人生: 割るな

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2000.12.08(ドラゴンクエストVIIより)

割るな

 だからとりあえず出だしは地獄芸者つっとけばいいんだろチキショー! (もはや逆ギレ)(*1)
 それにしてもツボだ。あのツボは何とかならないだろうか。
 主人公は平気で割るのである。それは、ちょっとおかしいんじゃないのか。しかも平気で内容物を入手する。どうなんだそれは。それでいて内容物が「うまのふん」であっても平気で入手するのであって、それこそ本当にどうなんだそれは。しかしうまのふんをツボに入れて保管する町の人も町の人だ。肥料か?
 とにかくツボである。割っちゃうというのはどう見てもいけない行為である。前にも書いたけど、『III』から『VI』にかけてツボの中身をのぞきこむのでさえちょっと後ろめたいような気になっていたのに、なんで今回いきなり頭上高く持ち上げたあげく壁や地面に叩きつけて割るなどという超バイオレンスな行動になってしまったのだろう。そのうち『ドラクエX』くらいまでシリーズが進むころには、タンスさえも頭上高く持ち上げたあげく壁や地面に叩きつけて開ける (意味不明) ようになったりするんじゃないだろうか。ちなみに今回ツボだけではなく酒ビンとかもやはり持ち上げては割るのだが、例の出来の悪いおじさんの悪い噂を聞いたあげく彼の家でビンを調べまくる (結果的には割りまくる) と、なんとなく主人公が金八とかに出てくる家庭環境からグレた少年の回のイメージと重なってちょっといい感じだ。

 僕は最初ツボを割るのにかなりの抵抗があったものだが、割ってもすぐに復活することに着目して「そういう魔法がかかっている」という風に考えることにした。なんかよく知らんがこの世界はそういう風にできているのだ。ツボとは壊れても再生するのがあたりまえであり、むしろ再生しないツボがあったりしたら国中大騒ぎになって速攻キーファが駆けつけたりするのである。むしろ割るべきものなのである。家に入るとき「おじゃまします」とか言うのと同じレベルで、家のツボは割らなきゃいけないのである。礼儀なのである。文化である。正月とかは年始まいりのたびに来客がガチャンガチャン割ってうるさいったらないのである。とか、そういう風に考えれば少しはうしろめたさも減るというものです。
 しかしこの説ではまだ不十分だ。そこからアイテムだのゴールドだのを入手するのは無茶だ。そんな無法が許されるはずがない。だいたい持ち主の目の前だし。そこで僕はまた考えるのだ。「実はすでに許可が出ている」と。さいわいというか、一応僕は家の人に一通り話を聞いた後でツボだのタンスだのを調べることにしている。話し忘れや調べ忘れをしないために、そういう順序が決まっているのだ。で、さっき話をした際に、省略されてはいるんだけど「そこにあるツボの中身なら勝手に持っていってください」とか「どうせ宝箱にはガラクタしか入ってないから好きにしていいわよ」とか「ああ忙しい。そのタンスの中の物でもてきとうに見つくろって、さっさと出ていってくれ!」とか言われていると想像するのである。「おお勇者よ そこにあるツボを割って中身を使うがよい」とか。どんな状況なんだかよくわからないけど。

 そんな具合にツボを割ったりもしつつ、今は巨大な動物らしきものを探しにいって先生大喜びというあたりです。ひどい説明だなこれ。

*1 地獄芸者

イメージとしては顔にくまどり (しかも『戻橋』の鬼女とか『車引』の時平クラス) をした芸者。頭にはかんざしがむやみに大量にささっている。トゲだらけの鉄扇も持っているね。そこから硫酸を放つね (水芸)。あと高笑い。しかしこうなってくるともう挨拶でもなんでもない。

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