2005.08.24(夢トイレより)
物置きの中で
そのトイレは物置きと共用になっており、ごちゃごちゃと棚やふだん使わない道具が置かれている埃っぽく薄暗い部屋の奥に、洋式便器がぽつんと置いてある。私はこの様子を少し不審に思うが、すぐにユニットバスのようなものだと納得して便器に近づいた。
便器の横には漬け物の樽が置いてあり、いくら蓋をしてあるからと言っても食べ物をトイレの傍に置くのは不衛生だと私は思う。ふと気付くと、裸足である私の足下の床はじめじめと濡れており、本来スリッパを履くべきなのだと私は不意に思い出す。
スリッパを取りに入口のあたりまで戻ると、そこに漫画などを置いた本棚があることに私は気付いた。トイレの間の暇つぶしに置いてあるらしい。私がどんな本があるのかと物色していると、叔母ふたりが入ってきてその場に持ってきた乾き物をつまみながら世間話を始めた。彼女たちは私がトイレを使うつもりでここにいるとは知らないのだ。
一緒に叔母の小さな娘も入ってきて、漫画を取ってまたすぐに出ていった。私は本棚の品揃えがラーメン屋のようで、中に大人向けのコミックも混じっていることに気付き、子供も見る棚としては良くないのではないかと叔母に訴えるが、彼女は取り合わない。
トイレに戻りたい私は、叔母が早く出ていってくれないかとあまり好きでもない乾き物に手を出す。
いや度:★★★★
何か色々と釈然としないことばかりのトイレだった。ところで物置きに漬け物のタルが置いてあるのって、一般的なんでしょうか。我が家ではそうでした。
【1】蒼子
トイレの夢……私も見るのです。それも非常にイヤな状況のトイレを。
現実では見たこともない、想像すら出来ないえげつない汚さのトイレが時々出てくるのですが、あれはいったい何なのかと長年不思議でした。
そしたらこちらに、こんな懇切な記録データが!
大変興味深く読ませて頂きました。ひとさまの夢でも、こんな面白い話もあるものなのだなあ。
杉浦様の夢は細かいところまで凝ったつくりで、私の夢よりずっと意味深そうです。
トイレが使えない夢というのは、就寝中の事故を防ぐための無意識下の知恵なのでしょうか。
それなら、快適清潔なすぐに使えるトイレであってはいけないわけですね?
そっかー! それであんなに阿鼻叫喚なトイレが、と甚く納得です。
そうと知っておけば、今度からもっと早い段階で夢だと気づいて、長く艱難辛苦することなく眼を覚ますことが出来るかも…。
いや、杉浦様の苦労を拝見すると、それは無理なのでしょうか(^^ゞ
(2006.05.30 12:27AM)
【2】杉浦印字(サイトマスター)
昔はトイレの夢というと必ず邪魔につぐ邪魔が入って本題に達することができず、ああもしも夢の中でしてしまえば現実でもしてしまうのだなと思ったものですが、わりと最近は夢の中では邪魔が入りつつも用を足すことが多いです。
幸いというか現実にフィードバックされたことはありませんが、この調子で先に進み続けるといつか間違いを犯してしまうのではないかと不安でしかたありません。
(2006.05.30 08:26PM)
【3】蒼子
そう考えると不安ですよね(笑)
でも最近は目的を完遂なさることも多いのですね。
それでも今までご無事だったのなら、その調子で探険を続けられても大丈夫なんじゃないでしょうか。(無責任)
新たなる超絶トイレのご報告を楽しみにしております。(するなよ)
私はいまだに大抵寸止めです。足を踏み入れることも出来ず困り果てているところとか、どういう体勢で入ればいいのかと四苦八苦しているところで眼が覚めます。マシなトイレを探して建物(何かのビルとか学校)の中を駆けずり回ることもあり、夢だというのに疲労困憊です。
でももしキレイで空いてるトイレにあっさり出会ったりしたら、確かにそれも不安なことです。
となると、私はこれからもやはり、有り得ない地獄のトイレに苦しむしかないのかも…うう。
(2006.06.02 02:06AM)