人生: 口笛吹いて

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2004.05.17(ドラゴンクエストVIより)

口笛吹いて

 レベルが足りない。
 必ずやレベルを上げねばならぬと誓った。メロスばりに。いや実際レベル不足のようなのだ。昨日言ってた例の塔。あれに直行してみたら1階の段階(←やや韻)で早くもボコボコの始末。むろん我らが精鋭どもが。むしろ全滅とかした。
 あの例のドライブ野郎がいけないのだ。さみだれ剣をかましてくるのだ。ゲームやってない人にはなんのことだかわかるまい。これではいけない。いや、説明不足がいけないっていう意味じゃなくて、レベル不足がいけない。さみだれ剣2連発にも屈しないHPが必要なのだ。特にバーバラあたりに。
 そうとなれば話は早い。とりあえず町の近くでうろうろしてザコ敵相手に経験値稼ぎとしゃれこもうとしたのだが、「しゃれこもうと」なんて言葉を使ったのが悪かったのか(確実に)、ここですらボコボコにされる始末。というかさっそくバーバラ死亡。それでまたザオラルが効かないのなんのって、結局その足で宿屋直行という引きこもり生活。あと関係ないけどザオラルの呪文が成功した時の「なんと ××は 生き返った!」っていうメッセージは無責任というか最初から投げてる感がスゴいと思う。
 でまあそんなザオラルかけっぱなしのような生活ではMPも速攻で底をつくし、だいいち戦闘に時間がかかって効率が悪いので、いったんここを離れて、直前に攻略したダンジョンまで戻ることに。むろん例によってそのダンジョンの位置とか忘れてうろうろしたあげく、まったく見逃してたスポットを発見するというケガの功名すら発揮。それはそれとしていまだダンジョンどこだったか分からないのでしかたないから町の人みんなに話聞くかと思ったのもつかのま、そうかこういう時こそ「おもいだす」だとやっと気付くというウッカリぶりも披露。あとやっぱり「おもいだす」機能は便利。前回あんな暴言を吐いてごめん。
 で、ダンジョンで経験値稼ぎの夜。こんな時に便利なのが特技「くちぶえ」である。これを吹けばたちどころにモンスターが寄ってきては攻撃を始めるという、冷静に考えるとなんだかよくわからない特技だ。いや待て、さらに考えてみると「くちぶえ」で寄ってきた魔物の中には「おどろきとまどっている!」連中もときどきいた気がする。ということはあれか、ルールールールー(*1)気分でわりとフレンドリーに寄ってきたモンスターを不意打ちぎみに襲ってるのか、主人公パーティーは! なんて連中だ。敵に回したくはない。
 まして不意打ちの後ときたら、も、もはやこれは殺戮だ!というくらいの戦力差。そりゃ既に攻略したダンジョンのザコ敵なんだから戦力差も当然とはいえ、単に自分たちの練習というためだけにここまでの大殺戮劇をくりひろげておいて「くちぶえ」はないだろう、とも思うのだった。
 たぶんアレだね、このゲーム「くちぶえ」の音は描写されない(サウンドとして出力されない)んだけど、「くちぶえ」っていう言葉のニュアンスからほど遠いメロディだと思うよ。海軍練兵基地のジョギングばりの。あれをバーバラは吹いてると、僕は思うね。

*1 ルールールールー

『北の国から』で狐を呼ぶ呪文らしい。見た事ないけど。

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