2001.01.02(ドラゴンクエストVIIより)
真・50時間
そういえばプレー時間50時間越えてた。というかむしろ気付いたらすでに53時間になってたりして、うまくいかんなどうも。
とにかく50時間 (超) である。今度こそ間違いなく50時間超である。一応総プレー時間を下馬評どおり100時間と考えるなら、約半分である。長いんだか短いんだか。
50時間。1日は24時間なので、まあ約まる2日ということになる。こう書くとなんだか短いな。というか2日間徹夜してぶっとおしでプレーしたら楽勝でこの地点に到達することになってしまう。理論上は。そう考えるとなんだかしょぼいが、キャー徹夜はイヤー!(さまざまなイヤな思い出がふいによぎったっぽい)
実際の話そうそう2日間徹夜してしかもインターバルなしでプレーするなんてことはないわけで、というか可能性としてはありえそうですが、そういう汚い現実 (さまざまなイヤな思い出が?) には是非目を背けていきたいので、やはりナシとします。そうですね、もう少し具体的に考えると、50時間でしょ? えーと120分ビデオテープが約8本分か。それも3倍で録画して。こう考えるとけっこうクラクラくる数字です。3倍速で録画したビデオ8本だぜ?
あ、じゃあ映画だとすると、……えーと映画ってけっこう時間まちまちだけど仮に平均1時間半として、や、約33本分!? マジで!? 計算間違えてねえ? だってアレですよ、映画33本ツタヤで借りたらそりゃ例のバスケットもすぐ一杯になりますよ? スタンプカードも即満杯ですよ?(イメージ的に) むしろこれがゲーム終了までの100時間なんていったら映画66本分ですよ! そんな見たい映画大量にあるか? 少なくとも僕だったらネタ尽きて聞いたこともない映画とか借りるはめになると思う。『アマゾネス・プリズン 女囚地獄』とか。それはそれである意味アリか?
そして怖いことは、この映画66本分の時間が日本中(*1)で何の疑問ももたれないまま大量に消費されていることにある。なにしろドラクエは売れているのだ。えーと手元のファミ通のデータだから少し古いんだけど、12月3日の時点でドラクエVIIの推定累計販売本数が374万4754本とある。これ買った全員がエンディングまで行ってるわけじゃないとは思うけど、たとえば3分の1がエンディングまで到達したとしよう。それでもすごい数ですよ。約125万人が100時間を費やしてるんですよ。それで残りの約250万人も何時間か何十時間はプレーしてるわけで、うわ想像すらうまくできないんですけど。世の中は気付かないうちに大変なことになっていた。これだけのパワーがひいき目に見ても建設的とは言えそうにないことに費やされていた。まあ建設的かどうかはさておき、125万人の100時間が同一の作品に対して費やされていた。これって社会的にも文化的にも結構デカい現象のような気がするんですけど、実際そういう目でみるとどうなんでしょうか。
そして125万分の1にさえ満たない53時間を経た頃の僕は、画期的な効果を持つ像をめぐった騒動をなんとかしたところです。こうして時間は過ぎてゆく。