ラン・モンド・ラン
ゲームと自分で、うまく歯車がかみ合ってないように感じることがないだろうか。
そうか、ないか。僕だけなのか。
ではそれがどういうことなのか説明しよう!(←YESと答えてもNOと答えても始まる強制イベント方式)
そう、それはゲームをやった人ならわかるように説明すると、自動車事故に関連するエピソードだった。
自動車事故。まあ、普通大ピンチですわ。自分が巻き込まれたわけじゃないとはいえ、他人のピンチは自分のピンチとか外国の格言めいたことを言ってみよう。どう? 説得力なかった?←うざい
で、とりあえず人を呼ばなきゃってんで走る僕。どこに? まあ、とりあえずはふだん根城にしてるホテルであろう。そこにしか知り合いいないし(若干寂しくなる)。
とはいえホテルまではけっこう遠い。遠いけどそんなこと言ってもしょうがいないんで走るっしょてんで、軽くジョギングで到着。そして何も起こらず。
どうやら最初の「すわホテルだ!」という選択の時点で間違ってたらしい。ウワーとか言ってまた事故現場戻って今度は逆方向にGO。ここにたどり着くまでの往復が仮にリッジレーサーだったらコース1周はしてるぜってな無駄な労力と意味のない仮定をついやし、どうにかこうにかイベントは進行しました。
なんだかんだあって今度は、とある看板を目印にGOとか言われてまあ言われた以上は走りますよ普通。ちょっとした長距離走で疾走。そして行き止まりに到着。
行き止まり?
おいおいちょっと待て、看板を探して走ったら行き止まりまで来ちゃったよこれどうすんの、とクレーマー気分まるだしでオレ、今、輝いてる!(誤解)と思ったもののこのゲームにサポートセンターがなかったのでどうすることもできず、みじめに元の道をてってこ走るモンド スミオ。
ああ、コン・スミスに人格交替できるならYボタン押して高速移動できたものを(ゲームをお間違えです。あと対応ハードも)。デンジャラス、なんつって。とりあえず実際に口で「デンジャラス」と言ってみたが、あいかわらずモンド スミオのスピードは早くならない。←そうでしょうね
あ、看板ってこんな近くにあったのか。あんまり近いからサーチ範囲(己の)に入ってなかった。簡単に言って見えているのに見えてない状態だった。
どうにかこうにかあって、今度こそ事故車の問題である。
ここゲームやってない人のためにかなり無理のあるぼかしかたをしますが、この問題を解決するにはある球状の物体を探さなければならないのだ。それはどこかにあるのだ。漠然としたことを書いているが、実際ゲーム中でもどこにあるのか具体的な表現が出ないので実はこれで正しいのだ。
で、あっちこっち走り回りましたよ実際。まずはホテル。はずれ。その横道。はずれ。ちょっと横道にそれた施設。はずれ。事故現場。あれ、一周して戻ってきちゃったよ。
今度は逆方向に行ってみる。ちょっとしたマラソンくらい走り回った結果をぼかして言えば、いろいろあったけどどれもはずれ。仮にこれがリッジレーサーなら1レースは終えてるぜっていうくらい走り回ったけどこれはリッジレーサーではないし肝心の球状の物体も見つかってないのでイベントが進まない。
現場百回的なノリで最初の場所からやり直してると、そんな僕をあわれんだ神的な存在(あるいは通常イベント)から、××を探せ、NOW! DO IT!とののしられる。あ、「××」というのは卑猥な単語ではなく、未プレーの人に配慮した結果です。←説明をしたことでよけいイヤな感じになったね
××ってあのあたりか、いやそれさっきも探したけどそんな気配はかけらもなかった気がするんだけど。これは見落としているということか。またさっきみたく見えてるのに見えてなかったということか。というわけで目をこらしながらグルグル回ってみる。こう書くとすごく変なことをしているようにも読める。
