2003.11.24(ドラゴンクエストVIより)
ポイント・オブ・ノー・リターン
ついにここまで来た。例によって具体的な描写をはぶきながら記すと、魔王的な存在となんかこうあれしつつ最終的に夫婦仲をとりもった感じだ。ものすごい説明だがこれであっているはずだ。そしていよいよ魔王的な存在と何かこうあれするのだ。あきらかに重複しているがこれはこれであってるので問題ない。もうちょっと具体的には、民族色豊かな村でおなじみの移動手段によって移動をはじめたところだ。そしてそこには眼鏡が関係する。
ついにここまで来たのだ。何を隠そう、この場面こそ僕が前に遊んだときにヤメちゃったその場面である。もうストーリーも把握できなくなったし面倒になって全部投げ出したその場面である。あと眼鏡はビジュアル的にどうかとも思っていた。
しかし今回はなんとか乗り切った。たぶん。この日記で一歩一歩確認しながら遊んだおかげで、どうにかストーリーにおいてかれずに例の衝撃展開にも対応することができた。大丈夫、これから魔王的な存在と何かこうあれする理由もちゃんとわかっている。しかも眼鏡のビジュアルもちょっとどうかと思うような手法(*1)を用いて自分の中で解決をみた。もはや万全の準備である。隙なしの構えである。
しかし思うんだけど、こんなに準備万端整えないと挫折しちゃうようなシナリオって、ちょっとやりすぎじゃないか?という気もしないではない。
いやもちろん僕がすっとこどっこいな分は割り引くとしても、やはり客観的にみてここまで謎が謎をよぶ展開はたしかに面白いけど難解でもあると思う。まして今回のドラクエ、この謎が謎をよぶせいでしばしば「よく意味がわからないままにイベントをこなす」場面が出てきてしまって、えーとモチベーションっていうんですか?それが維持しにくいのだ。簡単にたとえると「鼻先にニンジン」が理想だとして、今回のドラクエは「鼻先にパナチルーノ」という感じなのだ。馬だってパナチルーノなんてよくわからないものよりは、あきらかに美味しいとわかってるニンジンの方ががんばって走るだろう。だいたいパナチルーノって、いったいそれはなんだ。
もちろん大局的には今まさに世界の謎の鍵となる問題に向かっているわけで、十分に盛り上がっている場面ではあるんですが、なまじこういう問題を徹底的に解決した傑作ドラクエ7の後に遊ぶと、やっぱ、こう、「ドラクエ7を見習え!」という気にもなろうというもの(時空を超えた意見)。やはりシリーズ物は順番に遊ぶのが吉だ。そんな意外な結論を得た今回だった。