2005.07.27(シルバー事件より)
名前入力
前回は説明書を読んだところで1日が充実してしまいすべてを終えてしまったので、今度こそゲームを始めよう。プレステ2にCDをセットして、メモリーカードもプレステ2用から初代プレステ用の灰色のに差し替えて、さあ遊ぶ準備は万全である。
読み込みを「高速」にすべきか否かでかなり迷ったものの、とりあえずノーマルで遊んで我慢できないくらい遅かったら変えてみようということに決めてゲーム読み込み開始。
初代プレステのメーカーロゴに懐かしさを感じつつ、さすがに6年前のゲームともなるとオープニングムービーの演出の手法が古臭いなーとか、いや当時はかなりいかしてたんだろうけど、とか、さすがに思ったりもした。
そしてゲームスタート。名前入力画面である。
え? 入力すんの?
珍しいじゃないか。もはやグラスホッパー・マニファクチュア(*1)製のゲームを立て続けに遊んですっかり半可通の僕に言わせれば(←すごい説得力のなさ)、ここのゲームでプレイヤーの名前入力するのってやけに珍しいことである。何か特別な意味があるのかと勘ぐってしまうところである。
真面目な話、どんな名前を入力したものか悩んだ。そもそもこれはゲーム一般の「プレイヤーキャラの名前」入力画面なのかそれとも「プレイヤー本人の名前」を入れる場面なのか、はたまた「セーブデータを区別するためのID」を確認しているのかというレベルからまず悩んだ。世間一般では、そういうときは普通に自分の名前入れればいいじゃんという共通見解があるかもしれないが、僕は「アレフガルドの勇者の名前に『まさお』はねえじゃん」という思想の持ち主なのだ。全国のまさおさんに他意は無い。
こういう時は観察だ。入力欄を見る限り、4文字限定である。少なくとも、姓か名前かどっちかしか入らないのだろう。次に入力用の文字を見てみると、カーソルがデフォルトで数字を指している。これは、やはり名前というよりIDを入れろということだろうか。てきとうに自分の誕生日とか入れちゃってOKなんだろうか。いやでも「Name Entry」って書いてあるしなあ。
問題は僕の本名にもある。僕の姓はいかにもありふれていて、ドラマチックさに欠けるのだ。ご先祖様に罪はないが、このゲームに登場する「クサビ」とか「ナカテガワ」姓の中にあって僕の名字はいかにも押し出しに欠ける気がするのだ。そのぐらい素な名字なのだ。かといって名前はといえば、今度はゴッドファーザーが頑張っちゃった結果、すごくドラマチックでこれはこれでゲームから浮くような気がする名前だ。いや、そもそもこの入力画面には姓を入れればいいのか名を入れればいいのか。こうなったら細木数子先生にお願いするというのはどうだろう。どうだろうも何もそれだけは死んでもいやだけど。
結局いろいろ考えた結果、「スギウラ」にしました。ハンドルネームである。熟考と妥協の産物である。もしこれで入力すべきが名前の方だった時にはリセットしてやり直す覚悟である。
結局、主人公の名字がここで入れた名前になることが数分後に明らかになって僕は安堵のため息をつくことになるのだが、その数瞬前に「スギウラ」という人物名が初めて出た時、素で自分が入れた名前だと忘れてたっていうのは秘密だ。
本当はこの後ちゃんとゲームもしましたが、例によって長くなりすぎたので次回に続きます。名前入れるだけでこの騒ぎか。
【1】葉月・ルナ
初めまして!
Killer7を現在チマチマやっている最中にこのサイトを見つけました。
自分は『花と太陽と雨と』『ムーンライトシンドローム』『シルバー事件』『Killer7』というゆっくりと過去へ戻ってました。(微妙な逆行の仕方)
シルバー事件は物凄く毒やアクが強いですが、嵌れば抜け出せない素敵空間だと思います。
〈当局の検閲により1行削除〉
これからも頑張って下さい、『暴君』の声を真似して、気がついたら『こそ泥』のコメントを呟いていたお惚けルナも応援してます。
(2005.07.27 11:39PM)
【2】杉浦印字(サイトマスター)
一部文中に人によってはネタバレかもしれない表現があったので悪しからず削除させていただいた。まーゲーム遊べばおおむね見当のつくところなので問題なかろうとは思いますが、念のため。僕はこうして日々ビクビクしながら生きているのだ。
そしてキラー7の暴君(ダン)の声マネのつもりが盗人(コヨーテ)のセリフになるという意見には激しくセイムだ。なんだろうあれ。
コヨーテはダンと違って深みのない兄ちゃん(←悪気なし)なので、セリフも頭に入りやすいんだろうか。
ちなみに僕はいまだに玄関のカギを開けるときにはコヨーテっぽく開けます。
(2005.07.28 10:20PM)