人生: ファイナルファンタジー タクティクス アドバンス(まとめ読み)

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ファイナルファンタジー タクティクス アドバンス(まとめ読み)

ゲームボーイアドバンス用

※下に行くほど新しい記事です。


目次から...

2003.03.30(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

長い

 このページの準備しててつくづく思ったんだけど、タイトル長い! なんだこの長いタイトルもうあったあきた! もういい二度とそんな長ったらしいタイトルじゃ呼ばねえ。いいか、今日からお前は「FFTA」だ! あってるじゃん。(ショートコント終了) そういうわけで今後この日記ではFFTAと表記することにする。なんだか気取った略称で恐縮だが、「FFタクアド」と口では言えても文字でそう書くのはちょっとどうかと思うので。

 それはそれとして、今日やっと本格的に遊び始めた。ここまでの道のりは長かった。どうしようもなく長かった。買ったのが2月14日だからまる1ヶ月以上はじっくりことこと寝かせていたことになる (この人は「寝かせる」の前には「じっくりことこと」と書かないと死んでしまう病気なので気にしないでください) 。
 なんだってこんなことになったかっていうと、まあもちろんアヌビスを遊んでたってこともあるし、あとゲームボーイプレイヤー(*1)の発売を待っていたわけでもあり、あと実際のとこゲームシステムを理解するのに時間がかかった。
 そうなのだ。このゲームやたらわかりづらいっていうか、えーと慣れればわりとイケるんですけども、慣れるまでがやたら大変なのだ。これはもちろん僕がすっとこどっこいだという事実が少なからず関与していると思われますが、少なくとも説明書はいまの2倍くらいの厚さでもいいと思うし、ゲーム中でもヘルプとかでわかりやすくしようという努力は見えるけどそれでももうちょっとなんとかなったと思う。
 なんつうかこのゲーム、わりと細かいところで変わったシステムとか取り入れてて、従来のゲームでつかんだお約束が通用しないとこがあるんですよ。もう最初とか何やっていいのかさっぱりわかりませんでしたねークラン結成直後。
 結局その後、攻略本とか買ったりしてね。かといって別にルールを知りたいだけで、話の先を知りたいわけじゃないから開けないページとかあって、うっかりめくれかけると速攻本を閉じるような、もう何がしたくて攻略本買ってんだかよく分からない行動とかも取るわけですよ。それほどまでに分からなかったわけですよ実際の話。

 それでなんとか理解できたので、さっきまで遊んでました。おもしろかったです。←前置きが長い

*1 ゲームボーイプレイヤー

ゲームキューブ+家庭用テレビでゲボアドのソフトが遊べるアレ。いまさら僕が言わなくてもみんな知ってると思うけど、たいへん素晴らしいハードだったです。

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2003.04.01(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

遊べてない

 遊べてねー! ここ最近FFTAが遊べてねー! こいつはゆゆしき事態だ。
 というか、遊ぶ機会はおおいにあるんですよ。家帰ってからとか。せっかくゲームボーイプレイヤーあるんだし。ただここで問題はゲボアドSPも持っていることで、あーせっかくだから電車乗ってる間とかに遊んだ方が時間を有効利用っつう感じでなんかいいよなーとか思ってしまうことにある。そうやって家では遊ばずにいたものの、いざ電車乗ってみたらなんか知らないけどやたら混んでるのよこれが。ふだんはないぐらいの密度で。せっかくのゲボアドSPといっても、あれ両手持ちが基本というか片手だと不可能なレベルの構造になってて、吊り革つかまりながらだとエスピれねえわけですよどう見ても。あと、「エスピる」という表現はもう二度と使わない。
 そんなこんなで、結局遊んだといえばえーと、とあるクエストに1人派遣して、自分らは適当に3歩ばかり歩いて、すると派遣した社員が帰ってきておみやげをくれる (おおむねあってる説明) という、そのぐらいしかやってません! あ、でもその後増えた仲間に武器を買ったりしたけど。まあつまり本題であるところのあの斜め45°画面で敵とどつき合うアレを全然やってないわけでしてな?

 明日こそはちゃんとやろう。

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2003.04.08(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

明日のことは誰もわからない

 おーもーしーれー!
 とまあ物凄い楽しんでるわけですが。なんつうか毎朝毎晩ぶじに電車内でゲボアドSPを起動できる状況になりまして。これはもうノーベル賞ものの楽しさだな!とか戦後ひとけたばりの意見すら言い出す始末で。
 実際ゲームの遊び方がひととおりわかって、敵を倒して新しい武器を買ってまた敵を倒し、っつう一種のルーチンワーク体制が整うとこれがなんつうか普通に楽しい。いわゆるクォータービューのシミュレーションRPGとしてすごくちゃんとよくできた堅実な楽しさ。それを車内でちょっとずつ遊ぶ愉快かげん。
 ただまあなにぶん電車の中とかでしか遊んでないんで、まだ序盤もいいとこです。具体的にはクランレベルが表示されるようになったとこ。それでこの序盤に到達して思ったんですけど、えーと、たぶんこのゲーム途中で遊ばなくなる。
 この段階になると新たにこのゲーム中の総クエスト数が表示されるようになるのだが、この量がただごとじゃないのである。尋常ではない量なのである。まあ仮に半分がバトルを経由しない、いわゆる「派遣」クエストだったとしても、残り半分を全部遊んでもそれ相当な量だろう、っつうことになってるのである。仮にそのうちさらに半分はやりこみゲーマーのための格上クエストだったとしても、うーんまだ残り1/4を全部遊べるかっつうと、いまの電車内ゲボアドペースで考えて、まあ、たぶん無理。っていう感じで。
 まあなんつうかこのゲーム、シナリオ面ではわりと淡泊っぽいというか、実際まだ序盤なんでなんともいいがたいですが、思うに先が気になって死にかけるとかそういう種類のゲームではなかろうという気がするので、途中でやめてもおおいにアリっていうか、実際いま現在はものすごく楽しんでるわけで、今が楽しければ先のことはどうでもいいのです。そんなエセゲーマー魂で今後ともいきたい。
おおざっぱな日記だなーって、自分でも思う。

