人生: ゲーム脳っぽいやつ

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2005.07.09(Killer7より)

ゲーム脳っぽいやつ

 ダン・スミス走りしてえ! ものすごくダン・スミスのマネして走ってみてえ!
 そして銃(仮想)を撃って一言「It's too easy.」とクールに決めてみてえ!
 ダン・スミス。略してダンスミ。そう書くとなんだか檀ふみっぽいですね。←こういう事を書く奴をかたっぱしから死刑にするというアイデアはどうか
 とにかくダン・スミスは主人公「ハーマン・スミス」の人格の1人であり、走る時は常に右手に持ったリボルバーをかつぐように、銃を後頭部に添えるスタイルで走るのだ。こう文章にするとちょっとどうかという感じも出てくるが、実際にゲーム画面で動くと物凄くハッタリが効いてて格好いいのだ。もし僕が小学生なら余裕でキラー7ごっこをやりそしてダン・スミス役をいただきたいところだ。というか社会人的な立場になるとさすがにダン・スミス走りはできねえんだよ!
 いやまあ小学生にこのゲームは早すぎな気もするが、じゃあ中学生ならどうだ。どうだってことはないが、もし僕が中学生なら確実にダン・スミスごっこはやりかねない。そのためだけにモデルガンも購入しようじゃないか。制服もちょうどブレザーだったからスーツ姿のダン・スミスには比較的ピッタリだしな(そこぐらいしか共通点がない点は無視)。むしろ高校時代ですら案外気の合う友達と一緒にキラー7ごっこをしかねない。それくらい夢中になれる感じの動きをするのだ、ダン・スミス。
 なんならコン・スミスだって一向にかまわない。両手に構えたオートマチックを自分の左斜め後方に向けて小腰をかがめて走りたい。なんか文章にすると本当にかっこ悪いポーズだけど。それどころかむしろ写真で見ても「これ実は欽ちゃん走りじゃねえ?」って気がするポーズなんですが、本当動画だとちゃんと格好いいんだって。ああ僕に世間体というものがなければコン・スミス走りをマネしてみたい。そしてあのタップを踏みながらの弾倉リロードを再現したい。

 かくのごとく『キラー7』のアクションは格好いい。そこに説得力を加えるのが効果音だ。静かな空間(このゲームはほとんどBGMらしいBGMがかからない)に響き渡る銃声、リロードの時の乾いた装填音と転がる薬莢、そしてクリティカルヒットで倒した時のクールな決めゼリフだ。
 このゲームは基本的にはアクションアドベンチャーで、まあぐっと単純にわかりやすく言うと『バイオハザード』の系譜である。3Dの建物内を走ってると敵が現われるので、銃のねらいをつけて撃ってOKみたいなゲームである。
 そしてここがゲームの恐ろしいところで、すっかりゲームに没入して何度も走っては撃ち走ってはリロードしをくり返してると、本気で体にしみついてくる。みなさんも経験がないだろうか。優れたゲームに没入して遊んだあとしばらくは、物陰から敵が出てきそうな気がしたりとか、なにか動くものが見えたら即そっちを向きたくなったりとか、ブロック状のあらゆるものがテトリスに見えたりとか。ええゲーム脳ですよゲーム脳じゃないですかね実際(なげやり)。
 それでも事実は変えられるものではない。僕はといえば自分ちの部屋のドア開けるたびに銃を構えたい(Rボタン)。そこから階段までダン・スミス走りで走りたい(Aボタン)。もし敵(誰?)が現われたら即座にアナログスティックで狙いをつける所存。黄色く光る敵の弱点を撃ち抜いて再び銃を肩にあずけながら「It's too easy.」とクールに決める心の準備はバッチリだ。

 操作が単純かつ簡単なので、気軽にゲーム世界に没入できるという面も大きいのだろう。移動は一度おおざっぱな進行方向を決めればあとはAボタン押してさえいれば自動的に目的地に向かって走ってくれる。敵の気配がしたら(このゲームは敵をまず「音」で感知する)銃を構えなくてはいけないが、構えるのと同時に自動で敵に照準を合わせてくれる。もちろんその間も敵は移動してるから「照準合わせ」はしなくちゃいけないんだけど、それほど難しいことではない。はっきり言ってアクションの腕がだらしない僕ですらばしばしクリティカルヒットを決めて「It's too easy.」てなもんである。
 このおかげで、走る→敵感知→構え→照準合わせ→発射→It's too easy. の流れがひっかかりなく連続する。反復練習で体に染みこむ。ましてクールなアクションである。こりゃ軽く頭をやられてもしかたないじゃないか。

 もちろんキラー7は単なるアクションゲームではないのでアドベンチャー的謎解きをしたり巨大なスケール感があるようなないような不思議なストーリーを楽しんだりもする。今日ともなれば第2話がスタートし、前回遊んだ第1話から一転、え、こういう展開なの?という話だったわけだが、ちょうど「第2話 前編・完」で終わったところだし、そのへんの話は次回の第2話・後編にて。

スミス同盟

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