人生: 夢トイレ(まとめ読み)

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夢トイレ(まとめ読み)

夢にまで見た(むしろ夢で見た)悪魔的トイレの全記録。そんなものを書いたからどうだっていうのか。

※下に行くほど古い記事です。


目次から...

2005.08.24(夢トイレより)

物置きの中で

 そのトイレは物置きと共用になっており、ごちゃごちゃと棚やふだん使わない道具が置かれている埃っぽく薄暗い部屋の奥に、洋式便器がぽつんと置いてある。
 私はこの様子を少し不審に思うが、すぐにユニットバスのようなものだと納得して便器に近づいた。
 便器の横には漬け物の樽が置いてあり、いくら蓋をしてあるからと言っても食べ物をトイレの傍に置くのは不衛生だと私は思う。ふと気付くと、裸足である私の足下の床はじめじめと濡れており、本来スリッパを履くべきなのだと私は不意に思い出す。
 スリッパを取りに入口のあたりまで戻ると、そこに漫画などを置いた本棚があることに私は気付いた。トイレの間の暇つぶしに置いてあるらしい。私がどんな本があるのかと物色していると、叔母ふたりが入ってきてその場に持ってきた乾き物をつまみながら世間話を始めた。彼女たちは私がトイレを使うつもりでここにいるとは知らないのだ。
 一緒に叔母の小さな娘も入ってきて、漫画を取ってまたすぐに出ていった。私は本棚の品揃えがラーメン屋のようで、中に大人向けのコミックも混じっていることに気付き、子供も見る棚としては良くないのではないかと叔母に訴えるが、彼女は取り合わない。
 トイレに戻りたい私は、叔母が早く出ていってくれないかとあまり好きでもない乾き物に手を出す。

いや度:★★★★

何か色々と釈然としないことばかりのトイレだった。
ところで物置きに漬け物のタルが置いてあるのって、一般的なんでしょうか。我が家ではそうでした。

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2005.08.24(夢トイレより)

往復運動

 私は夜中にふと目を覚まして、トイレに向かった。
 いつも通りにトイレのそばの電灯のスイッチを入れながらドアを開く。
 しかし、トイレの中は暗いままだった。私は「もともと消し忘れていた明かり」を消してしまったのかと考えて、いつの間にかトイレから遠くに移動したスイッチを点けに戻る(夢の中の私はスイッチの場所が移動していることに疑問を感じていない)。
 スイッチを押して、再びトイレに戻るが、ドアを開くとそこはまだ暗いままだった。
 この夢の中では電球が切れているという可能性はなく、私はただ何度もトイレとスイッチの間を行き来して、明かりが点くときを待っている。
 暗くほとんど中が見えないトイレの便器だが、直感的に水が詰まっていて利用できないようにも感じられて、私はしだいに馬鹿馬鹿しくなってくる。

いや度:★★

ひどい徒労である。

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2005.03.25(夢トイレより)

11人(程度)いる!

 休日、我が家に従兄弟の家族が久し振りに訪れていた。全員が居間に集まり、賑やかな会話が交わされている。
 もうじき昼食だが、私はその前にトイレに行っておこうと思う。
 トイレには鍵がかかっていた。ノックをするとノックが返ってくる。
 居間に戻ってみると、さっきは気にもしていなかったがそう言えば従兄弟家族が1人足りないようだった。
 私はしばらく家族とテレビを観ていたが、ふと思い出してまたトイレに行く。前に入っていた誰かも出た頃合いだろうと思ったのだ。
 しかし、トイレはまた閉まっていた。居間に戻ると、そう言えばやはり従兄弟の家族が1人足りない。そんな事をもう何度か繰り返すうちに、昼食の始まる12時が近づいてきた。
 どうもおかしい、と思うようになった私は居間にいる人間を真面目に数えてみる。驚いたことに、全員がその場にいたのだ。
 私にはなぜかトイレにいる誰かの見当がついていた。彼と私は対決しなければならないのだ。
 廊下に続くドアを開くと、ちょうどその人物がトイレから出てきたところだった。
 ブルース・ウィリスである。

いや度:★★★

 なんでブルース・ウィリス?
 その後、夢はブルースと私の迫力ある格闘シーンに移る。舞台は我が家の庭である。

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2004.08.08(夢トイレより)

