人生: ピリオドの向こう

鉄の靴  > 人生  > ピリオドの向こう

2006.01.17(マンガ・アニメの話より)

ピリオドの向こう

 ようし勢いだけでを描いた!(なにかをやりとげたかのような顔)

 てなわけでついに『武装錬金』が完結いたしました。週刊ジャンプで見事に打ち切りを食らったかと思えば赤マルジャンプというなんていうか微妙な気はする雑誌に読み切りで65ページの大型最終話『武装錬金ファイナル』が掲載されたかと思ったら実は最終回というのはフェイクで本当の最終話は次号掲載の『武装錬金ピリオド』だった! というタモリ倶楽部なみの流浪を重ねた末の最終回。もう赤マルジャンプつったら季刊ですよ季刊? 今日までどんだけ待ったと思ってんのよつうぐらい待ったけど、それに値する最終回でした。いい最終回でした。え、まだ単行本に書き下ろし新作があんの?(巻末コメント情報)

 まあそういうサプライズはともかく、ストーリー上は最終回。これでもかってくらいギチギチに詰め込んだ濃密な全編クライマックスの展開は、まあパラ見派の人とかには正直何が起こってんのかすらわかんなさそうな気すらしますが、これは武装錬金の単行本を何度も読み返して全ての展開を頭に叩きこんでは幸せな結末を熱望していたファンのための最終回だからこれでいいのだ。たぶん。僕なんつったらまさにそういうファンですよ武装錬金。

 つまるところこの話は、どうしようもないほどのお人よしの少年が新たな力を得て世界の平和のために戦うのだ式の正しい変身ヒーロー物なんですが(変身はしないけど)、今の時代が忘れた青くさい正義感を真正面から貫き通すこのマンガが僕は好きでした。
 そらもう彼らは幸せになってしかるべきなのです。そうじゃねえとこの主人公の武藤カズキという本当にどうしようもないほどのお人よしがヒーローをやってた意味がなくなるのです。ただ当然そこはマンガなもんで最終話一歩手前ともなれば幸せのかけらも見えてこないような猛烈崖っぷちでして、そう書けばいかに僕がこの最終話を待ち望んでいたかいくばくかおわかりいただけるでしょうか。
 ああ本当にいい最終回だった。ああ僕はこのマンガが本当に大好きでした。

 « 前の記事
 « 「人生」トップページに戻る

コメント

【1】まいきー

更新ずっと楽しみに待っていました。
そうですか武装錬金はハッピーエンドでしたか。
それを聞いて安心しました。
(フィリピン在住なので漫画が読めないんですよ)

(2006.01.18 03:32PM)

【2】杉浦印字(サイトマスター)

きっとまたすぐ更新しなくなるよ!

おっと、それから僕は決してハッピーエンドだったとは明言してないゼ?(ネタバレ対策)

(2006.01.18 07:07PM)

【3】Gemma

サイトいつも楽しく拝見しております。自分も好きな『武装錬金』の記事が出たので書き込ませていただきました。トップの見開きでラストをすでに約束してしまった構成が個人的に凄いと思いました。

(2006.01.20 11:09PM)

【4】杉浦印字(サイトマスター)

あの見開きはある種壮大なネタバレだったもんなあ。
しかしそれでいて読む方としては「そうこなくっちゃな!」とか思って全然オッケーだったりするところが、武装錬金というマンガの良さであり強みだったのでしょうな。たぶん。

(2006.01.20 11:28PM)

▼コメントを書く

 « 前の記事
 « 「人生」トップページに戻る

「人生」から検索

「人生」RSS配信中

RSS 1.0 RSS 2.0 ATOM FEED RSD 1.0

(RSSの意味がわからないときは、気にしないのが一番です)

「人生」携帯版

アドレスを携帯に送る...

powered by MT4i