってきた。紳士たる者の心構えであるとか。世界一の科学力を持つ国はドイツであることとか。冷静になるためには素数のことを考えるのがいいとか。体力の補給には気の抜けたコーラを飲むのがいいとか。それは別の漫画だが。

*1 モンスター職

ある種のアイテムを使うことで職業がたとえば「スライム」になったりとか、そういうやつ。

*2 スタンド

『ジョジョの奇妙な冒険』読んでないと本格的にわからない話になってしまいますが、えーとなんか自分の分身っぽくて見た目が怪物っぽい超能力とか、そんな具合のものだと考えればだいたいOKだと思います。

*3 ファイナルファンタジーIII

転職 (ジョブチェンジ) は別にいいですが、そのたび見た目が女の子になったりむくつけき男になったりするのは、いくらなんでもないんじゃないかと思いました。当時。

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2001.03.10(ドラゴンクエストVIIより)

会話に歴史あり

 2日ほど日記を書かないでいる間に、ある古い話を思いだした。
 それはもう15年前の話。『ログイン』っていうパソコン雑誌が昔あって(*1)、それでRPGのクリエーター三人が集まって対談するっていう企画があったんですよ。なにぶん当時小学生だから詳細なディティールは忘れたんだけどね、こんな会話があったんですよ。

A「今クライ企画考えてるんですよ。パーティーの中で会話できる奴。『お前、あの塔どう思う?』とか」
一同「クライ!」

 なんだかわからないだろうから補足をしておくと、まず当時「暗い」(*2)というのは今でいうところの「オタク」(悪い意味で) とかそういうことを意味している。そして当時、パーティー内のキャラクター同士が会話するRPGというのは存在しなかったのだ。
 町や城のキャラクターが主人公に対してメッセージをしゃべるっていうのはかなり前からあったんだけど、プレイヤーキャラが喋るというのはそうとう先にならないと発明されなかった (「1人称のナレーション」とかは除く) 。意外にドラクエIのエンディングあたりが最初だったんじゃないだろうか、勝手に喋る主人公。
 ましてプレイヤーキャラ同士が会話するなんていうのは夢のまた夢。それは技術的にダメだったとかいうのでは当然なくて、また多分思いつかなかったというわけでもなくて、純粋に「クライ!」から誰もが二の足を踏んだのだろうと思う。
 そういう誰でもしり込みするような未開の荒野に最初に足を踏み入れたのが『ファイナルファンタジーII』で、そういう事ができたのは多分シナリオライターの人が脚本家出身だったっていうことが大きいんじゃないだろうか。素人だったら怖くてできない。で、逆に素人の強みというか、ファイナルファンタジーII〜IIIができるだけ避けるようにしていた「クライ!」要素を (たぶん無自覚に) 前面に押し出して作ったのが『エメラルドドラゴン』(*3)ということになるんだろう。
 全部が全部そうというわけじゃ当然ないけども、キャラクター同士の会話というのは客観的に見るとどこか夢見がちというか、痛々しさがつきまといがちだ。その理由っていうのは説明しづらいんだけど、とにかくそういう側面はやはりあると思う。しょうがないじゃないかあるものはあるんだから。

 で、ドラクエなんですけど。毎度毎度言ってることですが今回のドラクエでは会話するじゃないですか。主人公はしゃべらないけど、まあそれにしてもパーティーの仲間といったらかなり会話するわけで。これがそのわりに不思議とクラく感じない。
 たぶん口調がドラクエノリっていうか、他にまねのできない例の口調だからそう感じないんだと思うんですよ。あの口調ってなんなんでしょうか。若干軽めで素朴な感じの、ややオーバーアクトぎみでひらがなの多い。
 あ、気がついたけどそうかあの口調はマンガ口調なんだ。そうかそうだドラクエIのころの口調ったらかなり鳥山明マンガ(*4)に近いところもあったし。あれって意図的に鳥山マンガに近づけてたのかな。どうなんだろうか。
 とにかくまあ、今回のドラクエがクラくなく、つまりは痛々しくなくできているというのはプレーしてて嬉しいことだった。ドラクエが痛々しくあっちゃいけないという法はないんだけど、しかしまあドラクエはドラクエなのだ。なんだか抽象的な概念で申し訳ないけれども。

 抽象的ついでに現在のゲーム進行を抽象的に書くと、地中深くに潜ったところです。こ、これってもしかしてけっこうなクライマックスなんじゃねえの!? とか不安になりながら。

*1 昔あって

今もあります。全然違う雑誌だけど。

*2 暗い

しかし当時はしばしば「クライ」と表記していたが、なんだか泣いてるみたいだ。今だったら「クラい」と書くのだろう。

*3 『エメラルドドラゴン』

この会話に限らず、色々と野心的な試みをした作品でその意味評価は高いが、トータル的に後のゲーム界に及ぼした罪の重さも馬鹿にならない量になっていて、なかなかこのゲームの評価は難しいところだ。

*4 鳥山明マンガ

『Dr.スランプ』とか『ドラゴンボール』(初期) とか。

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2001.03.11(ドラゴンクエストVIIより)

激戦

 これはけっこうなクライマックスなんじゃないのか、と思いながら長い長い洞窟を進む。
 この洞窟はいわば「狂った洞窟」とでもいおうか、これまでのドラクエのダンジョン共通の「順につぶしていく」メソッドを無視したつくりになっていて、どう進んでもどこかに見逃しができてしまうような、そんな構造だった。見逃しがどこかに残っているというのはどうにも不安だし、今までと明らかに構造が違うという事実が「今回はこれまでとは一味違う」とプレーヤーに肌で感じさせるという憎い演出だ。
 とはいうものの、プレー中はそれどころじゃなくてどうにも不安な気持ちのままで先に進む。そしていわゆるボスとの戦闘。けっこう軽い気持ちで戦ったらこれが実に手ごわい。「ヤバいんじゃないの? これマジでヤバいんじゃないの?」と思っているうちにMPが底をつきはじめて、ほとんど運まかせのような感じで戦いが続く。
 と、主人公の放った「ばくれつけん」のアニメーションが2発しか当たらなくなった。普通は4発。これはつまり、2発目で敵にとどめを刺したということの予兆だ。○ボタンを連打するとあんのじょう「〜をたおした!」のメッセージが。ほっと息をつくと直後に真のボス的存在が登場。マジすかもうMP残ってないんですけど。明らかにさっきまでのボスより強そうだし。
 半泣きになりながらも手持ちのアイテムと特技を駆使して第2ラウンド開始。仲間がばんばん死ぬ。そのたびアイラの「天使のうたごえ」でどうにか生き返らせるも、今度はアイラが死ぬ。貴重なストックの中から「せかいじゅの葉」を使う。
 主人公の「ばくれつけん」とガボの「かまいたち」だけが敵のダメージで、アイラは誰かが死なないかぎり「たたかいの歌」を歌いつづけ、メルビンはもはや毎ターン「賢者の石」専門要員である。それでもしばしばHPが劇的に減らされる。回復のために主人公がベホイミを使うと、もう攻撃戦力はガボ一人しか残っていない。
 主人公が死ぬ。「天使のうたごえ」をかけるが、何度使っても効かない。その間に他の仲間のHPが削られていく。あきらめて最後の「せかいじゅの葉」を使う。
 「時の砂」を使って仕切り直すべきかどうか悩む。もうここまできたら全滅覚悟で続行することに決める。

 そして、「ばくれつけん」のアニメーションが3発で止まる。

 DISC 2に入れ替える時がきた。いかにも世間一般ありがちなDISC 2入ったドラクエの箱どこにやったっけたしかここに置いてたはずなんだけどなあ、的な失敗を間にはさみつつ、パッケージをどうにか探しだしてCDを取り出す。一度も箱から取り出されていないそのCDは、箱から引きはがすのに少し力がいる。
 激戦のあいだ中コントローラーを強く握りしめていた反動で、CDを取り出す指がずきずきと痛かった。

 いよいよ明日からDISC 2です。

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2001.03.12(ドラゴンクエストVIIより)

ボーイズ・ドント・クライ

 昨日は昨日で熱い戦いだったんだけど、今日は今日でボルテージも上がりっぱなしの天井知らずといった御様子。なんともここんところ盛り上がりっぱなしでこ、こいつはいよいよエンディングも近いか? (走りすぎ) といった具合です。
 というのもここ数日、様々な伏線がけっこうな勢いで収束していってるからで、やっぱり気になってた謎の答がはっきりするというのは気持ちイイですねマジで。

 今回のドラクエ、今までと違って伏線が機能するまでに時間がかかる場合が多い。何度も書いてるとおり『VI』はちゃんと遊んでないからよく知らないんだけどさ。とにかく少なくとも『V』までは「なんだかよくわからないこと」も、ほぼその場というかちょっとフラグを立てさえすればすぐに結論が出て納得できるようになっていた。それが今回のドラクエといったら、なんだかわからないことが本当になんだかわからないままでそうとう長い間ほったらかしにされるのだ。
 そりゃまあ以前のドラクエでも思わせぶりなセリフとか、あとそうだ鍵がかかっててかなり先まで入れないところとかそういうのはあったけど、しかし今回のはどうも勝手が違う。ちょっと言いすぎではあるが、幾つものイベントが同時進行している感じすらある。これはこれで面白いし、解決した時のウォー感も高いので個人的には大いにアリですが。
 しかしちょっとこう複雑になると小学生とかのお子さんがたには辛いところあるんじゃないだろうか、とつい思ってしまうんだけど、でもまあそうでもないのか。これはたぶん大人の過保護というやつで、子供をなめちゃいけない。小学生だって小学生なりに複雑な話だったらメモだってするだろうし、子供ネットワークの情報網は大人のそれをはるかにしのいだりもするものだ。なんだったら攻略本だってあるわけだし、だいいちドラクエII当時だって小学生が立派にロンダルキアを越してたくらいなんだから。今の子供たちもやっぱりゲームボーイのドラクエIIとかでヒーヒー言いながらシルバーデビルにメガンテかけられてるのかな。ちょっと肩をポンと叩いてあげたい気持ちではある。