トリビアの泉殺人事件

 夢の中で私は、ある古びた中学校で起きた殺人事件を調査している探偵である。
 学生の証言と、なにより被害者が死の直前に送った『トリビアの泉』の投稿がヒントとなって、犯人の正体とトリックはすでに明らかだった。ただ動機だけが不明だったので、私は関係者を集めて謎解きを試みることにするが、その前に1度学校のトイレに入る。
 トイレの中は気の急いた関係者でごった返していた。私は気にせず用を足そうとするが、ふと気がつくと小用便器だと思っていたそれはトイレに備え付けの洗面台だった。
 私は慌てて右にずれて、あらためて用を足そうとする。トイレの中はさらに人が増えて混雑してきているようだ。その時、ふと気がつくと小用便器だと思っていたそれはトイレ清掃に使う大型の流し台だった。
 私は慌てて右にずれて、あらためて用を足そうとする。トイレのどこかでは被害者が送ったトリビアのVTR(「宍戸開は『トムとジェリー』の吹き替えをしたことがある」)を放送している。その時、ふと気がつくと小用便器だと思っていたそれは水飲み場だった。このままでは昼休みが終わってしまう。

いや度:★★★

 もちろんトリビアは嘘。
 その後本当に昼休み(舞台となる学校の)が終わってしまったので謎解きは放課後に持ち越されてしまう。どうでもいいが。

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2004.05.26(夢トイレより)

3連続

 法事か何かだったのだろうか、田舎の祖母の家に親戚一同が集まっていた。
 私はトイレに行こうと思う。いま私がいるのは玄関先のあがりかまちなのだが、祖母の家のここは広く、ゆったりとした靴箱や大きな衣装掛けに混じって、クローゼット状のトイレがある。
 私は一旦このトイレに入ろうとするものの、親戚の何人かが玄関で談笑していることに気付いてやめる。トイレの扉は見るからに薄くて入るのがためらわれたのだ。
 私は祖母の家にもう1つトイレがあった事を思い出し、奥の使われていない客室に向かう。部屋の隅には洋式便器がむき出しで置いてあり、トイレとしての用は立つのだ。鍵もかけられないのでもし人が入ってきてはことだが、急げば大丈夫だろう。そう思って急ぎ足で便器に近づくと、その時になって人の気配に気がついた。
 たまたま部屋の入口から死角になる位置に、おばが座っていたのだった。私たちはお互いに驚き笑い合った。少々ばつの悪い思いをしながら部屋を出て行く私は、この家にトイレがもう1つあったことを思い出す。
 奥まった場所にあるそのトイレは、先客が水をていねいに流さなかったのか汚かった。しかし他にトイレもないので、私はとにかく水を流す。2度ほど流した時、足下で何か低い音がしたかと思ったとたん、水が逆流した。
 どうやら水道管が詰まっていたらしく、水はまるで消防車のような勢いでトイレからあふれ出して止まらない。みるみる足下が水で満たされていく。私は半ばパニックになりトイレの外に避難する。
 扉を閉めた向こうではまだ水が止まっていない様子だった。この時私は、もう1度コックをひねるまで水は止まらないのだと気付く。あわてて扉をふたたび開けると、すでに個室全体が水に満たされていた。私はやむなく息を止めて潜るように中に入り、コックをひねる。放水は止まり、あふれていた水もすぐに消えた。
 私は理不尽な怒りにかられながら、とにかく水で濡れた床をなんとかしようと雑巾をさがす。

いや度:★★★★★

 田舎の祖母の家、複数のトイレが使い物にならない、水びたし、とそれぞれの要素はおなじみなのだが、この3大要素が1つに詰まったパターンは珍しい。
 ちなみに祖母の家は実際広く、トイレ以外の描写はほぼ全て事実に即している。

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2004.01.01(夢トイレより)