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2003.05.03(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

魔獣使い

 ものすごい久しぶりだ。
 最後にこの日記を書いたのが4月8日。その直後、まあ、バックアップ失敗とかそういったたぐいのことが起きて、復旧にもけっこう時間がかかったしその後なんかなにもかもやる気がなくなってDVDプレーヤー買ってみたりCGIスクリプトの勉強してみたりとか色々とやってました。具体的に言うなら逃避! エスケイプですよ (少しかっこよくしてみた) 。で、逃避にも飽きたので更新することにしたわけですが。
 とはいえ困ったことに、ほらFFTAってゲボアドじゃないですか。いつもだとゲーム遊ぶことからすら逃避するこのダメ人間たる僕ですが、ゲボアドだと余裕でサッと遊べるんで、ちょっと困るわけですよ。困ることはないか。仮にも逃避中だっていうのにハードディスクのコピーの合間のひまつぶしをしたり電車の中で遊んだりなんだかんだでかれこれ10数時間ばかり遊んでますよ。進行状況をやや具体的に書くと、最初の中ボス的存在であろう相手を倒したあたり。
 こうなってくると問題になるのが、この間に起きた数々のFFTA事件をいかに記すべきかということだろう。なんか大量にあった。さらに大半を忘れた。←動物なみ
 で、このさいそういうことは気にせず、なにごともなかったかのようにすごく普通にいつものペースで書き始めることにする。

 諸君はあの職業についてどう考えているだろうか。魔獣使いのことである。魔獣使い。ン・モウ族(*1)だけがその職に就くことを許された、その意味特殊なジョブ。しかしなにより特殊きわまるのは、敵モンスターを操るというそのアビリティである。
 正直言っちゃうと、全然魅力を感じないわけですよ僕とか。もちろんその場で敵を操って味方にできる便利さとか、くせ者ぞろいのモンスターのアビリティを使えるメリットとか、捕えたモンスターを育てる楽しさとか、単純にあのなんかよくわかんないけどオオカミ風なかっこいいモンスターとかを仲間にできちゃう喜びとか、そういうのはあるんでしょうけど、実際オオカミ状のモンスター操りてえとか純粋に思うわけですけど、ぶっちゃけ、面倒くさいっていうか。
 そう、僕といえばあんまりじっくり育てるタイプじゃないしむしろ普通にFFTAエンディングまで遊ぶのはきっと無理だろうなーとか思ってるぐらいのものぐさ人間であって、いちいちモンスターを捕まえて育ててとかやる根性がないのだ。自分で言っててもどうかと思う。ドラクエ5のころはまだモンスター全部そろえようと必死になったりとかもしたんだけどなー。暇だったから。
 で、このさい魔獣使いは使わない(*2)でおこうと思ったんですけど、いやちょっと待て。今でこそ魔獣使いはSHITFUCK!扱いになっている (僕の中だけで) が、もしかして魔獣使いのスキルをある程度積んでおくと、ある特殊なジョブに就けるようになって、そのジョブでは2回攻撃はするわ全体攻撃はするわ補助魔法も便利だわで、まったくなんでチミたちはこんな便利なジョブを使わないのかネ、ンー? ああそうか魔獣使いのスキルが足りないんだネ、はっはっは、と金歯のオヤジにいやみったらしく言われないともかぎらない。←かぎる
 こうなると不安だ。魔獣使いNOと断ずるのはまだ早計ではないか。魔獣使いを甘く見すぎではないのか。歓喜の声をもって迎えるべきではないのだろうか。で、気になってしかたないのでインターネットで「ファイナルファンタジー タクティクス アドバンス」とか入力してボタンを押したら不思議なことに攻略ページが出てきたので、読みました。スゴイぜ俺!(すごくなさすぎる) それで、まあ、やっぱ魔獣使いはいいや、別に。という結論に達しましたので安心して眠ろうと思う。おやすみー。

*1 ン・モウ族

へんな名前。

*2 魔獣使いは使わない

書いてから、韻を踏んでいたことに気付いた。

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2003.05.06(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

