人生: チュートリアル

鉄の靴  > 人生  > チュートリアル

2005.08.18(フロントミッション4(フォース)より)

チュートリアル

 このゲームの説明書がいかに難物であるかを前回は書いたが、なんかまだ気持ちがおさまりきらないのでまた書く。←あんまり
 憶えなきゃいけないことが本っ当たくさんあるんですよコレ。大きく分けて3つ。戦闘のやり方、パイロット(キャラクター)の成長、ヴァンツァー(メカ)のカスタマイズ。戦闘のやり方ひとつとっても、移動方法やマップの見かたなんつう基本的なことから始まり、攻撃のパターンだの武器・アイテムの種類だのバックパックの中身によってできることだの、このシリーズの新概念「セットリンク」だの、本当いろいろあるのだ。それがギチギチに凝縮されて書いてあるのだ。大変なのだ。
 なんとか一通り読んだものの、いまひとつ体系的に頭に入っていないのは自分でもよくわかる。つうか実際、正味30ページ内におさまる内容じゃないだろこれ。
 こういう時、僕はいつも攻略本を買う。攻略本というのはたいてい「ページ数が多くないと売れないんだろうなー」と思うくらいページ数が多く、まあそこはともかくその多いページ数をさいて懇切丁寧にシステムを系統だてて解説してくれているものだ。ドはまりな上級プレイヤー向け情報が大半な一方、ゲームを全然遊んでないプレイヤーにもそれはそれで役に立つものなのだ、前半数十ページは。というかゲームについてくる説明書にもっとページ数あればすむことだとは思うんですが、まったく。
 ところがフロントミッション4の攻略本が売ってないのまた見事に。
 スクウェアの看板人気シリーズのひとつとはいえ『2』『3』と出すたびに期待を裏切り続けたアレなだけに小ヒットに終わったのも原因か、攻略本はメーカー公式本とエンターブレインのオフィシャル本(ややこしい)の2冊しか出てないご様子。でまあ、どっちも売ってない。いちおう攻略本系が充実してる店はあちこち行ったんだけど、どこにも置いてない。しょうがないんでAmazonで注文しました。まあ2、3日すれば届くわけだから。

 2、3日すれば届くってもその間ゲーム遊ばないわけにもいかないでしょってんで、とうとう本日電源を入れました。なんだか矛盾したことを書いている気もするが、まあ、様子見プレーのつもりで。ちょっとオープニングでも見てテンション高めてみようか程度の気持ちで。
 ローディングから数秒、画面にバーンと表示される「SQUARE ENIX」のロゴ。そういや「スクエニ」になってからここのゲーム買うの初めてだなあといまさらなことも思いつつ、このロゴスキップできんのかなあ、スキップできないとなんだか今後がプチガッカリだなあ、と思うもののためしに○ボタン押してうっかりオープニングムービーまで飛ばしちゃいけないので、今回だけはぐっとこらえる。
 そして始まるオープニングムービー。僕はレンダリングCGのムービー観て感動するとかそういうのがないタイプの人なので実際オープニングムービーは軽く流す。いやさっきぐっとこらえた姿勢とはあきらかに相反してますが、ストーリー上重要なムービーである可能性があるじゃないか。まあ見てみたら単なるイメージ映像でしたけどね。
 そして始まるオープニングムービー。え? あ、いや、今度はイメージ映像じゃなくて本当にストーリーに則した映像なのか。レンダリングムービーじゃなくリアルポリゴンだし。
 実は見ていてさっぱり事情はわからなかった(おそらくわざと情報量を削っている)のだが、とにかくどっかのヴァンツァー部隊がどっかの基地を強襲して全滅させたらしい。襲ってきた方は無傷。弱いぞ基地。ふつうこういう基地ってのはそう簡単に落ちないもんじゃないのか。まあ敵方がよほど用意周到だったということだろう。
 ムービーはとどこおりなく終わり、主人公の1人「エルザ」がEC(ヨーロッパ連合)出資のヴァンツァー戦術研究機関「デュランダル」の実験実働部隊に配属されたところからゲームは始まる。傭兵部隊と「巻き込まれて参加」と実験部隊はこの手のロボットバトル導入三種の神器である。そういや『オルタナティブ』もヴァンツァー戦術の実験部隊だった気がするが、今回は時代背景がかなり先になってるので問題なし。
 顔グラフィックの口パクが口パクというかアゴパクになってる(なんかアメリカンアニメ風)のに少々とまどいつつも、新人エルザは実戦テストを受けることになるのである。
 この過程でものすごく親切なチュートリアルが入る。
 ……。ぼ、僕が説明書を3日かけて読んだ立場は!
 このチュートリアル、説明書と違ってとてもていねいに作られてて、まず戦闘の基本中の基本である移動方法だけをきっちり1ターンやらせて、その次は攻撃の基礎、その次はアイテムの基礎、もっと詳しいことはまた次の機会で、という非常に入り込みやすい設計。画面上でアニメーションしつつ矢印で画面に注釈をいれるし、実際にプレイヤー自身に操作させたりしてまさにゲーム中のチュートリアルならではのわかりやすさ。
 さらにこの戦闘が終わると、今度は戦闘はいったんおいといてパイロットの成長システムについてひとくさり。もっと成長してからできることやヴァンツァーのカスタマイズについてはまた今度。今憶えないといけないことだけ説明しますからここだけキッチリ憶えてください的なやり方。ち、ちゃんと系統だてて解説できてる! やればできるじゃないアンタ!
 いやわかってますよ説明書を前もって読んでたからこそ今チュートリアル見てスイスイ頭に入ってくる面もあるってことは。予習してから受ける授業みたいなものなんでしょうよでしょうけども、このチュートリアル確実に説明書よかわかりやすいしAmazonで攻略本買った意味もかなり失せた。いいよもう、ゲーム先に進めりゃいいんだろ、わかんなくなったらその時攻略本読むよ!

 とにかく今見れるチュートリアル(おそらく初級編的なやつ)を全部見て、セーブして電源切りました。こんなんなら説明書はもっと薄くして紙メディアでしか伝えにくい情報(操作方法とか表形式のリストとか)だけ書いといたらよかったんじゃないのかとか思いつつ。

 « 前の記事
 « 「人生」トップページに戻る

コメントを書く

名前

あらすじ

 匿名上等・あいさつ不要・タメぐち有りというルール無用の残虐ファイトがまかり通る悪夢のコメント欄。そこでは管理者の「なんかノリが合わねえ」の一言でコメントが削除される恐怖政治が横行していた。
 その時、この地獄の地にあえてコメントを投稿する恐れ知らずの猛者が現われたのだ! いや、あなたの事ですよ?
メールアドレス
ホームページ
 « 前の記事
 « 「人生」トップページに戻る

「人生」から検索

「人生」RSS配信中

RSS 1.0 RSS 2.0 ATOM FEED RSD 1.0

(RSSの意味がわからないときは、気にしないのが一番です)

「人生」携帯版

アドレスを携帯に送る...

powered by MT4i