新・耳袋

 そこは学校の体育祭で、生徒である私はグラウンドの隅にある(工事現場で見るような)仮設トイレに入り用を足そうとする。
 ほどなくして外側から仮設トイレのドアを開けようとする気配がする。鍵はかかっているのだが、それが甘いつくりで外からドアを引くと少し隙間が開いてしまう。私は用を足しながら苦労してドアを内側に引っぱり返す。
 ドアの外から「まだー?」と声がするが、そう言われてもどうしようもない。私はいらつきながらドアをノックして返事に代える。「お姉ちゃん、まだだってさ」どうやらドアの外には女子生徒が2人いて、それは姉妹のようだった。
 ほとんど間を置かずにまた「まだー?」と声がして私をせかす。私はいっそう強くノックをするが、相手もいらだっているのか今度はドアを無理矢理開けようとしてきた。がたがたとドアを引くその力があまりに強く、鍵が壊れそうになっているのを見て私はおびえ始める。「ねえ、まだなのー?」 ドアが何度も勢いよく引っぱられ、鍵のネジ止めが弾け飛びそうになる。「まだなの? お姉ちゃんはね、のどが渇いてるのよ!」 何のことか分からなかったが、私は恐ろしくなって急いで用を足し終える。ふと見ると、幸いな事にトイレの裏側にはもう1つドアがあった。私はそこに向けて逃げ出す。
 私が一方のドアを開けて逃げるのと、姉妹がもう一方のドアを開けるのは同時だった。振り返りながら見ると、「お姉ちゃん」と呼ばれる方が嬉しそうに便器にかぶりついて舌を伸ばすのが見えた。逃げ出す私の背中に「妹」の嬉しそうな声が届く。
「見たわね? 見たわね? 今からこいつがあなたのお姉ちゃんになるのよ!

いや度:★★★★

 そんな夢。夢の中でもちゃんと最後のオチは太字になっていた。一人称視点の映像として見えている夢に太字というのも変な話だが、確かに太字だった。
 かなり早い時期にトイレの事はどうでもよくなって、都市伝説を捏造することに夢中になっているようだが、いったいここにはどんな深層心理が働いているのだろうか。この後さらに夢は米国を発祥とする「いじめられっ子と染髪剤の話」に続くが、トイレとは無関係なので省略する。
 ちなみにこれは2004年の初夢(1月1日ではあるが二度寝して見た夢なので、定義上は正しく初夢)。今年もだめそうだ。

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2003.10.10(夢トイレより)

拷問部屋

 親戚の家にあった洋式トイレは、おそろしく狭かった。
 どのぐらい狭いかというと、そもそも人の入る余地というものが無く、便器の余白というべきスペースに足をこじ入れるのがせいぜいで、そうなればあとは文字通り目と鼻の先がドアである。しかもドアの開く方向も奇妙に捻れてるので、しぜん私は便器に背を向けながら、後ろ向きに手探りでなんとか個室の中に入っていくことになった。このため私は便器が正確にどのような形をしていたのか、とうとう理解することができなかった。
 苦労して便座の前に立ちドアを閉めると、ズボンを下ろす間もなくウォシュレットが作動して私は水びたしにされた。それはどう考えてもただのウォシュレットとは思えない水量だった。停止させようにもトイレが狭く横を向くことさえ困難なので、私はドアを開けて避難する。
 この時、ぐうぜん手が触れた便器の(布製の便座カバーの)感触がタワシのようにトゲトゲだったことに気付き、私は不安になる。しかし、ドアの外から見る便器にはこれといって変わった様子もない。
 再びトイレに入ってドアを閉めたとたん、今度は壁の小窓から雨水が滝のように流れ込んでくる。雨水は泥を含んでひどく汚い色をしている。私は小窓を閉めようと必死になりながら、このトイレから出ることばかりを考えている。

いや度:★★★

少し物理的におかしい面もあるが、なにしろ夢だから。 夢トイレに水にまつわる展開が多いのは、やはりアレからの連想なのだろうか。よく子供向けマンガで「洪水の夢から覚めるとおねしょをしていた」的な展開を見かけるが、自分はこれといってそんな経験はない。なくて良かったと思う。

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2002.11.27(夢トイレより)

