人生: 時代の波

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2000.06.13(マンガ・アニメの話より)

時代の波

 なんとなく平野耕太(*1)の本でいま入手できるのは何があるのか気になったのでイーエスブックスで検索しようとしてみた。
 で、はっきりわかったのは「平野耕太」って変換しづれえ! ということです。「耕太」がどうにも変換できません。「こうさく」で「耕作」と出してから一文字削って「ふとい」でアレして、と非常にやっかいなことに。これってまだ漢字わかってたからいいですけど、「平野こうた」ってどんな漢字だったか忘れてたらもう相当に最悪なことになりはしないだろうか。まあイーエスブックスは読みで検索もできるから「平野・こうた」で検索も効くんだけど、今度は『浮動小数点演算シグナルプロセッサプログラミング入門 HSP (平野浩太郎・西村正太郎 共著)』とかがヒットしてしまいこれはこれで厄介な話だ。
 「上條淳士(*2)」とかはもっと大変だ。なんとなくあっていそうな気がして「上『条』敦史」とかで確定してしまいそうじゃないか。とか思っていたら本当にイーエスブックスでは一部「上条」で登録されていて、おいおいというか、いいんですかこれ。正しい名前で検索してもヒットしないってことですよ。

 イーエスブックスに限ったことじゃなくて、出版でもなんでもデジタル化の進む昨今、これからはペンネームを決めるとき「変換のしやすさ」も考える時期に来てるんじゃないだろうか。従来のようなアナログな、多少違ってても本屋のおっさんが気を利かせたりとかそういうなあなあではやっていけない時代になってきているのだ。イッツァ・e-コマース!←うるせえ
 一発で変換できるわかりやすさと、似たような音がないめずらしさを同時に求めないといけないわけで、こいつはなかなか困難だと思う。えらい時代がやってきましたよ。もはや武論尊(*3)とかはペンネームにおける負け組と言っていいだろう。
 そういう視点だと、「うすた京介(*4)」なんか抜群と言えるんじゃないだろうか。まあひらがなやカタカナ使ってる名前だとたいてい変換しやすくはなるんだけど。むしろ全部ひらがな・カタカナというぐらいの方が変換効率としても憶えやすさとしてもよかったりして、その意味ひんでんブルグ(*5)とかのそれはどうかと思うような名前が武論尊より格上ということになって楽しいですね。

*1 平野耕太

『ヘルシング』ですっかり有名な漫画家の人。ギャグマンガでもバイオレンスマンガでもエロマンガでも同人業界マンガでも全部同じような作風になってしまうある種凄い人で、個人的にとても好きです。

*2 上條淳士

『To-y』ですっかり有名だったんですが……。

*3 武論尊

『北斗の拳』(原作) ですっかり有名ですが、僕としてはその頃の作者コメントで「僕のことを中国人だと思っている人がいるがとんでもない誤解だよ!」というのがなにより物凄い記憶に残ってます。

*4 うすた京介

『すごいよ! マサルさん』ですっかり有名だったのに……。

*5 ひんでんブルグ

いま検索したら『性魔学園』とか『女教師の肉便器』とか出てきた。もし代表作が『女教師の肉便器』だったとしたら、それはちょっと大変だろうなあ。人生とかが。

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