汝の敵を愛せよ

 クラン。いまや少年チャンピオンで有名だが、それは別の話だ(*1)。僕が言いたいのは敵チームの話である。「団」すなわちクランである。関係ないけど、昔「クー・クラックス・クラン団」という言い回しを耳にした記憶がある。それって「団団」てこと?
 そんなことはどうでもいい (確かに) 。敵クランについて僕は思う。大丈夫なのか、この人たち?と。最初のうちは、このイヴァリースの平和は俺達が守るといわんばかりに敵対クランをめった刺しにしていたものだったが、連中は倒しても倒してもわいてくるし、じっと手を見る (見ない) 。だいたい1回の戦闘ですでに全滅してるんだから、すなわちクランはCRASH☆RUSH(*2)よろしく既に壊滅と考えてさしつかえなさそうなのに、どういう組織構造になっているのかしばらくしてほとぼりのさめたころ、またマップ上にシュルルンなんつって現われては行き先をふさぐのだ。推測するにあれはトップ級の幹部は別にいて、下部の兵隊たちがあちこちでぶいぶい言ってる (そして死ぬ) んだろうか。
 そんな謎はまあいい。この敵の『謎』を解かないとヤバいとかそういうジョジョ的状況ではないので謎はどうでもいいのだ。問題は、彼ら、やられてもやられてもなお不屈でこっちに挑みかかってくるところなのだ。なにしろ連中、えーとRPGとかでいうところの「ワンダリング・モンスター」あつかいなので、正直こっちにしてみればおいしいザコ敵である。つい倒しちゃうじゃないか。
 クラン対クランといえば聞こえはいいが、じっさいはこちら多少の傷vsあちら全滅くらいの巨大な戦力差であって、それでも倒れても倒れてもなお戦いをいどむ彼らにこちらとしてはとまどいを禁じえない。少年漫画でおなじみ「戦ってもいいけど……殺しちゃうよ」という将来的なライバルキャラまるだしのセリフすらも口をついて出かねないほどだ。アントリオン (人食い巨大アリの逆襲) とかは基本的にモンスターなのであまり気にならないのだが、なんかこうここまで人間それもあんまり悪辣っぽくない相手に手をけがし放題だとさすがに気まずい。でもまあ倒すんだけど。経験値になるし。
 願わくば彼らに (どっか見えないところで) 幸せのあらんことを。特に偶然だろうけど本当に何度も何度も何度も倒してる気がするシャロークランに。

*1 それは別の話だ

山本賢治のマンガに出てくる、不自然にパンツが脱げる少女の名前 (何の説明にもなっていない) 。

*2 CRASH☆RUSH

なんか知らんが最近やたら面白いマンガ『TWO突風!』参照。壊滅した。ちなみにこれも少年チャンピオン連載。

*3 ワンダリング・モンスター

放浪怪物。おおむねランダムに出現して、レベル上げの役に立つ。(きわめて普通の説明ですね)

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2003.07.07(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

システマティック

 気がついたらこの日記を始めてから今回で101回目だ。プロポーズだ(←余計なことを書く)。
 そんな重要な節目にさしかかったから更新の手がどうも遅れる、とかそういう具合ではもちろんなく、さりとて更新の手はどうにも遅れている。ゲーム日記はじまって以来のものすごい更新ペースの遅さである。実は毎日遊んではいるのだ。なにしろGBAで手軽に遊べるんで、1日に30分程度としてもとにかく毎日遊んでいるのだ。
 理由はあきらかで、なにしろこのゲーム、ほとんどシナリオというものがないので。
 このシナリオの展開しなさ(変な日本語)には少なからずびっくりするほどだ。まあ僕が1日30分というすごく短いスパンでしか遊んでないせいもあるんだろうけど、本当に節目々々でしか話が展開しない。会話が起こらない。イベントが発生しない。プレイヤーの僕はあくまで淡々とクエストを請け負い、クエストをクリアーし、レベルが上がったらジョブチェンジしたり装備を買い換えたりして、また別のクエストを請け負う。淡々と。これだけシステムだけで成立してるゲームというのも、まあアクションゲームとかは別にして、昨今実に珍しい。この淡々ぶりたるや初期のウィザードリィ級(*1)と言っても、まあ言い過ぎではあるけど、気持ち的にはおおいにありだ。「気持ち」でそんなふうに話をまとめようとする僕もどうかと思うよ、実際。
 そんな淡々としたゲームで日記をつけようとすると、必然的にシステムまわりの話にならざるをえなく、ところがこのゲームのシステムって日記の最初の方でも書いたとおりメチャメチャ一見さんお断りになってて、「人に見せる日記」を書いてる僕としてはけっこう困るのだ。なんだこれは、愚痴か。
 この手のゲームがいまひとつ広く一般にブレイクしない理由のひとつは、こういう「書きにくさ」なんじゃないかなーとか思うんですが、特に確証もなく今日の日記は終わる。

*1 初期のウィザードリィ級

たとえばそれは、そうとう淡々と遊んでやっと出会ったイベントが「『イェイ!』と叫ぶ蛙の彫像を見つける(それだけ)」だとかそういうくらいの淡々さだった。

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2003.07.09(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

絶妙

 それはまさに絶妙としか言いようのない瞬間だった。

 実はここ数日、手詰まり感があったのだ。それは先に進めないとかゲームに飽きたとかそういうことではなく、例によってシステム的な手詰まりだった。
 このゲームで何が楽しいかっていえばそれはやはり「アビリティ取得」だろう。えーとわかりやすく言えば、特殊能力ゲット。かく言う僕も主人公に徹底的に「闘士」のアビリティ多数と「シーフ」の「カウンター」も憶えさせて近接戦闘の鬼と化したり、ン・モウ族に「白魔導士」「黒魔導士」両方のアビリティを取得させまくって攻防回復全面に便利なキャラにしたり、やっぱりアビリティ取得楽しいぜ! アビリティ万歳! という具合でがんばってたのだった。要するに楽しいのだ、アビリティ取得。そのために戦闘をしているとすら言える。
 ところがここ最近、「めぼしいアビリティは全部取得してしまいそうなキャラ」が出てきたのだ。残すところあとアビリティひとつである。取得すべきアビリティは全部あるし必要なアイテムも全部買い尽くしてるしで、これぞ手詰まりである。もちろんアビリティとか関係なしで戦闘しても経験値はもらえるしレベルも上がるしゲームとしては成り立ってるんだけど、なんというかアビリティを抜きにして戦闘するのがもったいないのだ。この戦闘にかけた30分がアビリティに何ひとつ寄与していないのが許しがたいのだ。あきらかに貧乏性ですねすいません。