公共のマナーを考える

 そこは公園にほど近い公衆トイレである。トイレをやっと見つけた私はそこに近づこうとするのだが、そのとき足下がゴミだらけでひどく汚れていることに気付く。
 マナーのない人々が捨てた食いカスやコンビニの袋があちこちに散乱している。見ればボランティアの人達が清掃作業をしているようだ。
 私はとにかくトイレに行きたいのだが、ついていないことにちょうど通り道の真ん中がゴミのまとめ場所になってしまっていた。特にべとべとに腐りかけたリンゴの食い残しが点々と落ちていて、私はそこを歩くのをためらう。
 なにしろ、いま私は裸足なのだ。

いや度:★★★

まさかトイレの夢でオチがつくなんて。おそらく「ゴミ程度の障害ではトイレにたどり着いてしまう」という不安から、後付けで清掃作業やら裸足やらが付け加えられたのだと思います。

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2002.03.28(夢トイレより)

ジャーマングラフティ

 私は空港にいる。探しだしたその公衆トイレは、ドイツ人の溜まり場だった。
 やや暗い照明の下にピンボールがあり、ごろつき連中が酒と煙草をやりながら目を光らす、いわば外国映画でよく見る「不良の巣窟」のようなイメージの、そこはトイレだった。
 私はピンボールの横にあった便器に近づく。「よそ者がのこのこやってきたぞ」といわんばかりのドイツ人たちの視線を感じながら。

いや度:★★★

空港→外国→洋画という連想でしょうか。しかしなんでドイツ人なのかまったくわかりません。

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2002.03.23(夢トイレより)

スクリュードライバー

 それはごく普通の洋式便器のようだった。私は何の疑問もなく蓋を開けたが、その時になって、トイレの壁と比べて便器が斜めを向いていることに気付く。
 夢の中で私は、解決法はネジを回すように便座を正位置に「回す」ことだと知っており、その通りにする。
 しかしその瞬間、便器の底が抜けて水があふれ出してしまう。私は驚きあせる。

いや度:★★

なんだか1人ボケツッコミのような展開だ。

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2000.12.09(夢トイレより)

和の心

 そこは居酒屋のトイレだろうか、にぎやかな人の声が遠くに聞こえている。
 畳敷きのその場所は広く明るいが、林立した本棚で区切られていて、私にはまるで迷路のように感じられた。
 私は畳の上を歩くうち、この場所に個室や便器に類するものはないということに気付く。そこら中にある木製の古い本棚に向かって用を足すのが正しいらしい。
 私は不安になって周囲を見回す。にぎやかな人の声はあいかわらず遠くに聞こえている。

いや度:★★★★

女性にはピンとこないかもしれませんが、男性用トイレの小用便器 (縦に立っているやつ) が本棚なんだとイメージしてください。しかし、床は畳だしなあ。

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2000.11.27(夢トイレより)

勝手に借りるなんて……

 夜になって、人気のなくなった学校のトイレに私は入る。
 そのトイレでは各自専用のスリッパを履かなければいけないのだが、なぜか私のスリッパが片足しかない。仕方なく私は同じクラスの友達のスリッパを拝借する。
 ところで私がこれから用を足そうとしているその便器はありていに言えば21型テレビなのだが、そんなことはどうでもいい。私はそんなことよりもスリッパのことが気になって仕方がない。

いや度:★★★★

大小そろったテレビが、タイル張りの学校のトイレにずらっと並んでいる様子を想像してください。しかも周囲は暗い。

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2000.08.01(夢トイレより)

ブレアウィッチプロジェクト

 深い森の中にそのトイレはあった。
 公園によくあるような、人一人だけが入るスペースしかない、どこかうらぶれた小さな公衆トイレである。
 私は便座の前に立つが、その時本能的に危機を察知する。このトイレを使ってはいけない。ここには何か言い知れぬ「恐ろしいもの」がいる。恐怖が私を襲う。
 私は何かに追い立てられるように手洗い場で手を洗い、走ってその場から逃げ出したのだった。

いや度:★★★

なぜ逃げる前に手を洗う。

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2000.07.15(夢トイレより)

歴史にIFは禁物

 私はすでに用を足した後である。そのトイレは人の往来する廊下 (学生こそいないが、雰囲気は学校の廊下に似ている) の真ん中にあり、壁はおろか便座もなかった。廊下の床がタイル張りになっていて、その中央にバスルームにあるような排水溝があり、私はそこで用を足した後らしい。そこがトイレである以上禁じられた行為ではないのだが、羞恥心から私は激しい後悔の念に襲われる。
 その後場面がトイレから離れても、私はしばしば折にふれ「あの時なぜあんな場所で……」と歯噛みする思いにかられるのだった。

