人生: ガンパレード・マーチ

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2000.11.30(ドラゴンクエストVIIより)

ガンパレード・マーチ

 実は僕のテーブルの上にはドラクエの箱と並んで、『ガンパレード・マーチ』(*1)が置いてあったりする。あれはドラクエをやろうとした直前のこと。あーつまりドラクエとガンパレをほぼ同時に買ってたわけですが、ガンパレの方はさわりの部分だけやって、そのままCDを箱に戻してしまったのだった。
 ここで僕が言いたいのはドラクエ万歳ということでは全然ない。ガンパレがかなり、なんというか本腰を入れたようなゲームスタイルを要求するのに対して、ドラクエは軽いタッチで遊べるという、つまりそれだけの理由でガンパレは一時おあずけになっているというだけなのだ。ドラクエが終わったら次はガンパレなのだ。これはもう間違いようのない事実である。
 ガンパレは色々「考えること」の多いゲームだから、ある種やっぱりゲームを始めるのに気合いがいる。その点ドラクエは気楽である。昨日みたく「ちょっと軽く手を出してみる」ようなプレースタイルでもそこそこイケたりする。いや、昨日はたしかに全然負けましたけど。ガンパレが決して激ムズのゲームというわけでもないし、というかむしろチュートリアル的な部分でとてもがんばっていると感じましたガンパレ。とにかく新設設計なんですよ。ややこしくなりそうなシステムをできるだけかみ砕いて、順を追ってていねいにゲーム中に教えてくれる。それでもまだややこしそうな時には「続きは明日教えてやる」とか言われて、いっぺんに理解できる範囲で話をいったんヤメにしたりして、うーんちゃんとよく考えられてるなあ。
 ひるがえってみると、ドラクエVIIは不親切である。あくまでもチュートリアルに関してなんだけど。たしか前まではいちいち町の人のセリフで遊びかたを細かく教えてもらっていた記憶があるんだけど、あれVやVIでは違ったかな、いや少なくともVのあたりでは「緑のボタンは便利ボタンだから、人と話すときや足元を調べる時に使うといいぜ」なんてことを言っていた気がする。さすがに「武器や防具は装備しないと意味がありませんよ」とまでは言われてはいなかったと思うけど。そうでもなかったっけか。しかし今回のドラクエはそういうセリフがほとんどない。いやむしろ全然まるっきりない。STARTボタンで北を向くことぐらい、今回初めてのシステムなんだから教えてくれたっていいじゃないか。仲間と「話す」できることだって、言われないとわからないぞ。いや、説明書読めばいいことなんだけど、それを言ったらVの便利ボタンだって説明書読めば分かったことだ。そういう「説明書に書いてあること」でもちゃんとゲーム中で教えてくれる親切さがドラクエの素晴らしさのひとつだったのに、いったいどういうことだ今回のドラクエは。
 それにしても、それだけ差があるくせにドラクエをまだガンパレよりも気楽に感じるっていうのは、一体なんなんだ。今の話の流れからいくと気楽に遊べそうなのはむしろガンパレの方である。それなのにドラクエに手を出しちゃうっていうのは、まあ、つまりシリーズ物の強みっていうことなんですかねやっぱり。僕はドラクエが持つ独特のリズムを頭で理解するよりも体で憶えているわけで、なんというかそこは「勝手知ったる他人の家」だ。町で情報を集めて武器を買って外で戦って危なくなったらホイミかけて、っていうそれは説明されてなくても知っているわけで、もっと言えば戦闘中のコマンドが「たたかう」「ぼうぎょ」「じゅもん」「どうぐ」で構成されていることまでなぜかプレーする前から分かっているわけで、要するにそういう事なんだろう。一歩間違えばマンネリなんですけど、このシステムってすでに洗練されて完成したシステムだし。って、なんだか結局ドラクエ万歳みたいな話になろうとしているんですが。んーまあ、だって楽しいし。

 ちなみに現在、すさんだ町に着いたところです。とんだところに来ちまったぜ。

*1 『ガンパレード・マーチ』

戦術ロボットシミュレーション+学園ときめきギャルゲーというもはやどうあがいても言い訳のきかないようなゲーム。

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