 で、そんな今日。いよいよめぼしいアビリティ全取得してしまって、この先途方にくれている燃え尽き症候群キャラが生まれてしまった。ついにこの時が来た。来るべき時が来てしまった。いまだに新しい展開は起きず、つまり新しい武器が登場せず、要するに新しいアビリティも現われないという状況である。どうしようもない状況である。なくはないんだけど、ほら、貧乏性だから。
 さて、どうしよう。もしかするとこのあたりがこのゲームやめる潮時なのかもしれない……とか思いながら次のクエストを始めたとたん、新展開が始まりました。
 絶妙としか言いようがない。ここまできれいにいったのはゲームバランスと言うよりおおむね偶然のおかげなんだろうけど。
 とにかくこうして僕はまたやめどきを見失って、次のアビリティを取得しに戦い続けるのだ。

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2003.07.10(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

イエロー

 うっかりしてイエローカードを食らうと、なんか物凄く切なくならない? 予想もしないイエローカード食らうと、なんか物凄く悔しくならない? 「うっかりイエローカードを食らうと時々すっごく切なくて、時々すっごく熱くなる、らしいぜ」 そりゃそうだようっかりイエローカード食らってるんだし。以上中途半端に仮面ライダー555から引用もおりまぜてなんだかわからなくしながらお送りしていますが、とにかくうっかりイエローカードは切ない。
 イエローカードと言ってもゲームやってない人にはさっぱりでしょうが、ええとこのゲームでは戦闘のたびに、たとえば何系の魔法を使ったらダメとか、何系の武器を使ったらダメとか、そういう制限が発生するのだ。これを破ればイエローカードを食らってペナルティになる。
 ある程度キャラが強くなると単調になってしまいがちな戦闘に戦略とメリハリが生まれて、凄えアイデア賞もののシステムなんですけど、ただ困るのがうっかりイエローカードだ。そのつもりがないのにイエローを食らうことが多すぎる。フクロウと同じくらい多すぎる。読んだことないまま引用したんで、何のことかわからないけど。
 とにかく、戦闘中に中断セーブするからいけないのだ。中断してからなんだかんだで半日。時には寝たり起きたりをはさんだりもして、その後ロードして再開したときには、どんな制限がかかってたかなんて忘れているのだ。そりゃうっかりブリザド唱えて速攻イエローカードも食らうわ。
 つうかですな! 真面目な話、ロードしたときに現在の縛り状況が表示されないのは不親切だと思うんですよ。むしろロードとか無関係に、イエロー食らいそうなアクション起こす際には「イエロー物の行為だけど覚悟はOK?」的な確認を出してもいいくらいだと思う。それでもイエロー覚悟で行動するときはあるわけで別にシステムが破綻するわけじゃないし、構わないと思うんですよ僕は。というかマジ話、プレイヤーって生き物はうっかりでミスするととてもイヤな気分になる種の生物なので、できるだけ親切にした方がいいじゃない!と僕は主張するのです。
 それともこんなにもうっかりイエローカード食らうのは僕だけなのだろうか。単にターンが回ってきてジャッジが動いただけでもいちいちビクビクしてるんですが。

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2003.07.29(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

接戦

 風邪やらなにやらで1週間ばかり遊ばない時期があって、久しぶりにGBAの電源を入れた。どうでもいいけど、スタートするのにはAボタンではなく絶対にSTARTボタンを押さないといけない仕様っていうのは手にやさしくないと思う。
 まあそれはどうでもいい。ロードしてみると、どうやら戦闘の途中でセーブしていたらしいことがわかる。相手はまたしても(5/6参照)シャロークランだ。またこいつらか。本当に何度倒しても倒しても起きあがってくるその『バキ』の登場キャラばりの不屈さには驚嘆するが、その力はジャガッタ・ジャーマン(*1)級なので実際のところ驚嘆に値しない連中、それがシャロークランだ。ひどい紹介もあったものだと思う。
 中断セーブからの再開なのであわててロウを確認すると、「20以下のダメージを与えてはダメ」と「レイピア系の武器を使うとダメ」の2つだった(一部言い回しは変えてあります)。正直余裕である。なにしろ今の攻撃力からいえば20以下のダメージなんてむしろ与える方が難しいし、レイピア系の武器を持ってるキャラは1人もいないのだ。
 これは経験値稼ぎのかっこうの相手だ。と、思って1ターンばかり遊んだら……。
 あやうく全滅の危機にさらされました。
 シャロークランが成長している。いやまあゲーム進行にあわせて敵のレベルが上がるのはあたりまえなんだけど。それにしてもいいチームを作っている。攻撃力にくわえ遠距離攻撃アビリティをそなえる前衛と、回復魔法とスピードのある後衛。こちらに重大なダメージを与えてくる前衛を倒しても後衛が回復魔法で即座に復活させる。しかし後衛を狙おうとしても前衛に進路をはばまれてしまう。さながらセッコとチョコラータばりの相性のいいチーム構成だ。ジョジョ風に言うなら。
 FFTAに限らず、いわゆる戦闘のあるゲームでこういう接戦は遊んでてすごく楽しい。もちろん最強メンバーで敵を反撃の余地なく倒しまくるのも楽しいんだけど、それとは別の次元ですごく楽しい。それはいつ全滅してもおかしくない緊張感もあるんだろうけど、たぶんそれだけではあるまい。
 接戦にはドラマがある。うわ使い古された言い回し。いやしかし実際接戦ではドラマチックな展開がしばしば起こる。ゲームを長年やってた人ならちょっとは心当たりがあると思うんですが。そうでもないのかな。とにかく、限界からの大逆転とか追いつめられて編み出した機略とかありえないほどのラッキーヒットとか、そういうことがなぜだか知らないが接戦ではしばしば起きる。楽勝モードの時にはそもそもこちら側に追いつめられる要素がなくてドラマも起きようがないから、と言えばそれまでですが。

