2002.10.16(機動戦士ガンダム戦記より)
人類は自らの行ないに恐怖した
ガンダム。その響きには特別な思いを抱かざるをえない。それというのも第一次ガンプラブーム(*1)のまっただなかを駆け抜けてきたからだ。多感な小学生の時期をプラスチックとシンナーの匂いの中で生き抜いてきたからだ。関係ないけどこの世代の人間には「ザクII」はMS-06「R」のことだとある時期誤解していた人が多い気がする。だからなんだ。そんなこんなで『ガンダム戦記』だ。一年戦争のなんか兵士とか?(想像) になってジオンを、あるいは連邦の蛙どもを叩きのめして革命フランス軍を勝利に導くような話だとか聞きました。←ろくに聞いてない
どんなゲームだか具体的によく知らないっていうか、まあ伝え聞くところによればおなじみの主観視点であるとか、女性兵士ときめき要素があるとか、そんなところだ (情報量:全部で2つ) 。まあそれはそれでよし! なにぶんガンダムは好きなので、どんなゲームであろうがそれなりに楽しむことはできると思います。仮にもかつてはFM-7版の『機動戦士ガンダム』(*2)で「こいつはおもしれえや!」と言い放ったほどに自分を見失っていたこの僕ですから、まあなんというか相当にガンダムることになる予定です。
でまあ普通に電源を入れてゲーム開始。恐ろしいほどゲーム内容とかかわりのないオープニングムービー(*3)にあきれながら説明書を読んだところ、どうやらジオン軍と連邦軍のどっちかを選べるという話です。若干悩む。基本的にはザクに乗るという時点でジオン軍に決定しているようなものですが、ちょいとこのポリゴン版の陸戦型ガンダムの造形には惹かれるものがないかい?という具合。おおむねそのようなレベルの葛藤。最終的には「連邦軍に入るとガンタンクに乗せられるはめになるかもしれない。あと、ボールとか」という理由でジオンを選びました。
そしてまあよくある例のミッション説明等を経由して、モビルスーツ選択場面までやってきました。そこでザ、ザクIかよ! と驚愕。まあそれはおおげさですが、あとちなみにこの世代の人間は「ザクI」をMS-06と間違えていて、そしてMS-05をかわりに「旧型ザク」と呼んでいた人が多いと思いますが、それはおいといて(*4)。いきなりザクIからとは悲しい出だしだなーとか思ってたら、余裕でザクII (ちゃんとJ型) が選べたので安心しましたが、じゃあいったいザクIはなんのためにあったんだろう。
そんなことを思いつつ適当に装備を整えて出撃。それにしても装備中に表示される能力表みたいなのの意味がよくわからない。「SKILL」って言われても、ガンダムの世界でモビルスーツが持つスキル (技能) っていえばスペースコロニーのノブを開けるぐらいしか思いつかないんだけどなー、ゲームにそういう場面があるとも思えないしなーとか思いながらとにかく出撃。
出撃早々無線で入る仲間の会話から、どうやら自分は歴戦の強者を率いる隊長らしいことがわかったものの、一方コントローラーを握るこの自分はあきらかにゲーム的に見てド素人であっていわばめぐりあい宇宙編で「か、かあさーん!」と叫びながら死んだ学徒兵なみの弱さだと思うんですが、この手のギャップってなんとかならないんだろうかゲーム全般。とか思いつつ敵機に向けて足を踏み出す我々底抜け一個小隊。
そして遭遇、いまいち当たらない中距離兵器、すごい勢いで当たる近距離兵器、あと効いてるのかどうかよくわからないクラッカー、等を経験してる間に気付いたら死んでました。
敵機の爆発時に近くにいると物凄い量のダメージを食らうと気付いたのはそれからしばらくしてのことだったという。……だってアムロのガンダムはいつも平気でザクの爆発のそばにいたじゃんかよ!
というあたりでとりあえず一日目終了。えーと、ここまでの日記では省略されてますが、今のところかなり素で楽しんでます。ジークジオン。