 そういえば世間の声では今回のドラクエ、イベントのあちこちでやけにシビアな話が多いって言われてて、それは確かにそうだと思うんですけど、それで小学生の子供たちにある種トラウマになるんじゃないかって、まあ冗談みたいに言われてるわけですが、それにしてもそれって違うんじゃないだろうか。
 重い話に対する子供の無視する力は我々の想像をはるかに超える。
 「無視する力」。
 だから思うんですよ子供って話重かったり難しかったりしても、適当に流してそういうのと別ベクトルの楽しい部分を軽快にすくいとるじゃないですか。いったい子供たちはどんな気分でガンダムやダンバインやよりによってZガンダムを観ていたというのか。そりゃもちろんウワーモビルスーツかっちょいいーとか思って観ていたのである。その御都合主義的な整合性たるやどうだ。そりゃ週刊ジャンプにジョージ秋山の『海人ゴンズイ』も連載されるわ!(古)
 で、たぶん子供たちはドラクエやりながらなんつうかメチャ渋な部分は適当に流してイベントを先進めたり戦闘とかレベルアップとか楽しんでるんだと思うんですよ。それでもっと何年かしてその時になったらどうせニューハードでリメイク版のドラクエVII出るからそれプレーして、あーココこんな話になってたのかスゲー、重てー、とか思うんですよ。
 つまり現在の子供プレーヤーは大人になってからもう一度楽しめるってわけで、なんかうらやましいなあ子供。

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2001.03.15(ドラゴンクエストVIIより)

がんばれ俺

 まあ別になにをがんばるとかがんばらないとかいう問題でもないんだが。
 どういうことかっていうと、マジな話眠いんですよ。もうスゲエ眠い。どうよ?っていうぐらい眠い。推測ですがおそらく近辺を『レクイエム』が矢を持って歩いているものと思われます。オ、オレとジョルノの体がッ!
 現在の進行状況といったら例の天下一決定戦的なイベント (優勝はジャッキー・チュン) も終わり、髪形の印象的な人が仲間になったあの場面で、これはついにあの懐かしい場所に行ったり行かなかったりするのかというなかなかのヤマ場といっていいだろう。いや本当の話先はおおいに楽しみではあるんですが、レクイエムにそばを歩かれてはまずい。「まずい」じゃねえっての。
 ところでドラクエで眠りといえばラリホーであって、こういう場合のたとえにはジョジョの奇妙な冒険をむりにひっぱりだすよりも素直にラリホーをかけられたとかなんとか言ったらいいんじゃないのか、と今ふいに思いました。甘い息をふきかけられたとか。えーとあと他に「眠り」状態になる攻撃ってあったっけ。

 とかなんとか書いてて思いだしたというか気付いたんだけど、そういえばドラクエは意外に技名のバリエーションが少ない。変な言葉だ、「技名」。すなわち技の名前である。すごくつまらない説明をしている。
 まあ今回のドラクエとかは特技というもののおかげでぐっと技のバリエーションも増えたんだが、敵の攻撃に関していえばこれはやはり限られている。
 これはつまりドラクエの戦闘モードでの文法というか、「××は〜〜をした!」という文章で表現するというお約束があるせいなんだろう。たとえばファイナルファンタジーとかだと敵がなんらかの技をかました時の説明は文章じゃなくって、ただ「〜〜」とだけ名詞で表示され、同時にある程度のビジュアル表現で説明されるようになっている。これなら技名も使いほうだいである。しかしドラクエ方式だとそうもいかない。
 だっていきなり「××は死のルーレットをまわした!」とか表示されてもプレイヤーは何のことかわからず困るだろう。だいいちまわすものなのか、それって。しかしだからといって「××は死のルーレットというぐあいのわざをつかった!」でもないだろう。それはますますいけないんじゃないのか。
 「××は死のルーレットを……!」 だめだ。それもだめだ。むしろそれではダイイングメッセージだ。ここにドラクエ的表現世界の限界があるといっていい。

 ドラクエは主に文章、それも特に話し言葉で大半を説明するようにつくられている。そういえばドラクエ以前の堀井雄二作品『ポートピア殺人事件』とか『オホーツクに消ゆ!』に至ってはナレーションもなくて、全部がセリフで構成されていた。考えてみればそういう表現を発明したのが堀井雄二だった。つまるところこの人のシナリオというか表現に対する姿勢がそういうことになっているのだろう。それはそれで悪いことという気はしない。ちょっとかたよってるような気はしないでもないが。
 ああそうかそれならこういうのはどうだ。「『××に注意するのよ! あ、あれは死のルーレット!!』」仲間がそう叫ぶのだ。
 うるさくってしかたがないと思う。

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2001.03.17(ドラゴンクエストVIIより)

言葉の壁

 気がつけばもう世界の大半をまたにかけ終わってしまっている。
 いやもしかするとこの後いきなり今までの世界とはまた別の世界が現れるという可能性もなくはないんだけど、たぶんないだろう。雰囲気で物言ってます。
 とにかく世界をまたにかけ、五大陸に響き渡ってしまった (すいません何がなんだか僕にもよくわかりません)。今までのなんというかホラ例の石版を埋めるとか色々と旅の目標もあったんだけど、そのへんもひとくぎりついてしまって、この先いったいどうなるんだろうか。本当に予想がつかなくて不安だ。まさかこのままエンディングになだれこんだりはしないだろうが。だいいちまだ86時間である。いやだからこうやって逆算しながらプレーするのやめなさいってば俺。まあそれはいい。

 ところでこうやって世界をまわってふと思うのは、全世界的に同じ言語 (日本語?) 使ってるんだなあ、っていうことです。いや別にそれがいけないとか言うつもりもないしアラ探しをするわけでもないんだけど。問題提起とかじゃなく、単にそうなんだなあっていう意味あいで。
 世の中のたいていのRPGというのは、こういう風にできている。たしかファイナルファンタジーIでは古代語を話す町もあったけど、それも学者のウネに一言レクチャーされただけで以後ペラペラになるっていうインスタントぐあいでした。あとはせいぜいカタコトでしゃべる町がある程度じゃないだろうか。ドラクエIIIのスーの村(*1)とか。ひんたぼ語(*2)とか。
 まーネットワークRPGとかだと言葉の壁がやっぱりあるわけで、別の言語圏の人とコミュニケートするのは一苦労なんですけど。やったことないから想像ですが。「FUCKIN'JAP !」とか言われちゃったりするんでしょうか。そして「ファッキンジャップぐらい分かるんだよ」とか言いつつ北野武が銃を速射 (その場面しか知らない)。よく考えるとこれ、言葉の壁とは微妙に違う問題だし。
 そんなこんなで考えると通常RPGで世界中同じ言語でしゃべってるのも不自然といえば不自然ですが、しかしだからといって他の国に行くたびに違う言語しゃべられていちいち辞書引くのも不便きわまりないし、ゲームとしての楽しさを優先すればおおいにアリなんでしょう(*3)。ちょっとまとめに入ってみましたが。あと真面目な話、例の堀井雄二節が楽しめないっていうのも困るし。
 実際「〜じゃよ」っていう言い回しって、たとえば英語でどう表現するんでしょうか。たぶん語尾で直で「じゃよ」みたいな言い回しは英語にないから、「おまえ」を「thou (汝)」と訳したりして、全体的に古語っぽい雰囲気の英文にすることになるんでしょう。けっこうまともなことを書いてみた。でもそれだけだと硬すぎて、さいごの「よ」の部分が活かされてない気がする。語尾に「OK?」とつけてみるっていうのはどうだ。「〜じゃよ?」 なんだか『神聖モテモテ王国』みたいになってきたぞ。
 こうして考えると、堀井雄二のセリフの細かいニュアンスの妙を直で楽しめる我々ジャパニーズ語圏の人間はけっこうな幸せ者とはいえまいか。言えない? 言えるでしょ絶対。もしあの「わしは このしろの おうさま じゃったのだよ。かっ、かっ」が「わたしは このしろの おう です。はっはっはっ」だったとしたらどんなにつまらなかったことだろう。いいぞ日本語!

*1 スーの村

ネイティブアメリカンをイメージした村で、今にして思うとあと一歩で怒られそうな場所でした。

*2 ひんたぼ語

『たけしの挑戦状』に出てくる原住民の村の言葉。絶対怒られそう。

*3 ゲームとしての楽しさを優先すればおおいにアリ

ちなみにずっと昔のMacintoshかなにかのゲームで、本格的に人類の言葉じゃない会話 (宇宙語かなんか) で成り立っているアドベンチャーゲームがあったけど、あれ面白かったんでしょうか。

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2001.03.18(ドラゴンクエストVIIより)