 で、まあ詳しく実況してもかえって盛り下がりそうなんで簡単に言うと、敵の意表をつくスピードと連携、自滅覚悟の防御無視攻撃でみごとピンチを切り抜けました。こうやって書くと本当にドラマチックだ。

*1 ジャガッタ・ジャーマン

あれほどなすすべもなくやられた男を他に知らない。

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2003.08.03(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

やっちゃった

 ここのところレベルが上がりっぱなしなせいでクエストも請け負うそばからかなり余裕でクリアできちゃうんで、もうパブに入るなり「おう板さん、そこの品書きの端から順に全部くんねい」とか言い出す勢いで大量に請け負っている。請け負い放題である。仕事を選ばぬその道のプロフェッショナルである。それはまさに今月のチャンピオンRED(*1)の吉富昭仁のマンガみたく。比喩表現はせめてもう少し誰にでもわかるものを使おう。
 で、今日。とりあえず電源入れてみて、例によって電源入れた直後は前回どこまで進んで何をやってたのか忘れてるので速攻STARTボタン押して現在請け負い中のクエストをチェックしたところ、どうやら期限切れの近いクエストがいくつかある様子。なにしろこちらは島本和彦が連載を引き受けるぐらいの気軽さ(*2)でクエストをばんばん請け負ってる身。あるクエストを攻略していれば当然その間、別のクエストは放っておくことになる。それに加えて「そのクエストを攻略したらアビリティを取得できたのでいったん街まで戻って新しい装備を買う」とか「道中に出現した敵クランを倒したらアビリティを取得できたので、クエストはおいといてやっぱり街まで戻って新しい装備を買う」とか「新しい装備を買ったりしてたらワールドロウが『大剣禁止』になってしかもそれを打ち消すカードも買ってなかった(俗に言う「日が悪い」状態。僕が言ってるだけだが)んで、適当にぶらぶらしてワールドロウが変わるのを待つ」とか「ぶらぶらしてたらまた別の敵クランが出現して、それを倒したらアビリティを取得できたので(以下略)」とか、ウロウロブラブラとまったくいい歳して本当に落ち着きがないんだからという具合でやってたら、予想通り期限切れが近いクエストができてしまったのだ。
 危険だ。それはまさに危険な世界さ。いや昔そういう曲があって。そんなことはどうでもいい(驚くほど)。とにかく信じられるものがなくなる前になんとかしなければならない。時を止めるすべもないし。ちなみにフェビアン(懐かしい)の曲。

 なんていうかフェビアンがあんまり懐かしくて無駄に脱線しちゃったんで段落を仕切り直してみましたけど、とにかく危険なのだ。たぶん期限切れになると、クエスト自体が消失みたいなことになって以後出てこなくなってクリアアイテムとか一生取れなくなったり、そこまで厳しくなくてもそうとう時間がたたないとそのクエストが復活しないとか、そういうペナルティがあるに違いない。よく知らないけど。
 とは言えまだ多少の余裕は残ってるので、さほどあせらずにしかし着実に僕は歩を進めた。なんつうか大人の余裕ってやつですか。ダンディズムですわ。で、そんなダンディな僕の前に例によって敵クラン出現。ダンディに敵を倒し、あとダンディという言葉を使ったからといってダンディ坂野に結びつけたりは決してせずに(こういうところがまさにダンディズムの発露)、大人の魅力としてアビリティを取得した。ここだ。ここで僕はちょっと悩んだ。
 さっきも説明したとおり、アビリティ取得した後は街に戻って装備を整えるのが僕の中の定石である。ゲームやってない人にはいまひとつピンとこないかもしれませんが、ムダ経験値を取らないためには必要な行為なのだ。しかし一方、クエストの締め切りはせまっている。具体的には「残り4日」と表示されている。だがここで冷静になってマップを見てみると、いまいる場所から街まで2日。そして街からクエストの発生地点までも2日の道のりだった。2日プラス2日で……4日ぶんの働きってことか!(くわっ) そんな桜木花道ばりの計算を終え、ギリギリいけるっつうことで街まで戻って、あとまあよく考えたら4日マイナス4日なんだからゼロ日しか残ってないわけでクエストは期限切れになりましたとさ。
 もちろんリセットしたよ?