いや度:★★★★★

夢から覚めた時、心底夢でよかったと安心しました。しかし用を足し終わった場面からスタートする夢というのは新しいパターンだ。そんないやなすべりだしの夢というのも遠慮したいが。

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2000.03.25(夢トイレより)

豪華といえば豪華

 私はあるアパート(マンション?)の一室に住んでいる。その建物の一階はワンフロアぶちぬきで空洞になっていた。広さは体育館ほどもあるだろうか。なんのインテリアもない、床にいたっては土のままという単なる巨大な空間で、二階に続く階段だけがぽつりとある。
 しかしそこはトイレだった。一階の床 (土) の中央部分には棒かなにかで引いたとおぼしき線があり、その線で囲まれた区域がトイレの個室を意味するらしい。巨大な空間の真ん中に、ただ無造作にあるその線を前に私はなにか言いようのない不安を感じるのだった。

いや度:★★★★

もはや不条理文学かなにかのような異常なトイレです。ジョジョの奇妙な冒険 (第3部) に出てくる砂漠のトイレを少し思いだした。
あと今気付いたが、トイレットペーパーはどこだったのだろうか。

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2000.01.10(夢トイレより)

バルカン超特急

 いつも通りに家のトイレに入ると、そこは列車の貨物室だった。乱立する木箱の中をくぐり、狭いスペースにもぐりこむ。それは便器というよりも車輌の床に穴があいているという程度のぞんざいなしろものでしかなかった。天井からは水が漏っている。さらに別の誰かが私の隣(にある床の穴)で用を足そうとする。

いや度:★★★

事態が加速度的に悪化していくさまはまるでジェットコースタームービーをみるようです。イメージとしては戦時中の輸送列車という感じでした。

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1999.12.30(夢トイレより)

謎の楽曲

 私はごく普通の公衆トイレでごく普通に用を足す。それは構わない。だが、なぜか聞いたこともない演歌がBGMにかかっている。それもかなりの音量で。

いや度:★★

あと2日で今年も終わりだっていうのに、これか。演歌はどうやら夢うつつに自分で作詞作曲したものと思われます。

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1999.12.25(夢トイレより)

週刊少年マガジンを冒涜

 本屋らしき場所。私はトイレを発見するが、それは同時に週刊漫画雑誌の平積みコーナーでもある。私は週刊ジャンプをまたぎ、週刊マガジンの上に座りパンツを下ろす。何かがおかしい。

いや度:★★★★★

クリスマスだってのに、なんて夢だ。

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1999.10.24(夢トイレより)

時間との戦い

 地下鉄で隣に乗りあわせた女性はある企みで離尿剤を飲まされてしまう。私は彼女を救うため、二人で地下鉄を降りトイレを探す。
 運良く地下鉄構内の美術館に公衆トイレを見つけるが、閉館時間が来て扉が閉ざされてしまう。偽情報の書かれた順路表示に惑わされつつも美術館を脱出した私達は公衆トイレに辿り着く。

いや度:悪い気はしない

昨日見た『マトリックス』の影響が随所に見られます。ちなみに件の女性の顔は最後までわからなかった。それにしても自分本人がトイレに行かないというのは新機軸だ。

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1999.10.02(夢トイレより)

ドラえもん?

 部屋の押し入れの中には布団が詰まっているが、私が腰をかがめて入れる程度のスペースはある。実はそこはトイレであり、私は用を足すために内側から障子を閉める。
 布団の上には和式の便器がある(おそらく布団の中は空洞)。私は便器をまたぐと、その中に一匹の蝶の死骸が落ちていることに気付いた。そのために私は用を足すことができない。

いや度:★★

蝶の死骸の意味がどうしてもわからないが、とにかく夢の中での私はそれがあるために用を足せないという設定なのだった。

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1999.09.30(夢トイレより)

