人生: 銀河

鉄の靴  > 人生  > 銀河

2000.01.05(マンガ・アニメの話より)

銀河

 世界で最もあんまりな路線変更って何だろうか。意見は色々あるだろうが、おれは『流れ星 銀』だと思う。10年くらい前のジャンプでやってた漫画。
 あれは凄かった。たしかね、最初は少年の成長物語だったのよ。舞台は雪国でさ、山中に巨大な人食いヒグマがいたわけよ。どっかで聞いたような話なのよ。漁師のじっちゃんと主人公の少年と、その飼い犬で猟犬の子犬「銀河」すなわち銀の物語だったとかたしかそんな具合なわけよ。
 それが二巻くらいまでいったころに例の犬「銀河」、洞窟だったか何かに迷い込むんだったっけ。まあ場所はどうでもいいんだけど、そこには犬のコミュニティがあるんですよ。思いだしながら書いていてもちょっとビックリする展開なんですけど。その犬たちは例の人食いヒグマを倒すために団結するんですけど、もう喋りまくりなんですよ。いや、犬同士だから別にいいんだけど。ただ問題なのは会話内容が『魁! 男塾』ばりの熱い男の世界だってことで。
 その後主人公の少年不在のまま、えんえん十何巻も犬同士の命がけの確執があったり命がけの修業したり(犬が)、最終的には甲賀忍者の忍犬の末裔軍団と物凄い必殺技の応酬をしたり涙あり愛ありの犬模様が展開されるんですけど、その頃になると読者のほうももういいかげんヒグマのことは忘れたっていうか、子供なりに「なかったこと」にしていました。
 たしか最終的にはヒグマも倒して、お義理ていどに主人公の少年も再登場して、その後また十数巻分あらたな犬ドラマが再び展開していったような気がするんですけど、誰か憶えてないですか。

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