転職に関する困った事態

 話は急展開につぐ急展開。昨日まったくこの先どうなるのか分からないというか、まあ正直言えば多少はこうなるんじゃないのかと予想しないでもなかったんだけど、しかしそれはあくまで単なる個人的なショボ予想。本当にそうなるかどうかの確証はまったくないわけで、つまりその時点ではすべてが謎のベールに、ホレ、あれだ。そんな調子だったわけですよ。
 それが今日といったらもうアレがあんなことになってさらにはアレがあんなことに!? えっ! あ、アレが!!? そ、そんな! まさか烈海王とドリアンが同門だったなんて!(関係ねえ) そしてさらにアレが登場! こいつは嬉しいハプニングだ! その上今度はアレが、ええっそんなことできるんですか? とかなんとかなった上でいま現在は物理的に熱い戦いを終えたところなんですが。
 だいたいこの段階で話の筋道は見えてきたといっていいだろう。たぶん。この先、その、残りのアレをこのような手順でアレしていくのだ。なんだか今回異常なまでに抽象的な日記になっている。なにしろこの辺のできごとはとてもじゃないが具体的に言えないわけで。
 えーとこれくらいは言っていいだろう。今現在、またしても転職できない状態になってしまっている。諸般の事情で。うーんそういえばこの直前くらいにある人から「熟練度がマスターに近いキャラいるんなら、そこまで育てておいた方がいいかもしれない詳しいことは言えないけど」的な、今じゃ言えない秘密じゃないけど風アドバイスをもらってはいたのだ。それはもう少し具体的に表現するなら、この先しばらく転職できなくなるので熟練度はマスターにしてさらに転職しておけば、当面熟練度マスターになってるのに転職できねえウキーとかいう状況にならずにすむ、だからそうしろ、ということだったのだ。で、僕はといえばまさにそういうウキーとかいう状況になっているのだった。ウキー。
 というかですな! 諸君! こういう転職しようにもできない状況っつうのはどうなんでしょうな、諸君! 今回のドラクエに対して僕はあえて勇気をもってNOと言いたい! 転職させろと! だってあれですよ、熟練度はマスターになったらもういくらモンスター倒そうが上がらないんですよ? それでいてザコ敵は際限なくわき出てくるし、第一レベル的には足りないし武器を買うゴールドも少ないのでザコ敵はどんどん倒してかないといけないし、しかしそれでいて熟練度は上がらないというこの矛盾! も、もったいねえ! 確かに経験値もゴールドも手には入るが、熟練度をみすみすドブに捨てているというのは魅力50%減といって過言ではありますまい。それに弱い職業のままでいるというのはゲームバランス的に言ってもどうなんでしょうか。というか実際いまアイラが「わらわせし」のマスターなんですよ。もう死むほど「スーパースター」にしたいんですよ。いったいスーパースターになれずして何のためのわらわせしか。
 たしか前に転職できない状態になった時も似たようなことで困ったし、本当の話なんでこんな設定になっているのか理由がよくわからない。たしかに例の転職にまつわる場所に移動できるようにしちゃうとストーリー展開上なにかと厄介なのはわかりますが、なら適当なところに適当な「出張転職所」(←しょぼい) みたいなものを用意すればそれで済むことだと思うんですが。そのルーチン作るのがそんなとりたてて大変なようには思えないんだけど。まあ推測でしかないですが。
 あーところでこれ、もし明日ゲーム再開してみたらいきなり町のまんなかに出張転職所とかできてたらマジ格好悪いですね。ゲーム的には嬉しい驚きではありますが、日記的には大変にカッコ悪いですね。そうなってほしいような、そうなってほしくないような非常に複雑な心境のまま今日の日記は終わるわけですよ。

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2001.03.20(ドラゴンクエストVIIより)

想像だけでものをいう

 とりあえずこれだけは報告しておくと、転職できる具合に話が進みました。ハイハイハイそういう事ですよ (負け犬)。そうやって僕をナイナイかなにか扱いで人間以下に蔑めばいいさ。ごめんナインティナイン。
 それにしてもふと気付けばもうゲームも終盤である。とかなんとか毎回書いてるけど。しかしどうも推測するに、すでに (大きな流れとしての) 最終イベントに入ってるような気がする。あと中イベントを両手で数えられるくらいこなしたらエンディングだったりするんじゃないだろうか。心底想像だけでものを言っている。だが、ドラクエをやり続けてきた (『VI』除く) 長年のカンでいえば確かにそろそろという雰囲気なのだ。なんとなくこういう話の流れでいけば、もうしばらくしたら最終決戦なのだ。
 もっともその間けっこうな数のイベントもこなすだろうし、まだまだ先は長いと言うこともできる。これはいったい先が見えてきたといって一抹の寂寥感を感じたものか、まだまだこれからだと気持ちをひきしめたものか。個人的にはだからこうということもなくいつも通りの気持ちでゲーム進めてたりするので、いまいち日記的にはつまらない展開だ。もっとなんか感じてもいいんじゃないのか、こう「あと少しでこの長い冒険の旅も終わるのだ。それは嬉しいことでもあるけれど、同時に僕はなんとはなしに残念なような気持ちになった」とかさ。なんてつまらない人間だ僕は。
 そんなことはどうでもいいんですけど、ある程度こう話の筋道がみえてくると、それに連鎖するみたいな形で他の筋道も見えてきたりしないですか。あまり具体的には言えないんですけど、現状こうなっているということはそうかあの閉まったままの扉はこういう意味だったのか的な。スゲエ抽象的な話で申し訳ない。
 そうなってくるとさらにイモヅル式っつうんですか、その扉の奥には恐らくああいうものがあるなとか、そこに至る過程では多分ああいう事をするなとか、想像はある種広がりっぱなしです。そしてこの想像どおりに話が進んだ日にはどうにもつまらねえっていうか、まあ想像当たったぜヤッター系のよろこびもあるんですけど、やっぱこうつまんないじゃないですか。
 例によって刃牙ネタで恐縮ですが、「予想は裏切り期待は裏切らない」っつうのが理想だと思うんですよ。あんまり裏切られっぱなしでも疲れそうだけど。意表は突きつつもそれでいて納得できる、むしろ騙されたことに乾杯できるっつうぐらいのがメチャメチャ格好いいじゃないですか。
 そういう意味で、今後ドラクエの展開がどういう具合に進むのか乞御期待っつうところですよ。個人的に。果たして全てが予想通りに進むのか? それとも想像をはるかに超えたサムシングがアレするのか? 誰か死んだりしないだろうな? それにしてもああいった雲の上の存在的な人々を具体的に鳥山キャラで描写しちゃうっていうのは実際どうなんだろうか? それと言い忘れてたけどあの場面でムービーっていうのは本当の話実際どうなのよ? とか色々言いたいことはあるわけですが、あ、途中から趣旨変わってる。

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2001.03.22(ドラゴンクエストVIIより)

意思の弱さは貧乏脱出大作戦なみ

 この件に関して話すことは僕の過ちを公表することになるので、できることなら避けたいところだった。しかし僕は僕自身の弱さを認める勇気が必要なのではないだろうか。僕は僕自身の。(響きが気持ちよかったのでくり返してみた)
 それは一昨日のこと。そういえば例によって昨日の日記を書いていない。そんな一昨日のこと。僕は思った。苦戦している。
 どうもここのところ、ザコ敵相手に苦戦している気がする。以前は「ばくれつけん」やら「まわしげり」やらでなんだかんだで1ターンで敵を全滅させていたりしたんだけど、これはどうも勝手が違ってきている。2ターンどころか4、5ターンくらいかかるときもある。なんだったら敵のラリホーマにかかったりシビれたりして攻撃力が激減したり気がつけば2人ばかり死んでいたりする。
 これではいけないというものです。むしろ「これでいい」と言うような人がいるとすれば、それはそれでまあ男らしい気もしますが、そういうことじゃないだろう。やはりダメです。つまりここで必要になるのはズバリ経験値稼ぎということになるわけですよ。
 稼ぐぜ〜経験値を〜。口笛を吹いて〜とか鼻歌まじり (鼻歌!?) で敵を殺戮したりこっちが殺戮されたりのいい勝負をくり広げるわが精鋭たち。さしずめ気分はナポレオン (ゲームボーイアドバンス版) とかそんな調子の。相変わらず適当書いている。
 で、そのうち職業もマスターになったりしたんですが、そこで疑問が急浮上。おれたち、このままで本当にいいのか? 深刻な顔で切りだす男。僕ですが。えーとつまり、現状回復魔法のエキスパートが一人しかいないわけです。正直打たれ弱いガラスのパーティっぷりを発揮しています。それというのも「主人公はモンスター職 (スタンド使い) という方針で」だの「ガボが魔法じゃないだろう」だのよけいな思い入れの入った職業選択をしているせいなんですが、あーそうです悪いのは僕ですがとにかく、このままではイザという場合に非常な危険に陥ることがだんだんわかってきた (遅) わけで、そこでこのままで本当にいいのか? という疑問が浮上してきたわけですよ。
 つまるところアレです、モンスター職 (スタンド使い) の主人公を「ホイミスライム」にしたとして、それで究極的にどの程度の魔法を憶えるのかですよ。万一これで「ベホイミ」どまりとかだったら最悪じゃないですか。すでに憶えてるし。それでいて考えるとだってホイミスライムなんだからベホマが使えるわけないじゃんとか言われたら (堀井雄二などに) ぐうの音も出ないですよ。
 で、解決編として僕は翌日本屋でドラクエの攻略本を探したのです。正直言ってこれはそうとうの甘ちゃんっぷりではないだろうか。自分で試すこともせずにイキナリ攻略本をあたるというのはどうなんでしょう。このへん人それぞれの価値観にもよるでしょうが、あくまで自分が自分に対して決めた自分ルール的に言うならかなりの負け犬、むしろゲス野郎と言って過言ではない。
 そんなゲス野郎 IN ヨドバシカメラの攻略本コーナー。探しづれえ!(*1) やめた! もう攻略本探すの面倒くせえ! インターネットの攻略サイト見るゼ! この時点でウジ虫野郎に降格するゲス野郎。で、そんなウジ虫的には速攻で情報も見つかってとりあえずOKなんですが、この意思の弱さたるやどうだ。本当、どうなんでしょう。

*1 探しづれえ!

ヨドバシカメラ札幌店の本の置き方はいくらなんでもひどすぎる。どれだけ店員が多忙であっても、あれでは怠慢のそしりをまぬがれないのではないのか。

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2001.03.29(ドラゴンクエストVIIより)

近況報告ですらない

 ちょっと自分でもどうかと思うくらい更新してないですが、いや、本当に、ねえ。
 個人的にここのところ色々ばたばたしていて(*1)ドラクエも日曜からこっち遊んでないですよ。なんだ日曜には遊んでたんじゃないのか。
 そのあたりを含めて次回なんか適当に書きたいと思います。えーと、あーとりあえず今日もまたドラクエやらずに寝ることになりそうです。

 とかいう具合に書いたのが昨日のことなんだけど、これをアップしようとしたらサーバが応答しないというていたらく。というかむしろ今日もアップに失敗しまして、おいおいどういうことだこれは。ダメな奴は何をやってもダメだと言って過言ではない。まったく人生って奴は。しかしいきおいとはいえ何を口走っているんだろうか僕は。

*1 個人的に色々ばたばたしていて

という風にWeb日記で書くと身内の不幸とかハードな色恋沙汰とか金銭がらみとかが想起されるのはいったい何故? 一応言っておくと、今回に関しては別にシリアスな話ではないです。日曜洋画劇場の『L.A.コンフィデンシャル』見逃してチキショーとかそんなレベルのばたばたです。

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2001.03.31(ドラゴンクエストVIIより)

