2005.07.20(花と太陽と雨とより)
終わらない夏
フロントに向かうのだ。フロントに行ってセリヌンティウスを救うのだ(大宰治っぽく)。
ところがステファン・シャルポニエのあん野郎がひどく漠然とした理由でジャマをしてくるのだった。具体的にはあいつの転がしたカバンで「マチ(萌えないメイドパート2。パート1はもちろんスー)」がすっ転んでその拍子に転がった清掃用ワゴンが階段をふさいでしまったので、フロントに行けなくなった。まわりくどいにもほどがある。
水着美女ヤヨイや例の支配人エドを巻き込んだはた迷惑なナゾナゾに答えて、やっと一件落着。ふうやれやれと思ってたら、やっぱり飛行機が爆発した。(END)
そ、そりゃー道草ばっかりしてましたから爆発もするでしょうが、ちょっとー! 僕のせいじゃないって!(保身)
とか思ってたら、この間同様、ピンク色のワニが逃げ出した。あいかわらずシュールな展開だ。
そして例によって目が覚めると、モーニングコールで起こされてフロントに向かうことになってるのだった。
今度はマチも転ばないしワゴンも階段をふさいでないので大丈夫か? と思ったら、1階下りたところで覆面レスラーが筋トレしてて道がふさがっていた。
な、なんだその展開は!
いや、今さらこのゲームのシュール展開につっこむのもどうかと思うけどさ。しかし今までいろんなゲームを遊んできたが、「覆面レスラーの筋トレで道がふさがる」っていう形の障害物は生まれて初めて見た。
そして304号室の「エル・クラッシャー」と、その師匠筋にあたる302号室の「エル・ソウルファイト(またの名をミスターパイレーツ)」のどっかで見たような、なんつうか作った人のプロレスLOVEが必要以上に炸裂したストーリーの末、まあ飛行機は爆発しましたよ。(END)
もはや爆発を阻止することよりもどんなビジュアルで爆発するかを楽しみにしている自分に気がつきつつも、やっぱりワニは逃げ、そしていつものように目が覚めるのだった。
今度こそフロントだ。まあ、どうせ辿り着けないことはわかりつつあるが。
そしたら今度は2階の踊り場で、困ったヨッパライこと407号室のマリアが道をふさいでるのだった。
だんだんこのゲームの流れがわかってきた。つまり、こうして徐々にフロントに近づいていくのだ。
最初は部屋からも出れなかった。その次は4階の階段までは行けるようになった。その次は3階、そして今度は2階。いろんな障害を少しずつ排除して、そのたび起こる「飛行機爆発」という事実だけはリセットしてまたやり直すのだ。たとえると『リプレイ』(*1)──というよりは『恋はデジャ・ブ』(*2)の方が近いか。いやいや1歩ずつ問題を解決して爆発でリセットをかけるなら「キラー・クイーン・バイツァ・ダスト」(*3)の方がさらに近いか。だいたい雰囲気はわかっていただけたでしょうか。そんな感じ。なんでそんな風に1日がくり返してるのかとか聞かれても困る。いずれ明らかになるのかもしれないし、そうでないかもしれない。そういうゲームだからなあ。
とにかくバーテンダー(無能)のロックの助けを借りたんだか借りなかったんだか、なんとかこのヨッパライを沈静化することに成功。いつものお約束がものすごい形で変化したことに爆笑しながら。
さあ、今度はどうやって飛行機が爆発するんだ? さあ! と、もはや目的を見失いかけつつオチを待っていると、ちょ、いくらシュールな世界だからって、そ、そんなのってアリかー!?
あまりの展開にあっけにとられながら飛行機爆発、あと、ワニ。
さて、こんな感じでここまでずっとストーリーを追ってみましたが、ゲームの内容はなんとなくおわかりいただけたでしょうか。ちょうど実際のゲームの進行と追いついてきたので、そろそろ次回あたりからストーリーを離れてダラダラとしたゲーム日記に戻りますよ。たぶん。