人生: 50時間

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2000.12.17(ドラゴンクエストVIIより)

50時間

 気がついたらいつの間にかプレー時間が50時間を越えていた。おいおい。
 仮に総プレー時間を100時間とすれば、もう半分である。折り返し地点である。まあそううまくはいかないんだろうけどさ。とにかくある程度のマイルストーン関係にたどりついたのは間違いない。なにしろ50時間ですよ。エディ・マーフィだったらせっかくニック・ノルティに仮釈放されても刑務所に逆戻りする時間です (48時間) 。スネーク・プリスケン(*1)だったら楽勝でL.A.からエスケープ完了してる時間ですよ。5回くらい。スネーク大忙し。プリスケンと呼べ!
 そんなマイナーなのかメジャーなのかわからない話を織り交ぜつつも50時間です。今から少々心配なのは、最後の方どうなるのかっていうことですが、いや別に教えてほしいわけじゃなくて。いやむしろ教えないでください (←用心)。教えたら殺す。スネークと呼べ! 何の話でしたっけ。
 問題は最後の方です。これ最近5年くらいのRPGでたいていある問題なんですけど、最後の方になると話急につまらなくなったりしませんか? なんか最後の方どうでもよくなるっていうか。個人的にはとてもある話なんですよ。そういうのが今回のドラクエにあるとちょっと困るなあっていう話です。自分だけですか? そうですかすいません。いやマジでゴメン。
 あくまで個人的な意見を推し進めますと、なんつうか途中まで主人公の身の回りのパーソナルな話だったのが、急に最後の方になって世界とか宇宙とかを救うために努力する話に方向転換するのがどうにも入り込めないっていうか。むしろ引くんですよ僕とか。さっきまで町ひとつ単位とか人ひとり単位で救ってたものをいきなり世界まるごと救えって言われてもそりゃやる気でませんよ。ましてその頃までシナリオ進むと、主人公の身の回り的には問題全部解決してたりするし。ヒロインともすでにいい仲なってたりするし。もう十分オッケーじゃないですか。その上で見ず知らずの世界を、いや知ってるけど、たいして親しいわけでもない世界を救えっていわれても気分出ませんよ。そりゃスネーク・プリスケンだってマシンガン速射しますよ。でも相手は三次元ホログラムなので透過。
 結局のところ、いかにミクロな視点を維持しつつマクロな展開にもっていくかとか、又はいかにマクロな展開にインタレストを持っていくかということなんですけど、あ、ごめん今ふつうなこと言うのが恥ずかしくて無理して難しい言葉使ってごまかした。ちなみにそういう手法で過去一番うまかったのはそれぞれ『MOTHER2』 (あくまで自分と友達の冒険モノをつらぬきつつ、巨大な空間に放り出されて巨大な敵と巨大なスケールの戦いをしてた) と『真・女神転生II』 (おいおい千年王国かよ! おいおい大天使が! おいおい××××ってアンタ! という具合に、最後まで無茶しまくった) だったと思うんですけど。どう?
 で、今回のドラクエはどうなんでしょう。実際今回のドラクエはスゲエ個人的な単位で話が進んでるじゃないですか。大きくても町ひとつ単位だし。いやドラクエって基本的にそうだけど。ドラクエIVとかはその点うまく処理されてましたよね。世界単位の危機と個人単位の危機がキレイに融合してたから。逆にドラクエVは……あの正直、これ言っちゃうと怒られるかもしれませんけど、最後の方で世界とか別にどうでもいいやとか思いましたよ僕は? というか怒られる? これ怒られる? いや別にドラクエに限った話じゃないんですよ? あと、『VI』は最後までいってないんでわかりません。
 そんな心配と期待みたいなね、考えたりまたはあんまり考えすぎて予想しすぎてそれがうっかり当たっちゃった日には驚きパワーがかなり減少してへこむんで考えるのやめようと思ったりとか、いろいろ思う50時間すぎでしたよ。

 ちなみに現在、不思議な塔の仕掛けを制覇したところです。最後まで盛りだくさんなイベントでした。あーあとそうそう! 見逃してたアレ (12月3日参照) を発見しました! あーそりゃ見逃すわ。満足です。

*1 スネーク・プリスケン

潜水艇の操縦から湘北の三井ばりのロングシュートまでこなす男の中の男。

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