これまでのあらすじ

 なんだかもう休んだり休まなかったりでこれはすでに「日々を記す」日記とは言えない。言えないが、それは最初からそういえばそうだ。
 で、この間なにがあったのかという話をしようじゃないか。
 基本的にはレベル上げでした。えーと約10日ほど前にも書きましたが、明らかに職業の熟練度とレベルがジリ貧だったわけですよ。そしてストーリー進行的にはそこから一歩も進んでおりません。ええ進んでおりませんとも。
 困ったことに、レベル上げがまたしても楽しくなってしまったのだった。レベル上げというか、熟練度上げが。もはやザコ敵も瞬殺できるほどにレベルは上がったんですが、それでもついもう少しとか思ってザコ敵を殺戮してしまう。なんという恐ろしいシステムだろう。麻薬のようだと言って過言ではあるまい。むしろドラッグのようだと言って過言でもあるまい。ちょっとオシャレに言い換えてみました。←みるな。
 これというのも、えーと詳しくは言わないがいま近辺に例の「ひとめ見ただけで熟練度がわかる」能力者がいやがるのです。これがまずい。まずいってことはないんだけど、これがために熟練度上げにハマってるわけなんですよ。
 とりあえず話を聞いてみたところ、まああと40回ばかり戦えば熟練度が上がるとか言われてそりゃ無理ッスとか思わせるキャラもいれば、あと8回とか言われるキャラもいるわけですよ。あと16回とか。で、まずはその8回を目標に口笛吹いたりしてるわけなんですけども。それで適当に戦ってるうちに熟練度も上昇。で、再びとりあえず例の能力者に話を聞いてみると、前に聞いたときは「あと16回」だった奴が、な、なんてことだ!「あと8回」になってるんですよ。引き算的に非常に的を射ていますが。
 あと8回くらいなら楽勝だゼ〜とか思ってまた戦って熟練度上げて、それで例の能力者に話を聞くと今度はまた別の奴があと12回とか言われて、まあその程度ならイケるぜとか思ってまた戦って、そうするといつのまにか最初「あと40回」って言われてかなり無理感のただよっていたアイツまでもが「あと2回」になっていたりするという夢のようなマジック。これを延々くり返しているうちに夜が明け、太陽が沈み、また夜が明けといった具合。仕事してないのか。
 そんな事をやってる間にわが屈強のパーティ達が大変なことになってしまいました。強すぎですこの連中。かなり使える特技をバンバン憶えやがって敵は1ターンで倒すはMPは減らないわで、宿屋に行くひまさえありません。正直言って戦闘始まったら適当に○ボタン連射してるだけで楽勝です。むしろ下手すると画面見てません。さらに言えばテレビの横のMacの電源入れてネットサーフィングに興じる始末。そうこうしてるうちにもレベルはますます上がる一方で、さらに楽勝感は強まっていきます。
 ヤベエ! なんか自分、ドラクエ本来の楽しみ方からどこかズレてきてる! とか思うんですが、しかし熟練度上げも楽しいわけで、じゃあパーティー全員が「あと20回」以上って言われる状況になったらもうキッパリやめることにしよう、実際20回なんの変化もなく戦うのもつらいし、とか思ったもののなかなかそうならず「あと15回」とか「あと17回」とかがせいぜいなのが熟練度の不思議。
 そんなこんなでもう十分以上に強くなったんで、明日から話を進めようと決意しました。今日が我々の独立記念日なのだ。

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2001.04.01(ドラゴンクエストVIIより)

奥歯に物を

 今日という今日はなんというかポリゴンでしか表現できそうにない場所にやって来て、そしてまあ例によって諸問題をなんとかしたところです。
 ちなみに今日、久しぶりの再開だったためにストーリーがどういう具合に進んでたのか相当に忘れていて、DISC2の始まったあたりから順に頭の中でストーリー進行をエミュレートしたりもした。何だか。
 それにしてもしかしこんな大詰めの段階に来てまでまさかあんな変わった場所にたどり着くとは思わなかった。それがどう変わっているのかはとても言うわけにはいかないんだけど、さすが今回のドラクエは最後まで盛りだくさんだとここでは言っておこう。だってなあ、単なる一発イベント (変な言葉誕生) でこういうネタ使うっていうのは贅沢な話じゃないか。いや、本当に詳しくは言えないんだけど。

 もうここまでゲームが進んでしまってはなかなか言いたいことも言えなくなってくる。どういう風に表現してもこう未プレーの人の楽しみを奪っちゃうような気がして、どうもまずい。とてもじゃないが5W1Hのうち「なにを」「どこで」「なぜ」「だれが」を言えない。それをひとつでも言ってしまえばなんつうか何もかもが、その、大変まずいことになるのである。言っていいのは「どれだけ」と、あれ、最後のひとつ何だったっけ、だけである。そういうわけで今回の日記では「どれだけ」に的をしぼって書かねばならないのだが、どんな日記だ、それは。

 今日は思ったより大量に倒しましたよ。でも意外に短かったけど。さすがにパーティ強くなってただけに早かったですね。しかしあれは、なあ。

 こんな日記だめにもほどがあると思いました。

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2001.04.03(ドラゴンクエストVIIより)

世界を救う旅

 前回の日記はちょっといくらなんでも日記としてはひどすぎるんじゃないだろうか、という反省のもとに今日はもう少しだけ細かいところにも突っ込んだ書き方をしてみようと思う。はい子供は帰った帰った。
 そういう具合でさっそく核心からずばり入っていくんだけど、現在、僕のパーティは世界を救っている最中である。
 そうとしか言えないというか、これ以上あまり深い理由を話すのもためらわれるんですけど、とにかく世界救ってるわけですよ今。これまでだってあちこちで世界救ってたじゃんとか言われるとそれは確かにその通りではあるんだけど、あの時期は世界を救うつっても実質的に救ってたのはだれか個人だったり大きくても町ひとつ城ひとつとかそういうレベルだったじゃないですか。世界を救うというスケールのビッグさから言えばいささか役者不足といえよう。
 けっこう前の話になるんだけど、「パーソナルなわりとスケール小さめな話がさんざん続いたあとに、最後の最後で世界救うって言われても実感わかなくて醒めるよねー」とかそんな具合のことをこの日記で書いた。正直別に救わなくてもいいや、世界。とかそう思ったりもするとかそんな具合に書いていたはずです。で、今回のドラクエなんだけど、これが意外にぜんぜんそんな気起きねえですよ。むしろ世界救う気まんまんと言えます。もう世界? オーケー! 救おう! これマジで救おう! とかいうぐらいのノリノリっぷりです。いったい僕に何が起こったのか。
 結論から言えば、それはこれまでの冒険を通して、救う対象である「世界」をよく見知っているから、ということになるんだと思う。うわなんだかきちんとした結論になってしまった。でも実際それは確かにそうで、これでもしも今回のドラクエの町や城が単なる通過点だったり単純なお使いの対象でしかなかったとしたら、こんなに世界を救いたい気持ちにはならなかったはずだ。今までの冒険の中で、僕はこの町や城に住む人たちのことをよく知ってしまったし、知った以上「世界? 別にどうでもいいや」という顔をするわけにはいかなくなったのである。だいいち今までさんざん苦労して救ってきた世界なんだし。
 思えば今回のドラクエは個人レベルの危機を解決することがイコール結果として世界を救うことになるという構造を持っていた。ああなんだか難しい話になってきたなあ。まあいいやこんな日があってもそれはそれで。で、このまま話続けると、そういうわけで数々の個人レベルのイベントをこなすうちに、知らず知らず世界を身近に感じとっていたし、なんだかんだで世界を救っていたのだ。僕は。で、今現在かなり直球で世界を救うことになっても、けっこう真剣にオッケー世界救おうホントマジ救おうとか思えるようになっているわけです。よくできてるなあ、この仕組み。

 そんなこんなで今は世界を救う一環として、土とか大地とかに関連するあるイベントに突入したところです。さてどうなることやら。

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2001.04.09(ドラゴンクエストVIIより)

Q.E.D.

 うわ久しぶりの更新だなおい。なんて思ったりする今日も今日とて本当はちょっとドラクエせずにぐっすり眠ろうかと思ってたりもするんですけど。しかし僕はあえてドラクエをやるのだった。そこには英雄たるの気概がなんつうかバッチリだったとかなんとか。どうにかして話のスケールをでかくしようとしてみましたが、より具体的にいえばテレビの前片づいてないし眠いから今日はもうやめようかああでもしばらくドラクエやってないしなあちょっとぐらいやってもバチは当たるまいとか、なんかそんな具合だったわけです。
 で、実際の進行状況はこの間からたいして進んでなくて、えーとあれです、土とか地面関係で世界を救おうとしています。というか、今日最初やった時点ではもうこのペースだったら今日中に土関係に関しては世界救えちゃうんじゃねえの?という具合だったんですよ。
 こうドラクエの基本パターンとしては、ある程度町や村で情報収集して、別の町や村行ってそこでも情報収集して、いよいよ洞窟とか迷宮入ってまあそれなりにいろいろあった末にボス的存在が現れてそれを倒してとりあえず1イベント終了、というのが王道である。ときどき特殊なパターンというかあえてその流れをはずす場合もあるから一概には言えないんだけど、今回に関して言えばおおかたその流れで合っているという感触があった。そして今日のプレーではなんだかんだでかなり早いペースで迷宮までたどり着いたのである。
 これはもう迷宮突破しちゃえば1イベント終了という匂いがぷんぷんしていた。ボスがどんな方法で現れるのかが今ひとつ見えてこなかったが、まあなんにしろポイントはこの迷宮である。ここさえ越せばひと山越えることは確かなのである。いや推測ですけどね。
 で、僕はけっこう複雑な作りになっていたけども、そうかといって道に迷って困るほどではないという、いい具合にドラクエ的なダンジョンを攻略していったのだった。だが、その展開に突然ほころびが生じたのだ! 正直言っちゃうとダンジョン突破できなくなったのだ。明快に言えば謎が解けなかったのだ。うわあここなんだよここだけ突破できればなんつうかこう必要なものは全部そろって次の展開が見えてくるんだよと思うんだが、どうしてもあの扉が開かないのである。かんじんの部分をぼかしながら書いているのでなんだか抽象的な話である。
 最初の方でも書いたとおり、わりと今日は眠いのだった。体はすでに休息を求めている。いやむしろ心もとっととリレミトかけて適当に神父的存在に話しかけて保存して寝れといっている。心も体もすでに音をあげかけているが、しかし魂は健在なのだった。お、なんかかっこよくなってきたぞ。正直な話ここを越えねえと落ちつかねえのだった。もうなんとかしてこの事態を突破したい! 名探偵コナンの解答編ばりの名推理っぷりを発揮してえ! 例の麻酔針等を使って。そして番組の最後にネクストコナン等と言いたい。などと考えながらあちこち歩いてるうちに敵とエンカウントしたらアイラが「せっかく考え事をしていたのに」的なことを言い出したりしてある種シンクロ度も高まる一方。
 で、もういったん初心に返って考え直そうと思って文字通り迷宮のスタート地点まで戻ったりもしたわけです。えーと詳しい事情は伏せますが、その甲斐あって謎、解けました! なんだか一番重要な部分をぼかしているせいでとても歯切れの悪い話になってますが。とにかくまあそうかそういう事かと読めたわけですよ。謎はすべて解けたわけですよ。じっちゃんの名 (武男) にかけて。あ、うちの祖父の名前は武男といいます。

