鉄の靴  > 人生  > 先が見えない

2005.07.21(花と太陽と雨とより)

先が見えない

 いつもと様子が違う。
 それが今回のプレイで一番あせったことだ。

 前回の日記でまあ、だいたいゲームの流れはOKばっちりつかんだ的な高い立場から物を言っていたが、ごめんあれ嘘。
 嘘というか、あれ書いた当時はそう思ってたんだけど、なんだこの展開は。

 ゲーム未体験の人に配慮しつつ遊んだ人にはわかるように書くと、毒物と占いが関係するエピソード。そう、あれ。
 いままではのほほんと遊んでいた。さわやかムードの海外リゾートホテル的なポリゴン空間をどてどて歩いて、シュールでこう言っちゃなんだがバカっぽいノリの事件とも言えない事件を解決していってた。肩の力を抜いて遊ぶってのも、やっぱいいよねー的なことを井上陽水ばりに緊張感のない笑顔で言っていた。
 しかしなんか今回は様子が違う。
 そもそも事件じたいがこれまでの突発的わりと誰でも解決できそうだけど面倒だから主人公だけが奔走するはめになる的なものではない。事件である。姉さん事件です。舞台がホテルだけに。中途半端に古いにもほどがある。
 そしてこの件の重要キャラクターの言ってることもなんだかおかしい。何か非常に含みのありそうなことを言っている。どうしちゃったんだ、今までも含みはありそうでしかしおおむね無視できるレベルの発言が頻発したゲームではあったが、今回はそういうのと微妙にノリが違う。おいおい、話が違うんじゃないのか! まあ、よく考えたら別に誰からものほほんとしたゲームだとは言われていなかったわけですが、これまでのゲーム展開から言えば確実にのほほんとしてたじゃない。
 そしてこのエピソードは結局おなじみ飛行機爆発とともに解決したわけなんだけど(←こう書くと解決したようには見えない)、あきらかに後に尾をひきそうなモヤモヤしたものも未解決のまま残っていたのだった。こ、これは本腰を入れてかからねえとヤケドしそうだぜ!

 で、次のエピソードはこれまでで一番バカっぽかった。←オチ
 もうなんなんだよこのゲームは!
 具体的なことをぼかして書くと、カイ・ショウタロウが出てきたエピソード。もしかするとまた出てくるかもしれないから言い直すと、カイ・ショウタロウが初登場のエピソード。
 わかんねえ! こんなに……なんつうか、ドタバタコントをしてていいのか。さっきまでの君はどこに行ってしまったんだ。それともこれすらも自己言及的なメタテキストだったりするのか(←言ってる人も意味わかってないから大丈夫です)。
 さ、さすがキラー7を作った人がその前に作ったゲーム!(ややこしい表現)

 いったいこのゲームはどこに行くのだろうかと思いながら、今はその、ユウリとセイジのオルガンにまつわるエピソードを終えたところです。あ、とうとうホテルからは脱出しました。
 この先、どんどん遠くまで行くようになったら移動にえらい時間がかかって大変なことになるんじゃないのかと変な心配をしつつ。

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 匿名上等・あいさつ不要・タメぐち有りというルール無用の残虐ファイトがまかり通る悪夢のコメント欄。そこでは管理者の「なんかノリが合わねえ」の一言でコメントが削除される恐怖政治が横行していた。
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