2005.08.25(フロントミッション4(フォース)より)
巨大兵器
巨大機動兵器でたー!いやまあ主人公たちの乗ってるヴァンツァーだってたいがい巨大で全高約6メートル(2階建てビル程度?)だそうですが、今回敵がズシンズシンいわせながら乗ってきたやつは目測で体積にして優に4倍強はありそうな巨大兵器。正確には多脚戦車に分類されるんですかね、あれ。
ああいう巨大兵器が文字通り地面を震わせながらやって来た時点で「ああ、殺されるな……」と覚悟が速攻で固まる。怪獣映画よろしくズシンズシンやって来る巨大兵器の姿には有無を言わせぬ説得力がある。装甲はものすごく厚いしこっちのパーツを一撃で破壊せんばかりの強力無比な武装を持ってるに決まってるのである。
こういう一種の畏怖の感情をもって巨大兵器を見てしまうのは、過去のロボット物の記憶のすりこみが原因だったりするんだろうか。それか怪獣映画。ずば抜けて巨大なやつらが地響きを立ててゆっくりやってくるのである。素早くやってきた例はあまり知らないし、あったとしてもあんまり怖い感じではなかった(例:ハリウッド版ゴジラ)。やつらはこちらの抵抗をまったくものともせず、圧倒的な火力などで破壊のかぎりを尽くすのである。たいていそういうことになってるのである。ゲームにおいてもそれはしかり。
そんで相対した巨大兵器はやっぱり予想通り強かった。こちらのマシンガンの弾が当たっても全然HPが減らない。小雨かなんかのように傷がつかない。かたやあっちが発射するグレネード弾は1撃でこちらのパーツHPを根こそぎ持っていく。それどころかもう1発撃ってきたりする。ああ、殺されるな、これは。
しかしこっちも伊達にレベルを上げてきたわけではない。伊達にスキルを取得してきたわけではない。伊達にリンクを設定しているわけではないのである。
接近戦をしかけ、ショットガンで装甲を削る。遠距離からスナイパーライフルで一撃必殺を狙う。うわ全然当たんないわこれ。しょうがないのでやっぱり中距離からスナイパーライフルで一撃必殺を狙う。当然こっちのHPもがんがん喰われていくが、回復要員に絶え間なく回復させ続けていれば回復手段のない相手はいつかは倒せる。いける!
……と思ったとたんに敵のヴァンツァーが横から出てきてマシンガン斉射でこっちのHPをさらに削る。ま、待て、それやられたらこっちの回復が追いつかないんだって!
巨大機動兵器はなかなか倒せる気配がないので、当面の敵としてこのマシンガン兵を先に倒すことに。リンクを利用した一斉攻撃で一気にHPを削る。いける!
……と思ったとたんに逃げ出す敵ヴァンツァー。そして安全圏からマシンガン斉射。そして背後には巨大機動兵器。ああ、殺されるな、これは。
幾度となく死を覚悟したものの、結局なんとか勝ちました。苦しい戦いだった。
これだけ不利な状況でよく勝てたものだと自分でも思う。ゲームのバランス調整がうまいのだろう。