 そういうわけであとはその思いついた方法を実行に移すだけなんですけど、眠いので寝ます。イエーイ。

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2001.04.10(ドラゴンクエストVIIより)

100時間

 ついに100時間である。プレー時間が100時間を越えてしまった。ちなみに前回終了時は実は99時間59分だったりした。今日冒険の書を開いてはじめて気がついたんだけど。
 というか実際、本当に100時間越えると凄い実感がわきますねある意味。今まで言葉の上で100時間100時間言ってましたけど、こう現実にズバリその数字が突きつけられるとビビります。正直。だって100時間ですよ。今までは100時間つっても自分が実際に100時間いくかどうかはわからないわけで、途中で飽きてやめちゃったりする可能性もあるじゃないですか。本当に100時間プレーするかどうかなんて誰にもわからないわけで、運命は自分で切り開くものだってテリーマンも言ってましたよ(*1)。たしか。
 で、そういう100時間を冗談抜きで本当にやってしまったわけですよ僕は。冒険の書の横の方に書いてある数字なんかも、今まで「95:30」とか書いてあったのがいきなりひとケタ上がって「100:12」とかそんな調子です。こういう「時:分」形式で数字が3ケタになるのってめったにないじゃないですか。マジで最初見たとき何の数字だったか分からなくなりましたよ。一瞬。

 そんな100時間超の現在、土に関する諸問題を解決しまして、ああそう昨日言ってた推理は意外なくらいバッチリ正解だったんですけど、そういうわけでいよいよ次はえーと4つある課題のうち最後のひとつに挑むというか、今はまだ断言できないけどたぶん挑むことになるんだろうなあ、という段階です。

*1 テリーマンも言ってましたよ

なんかこう、運命を左右するアクションフィギュア (そうとしか言えない) でなんか死ぬとか死なないとかいう具合になって。テリーマンが。けどそういうセリフ吐いてキックとかしてたらいつのまにか死なずにすんでいました。テリーマンが。やはり額に「米」と書いてある男は違う。

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2001.04.12(ドラゴンクエストVIIより)

Palmとドラクエ

 今日はかなりまわりくどいというか、前置きの長い話をしようと思います。それでも構わないから最後まで読むという人はこのへんに一列に並んでください。よーし並んだなパーン (ビンタ音) パーンパーンパーンパーンさらに往復ビンタでパーン! ふははははは騙されおったなこわっぱどもが。どんな人格だ。とにかくかような具合に今日の僕は荒れています。大いに荒れ狂っています。嵐のように猛っています。アレクサンダー・ガーレン(*1)ばりに。
 その辺の理由を話し出すと長くなるんですけど、まずは僕のドラクエのあるプレースタイルについて説明せねばなるまい。えーと要するにメモのとりかたなんですけど。
 僕は今回のドラクエに関して言えば、Palmデバイスを使ってメモをとることにしているんですよ。そんなの紙のメモ用紙で充分じゃん、と人は言うだろうが、これが意外にどうして。
 たとえば僕なんかはドラクエプレーするのって基本的に夜間なんですけど、決して電灯とかつけないんですよ。むしろ点いてたら消すくらいの勢いでいるわけですよ。っつうのも夜間こうこうと明かりがてってたりすると、しばしばテレビ画面の暗い部分に自分のツラが登場して「キャア、まるで僕がゲームの登場人物みたいダ! (死にてえ) 」とか思うからです。というかゲームが盛り上がってくる場面というとたいてい何らかの事情でライティングが暗かったりするもんだから、ゲームが盛り上がれば盛り上がるほど自分の顔がテレビ画面に登場して一気に醒める確率アップというこの矛盾。で、僕としては部屋の電気はがんがん消していく所存なのです。
 こういう時Palmの、特にPalm IIIcのTFTバックライトカラー液晶が抜群に効果を発揮するというわけで。どんな部屋が暗くても楽勝でメモできるわけですよ。それにカラーだからあの、例の石版の色に関してのメモとかも楽勝だし。あと意外にゲームのメモっていうのは、最初思っていたのと違う方向に話進むことも多いので、カットやペーストの効くデジタルメモの方が便利だったりもするのだ。しかも今回のドラクエはゲーム展開長いんで紙のメモなんつったらけっこう大量になって何枚ものメモ用紙があちこちに散逸したりとか、そういう具合の失敗もありそうです。その点デジタルデバイスなら本体さえあればいい。これだ! まさにこれだと思うじゃないですか。
 で、話はさらにごく最近の話に入るんですけど、CLIE買ったんですよ。もうマジで最高に気に入ってるんですけど、ところでコレ買うともう今までのPalm IIIc必要なくなるんですよ。どっちもPalm OSデバイスなので。そういうわけでPalm IIIcのデータはCLIEに移して、IIIc売っ払ったりしたわけなんですけど、まあそんな具合でここまで話せばどうして僕がアレクサンダー・ガーレンのように荒れ狂ってたのかだいたい想像できると思うんですけど。
 ああそういうわけで僕はデータの移行に失敗したわけです。ドラクエ必勝メモ (←どことなく往年のゲーム雑誌の付録風) のすべてが無に帰したわけです。
 いやたしかにもうゲームここまで進んだらほとんどメモ見る必要はないんじゃないかって思うんだけど。というかそういう問題じゃないだろう。困ったとき忘れたときにこのメモさえ見れば大丈夫だという安心感が重要だったのだ。それをたった一夜にしてだいなしにしてしまったのだアレクサンダー・ガーレンという男が。いま自分でも何を言っているんだかわからないけど。
 えーとじゃあまあ、そういう事なんで今日はもう寝ます。

*1 アレクサンダー・ガーレン

大蛇をメチャクチャすることと全裸で大股を開くこと以外、これといって結果を残さなかった『グラップラー刃牙』の登場人物。

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2001.04.16(ドラゴンクエストVIIより)

途方にくれる日々

 えーとここ数日、実はある問題を先送りにしたがためにドラクエやっていませんでした。それを説明するのは非常に重要な点についてふれることになりそうなので、この上なく歯切れの悪い話になるんですけど、だからつまり僕が言いたいのは選べっつっても無理っつうことなんですよ。未プレーの人にはなにがなんだかわかんないだろうけど。
 選ばなければいけない事態がやってきたのです。4択で。4択っていうか、4つのうち3つを選べっていう感じですか。比較的深刻に。でも選べっつったって、どうしろっつうのよ。いやマジで。困ってますよ。優柔不断と言われようがなんだろうがこのうちのどれを選んでもどれかがこうナシになるというか、そうでもないんだけど、まあ気分的にはそんな具合になっちゃうわけで。あーもう自由度とかそういうのこの際なくていいからこういう選択肢は出ないでほしいというのが正直な気分ですよ。本当なんの話か分からないでしょうが。
 しかもこの先の展開も読めないっつうか、もうこのまま直で最終決戦的な場面に進みかねないような言動も各所で見られるのです。会話とかに。しかしその一方で、まだ二転三転しかねないような雰囲気も感じられ。これはどうなんでしょう。まずは最終決戦場におもむいて、そののち何かアイテム的なもの等が足りないことに気づいてリレミトとルーラ等で再び戻ってあれこれする、というパターンがいちばんありえそうな気もします。
 しかしまた別の考えでは、二転三転とかいうのは実はちょっとしたオマケ的要素であって、このまま最終決戦場行ったらマジで最終決戦始まって勝っちゃって即エンディングという可能性もありえます。
 個人的にはエンディングいちど迎えちゃうともうその後本当それっきりになるタイプの人間なので。僕が。それだったらやはり最終決戦の前に世界中をめぐって未解決のナニを解決しておいたほうが気分いいわけですよ。しかしそうは言うものの、それだけやってもフラグの問題などで結局なんの成果もえられず、最終決戦場におもむいた後フラグが立つとかそういう必敗パターンもありえるわけで。あーこの先どうしよう。マジでどうしよう。

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2001.04.19(ドラゴンクエストVIIより)

決定

 もうさんざんな間悩みに悩み抜いたといえば若干の言い過ぎ感もあって、まあ悩んだり悩まなかったりという具合ではあったんですけどとにかく決めました。やりますよ! オレ、ヤりますよ! 何を? そう、例の4択を。
 あんまり引っぱってもしかたないんで、例によってできる限り肝心の部分をぼかしつつ事実をありのままにいうと、「一番小さいやつ」をパスしました。まあ、そんなところでしたよ。
 本当言うと一番小さいアレとオレンジ色のアレのどっちにするか、結構迷ったんですよ。あと戦闘力という観点からいうと一番小さいやつを使って、かつ古めのやつを外せばそれが最強なんですけど。むしろ一番小さいのが戦闘力的には最強。これを外すのは大幅な戦力ダウンなのです。
 だがしかし諸君! 我々は戦闘のためだけにドラクエをやっているのか! 否、断じて否! だいたいそんな具合で! シナリオの展開というかいままでの進行すべてを考えると、この選択がいちばん妥当なんじゃないだろうかと思うわけですよ。僕はそう思ったわけですよ。