*1 チャンピオンRED

関係ないけどこの間始まった『シグルイ』の第1話ってマジで面白かったよなー。

*2 島本和彦が連載を引き受けるぐらいの気軽さ

さっそくわかりにくい比喩表現を使っている。とりあえずAmazonで「島本和彦」を検索したところ、156冊も出てきた。まあ文庫や新装版もあるんでしょうけど……。

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2003.08.04(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

カムアウト

 この人ヤバいと思われるのも恐れず言ってしまうと、僕はゲーム中に「声」を聞くタイプの人である。白蛇様の。そうじゃなく、ゲーム中のキャラクターの声が聞こえるのである。白蛇様でも似たようなもんだという気もする。
 別に宇宙の電波を受信してるわけじゃなくってですね、まあこの状況だったらこんなセリフが入るだろうなーとかそういう想像なわけですよ。僕は大丈夫ですよ。なんつうか、必死?
 ある種ゲームのドラマ性を高めるための生活の知恵っていうか、演出ですよ。自分なりの。そして自分の中だけの。別に人に見せるわけじゃないから整合性とか気にしなくていいんで、その場その場の状況に合ったセリフさえ出てればいいわけで、まあ実際頭とか全然使わずにほとんど条件反射的に聞こえるようになってるんですけど最近とか。

 具体的にはこんな具合だ。今日はちょうどメチャ盛り上がる場面で、もう少し具体的に言うと何体目かの中ボス戦だった。しかも強敵1体とそのお付き的なのが3体だが、お付きの段階で十分強敵じゃんかっていうレベルの奴らが相手である。おまけにこっちはチームのエース的な存在2人がたまたま別のクエストに出張に出かけていて、戦力的にはかなり厳しい状態である。そんな中、戦闘が始まるとまず指令がとぶのだ。「散開するんだ! 全体攻撃を食らったらひとたまりもないぞ!」 誰の? えーと、マーシュ(主人公)の。別に頭の中で散開作戦でいくと決めたら、そこで黙っときゃいいのだ。本当は。だけど君、何も声ナシで十字ボタン押すのと頭の中で声アリで動かすのだと、見た目緊迫感が違うと思わない? 僕は思うんですよ。
 実際、戦闘は要するに数字のやりとりであるとはいえ、しばしばドラマチックな偶然が作用する。たとえば命中確率90%というほぼ絶対に近い確率の攻撃が外れたり、あるいは逆に確率50%の攻撃がことごとくヒットしたり、まず致死量という攻撃を受けてもHPギリギリ1ポイントだけ残して生き残ったり、そういうやつだ。これを数字だけの冷たいやりとりで終わらせるのはあまりに惜しい。「馬鹿な!」とか「当たれぇーっ!」とか「こ…こいつ、なぜ倒れん!」とかそういう少年漫画ワードがあればいっそう場面がひきたつというものだ。あ、ちなみに自パーティーに限らず、敵の声とかも勝手につくりますよ余裕で。場合によってはナレーションすらありだ。[この時、戦力差は6対3! 実に2分の1という圧倒的不利であった。だが戦況は意外な局面を迎える!]とか。

 ましてパーティーでうまく連携をキメたときなんつったらこちとらジョジョ世代でありスラムダンク世代であるもんだから、「甘い! 背中がガラ空きだぞ!」「この程度の攻撃なら…屁でもねェ……かかったな!」「レイズだと……ま、まさか!」ドドドドドド「貴様! この私を誘い出したと言うのか!」ドォーン「食らえっ! 波動撃!」 くらいの応酬は平気でやる始末。
 ちなみに今日は『シグルイ』(*1)の第1話読み直した後なんでその意味でも妙にテンションが高く、いちいち攻撃の前にケレン味たっぷりのタメが目に浮かぶていたらく。
 文にして書くとあらためて、こう、ダメっぷりがきわだつ気がして落ち込むが、まあ楽しいんでこれからもこうやっていこうと思ってますよ。そんな決意。

 で、「これで……とどめだ!」という声とともに中ボス戦も無事制しまして、さて街に新たな出物の武器でもないかと戻ってみようかというところでセーブして終了しました。

*1 『シグルイ』

昨日も書いたけど、チャンピオンRED連載。もしこのままのテンションで毎回連載が続けば大傑作になるのは間違いのないところだろう。

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2003.08.16(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

ヒゲとボイン(ボインの話はしません)

 ストーリーは珍しく大きな急展開をむかえた。少しばかり具体的に言うと、ジャッジマスターに深くかかわる展開である。
 このシナリオはけっこうぐっとくる要素とかもあって色々言いたいこともあるが、そんなことはどうでもいい。問題はヒゲだ。
 ジャッジマスターのがヒゲをはやしていたことに僕は気がついたのだ。
 いやその、ふつうヒゲの有無に気付かないっていうのは相当どうかしてると思うんだけど、あともちろん仮面で隠れてるとかそういう話でもなくって、常にこのゲームのキャラクターの顔は表情固定の1枚顔なんですが、その顔にあるヒゲの存在に今日まで気がつかなかったのだ。馬鹿じゃねえの。
 つまりこういうことだ。あのヒゲは口に見える
 口。どういうことかっていうと、ヒゲがなまじWの形をしているせいで、いわゆるアヒル口っていうか笑みをうっすら浮かべた口に見えてしまったのだ。設定画ではまだヒゲっぽくモジャってるが、遊んでるこっち的にはGBAの解像度の低さと画面の小ささでそのモジャり具合がわからなかったのだ。たまたま今日ゲームボーイプレーヤーで遊んでたまたまジャッジマスターが出たから気づけたのだ。そうでなければ一生僕は彼をうっすら笑みを浮かべたおっさんだと思い続けてきたことだろう。
 僕は今まで彼を大人の余裕あふるる存在として認識していた。うっすら笑みを浮かべてるんだからそれも当然とはいえまいか。しかしこれからは話が違ってくる。あれがヒゲだとして見直すと、彼の顔はかなり無表情である。冷徹な目をしている。「かわいそうだけど明日の朝にはお肉屋さんの店先にならぶ運命なのね」ってかんじの! 美人なだけにますます怒りがわいてきたぜ! いったい僕は何の話をしていたんだっけ(*1)
 実際問題として、彼の表情はかなりの無表情である。イメージが違ってくるのだ。いままで常に余裕の笑みを浮かべていた彼が急にヒゲをたくわえ無表情になってしまった。これは何かあったと考える方が自然だ。←僕は何かを間違えている
 この急激な転換にどうしても慣れない。理屈では自分が勘違いをしていただけだとわかっていても、どうしてもこれまでといままでのイメージのギャップに違和感をおぼえる。どうすればいいんだ僕は。
 で、このさいだからあれはやっぱりヒゲじゃないということに決めました。口です。僕の中ではこれから先もずっと。

