人生: 帰りてェ〜

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2001.01.29(ドラゴンクエストVIIより)

帰りてェ〜

 伝説の格闘家、渋川剛気先生の言葉をもってタイトルに代えさせていただいた今日も今日とて例によってドラゴンをクエストしてる (誤用) わけですが、こんにちは。
 さて本日の舞台は、なんつうか、いうなれば風の谷といった風情の場所。王蟲がなんかこう、あれする。(全面的に適当。それと今の文はたとえ上つけたした部分であって、別に王蟲らしき生物は登場しません)
 ダンジョンの落とし穴に落っこちたり落っこちなかったりしながら攻略していったわけですが、あれなんでRPGで足元おぼつかない落っこちそうな場所ってあんなに怖いんでしょうね。怖いっていうか、こう足元のザワーッてするような。すげえアバウト感あふるる表現で申し訳ないですが。別に落とし穴に落ちたからって多少やりなおしの手間が増える程度なんだから、もっと軽い気持ちでチャレンジしていいと思うんですが、にもかかわらず足元はザワーッて。
 そんなことを考えながら話は進み、ボス的な存在と戦ってけっこう苦労しつつ、いやなにしろ今の職業「ふなのり」「ぶとうか」「せんし」「せんし」といういいわけのしようもない武闘派パーティーで、しかも前歴にも魔法系いっこもないという異常なかたより具合になってるせいで回復ろくにできねえわけです。今の職業マスターしたらなんとかしようとは思ってるんだが。
 まあ、それはそれとして。ボスは倒したし目的の物体も目の前だと思ったらこれが妙に手に入らないわけですよ。僕の予想では、なんというかある建造物に入ったらもう普通にヒナ段みたいな場所があってその上に適当に目的の物体が乗ってる的な状況を想像してたんですが、現実にはここもダンジョンだったらしいです。もはやダンジョンに次ぐダンジョンといった具合です。しかも教会的な場所もないので保存できないし。ふと気付けばMPもジリ貧。
 で、こうなるとここで引き返すか否かの判断力が問われるわけですが、実際こんなの分からないじゃないですか。もしかするとあと1画面分スクロールさせたら目的の物体が手に入るのかもしれないし、いやそうでなくとも宿屋らしき施設があるかもしれないし、ついでに保存もできたりするかもしれない。あと町からここまでをつなぐワープゾーン風な仕掛けがあるというのもいい。そんな一億円急に手に入ったらどうしよう的な小学生レベル満点の希望的観測と、現実的にここで引き返さないと残りMP的に取り返しがつかなくなるかもしれないという不安とがせめぎあうわけですが、けっこうこれはこれでドキドキものです。というかむしろドラクエで最大の緊張感を感じる場面は実はこういう瞬間なんじゃないのか。もしこの上足元おぼつかない落っこちそうな場所だったりした日には失神寸前ですよ。目が合っただけで失神しそう。だれと。
 そういう訳で個人的にはなんかもうスゲエ不安で一刻も早く帰りてェ〜、お母ちゃ〜んという気分なんですが、ここで引き返せないのが武道家のつらいところだそうですよ? 渋川先生(*1)によれば。坊主とかと違って。奇しくもパーティー中だれ一人「そうりょ」もいない上、一人は「ぶとうか」です。ここはもう、舐めんじゃねェ空手屋ァッ!とか吠えかねない勢いで先に進んだら、これ日記的には凄くおいしい展開なんでしょうけど、ええ緊張に耐えきれずリレミトかけて町まで戻りましたけどね実際は。

 そんな一日。

*1 渋川先生

いまさら説明するのもなんですが、『グラップラー刃牙』参照。

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