 その一方で別の懸案っつうのがこの先の進め具合です。より具体的に言っちゃうとこのまま速攻で敵の本拠地的な場所に向かったものか、世界をおもしろ漫遊記的にうろつくかという選択なわけですが。
 ここ正直に言うと、詳しい人のアドバイスを受けたり受けなかったりもしました。したんですけどね。それも具体的ではなく可能な限り抽象的に。そしてそのあげく結局どうしたものか決められずにいるという優柔不断ぐあい。少年マンガ誌に載ってるラブコメ系マンガだったら速攻モテモテになりかねないほどの優柔不断っぷりですよ。こ、こりゃスゲエ! ←すごくない
 そんなことばかり言っていても人生は何も、その、アレなもので (まとめようとして失敗)、僕としてはもう決定しますよ今! むりやりに。あのね、えーと、アレだ、あーじゃあもう決定! 決戦におもむきます! 倒すぜ〜敵を〜ばくれつけん等で〜 (敵を倒すテーマ)。
 想像では、この後「行ってみたらいやあ敵強いっつうの勝てねえっての」とか言いながら戻ってきてレベル上げに精を出す。

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2001.04.24(ドラゴンクエストVIIより)

まだしばらく続く旅

 わりと長く間があきましたが、結論から言うと、敵メチャメチャ強いです! 太刀打ちできません! しかしより正確に言うなら、こっちが弱いだけなのでは? まあ大方そういう具合でしたよ。
 詳しいところをはぶいて話すと、とにかくうちのパーティは大幅戦力ダウンしたんですよ。ここまでとは思ってなかったんですが、しかしだからといって前の強かったあの状態に戻す気はさらさらないのだった。戻そうとすれば戻るが、それはなんつうかこうポリシーに反するのだった。そういうわけで現在レベル上げ真っ最中です。というか現在「くちぶえ」を使えない状態にあるため、非常にやっかいです。
 そうだそうなんですよ。くちぶえっつったら個人的には非常に初期の段階で覚えた特技なんで誰もが持ってていつでも使える特技的な気持ちでいましたが、意外とそうでもないことが判明した昨今。あーていうか歩いて敵とエンカウントするの待つのダルイー。これは人間が一度手にした利便性を決して手放せないという事実の確たる証拠である。いったい僕は何を口走っているんでしょうか。
 そういうわけでこのさいなんで、こうダラダラ歩きつつ敵とわりあい適当に切り結びつつ、世界のあちこちを観光気分 (サザエさんのオープニングばりの) で歩き回ってる今日この頃なんですけど、なっかなか強くなんねえです。あたりまえだが。
 そういう具合で、いよいよ終盤かと思われたドラクエもまだしばらくは続くと思われます。とりあえず敵に瞬殺されずにすむようになるまでは。

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2001.04.26(ドラゴンクエストVIIより)

ゴールデンウィークにあたって

 もうアレです、速攻で個人的な話をぶっちゃけると旅行いきます旅行。海外。そういうわけでその間ドラクエなし! むしろここ最近旅行の下準備等でドラクエなし! ドラクエやってませんしこの先1週間?(*1)はドラクエやりませんよ!
 ところで問題は機内である。あ、一応ドラクエ日記的なところもみせようと話進めてますが、機内である。ヒマじゃないですか何時間も。そうなるとほらゲームボーイとかでドラクエI・II等を遊んじゃったりしてこ、こいつはドラクエ日記的だ! とか思ったんですけどそういやゲームボーイ版のドラクエ持ってねえ (だめだ)。
 というかですね、個人的にはどうもこらえ性のない性分なんで、たぶんドラクエあっても機内じゃ数十分しか遊ばないとみた。むしろアレじゃないですか、テトリスとかの単純系パズルとかの方が時間忘れてハマるっつう具合でいいんじゃないスかねーとか思ってますよ特に根拠もなく。だいたいふだん休日でヒマでほかにやることないときでさえ2、3時間もやったら他のことしたくなるぐらいだからドラクエVIIとかでも。別に飽きるわけじゃないんですが。疲れませんか? ドラクエ。やってる最中は脳とかフル回転じゃないですか。そりゃ疲れますよ。ちょっと小休止ほしくなりますよ。そして小休止してみたら意外に再び始める気力が無くなっている自分に気づいたり。
 あーだから機内に持ち込むゲボソフトは『ミスタードリラー2』に決定しました! ばんばん掘りますよ! そして帰ってきたらああやっぱりウチが一番ねとか言いながらドラクエやるわけですよ。あーそれにしても今日の文章はいつにもまして何も考えずに書いたような文面になってるんですが、それというのも今現在カバンの中が完全に空になってまして、さすがにそろそろ物を詰めないといけないような気がしてきたからです。

*1 1週間?

2日後出発のはずなのにいまだ何日間の旅行だったかあいまい。

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2001.05.07(ドラゴンクエストVIIより)

忘却の彼方

 そういった具合でゴールデンウィークも明けて無事日本に帰ってきたわけですが。一応説明しておくと別にネタじゃなくて本当にイギリス行ったりしてきたんですが。ちなみに帰ってきた早々に録りだめしてあったビデオを見たおしたり本屋にいけば速攻『しゅーまっは』(*1)買ったり速攻インターネット巡回したりで自分の帰国後の適応ぶりに驚くっつうか、むしろ俺様は日は昇れども沈まぬ国とうたわれたかの大英帝国からなにひとつ吸収していないと気づいて愕然としたりしてるんですけど、まあそんな雰囲気です。
 で、ドラクエ。帰ってきてそんなこんなを色々とやったりした後、どうにか落ち着いたので遊んでみましたよ。久々に。というか一週間ドラクエやってない程度なら以前にも何度かあったはずだし、別に久々というほどのブランクでもないはずなんですけど。ところがこれが驚いたことにけっこうなブランクだったのだった。
 正直ぜんぜん忘れてるのである。旅行ってけっこうに濃密な時間だからふだんよりなんつうか、「ドラクエ関連のキャッシュ容量」みたいなものが削られたんだろうか。ぜんぜん意味わかんねえですけど。そういう具合だった。まず自分が何をしている最中だったか忘れている。これはまあ前回保存した場所が例の転職にまつわる場所だったので簡単に思い出した。転職したかったのだ。パーティが弱まっていたのだ。
 で、さっそく外に出て敵を虐殺しようと「くちぶえ」を吹こうとしたところ、その時点でやっと現在「くちぶえ」が使えないことに気づいたのだった。というかむしろそれを憶えるために自分はここにいたんじゃなかったのか。そういう大事なことを完全に忘れていた。驚きである。地下鉄のレールである。そんな椎名林檎を脳裏に描きつつ適当に歩きながら敵とエンカウントしたりしていたのだが、これがまたどうも調子がおかしい。はっきりと形にならないが、何かが違う。さっきから何グループも敵を倒してるけど、なんかおかしいんじゃないのか。いつもと勝手が違わないか。いつもなら戦闘といったら別にどうでもいいんだけどつい読んじゃうセリフの応酬があったはずなのである。それが今回はないって、あー! そうだ毎ターン「はなす」してなかった! と、この段階になってようやく気づく始末。驚きである。空ー色ーのカーテン。
 その他、敵全体にダメージを与える特技はなに剣だったか忘れてたり、例の転職関係の場所にある宿屋の位置を忘れてたり、ドイツ語憶えて忘れてみたり(*2)したわけですが、まったくどうかと思いますよ実際。

 で、そんな中でも意外に忘れないこともあって、もう今日は保存して電源切るつもりだったんだけどあと9回戦えば熟練度が上がるとか言われてついまたヤル気になっちゃったりするっていう、そういうのはいつも通りにくりかえしたりしました。忘れる忘れないというよりもこれは本能みたいなもので。
 ちなみに今日は、やっと「くちぶえ」憶えたところで納得して保存して終了。

*1 『しゅーまっは』

週刊少年チャンピオンで連載中の、女子中学生が狂的な祖父と醜い怪物に精神的肉体的にいたぶられる話。何てサディスティック!

*2 ドイツ語憶えて忘れてみたり

電気グルーヴ?

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2001.05.12(ドラゴンクエストVIIより)

宇宙のファンタジー

 この間ずっとドラクエやってませんでした。いやなにしろ帰国後の片づけが色々たいへんだったので。これは本当に。
 ところでそういった具合にイギリスとか行ってきた以上は、多少はドラクエと旅行をからめてドラクエ論等をぶちかますのがドラクエ日記というものの常道であろう。なので、やってみます。
 えーと、イギリス? あーアレですよね、その、ファンタジーとかの発祥の地ふうなところ(*1)。なんかそんな感じの。ハ、ハリーポッターとか(*2)もイギリス産だそうですよ? 「産」って。そういうわけでイギリスとドラクエの関係は深いっちゃ深いわけですが、本当になんか泣きたくなってきましたよ。話の適当さに。もう帰っていいですか。お金なら払いますから。
 というかですね、僕が言いたいのはつまりドラクエって考えたら全然ヨーロッパぽくねえっていうことです。正直イギリスとかそういう雰囲気と深刻なくらいかぶってません。特に見た目的に。スゲエ。←スゲエの? 個人的には別に非ヨーロッパ的でもいっこう構いませんけれども。
 ふつうファンタジー的世界観のゲーム作ろうと思うんなら多少なりとも中世ヨーロッパの雰囲気を出そうとするじゃないですか。せめて見た目くらいは。そういうつもりがこれっぽっちも無いですドラクエ。こんなことでいいんですか? だって昔とかファンタジーRPG系の記事とか読んだらこれでもかっつうぐらい中世ヨーロッパネタが頻発してましたよ。剣とか鎧とか(*3)。昨今ファイナルなファンタジーとかだってあんなにヨーロッパな (場合により沖縄な) 世界っぷりを見せているのにドラクエといったら、あのなんつうかドラクエ的としかいいようのない世界ぶり。これが僕らの夢見た世界だというのか。

