人生: 忘却の彼方

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2001.05.07(ドラゴンクエストVIIより)

忘却の彼方

 そういった具合でゴールデンウィークも明けて無事日本に帰ってきたわけですが。一応説明しておくと別にネタじゃなくて本当にイギリス行ったりしてきたんですが。ちなみに帰ってきた早々に録りだめしてあったビデオを見たおしたり本屋にいけば速攻『しゅーまっは』(*1)買ったり速攻インターネット巡回したりで自分の帰国後の適応ぶりに驚くっつうか、むしろ俺様は日は昇れども沈まぬ国とうたわれたかの大英帝国からなにひとつ吸収していないと気づいて愕然としたりしてるんですけど、まあそんな雰囲気です。
 で、ドラクエ。帰ってきてそんなこんなを色々とやったりした後、どうにか落ち着いたので遊んでみましたよ。久々に。というか一週間ドラクエやってない程度なら以前にも何度かあったはずだし、別に久々というほどのブランクでもないはずなんですけど。ところがこれが驚いたことにけっこうなブランクだったのだった。
 正直ぜんぜん忘れてるのである。旅行ってけっこうに濃密な時間だからふだんよりなんつうか、「ドラクエ関連のキャッシュ容量」みたいなものが削られたんだろうか。ぜんぜん意味わかんねえですけど。そういう具合だった。まず自分が何をしている最中だったか忘れている。これはまあ前回保存した場所が例の転職にまつわる場所だったので簡単に思い出した。転職したかったのだ。パーティが弱まっていたのだ。
 で、さっそく外に出て敵を虐殺しようと「くちぶえ」を吹こうとしたところ、その時点でやっと現在「くちぶえ」が使えないことに気づいたのだった。というかむしろそれを憶えるために自分はここにいたんじゃなかったのか。そういう大事なことを完全に忘れていた。驚きである。地下鉄のレールである。そんな椎名林檎を脳裏に描きつつ適当に歩きながら敵とエンカウントしたりしていたのだが、これがまたどうも調子がおかしい。はっきりと形にならないが、何かが違う。さっきから何グループも敵を倒してるけど、なんかおかしいんじゃないのか。いつもと勝手が違わないか。いつもなら戦闘といったら別にどうでもいいんだけどつい読んじゃうセリフの応酬があったはずなのである。それが今回はないって、あー! そうだ毎ターン「はなす」してなかった! と、この段階になってようやく気づく始末。驚きである。空ー色ーのカーテン。
 その他、敵全体にダメージを与える特技はなに剣だったか忘れてたり、例の転職関係の場所にある宿屋の位置を忘れてたり、ドイツ語憶えて忘れてみたり(*2)したわけですが、まったくどうかと思いますよ実際。

 で、そんな中でも意外に忘れないこともあって、もう今日は保存して電源切るつもりだったんだけどあと9回戦えば熟練度が上がるとか言われてついまたヤル気になっちゃったりするっていう、そういうのはいつも通りにくりかえしたりしました。忘れる忘れないというよりもこれは本能みたいなもので。
 ちなみに今日は、やっと「くちぶえ」憶えたところで納得して保存して終了。

*1 『しゅーまっは』

週刊少年チャンピオンで連載中の、女子中学生が狂的な祖父と醜い怪物に精神的肉体的にいたぶられる話。何てサディスティック!

*2 ドイツ語憶えて忘れてみたり

電気グルーヴ?

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