1999.01.01(夢トイレより)
ヨドバシカメラの暗部(その1)
ヨドバシカメラで買物をしていた私は、トイレを探している。「お手洗い」の表示のある個室のドアを開けると、しかしそこは撮影スタジオのような場所だった。部屋は2畳ほどの狭さしかないが、中では暗幕や三脚がセットされていて、カメラマンや助手らしき人もいる。
どうやらヨドバシカメラのスペースが手狭なため、本来トイレであるはずのこの場所での撮影を余儀なくされているらしい。彼らは申し訳なさそうに便器の場所を教えてくれた。しかし部屋の隅にあったそれは「非常口」と書かれた非常灯である。蓋を開けると確かに排水口があり、便器としても使用可能らしいのだが、私は躊躇する。周囲では撮影の準備が進む。