 なんだか分からなくなってきたところで話戻しますけど、つまりこれは初代ドラクエIがめっぽう非ファンタジーな画像だったことに起因すると思うんですよ。あの頃シナリオとかは意外にファンタジックな気持ちを大切にしてたし。気持ち的に。で、ドラクエIがそこまで非ファンタジー上等な気分で絵描いてたのって、ファミコン画質だからとかそういうの以前に、単に「よく知らなかったから」っていう気がするんですよ。想像だけで物言ってます。けどヨーロッパ建築を多少でも意識してたら普通あんな不思議屋根描きませんよ?
 というかぶっちゃけた話、アレってヨーロッパを意識するより先に、『ウルティマ』(*4)だけを意識していたのでは? 知らない人にはなんの事かさっぱりでしょうが、ウルティマはウルティマでヨーロッパ的ファンタジーを適当にアレンジしてた上にApple IIの低レベル画質で作っていただけに、なんつうか心眼をもってしないとファンタジーとは言えない画面でした。それをさらにドラクエが自己流アレンジしていっそう何だかわからないことに。いわば伝言ゲームみたく。
 そして伝言ゲームはドラクエIからIIへ、そしてIIIへ (そして伝説へ) と発展。この頃にはもはやとりかえしのつかないことに。という想像を勝手にしてみたんですが、どうなんでしょうか実際。

 そんなこんなで今日はこれからレベルを上げようかと思ってます。ひさしぶりのプレステ起動ですよ。

*1 ファンタジーとかの発祥の地ふうなところ

我ながら書いててびっくりする適当さ。

*2 ハ、ハリーポッターとか

読んですらいないのでそれでよかったかどうか自信がない。

*3 剣とか鎧とか

別にそういうつもりで書いたわけじゃなかったけど、きっとここ笑うところです。

*4 『ウルティマ』

オンラインやアンダーグランドのずっと前。アバタールもいなかったころ。

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2001.05.14(ドラゴンクエストVIIより)

戦闘

 という立派な題名から、すわラスボス戦か!? と思う人がいたところでこれは全然そういう話ではない。
 今日も今日とてレベル上げの日々である。「くちぶえ」を憶えたおかげで多少楽になったとはいえ、レベル上げである。とかなんとかやってたら敵モンスターが例の転職にかかわりのあるアレを落としていってラッキーとか、そんなこともあったりしたが、レベル上げなのである。
 正直なところをズバリ言ってみると、ちょっとこれはやる気がめげるというかああごめんなさい怒らないで殴らないでアメリカの映画にあるようなドメスティックバイオレンス風な手近な凶器を使わないでごめんなさいごめんなさい。しかし実際の話、今から世界をバリバリ救ってなんつうか悪のナニと戦闘になって勝ってワーとか思ってるところで地道にレベル上げというのは、たしかにつらい感があるのではなかろうか。ちょっと違うんじゃないだろうか。とか思って周囲の町や城などを訪れたところ、そこの人たちのつらそうなメッセージなどを読むにつけやっぱり世界救わないとウソだよなーとか思ってヨシこれからばんばんレベルアップして最終的に世界を救いますよ! マジ、とか思ったりして我ながら単純です。

 そんな具合でレベルを上げながら思ったんだけど、考えたらドラクエってオートバトル的な機能ってなくないですか? 今さら言うのもなんだけど。えーとドラクエのAI戦闘はたしかにある種オートだけど、そういうんじゃなくって、こう女神転生に代表されるような、基本的にボタン一回押したらそれ以後ずっと戦闘終わるまで「たたかう」が選択され続け (たことになって) て、特に敵が自分より弱いときはダラーッてしてて可なのでバリ便利とかいうアレですよ。
 『ファイナルファンタジー』関係にはあの機能ないけど、○ボタン (Aボタン) 押しっぱなしが効くんで実質オートみたいなところがあるとかないとか。たしか『MOTHER』とかにもありましたっけ、オート戦闘。そういう世界の (←ぜんぜん日本) RPG戦闘事情に逆行するかのごとくドラクエときたらまったくもってマニュアルな戦闘っぷり。これでいいのか!とか言いかねない文章展開ですが、個人的にはこれはこれでアリとか思ってます。なんだか文脈スゲエメチャメチャで少し反省気味。
 まあね、たしかに実際、これからボス戦で勝ったらエンディング? スタッフロール? とか思ってるとこにレベル上げっていうのは気分的にナニだったりもしますが、戦闘として単体で見ると激面白えじゃんドラクエ!とか思ったりするわけですよ。今夜。
 えーとだからドラクエって普通だったら適当に右から左に消えてく戦闘が、一回一回つねにエンターテイメントであろうとしてる気がするんですよ。今回の「はなす」コマンドとか見てて思ったんですけど。いちいち退屈させないようなつくりになってるじゃないですかドラクエの戦闘。敵の特殊攻撃とか「とくぎ」のコンビネーションとか、AI戦闘だってある種戦闘のエンターテイメント化ですよ。
 考えてみると、ザコ戦闘をここまできちんと作り込んだRPGって他にないんじゃないだろうか。過去アクション要素を加えたりシミュレーション的戦術要素をつけてみたりと工夫はいろいろあったけれども結局タルくなってなんかどうでもよくなったりしたのに、ドラクエのこれは凄いことですよ。まー実際は敵が自分よりスーパー弱いときには○ボタン速射で楽勝終わっちゃったりするんですけど、ゲームバランス絶妙じゃないですかドラクエ。普通にプレーしてたら激弱の敵とか遭遇しないんですよ。こ、こいつは凄え! これがドラクエの底力か!? とか思ったプレー時間104時間目の夜。本当いまさらなんだけど。

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2001.05.15(ドラゴンクエストVIIより)

メッセージ量

 いまのとこレベルを上げたりその合間に世界をおもしろ漫遊したりしつつうっかり忘れてた小イベントをこなしたりしちゃってる最中なんですけど。
 あーしかしこうやって世界を珍道中してて思うんですけど、あらためて強烈なメッセージ量です。だって今いるこの段階って、本当町とか城のメッセージ聞く必要ない場面なんですよ。聞いたところで何が起こるわけでもないし、ああまあ小イベントが起こる場合もないではないですがとにかくその程度の重要度E (超ニガ手) ランクの場面なわけですよ。にもかかわらずメッセージ全部変わってるっていう、この深刻に意味のないこだわり。
 考えてみたらドラクエIIの段階でもう「ラスボス倒した後のエンディング直前にメッセージ変わる」っていうワザを見せつけてたドラクエではありますが。でもあの当時はユニークなメッセージ言うのは王様とか重要なキャラだけで、名もない町人とかは「あなたがたの おかげで ふたたび へいわが もどりました!」とか「あなたがた こそ しんの ゆうしゃです!」とかのどうでもいい感ただようメッセージしか言わないようになってたはず。そういえば試した記憶が全然ないんだけど、ドン・モハメ(*1)とかは何てしゃべってたんだろうか。「あなたがたの おかげで ふたたび へいわが もどりました!」だったらちょっといやだなあ。まあそんな具合だったアレが、今回のドラクエなんつったらこんなどうでもいい場面で全員のメッセージがきちんと全員分つくられているっつうから本当の話頭おかしいんじゃねえの? とか思います。正直言って。この悪魔的な仕事量も凄いし、ただ意味なくメッセージ量多いんじゃなくて、ちゃんと各人の個性を大切に小エピソード作ったりとか手抜いてない仕事っぷりが鬼気迫る感じです。心配になります。
 これでアレですよ、またボス的存在とかを倒した日には例によって全員が全員メッセージ変わるんでしょうとも。ドラクエIIのころと比べると時代は変わったっつうかいや時代とかそういう問題じゃなくてドラクエがどうかしてるんだとか思うんですけど、まあとにかく改めて驚いたわけで。

 しかしこうやっていちいち横道それてよけいなメッセージ読んでるからいつまでもエンディングに着かないんだという気もします。自分が。

*1 ドン・モハメ

水のはごろもを織らせたら世界一の老人。どう見ても後継者不足に悩んでそう。

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2001.05.19(ドラゴンクエストVIIより)

銀色の楽園

 例によっていつも通りレベル上げ殺戮大作戦にいそしんでいたわけですが。まあそれだけではうるおいに欠けるのでところどころで町や城に寄り道をしたりもしつつ。そんな午後を過ごしていたわけですが。
 そこに奴は現れたのだった! その、例の銀色が。すぐ逃げがちで倒したときの経験値が爆発的なあれのことです。例によってここまで説明するならわざわざ「銀色」と言い換える意味が分かりません。
 とにかく銀色です。それもただごとではない銀色っぷりです。巨大な銀色が一体に液状の銀色が四体という、敵というかむしろ我々に殺られる気まんまんと言えるようなパーティが我々の前に出現したのだ! 裸の美女がニューヨークのスラムを歩くようなもんだぜって安藤さん(*1)も言ってましたよ。
 そして我ら「まじんぎり」連発パーティはそういった銀色を範馬勇次郎かなんかばりに瞬殺につぐ瞬殺。初期の刃牙によく見られたような殴った衝撃で眼球が飛び出す表現をまじえつつ (想像で)。そして手に入れた経験値が1回の戦闘で実に6万とか7万とか!(*2) 今まで600とか700とかちまちまやっていたのがウソのようなアレです。そのレベルの上がり加減たるやただごとではない。
 で、おそるおそる「くちぶえ」等を使って (万一を考えてその場から一歩も動かずに) 周囲の生態系を調べたところ、なんとこの場所はその、銀色やら青色やら赤色やら緑色やら金色やら、あれそういえば今回のドラクエって白やぶちは出ないんですか?やらだけが生息するきわめて特殊な環境にあることが判明。ダーウィンもクリビツですよ。青や赤はまあどうでもいいんですがとにかく銀色それも巨大なのや液状なのが比較的ひんぱんに出現するというわけで、まさにどこかにあるというユートピアだってタケカワユキヒデも歌っていたというぐらいのレベル上げ者にとっての楽園。こんな場所が現実にあったなんて!
 いやしかし普通に遊んでたらなんか絶対この場所素通りして気づかなさそうなんですけど。僕もたまたま町から出て、町のすぐそばにある施設というかそういう場所に向かって歩いている途中で偶然例の銀色に出会ったくらいで、この間実にたった数歩ぶん。敵に会わずに終わってしまうことも十分に考えられるくらいの短い距離です。第一敵に会ったとしてもそれが銀色であるとは限らず、青色や赤色である可能性も十分にあるわけで。そんな中このユートピアをバッチリ発見した俺様のラッキーぶりたるやとっても!ラッキーマンでもかなわないほどのナニだって今一瞬思いましたよ。
 でまあそんな具合で今日からここを拠点にレベルを上げようと思いました。

*1 安藤さん

巨大なこと以外これといった結果を残さなかった『グラップラー刃牙』の登場人物。

*2 6万とか7万とか!