*1 僕は何の話をしていたんだっけ

もちろんジョジョの話だ。

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2003.08.18(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

二刀流

 ついに今日、例のアビリティが出現した。例の、なんつってもったいぶろうにもタイトルの段階で書いてしまってるけどつまり「二刀流」である。このアビリティを使うと本来1キャラにつき1本しか持てない剣を実に2本持てるようになり、すなわち1回の攻撃でなんと2回の攻撃が可能になるという夢のアビリティなのだ。
 このアビリティを僕はどれほど探し続けたことだろう。この手のゲームにはつきもののアビリティでもあるし、まあ実際存在することは一応とある攻略筋から確認してはいたし、そんな具合である事はあるはずだがいいかげん見果てぬにもほどがないかってぐらいなかなか見つからなかったのだ。アビリティは基本的には武器に付随するものなので、それっぽい武器をかたっぱしから探し回った。実際にはごほうびに武器がもらえるクエストを何よりも優先し、かつちょっとでもシナリオ的に新展開があれば速攻で武器屋に直行するという具合だ。武器と見れば即アビリティを確認する日々だった。五条大橋の弁慶もかくやという武器大好き人間ぶりだった。ブキーブキーなんて鳴いたりもした。ごめん今のは嘘とはいえあまりにくだらなかった。
 それほどに僕は二刀流が欲しかったのだ。だって二刀流、強い上に格好いいんだぜ?
 今のところまだゲーム上で確認してないので他のゲームでの話だが、実際のところ二刀流は純粋にパワーでは最強とは言えないことが多い。パワーでいえば主に「両手持ち(*1)」のアビリティの方が若干ながら強かったりする。そのぶん二刀流は2回攻撃=1回攻撃を外してももう1回チャンスがある、というメリットもあるが実際の話直接攻撃なんてたいてい外れないような場所から攻撃するんで、あんまりメリットともいえないことが多い。それでもなおなんでまた二刀流にこだわるのかといえば、ずばり格好いいからである。
 二刀流だと攻撃のたびにちゃんと2回剣を振ってはダメージと、見た目がいかにも格好いいのだ。これが両手持ちでは、単に攻撃したらダメージがでかかった、という程度であんまりすごみがない。これは重要な違いだ。いや、まあ多分。

 僕は「主人公最強にさせたい派」の人間だ。主人公キャラたるもの文字通り敵をばったばったとなぎ倒し、パーティの仲間が多少苦戦する相手でも一撃で倒すような、あいつさえいれば大丈夫的なそんな沈黙の戦艦ばりの(*2)活躍をさせたいのだ。そのために必要不可欠なのが二刀流! ビバ二刀流!

 ところで、いつものパターンだと主人公が二刀流を憶えて最強になったことに満足して途中でゲームをやめる場合がきわめて多いんだけど、はたして今回大丈夫なんだろうか僕は。

*1 両手持ち

片手用の武器を両手で持つ(盾を持たない)アビリティ。たいていの場合、攻撃力が倍になる。

*2 『沈黙の戦艦』

スティーヴン・セガール主演。セガールは今やしがないコックだが、でもあいつさえいれば大丈夫だ。と、軍の上層部にすら太鼓判を叩かれている。そんな映画。

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2003.09.16(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

ラストバトルは1度だけ

 なんかもうそうとう長い間この日記書いてない。
 FFTAが日記に書きづらいゲームであることは前にも書いたが、実はここのとこ毎日電車の中でもゲボアド取り出すより先に『風雲児たち』(*1)読むっていうパターンが多くて、ますますもって進行が遅くなってるのだった。おもしろいなあ風雲児たち。←ゲーム日記としては圧倒的に間違った文章
 で、FFTが、なんか、こう、盛り上がってきた。いっけん文章の脈絡がおかしいが、実際もりあがる場面にやってきたのだ。少し具体的にいうと、高い谷にやってきたあたり。今までをふりかえれば中ボス的存在のあれらをひととおり倒し、過去のあれこれにひとくぎりをつけつつ、おおいにテーマらしきものをにおわせ、なおかつ別の意味で中ボス的存在のあれなんかも倒し、設定からいって大ボスとしか思えないようなあれがついにその姿をあらわし、バトル開始……って、え? これ、もしかしてラスボス戦?

