人生: 見落とせ

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2001.02.22(ドラゴンクエストVIIより)

見落とせ

 おとといあたりに、昔のドラクエはオフィシャル主人公名が「えにくす」だったとか書きましたが、「ちゆん」(*1)だった時期もなかったっけ?とかいう疑問がわいてきました。どうだったっけ。ドラクエIだと「ちゅん でーす かのじょを まってます」とか言ってたんだけど。町人として。

 それはそれとして。昨日の日記の記述でちょっと変に感じた人も多いのではないだろうか。すでに今回のドラクエとかクリアしてる人で。
 そう、例によってまたも見落としていたわけですよ実際。しかも今回ときたらもう画面取り込む気もうせるほど丸見えの場所を。正直言ってその建物に入ったら速攻で見えるような場所にその階段はあって、しかも僕はその階段をはっきり認識していたのだ。そうかそう考えると「見落とし」ですらないんだけど、とにかく僕はいったいどういうわけだかその階段を下りるという行為をしなかったのだった。そんなわけでフラグが立たなかったのだった。そんな具合でイベントがいっこうに進まなかったのだった。
 なんだかゲームを進めるほどに自分が頭悪くなってる気がしてるんだけど、本当にいったいなんでまたそんな階段を素通りするようなまねを自分がしたのかがわからない。だってね、その階段をはっきり見てるわけだし、むしろ「あー階段もあるのか。じゃあこの部屋をひとまわり調べたら次は階段を下りよう」とまで考えたんですよ。記憶あるんですよ。
 で、むしろ僕はその階段を実際に下りたような気にまでなっていたのだった。問題はそこだ。なんでそうなっているんだ。僕の中ではその階段は既にチェック済みということになっていて、実は過去すでに2、3度その階段の前まで訪れてかつ「もうチェックずみだから。人もいないし」という理由で素通りになっていたのだった。で、今日なんの気なしに降りてみたら見たことない間取りに見たことない人がいるんで超ビックリしてなんかもう家帰って寝たいような気分になったりしたんですけど。
 これには参った。正直やられた。こんな巧妙なトリックを隠すとはさすが堀井雄二。トリック? まったくもって最悪といおうか、昨日の日記読んだ人は「なんかこいつ変じゃねえ? もしかして間違えてねえ?」とか思って読んでたはずで、ああもう本当家帰って寝ていいですか。まあ帰るもなにも実際ここは家なんだけど。

  今日の教訓:階段は下りること。
        意外に見落としがちだけど、重要だゾ!

 もう寝ますええもう本気で家帰って寝ます。

*1 ちゆん

すなわち初期のドラクエのプログラムを担当していたチュンソフトのチュンであり、社長の中村光一の「中」の中国語読みでチュンだというのは有名な話。ちなみに中村氏の商業ソフト第1作『ドアドア』の主人公も「チュン君」である。それにしても「ちゅんそふと」とはなんともかわいい響きのソフトハウスだと思う。この対極にKAZEだの彩京だのウルフ・チームだのがいるといえる。そしてその中間の硬派なんだかかわいいんだかわからないゾーンに元気とか魔法とかがいるのだと考えるが、どうでもいいですか?

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