よく憶えてないけど、おおかたそんな具合。

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2001.05.20(ドラゴンクエストVIIより)

魔法を信じるかい

 ドラクエをやっていると人は多かれ少なかれ、ある種の非科学的な思想を受け入れるようになる。いや別にアレフガルドは本当にあったんダ!とかそういう話じゃなくってですね。
 つまりはこうだ。たとえば例の銀色 (逃げがちで経験値が莫大なことで知られる敵) を前にした時、人はこう考える。「○ボタンを気合いを入れて押せば、攻撃が当たる確率は高まる」。
 これほど非科学的な発想もないっつうか考えたらプレステ2だとボタンが感圧式なんで意外にそういうプログラムが仕組まれてる可能性もなくはないですが、ドラクエVIIは初代プレステ用のソフトなんで不可。そうなのである。いくら気合いと念を込めて○ボタンを押したところで銀色を仕留められる可能性は変わらないはずなのである。にもかかわらず我々は銀色を目の前にしたとき、ボタンに念を込めずにはいられなくなる。これが現代人の姿だというのか!
 ほかにも現代の迷信にはこういったものがある。
 ・銀色が現れてからコマンド入力が終わるまでは、早ければ早いほどいい。
 ・銀色との戦闘中に心ここにあらず的な気持ちでいると、攻撃は絶対当たらない。
 ・銀色が出現したときに「はなす」をすると攻撃成功率が減りそうな気がする。
 ・いやもしかすると逆にそれくらいの余裕を持った方が攻撃は成功するかも?
 ・あまり物欲しそうな顔で銀色を見つめていると速攻逃げられる。
 ・銀色に逃げられたからといってテレビに向かって毒づいたりするとプレステが気を悪くして今後ますます逃げられやすくなる。
 ・病院行く?

 これではいけない。なんか本当にいけないような気持ちになってくるが、しかし実際の話いけないだろう。そこで僕はやってみました! 迷信をぶっとばせ的な気分で銀色にかかってきましたよ!
 具体的には、銀色 (巨大) の出現時にまったく居ずまいを正すそぶりすら見せず、むしろ出現してからしばらくの間よそ見してて気づかずにいて、かつ適当にファミ通とか読みながら片手で○ボタン押して (しかも連打) 戦闘の様子とかもまったく無視して例のパラララーっていう音が聞こえて初めてテレビに目を戻すような戦いっぷりを発揮してみました! 成功です! 銀色 (巨大) を倒しましたよ、同胞諸君!
 というわけでやはり迷信は迷信です。今後銀色が出てきて逃げられても「ああ……あそこで雑念が入ったから……」とか後悔する必要がなくなったっていうだけでも、これはかなりの朗報だぜ? なんて声かけてやったものやら。僕に。

 ところで、例の銀色 (液状) なんですけど、あれしばしばテクスチャがつぶれたのかなんなのか、目玉が銭ゲバ (ジョージ秋山) みたいになると思いませんか。どうでもいいです。

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2001.05.20(ドラゴンクエストVIIより)

最後の戦い

 とかなんとか銀色を刀のサビにしまくってたらいつのまにかレベルもけっこうな感じで上がり、これならイイ線行けるのでは? 思い上がりじゃねェ……俺が……有利だ!と末堂(*1)ばりに思い上がるほどにレベルといい熟練度といい悪魔超人クラスになっています。←弱いのでは?
 そういったわけで例の最終らしき迷宮へ。若干苦戦しつつもどんどん降りてったり途中「いや、これでは……」とか気にかかる点をなんとかするためリレミトで引き返したりまた降りてったりとかを2度ほどしつつ、えーとなんつうかその後いろいろあってや、奴が目の前に!(早)


 でまあ、実は終わったんですけどねドラクエ。これを書いてる今は5月21日月曜日の夜ですが、実は日曜に日記書いたその後、5時間後?くらいにエンディング迎えてるわけですよ。そこで速攻日記に書かなかったのはまあ夜もふけていたし比較的あー本当に終わったんだなー的な感無量っつうんですかそういう気分もあったわけだし。
 で、月曜の今こうして「2001/5/20・日曜日」その2を書いてるわけですが、だいたい上記のような具合で終わりました。そうとうにはしょってますが、大事な部分をぼかして書く都合上こういった具合に。
 ただ本当にあったドラマティックな事実の記録として、ラストバトルの経過から一部だけ抜粋して書いておこうと思う。

 あのラスボスの最強の技と思われる全体攻撃を受けて、主人公死亡メルビン死亡マリベル死亡。残ったアイラのHPは80 (とかそのくらいだったと思う) 。激黄色。アイラは世界樹の葉も持ってなければザオリクも憶えてないので、唯一可能な復活方法であるザオラルを使うことに。と、ここにきてパーティーで唯一ザオリクを憶えてたのがメルビンだったかマリベルだったか思い出せなくなる。なにしろふだんザオリクとか使ったことないし。いちかばちかメルビンにザオラル。
 ザオラル失敗。
 「終わった……」と思っているうちに敵のターン。直接攻撃で、あれ、まだ死んでないよアイラ! というかHP1だけ、冗談みたいに1だけ残ってます! 黄色というよりも赤に限りなく近い黄色です! しかしこの状態でどうしろと?
 次ターン。もう殺すならいっそひとおもいに殺せとあきらめ気味にザオラルをメルビンに。アイラ先行。ザオラル。成功! メルビン復活、ただしHPは (ザオラルだから) 最大値の半分の206。もちろんアイラは1のまま。
 敵の攻撃。メルビンがくらって100 (くらい) までHP減。
 メルビンの呪文を見てみると……キャー! ザオリクを憶えてなかった。ザオリク憶えてたのはマリベルの方だった。いま使える呪文はザオラルのみ。まず10中8、9このターンでHPジリ貧のアイラは死ぬだろうし、そうなったら結局さっきの「一人きりでHPもおぼつかないまま効くか効かないかわからないザオラル」の繰り返し。次にザオラルが成功する確率は低い。今度こそ全滅か?
 その時、いままで一度も使ったことがないし今後も使うことはないだろうと思っていたある呪文をメルビンが憶えていたことに気がつく。「メガザル」
 敵より先に呪文を唱えられればチャンスは大いにあるはず。作戦としてはメルビンがメガザル、アイラはとにかくメルビン回復優先でベホマをかけるという手はずで○ボタンを押す。
 メガザル成功。メルビン死亡、主人公復活、マリベル復活、アイラを含め全員HPも全回復。敵の攻撃。適当に全員のHPが削られるが、それほど劇的な量でもない。次ターンでマリベルがザオリクでメルビンを復活。総攻撃。

 ……で、今に至るわけで、次回最終回。
 あ、その前に、むかし「その話はまた別の機会」とか話ふるだけふっておいて、とうとう書かないままにこの日記の最終回になってしまったというなんだか情けないネタを、もうこのさいだからその日の日記になにごともなかったように付け足しました。2月4日参照。この期におよんでこういうことをやるあたり、この日記らしいですね。

*1 末堂

本当に何も結果を残さなかった『グラップラー刃牙』と『バキ』の登場人物。

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2001.05.22(ドラゴンクエストVIIより)

ちょっとどうかと思うくらいに長い時間をただドラクエだけ遊んで過ごしていた

 そういうわけでついにこの日記も最終回。あーそうは言っても別に今度は他の企画が再開するんでこれといってしんみりするような場面じゃないですけど、とにかくなんと言っても最終回なので青空をバックに笑わないといけないわけで、あと飛行機と。しかし実際の話ああいう最終話の現物を見たことは実は一度もないんだが、もしかしてあれは本当は実在せず、ある種の都市伝説なのでは? ←最終回だというのにこの調子なのか。
 それにしても長い間だった。って今そういえば最初にこの日記書きはじめたのいつだっけって見なおしてみたらちょうど今日から正確に半年前にあたる11月22日だったりしてマジビビリましたけど、本当にきっちり6ヶ月の間僕はこういうことをやっていたわけで、いったい何をやっているんだ僕は。
 あ、そうそうドラクエの最後の方で例の最終決戦のあとに起こる一連のことについては、ここまできてあえて何か書くのもヤボだろうとか思うので書きませんけど、とにかく僕的にはおおいにオッケーだったとだけは言っておこう。そんな具合の最後の方でしたよ。

 とにかくゲームは終わったのだった。幕を引け、喜劇は終わった。とりあえず『ボクと魔王』でもやろう。あと『ガンパレード・マーチ』もやろう。『クレイジータクシー』と『平成 新・鬼ヶ島 後編』も。スーファミ? あともしかするとドラクエの残ったオマケ的要素もやるかもしれないし、やらないかもしれない。まあいいや。そうそう、ずっと封印してたファミ通のドラクエ記事を読もう。特に対談。買おうと思ってドラクエやってる最中だからってそのまま放ってあるソフトはもっとある。『花と太陽と雨と』だの『Z.O.E.』だの『罪と罰』だの『サクラ大戦3』だの『ジェットセットラジオ』だのってもう少しラインナップに整合性をもたせられないのか。
 まあそんなぐらいに僕はドラクエやってる間ずっと何も他のゲームをせずにいたのだった。ゲームボーイアドバンス版の『F-ZERO ADVANCE』だの『ミスタードリラー2』だのは少しだけやったけど。おおかたそういう具合だった。
 半年の間、僕はただひたすらにドラクエばっかりやり続けていたのだった。おおまかにいえば。最後にこれだけの間、僕を楽しませ続けてくれたドラクエの制作や販売に関わった人たちに、ちょっといくらなんでもそれはどうかと思うような部分 (デモムービーで文字が猛烈なドットのガタつきを見せていたりとか) をさっぴいてもなお多大な感謝を捧げたい。ハラショー堀井雄二ッ! ハラショードラクエッ! ウラー (万歳) エニックス!
 まあ、そんなこんなで日記は終わるのだった。

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