 そうなのだ。なんかしらんがどうやらラスボス戦らしいのだ。今まさに。
 なにしろこのゲーム、本筋にからまないサブクエスト的なクエスト(*2)が多いせいで今こそラスボス戦!という雰囲気がつかみづらかったのだが、周囲の状況をかんがみるにどうやらラスボス戦っぽい。それが証拠に敵が激強いし。……さて、どうしたものか(中断セーブして電源を切りながら)。
 ごくごく普通に考えれば、ここは攻めの1手だろう。激強い敵あいてに激戦をくりひろげ、激エンディングを迎えちゃえばいいじゃん。そう僕も思う。だいいち僕はサブクエストとかにさほど未練のないタイプの人間なので、あと残すところはボス戦だけといってさしつかえない。これを戦わずにおらりょうか。
 しかし一方、何度も言ったとおり激強いラスボスである。これが死戦となるは明白であって、というか高い確率で全滅しかねない。激戦の果てに強敵を倒せばこれがものすごく盛り上がるのはわかるが、激戦の果てに全滅とあっては仙道(*3)も不満というものだ。ましてこれはラストバトルである。はっきり言えば演出的に非常に盛り上がる場面であるのだ。しかるに全滅、全滅、また全滅の果てにリセットとロードを繰り返してようやく勝利とあっては、盛り上がる演出も艶消しである。「またこいつのセリフか。何度も聞いたよ、むしろ早く死ね! 俺の剣をしゃぶれ!このドグサレめッ!(ジョジョ)」とか思いながらのプレーでは、感動のエンディングを迎えるに迎えられないというものだ。

 そこで、僕のとった手段は、戦闘のちょっと前のセーブデータをロードして、きりのいいレベルになるまでサブクエストで修行しよう、ということだった。
 そんなわけでこの日記、もうちょっとだけ続きます。だらだらと。

*1 『風雲児たち』

歴史マンガ。この間、一気買いした。

*2 サブクエスト的なクエスト

こういう文を修正もせずに載せる気まんまんだというから、つくづく僕には驚かされる。

*3 仙道

「勝つからおもしれーんだ」という名言をのこしたスラムダンクの登場人物。こんな解説を入れるぐらいならこんなたとえをしなきゃいいのに。

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2003.10.11(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

LV30

 とうとうレベルが30になった。
 前の日記を書いてからこっち、ずっとクエストをこなしまくっていたわけだが、この手のゲームのレベル上げっていうのは放っておくといつまでも続いてしまうわけで、まあだいたいレベル30くらいになったらラストバトルにのぞもうと思っていた。たしかレベル上げをはじめた時は最強でレベル27ぐらいだったような記憶がある。そのレベル30に、いまマーシュ(主人公キャラ)がなった。いよいよボス戦だ。ラストバトルだ。最後のたたかいだ。ナルニア国ものがたりだ。何の話だ。
 もちろんこれからボス戦ということは、もはやゲームは終了目前ということであって、実際そうとう長い間遊びたおしたゲームだけにああなんか特別な感慨もあるわけだけど、えーと今回の日記ほとんどの部分を書いてないわけで読者の人にはなんの感慨もわくまい。だからそのへんははしょっておく。
 緊張はおおいにある。実際ボスとなればそうとうに強いわけで、あるいはこれだけレベル上げしてもなおなすすべもなくやられるという可能性もある。そうなったらヘコむだろうなあ。これだけやってもまだ勝てないのかよ!という落胆と、じゃあこれからどれだけレベル上げればいいんだよ!という不安。できればこうはなりたくないが、実際なるかもしれない。我ながらいささか怯えているといって過言ではあるまい。
 少々めんどくさい気分もある。ラストバトル前となると、まあ他の人はどうかわからないけど、個人的にはチーム編成を完璧な状態にするのが常なのだ。ボス戦といえばザコ敵には有効だったアビリティが必要ない場合も多々ある。それにもうレベルを上げるわけではないから、眼前の戦闘にだけ的をしぼった構成にするのが正しい。そこで職業やアビリティ、装備などをステータス画面を確認しながら1人1人ベストの状態に持っていくのである。ああ考えただけで面倒くさい。中には1つしかないアイテムとかももちろんあるし、それは誰に持たせるのがベストかとか考えなきゃいけないわけで、本当に面倒くさい。
 このゲームが終わったら次は何を遊ぶのかとかそんなことも考える。まあ決めてはいるんだけど。気の早い話でもあるんだけど。
 すべては明日だ。明日いよいよ最終決戦に臨む。なんか今回、すごく日記っぽい終わりかただ。

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2003.10.12(ファイナルファンタジー タクティクス アドバンスより)

物語は終末を迎え

 終わった。
 細かく書くのもあれなんで適当に書けば、激しく熱くもうHPギリギリで盛り上がる戦いだった。ラスボスがあんまりにも強烈な技をばんばんかけてきて、そのあまりのインフレっぷりにはダイの大冒険を思い出すほどだった。ファイナルファンタジーシリーズに対してそれを思い出すのは正直どうかと思う。
 まあそんなこんなでラストバトルも制し(←ものすごく適当に片付けてみた)、エンディングを迎えたわけですが。しかしエンディングについて具体的に書くのはこのゲーム日記の掟として基本的にはNO(*1)であるわけで、当然ながら今回も書かない。ただひとつ言えることは「なんていうか、良し!」ということだ。こんなあいまいな感想が許されるのは小学生までだ。

 それにしてもずいぶん長い間このゲームで遊んでいた。
 それは言い換えれば「ずいぶん長い間ちまちまと敵を倒すことばかりやっていた」ということでもあり、考えれば不毛な話ではある。どれくらい不毛だったかといえば、この日記がもはや日記の体をまったくなしていないことからもあきらかだ。本当に書くこと少ないゲームだった。やってたことといえば敵を倒すことだった。そんな青春だった。ナイフみたいに尖っては触るものみな傷つけたような青春であり、教室の窓ガラス割って、まあどうでもいいや。
 それくらい不毛に遊び続けたんだけど、実際ゲームなんてみんな不毛だし、まあいいと思わない?

*1 基本的にはNO

初代ウィザードリィぐらいアレであれば、書いてもいいとは思う。

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