2000.07.15(夢トイレより)
歴史にIFは禁物
私はすでに用を足した後である。そのトイレは人の往来する廊下 (学生こそいないが、雰囲気は学校の廊下に似ている) の真ん中にあり、壁はおろか便座もなかった。廊下の床がタイル張りになっていて、その中央にバスルームにあるような排水溝があり、私はそこで用を足した後らしい。そこがトイレである以上禁じられた行為ではないのだが、羞恥心から私は激しい後悔の念に襲われる。その後場面がトイレから離れても、私はしばしば折にふれ「あの時なぜあんな場所で……」と歯噛みする思いにかられるのだった。