人生: エンディングのその後で

鉄の靴  > 人生  > エンディングのその後で

2003.03.21(アヌビス -ZONE OF THE ENDERS-より)

エンディングのその後で

 「エンディング直前のプレーは万全の体調で望め」 これが海軍練兵隊教官ハートマン軍曹から嫌と言うほど叩き込まれた心構えだ。のっけからここまで嘘を書くのもどうかと思う。
 とにかくエンディング寸前で、おそらくラストバトルがこれから始まりそうだという場面でセーブしたのなら、次のロードの時には完璧な体調と時間的余裕、充実した環境でなければならない。僕はそう考えているし、君もそうだろう。←こうとでも書かないと誰もついてきてくれなそうで不安なのでそこはわかってほしい。
 だって大ボス戦ともなると、まず間違いなく最強の相手であり血で血を洗う激しい戦いになるのは間違いないわけで、そこに寝不足プレーでは敗北は必至といえるじゃないですか。よしんばかろうじてボスを倒したとして、疲れてぼんやりした状態でエンディングを見るなんていうのは、その、がっかりだ (いろいろと) 。
 時間的な余裕も大事だ。なにしろ相手はボスである。まずRPGなんかだったらボスに至るまでに長くて手強いラストダンジョンを踏破しなければいけなく、それだけでけっこうな時間がかかる。さらにボス戦がこれまたザコ戦の数十倍の長さときた上に、その後にはエンディングそしてスタッフロールである。ふだんのプレー感覚でやっていると、ちょうどテンションも上がりきって感動的な場面で、なんかバスに乗らなくてはいけない時間になったりとか電話がかかってきたりとか下の階から「ごはんできたわよー」的な声がしたりとか、そういう感動だいなしなことになりかねない。そしてたいていそういう場面ではポーズすらできないのだ。いやいやポーズできたとしてもそんな中断があっては感動はやっぱり台無しである。これはまずい。これだけはいただけない。エンディング手前でロードするときには、普段に倍する時間的余裕を用意すべきであって、それができないのならゲームなんかやめちまえ!(言いすぎ)
 まあそんな具合で、今日やっと体調と時間がエンディング直前にふさわしいものとなったので遊べました。あと他にも「新しいイスがもうすぐ届くからそのイスで遊びたい」とか「ゲームボーイプレイヤーの発売日前に終わらせたい」とかいろいろな思惑も交錯しましたが、とにかく今日。ちゃんとエンディング見れたし。
 あーもちろんこの日記では未プレーの人に配慮してエンディング近辺について具体的な言及はさけるのですが、あえて抽象的に言うなら、いいエンディングでした。王道でありつつもヒネリを効かせて、あと泣かすとこはきっちり泣かす、なんつうか良質のアニメ映画とか見たような気分。なんで映画かって言えばスタッフロールの流れ方が映画っぽかったから (適当) 。

 ところでこのゲームにはクリアー後のお楽しみ相当のナニもあるという話です。エクストラミッションがどうとか。よく知らないんだけど。個人的にはそういうのあんまり興味ないんですよねー。なんでここまで興味ないのかって考えてみたら、まあ時間ないからっていうのもあるんだけど、それと別にどうも僕は物語性重視で遊んでるから、っていう結論も出ましたよ。
 物語性。いやなにもシナリオ重視という意味でもなくって、それはシナリオなんかどうでもいいようなアクションゲームとかでもそうで、エンディングまでいったらゲームってやっぱり「完」じゃないですか。大いなる完ですよ。読んだことなけど。いったん完になったものはそこできれいに思い出にフタをしたいわけですよ。
 そう言いつつも、せっかく制作スタッフが手間ひまかけてこさえてくれたおまけ要素をまったく無視するのもなんか悪いなーという気もしたりして。このへんきっちり割り切って遊べる人 (たぶん世界の大多数) ってうらやましいなあとか思いますねー実際。どうよ? これ読んでる諸君はそのへんどう考えるよ?
ちょっと奇をてらって問いかける形で終わらせてみました。別に答えなくていいです。

 « 前の記事
 « 「人生」トップページに戻る

「人生」から検索

「人生」RSS配信中

RSS 1.0 RSS 2.0 ATOM FEED RSD 1.0

(RSSの意味がわからないときは、気にしないのが一番です)

「人生」携帯版

アドレスを携帯に送る...

powered by MT4i