様々な意味で卒業

 巨大なエレベーターの扉が開くと、そこはホテルの一階、高校の卒業式会場の受付である。夢の中で卒業生である私はトイレを探して、人でごったがえす受付を通り過ぎる。
 私が探し当てたトイレは控え室の中にある。控え室と言ってもやはりホテルの一室を使った広く豪華な部屋で、パイプ椅子が並ぶ中、大勢の父兄や学生たちが卒業式の始まる時間を待っている。私はトイレに座るが、それは並ぶパイプ椅子のひとつだった(夢の中ではそれが正しくトイレなのだ)。
 さすがにどこかおかしいと思いながら、また周囲の目を気にしながらとにかく私は制服で隠しながらもパンツを下ろす。ここはトイレなので問題はないのだが、それでも私は落ち着かない。

いや度:★★★★★

もしかするとパイプ椅子の便座にあたる部分には、きちんと穴が開いていたかもしれない。むしろそうでなければならないのだが。そしてどうやら、くみとり式というか、使用後のソレはそのまま床にこぼれる構造になっているらしかった。

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1999.08.28(夢トイレより)

悪魔の四人組

 駆け込んだそこは体育館ほどもある大型の公衆トイレ。清掃中らしく、入り口では天井から広範囲にシャワーが降っている。中に入るにはシャワーの中を通り抜けなければならない。私が躊躇していると、その場にいたDA PUMPのメンバー達が笑いながら私の背中を押す。彼らは私をいじめの対象にしているのだ。
 とにかく中に入った私。広い内部はシャワーこそ降っていないが、じめじめとして薄暗い。どの小用トイレも縦に平坦でやけに大きく、使いにくそうだったが私はしかたなく適当なひとつを使用する。広い公衆トイレの中のどこかで浮かれた声で騒ぐDA PUMPに見つからないようにと怯えながら。

いや度:★★★★

「じめじめした大型トイレ」というのは夢トイレでしばしば使われているロケーションだが、天井から降り注ぐシャワーというのは新機軸だ。公営プールの記憶からの連想か? それにしてもなぜダパンプ。

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1999.01.01(夢トイレより)

実験施設

 駅のトイレは、奇妙なつくりだった。
 イメージとしては倉庫に近いだろうか。ひどく広く、窓がないせいで薄暗い。仕分ける壁もないがらんとした空間の中に、ただひたすら男性用便器がずらりと並んでいる。
 特に奇妙に思えたのは、便器の形がそれぞれ違うことだった。公衆トイレで見かけるようなありとあらゆる形・材質の便器が無秩序に並んでいる。夢の中の私は、この場所が公衆トイレのテストケースであり、試験的に様々な便器を配置していることに思い至る。
 私は手近な便器に近付くが、そのとたん頭上のシャワーから温水が吹き出したので、慌ててその場を離れる。人が近付くとシャワーで便器一帯を洗い流すようになっているのだ。だがこれでは用を足そうとするとずぶ濡れになってしまう。私は他の便器を試すが、同じようにシャワーが吹き出す。シャワーのない便器があるかと思えば、それは誰か先客が使用中だった。あるいは外から丸見えだったり、またあるいはまったくの子供向けで位置が異常に低かったりと、広いトイレの中にまともな便器が見当たらない。

 私はようやくシャワーの出ないトイレを探し当てる。それは壁に対して直角に立っている便器で、使用者は壁を見ながら用を足さなければいけない(便器に正対してはならない。なぜなら「普通」トイレは壁を見ながら用を足すものだからだ)。
 やりにくいことこの上ないが、他にましな便器も無いので私はここで用を足すことに決める。

いや度:★★★

ここで目が覚めた。危ない危ない。
「頭上からシャワーの出る公衆トイレ」は2度目の登場だ。もしかすると、忘れているだけでもっと見ているのかもしれない。

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1999.01.01(夢トイレより)

ヨドバシカメラの暗部(その3)