……やっぱり見つからない。念のためもう1回さっき僕をあわれんだ神的な存在(あるいは単なる普通のメッセージ)のとこまで戻って聞き直してみる。特に変化はない。ということは、やっぱり見落としてるか少なくともフラグを立てそこなっているということだ。
もっぺん××のあたりを調べる。どっかに脇道でもあるんじゃないかって「走行ルートの端」に斜め方向でぶつかりながら走る。これがリッジレーサーなら激しいタイムロスだが、どうして僕はリッジレーサーでたとえたがるのか。そして一向に脇道も見つからない。
よもや僕は「××」の意味を取り違えているのかもしれないと思い直す。たとえば、そう……ホテルの中に入ってあのへんに××に行く扉があったりはしないか。ありうる話だ。いかにも見落としらしい見落としだ。
まあ、結局その見込みははずれたんだけど。このさいだからってんでホテル内の行けるところは全部調べたりすらしましたよ。たとえば屋上から飛び降りると、そこは××だったとかそういうこともあるかもしれないじゃん。※たぶん古いアドベンチャーゲームのやりすぎ
走るのではなく、歩いてみたりもした。あの長い距離を、リッジレーサーでいえば時速40km/hぐらいの速度で。もっと範囲を広げてみるべきじゃね? とか思ってあきらかに僕の常識の中の「××」ではない場所も探してみたりもした。
結局徒労に徒労を重ね、これがリッジレーサーならそろそろ全コースクリアしてるんじゃないのって頃になって、単純に見落としてたことに気付きました、球状の物体。見えているのに見えてない状態だった。
なんだかんだあって、いよいよゲームの華ともいえる暗号解除シーンである。決め文句とともにバン、ズバン、ジャーンとかいう感じで盛り上げ、そして暗号入力! そしてはずれ!
……あれ?
い、言っとくけど僕はこれまで暗号解除に失敗したことってないんですよ? そう、誰にだってミスはあるさ。オーケー、可能性としては低いんで除外してたこっちの方を試してみよう。……まあ、はずれましたがね。
いや違う違う! よく見ろ、ここにこんな重大なヒントが隠されてるじゃないか。はっはっは、まったく俺としたことが、こんな簡単なことに気付かないなんて。……やっぱはずれました。
いやいやいやいや! あのヒントの解釈が間違ってた! アレだけにアレするんじゃなくて、アレとアレとアレにアレしろってことね! そりゃそうだ、そっちの方が理屈に合うし! ……で、当然はずれた。
あー、OKOK、そうね、ちょっとアンフェアな気もするけど、アレ全部にアレするって解釈もアリっちゃアリですわな。そろそろわかってきたと思うけど、むろんはずれましたよ?
こ、これは、……そうか、ヒントはここだけにあるとは限らない。もっと別の場所を探すべきなんじゃないのか。てなわけであちこち探して、ええ、別に見つかりませんし、僕なんか死んじゃえばいいんじゃないのかな。
その後、かなり追いつめられて押して駄目なら引いてみな式に入力したところ、ごく普通に解除できました。
あー、そうか、かなり最初の方に出たヒントね、あああれ、あれの解釈を間違えてたわ。
いかがだったろうか。諸君もリッジレーサーの腕が上がったことだろう(錯乱)。かくのごとく今日のプレイは歯車がまったくかみ合っていなかったのだった。ときどきあるんだよねーこういう事が。これはもう今日はやめといた方がいいなと、セーブしてそっと電源を切りました。
明日は歯車がかみ合いますように。
メモ:今日の登場人物(順不同)
- ケン
自転車男。あのチャリを貸してくれればもっと早く移動できたのに。と『MOTHER』っぽいことを少し考えた。
- ステップ
スリテク(スリのテクニック)を持つ男。ということは正体はナチス軍人かもしれない(※意味がわからなくてもジョジョの第2部の話なので、気にしないでください)。あと、へんな名前だと思う。
- クソ親父
本名出てきたっけ?