2000.10.31(マンガ・アニメの話より)
この場所には何の主義も思想もない
僕はどうにも青年マンガ誌というのが苦手である。成年マンガ誌ではない。青年マンガ誌であって、つまりモーニングだったりアフタヌーンだったりヤングだったりビッグだったりするあれである。こう書くとなんだかエロティックだ。そうでもないか。そういえばなんでモーニングとアフタヌーンがあってイブニングがないんだろうか。どうでもいいと思う。あとヤングキングとヤンギキングアワーズって別の本なんですってね。知らなかったよ。もう少し実のある話をすべきじゃないのか僕は。
という訳で (なにが) 僕はあの手のマンガがどうにもワクワクしないというか惹かれるものに欠けるのである。正直あんまり読む気しないのである。『沈黙の艦隊』とか好きでしたけど。あと『寄生獣』と。あと『Heaven?』大好きですが、あれ載せる雑誌違わないかって少し思う。何の話だっけ。
そんな僕は週刊ジャンプは文句言いつつも欠かさず読むようにしてるしサンデーでさえそうだしマガジンはさすがにちょっとつらいが『酢めし疑獄』(*1)だけは絶対に読むしチャンピオンはもちろん読むわけである。少年マンガといえば僕である。諸君のしかめっ面が目に浮かぶようだ。
要するに趣味の問題で別にどうだっていいわけではあるが、問題はそういう事じゃなくって、じゃあなんで青年マンガを読む気しないのか、という点なのだ。僕の中で少年マンガと青年マンガの間に引かれているラインはどんなラインなのか、という事なのだ。答はすでに出ている。それは3年前のある日。僕はジャンプを読みたかった。連れは隣でモーニングを読んでいた。ジャンプよりモーニングだと彼は主張したが、そんな彼に僕は言い放った。
「青年誌にはロック魂がねえよ」
僕は大いに納得したという。自分で言って。かなりうまいこと言ったと思った。これは使えるとさえ思った。だが言われた彼は別に納得しなかった。
こんな話に何の意味があるというのか。