 私はまだヨドバシカメラの中にいる。先程のトイレをあきらめた私は、ふたたび別のトイレを探す。
 この際しかたなく、従業員用のトイレを求め2階に上がる私(この夢の中では2階フロア全体が倉庫になっている)。
 階段を上がるとそこはワンフロアぶち抜きの倉庫で、ずらりと製品の入った段ボール箱が並び、店員達が行き交っている。一般人の姿も多い。よく見ると地下鉄さっぽろ駅の出入口がこの階につながっているようだ。さらに観察すると、右手には銭湯のような巨大な湯船が壁一面に並び、湯気を立てているのが見える。しかしそれは夢の中ではトイレで、私はそのことを知っている。見ると、何人かの男性はすでに用を足している最中だった。
 私も同様に湯船のへりに立つ。顔にかかる湯気が汚ならしいなと思いつつ用を足していると、横から地下鉄から降りてきた中年女性の一団が近付くのが見える。私は見られてはばつが悪いので、彼女たちが方向を変えてくれればと祈っている。

いや度:★★★★

実はヨドバシカメラのスペースは店員が独占していた! こんな大名商売が許されるだろうか。それにしても夢の内容はどんどん現実から遊離していっている。

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1999.01.01(夢トイレより)

ヨドバシカメラの暗部(その2)

 私はまだヨドバシカメラの中にいる。先程のトイレをあきらめた私は、別のトイレを探して部屋を出る。
 すぐにトイレらしき場所が見つかるのだが、そこはごく普通の販売コーナーだった。コンパニオン嬢がパソコンのチラシを配っている横に、小用の便器が設置されている。彼女は「こちらでどうぞ」と笑って言うのだが、私は躊躇する。

いや度:★★★★★

どうやらヨドバシカメラはかつてないスペース不足に悩まされているらしい。しかし夢はさらにヨドバシカメラの欺瞞にせまる。

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1999.01.01(夢トイレより)

ヨドバシカメラの暗部(その1)

 ヨドバシカメラで買物をしていた私は、トイレを探している。
「お手洗い」の表示のある個室のドアを開けると、しかしそこは撮影スタジオのような場所だった。部屋は2畳ほどの狭さしかないが、中では暗幕や三脚がセットされていて、カメラマンや助手らしき人もいる。
 どうやらヨドバシカメラのスペースが手狭なため、本来トイレであるはずのこの場所での撮影を余儀なくされているらしい。彼らは申し訳なさそうに便器の場所を教えてくれた。しかし部屋の隅にあったそれは「非常口」と書かれた非常灯である。蓋を開けると確かに排水口があり、便器としても使用可能らしいのだが、私は躊躇する。周囲では撮影の準備が進む。

いや度:★★★★

夢の中とはいえ「ヨドバシカメラ → カメラ撮影」という安直さが泣かせる。そして夢はさらにヨドバシカメラの暗部を鋭くえぐるのだ。

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1999.01.01(夢トイレより)

人生最悪の夢

 田舎の祖母の家で夜中に目が覚めた私は、トイレに行こうとする。慣れない家で明かりのスイッチの場所が分からず、暗い中を私は手探りで歩く。
 トイレの扉を見つけ、中に入った私は奇妙な違和感をおぼえた。不思議に思いながらも電灯をつけると、狭いトイレの中は壁から天井にいたるまで、ベンジョコオロギがびっしりと……。

いや度:測定不能

その瞬間に目が覚めた。目が覚めてくれて本当によかったと思う。

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1999.01.01(夢トイレより)

ファンゴリア

 そこは田舎の祖母の家の畳敷きの一室だが、なぜかそこには和式トイレが設置されている。
 トイレがあるとはいえ落ち着けない場所なので躊躇する私。よく見れば水洗のトイレだが、前に使った人が水を流し切っていなかったらしく、張り水が濁っている。とにかく水を流してみると、水流とともに異様な物体が流れてくる。
 大きさはちょうど和式トイレ一杯に広がるくらい。ナメクジのような生物と言えば近いだろうか。しかし表面は硬質で、背は魚の鱗にも似ている。腹は逆に魚の肉のように赤く筋が走っている。全体の印象は「巨大でナメクジのようにゆっくりと動く、マグロの切り身」のようといえる。
 私はトイレの事も忘れ、怪生物と対決するのだった。

いや度:★★★★★★★★★★★★★★★★★★

巨大で動くマグロの切り身というのは、トイレ抜きで考えても人生一、二を争う異常さだった。それがトイレの排水口から流れてくるというのも驚異的といえる。私はどうかしていたとしか思えない。夢の中でもあまりのインパクトにトイレは完全に忘れ去られ、その後ゴーストバスターズ風な対決シーンが展開する。

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