人生: Rezに関するまあ多少は客観的な話

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2001.12.15(ゲームの話より)

Rezに関するまあ多少は客観的な話

 『Rez』があいかわらず楽しい。
 まったくもってどうかと思うのは、なにしろこのゲームは全然マジでマジで普通(*1)にシューティングゲームであって、公告とか雑誌記事とかで言われてたなんつうか自分の操作と音楽が同期したDJ気分のレイヴゲー的なそういうのが実は全然どうでもよかったということだ。そういうの期待して買った人は正直ガッカリだろうなーって思う。心底ダメだと思う。怒り心頭だと思う。

 だからまー実を言うとこのゲームの褒め所ってすごく難しいんですけど。確かに普通によくできてるとは思うんだけど。映像がキレイで音楽がよくできたシューティングゲームって言ってもそれで「ナルホド!」つってヒザを打つわゲーム買うわっていうノリノリの人なんて出てこないじゃないですか普通。

 だけどそれでも僕はあいかわらずRezを無性に楽しくやってるわけで、それはつまりアレだ、ステージ1の静から動への展開だ。自分がだんだん上手くなってることが実感できるステージ2のバランスだ。ステージ3で、あー、ステージ3はいいや別に。ステージ4ボス戦の笑うしかないようなハイテンションだ。ステージ1から4までタメるだけタメた後でのステージ5のド肝を抜く急展開だ。ステージ5のボスパレードからラストに至るまで続く美しい世界観だ。あとそうだそしてステージ5の中ボスだ!
 癒し系とか言いだしかねない美しい映像と音楽の中で目まぐるしく撃ちまくるという、冷静に考えるとなんだかよくわからない状況の中で、巨大な塔が割れてその中からもう何これ板野サーカスかなんかですか?的にドバーッてミサイルが (当然のように全部白煙をあげながら) 湧いてくる。うわあああスゲエええ。撃ちまくられるミサイルに対する緊張感とかそういうんじゃなく、ただ単純にその光景にしびれて、それを縦横無尽に迎撃する自機に震える。しかも操作してるのは自分。

 一言でいえば僕はRezの演出に惚れこんでいるようで、だからまあつまりはそういうことだ。

*1 普通

システム的には『ゼビウス3D/G』から何も進化していないといいきれる。

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