2001.05.12(ドラゴンクエストVIIより)
宇宙のファンタジー
この間ずっとドラクエやってませんでした。いやなにしろ帰国後の片づけが色々たいへんだったので。これは本当に。ところでそういった具合にイギリスとか行ってきた以上は、多少はドラクエと旅行をからめてドラクエ論等をぶちかますのがドラクエ日記というものの常道であろう。なので、やってみます。
えーと、イギリス? あーアレですよね、その、ファンタジーとかの発祥の地ふうなところ(*1)。なんかそんな感じの。ハ、ハリーポッターとか(*2)もイギリス産だそうですよ? 「産」って。そういうわけでイギリスとドラクエの関係は深いっちゃ深いわけですが、本当になんか泣きたくなってきましたよ。話の適当さに。もう帰っていいですか。お金なら払いますから。
というかですね、僕が言いたいのはつまりドラクエって考えたら全然ヨーロッパぽくねえっていうことです。正直イギリスとかそういう雰囲気と深刻なくらいかぶってません。特に見た目的に。スゲエ。←スゲエの? 個人的には別に非ヨーロッパ的でもいっこう構いませんけれども。
ふつうファンタジー的世界観のゲーム作ろうと思うんなら多少なりとも中世ヨーロッパの雰囲気を出そうとするじゃないですか。せめて見た目くらいは。そういうつもりがこれっぽっちも無いですドラクエ。こんなことでいいんですか? だって昔とかファンタジーRPG系の記事とか読んだらこれでもかっつうぐらい中世ヨーロッパネタが頻発してましたよ。剣とか鎧とか(*3)。昨今ファイナルなファンタジーとかだってあんなにヨーロッパな (場合により沖縄な) 世界っぷりを見せているのにドラクエといったら、あのなんつうかドラクエ的としかいいようのない世界ぶり。これが僕らの夢見た世界だというのか。
なんだか分からなくなってきたところで話戻しますけど、つまりこれは初代ドラクエIがめっぽう非ファンタジーな画像だったことに起因すると思うんですよ。あの頃シナリオとかは意外にファンタジックな気持ちを大切にしてたし。気持ち的に。で、ドラクエIがそこまで非ファンタジー上等な気分で絵描いてたのって、ファミコン画質だからとかそういうの以前に、単に「よく知らなかったから」っていう気がするんですよ。想像だけで物言ってます。けどヨーロッパ建築を多少でも意識してたら普通あんな不思議屋根描きませんよ?
というかぶっちゃけた話、アレってヨーロッパを意識するより先に、『ウルティマ』(*4)だけを意識していたのでは? 知らない人にはなんの事かさっぱりでしょうが、ウルティマはウルティマでヨーロッパ的ファンタジーを適当にアレンジしてた上にApple IIの低レベル画質で作っていただけに、なんつうか心眼をもってしないとファンタジーとは言えない画面でした。それをさらにドラクエが自己流アレンジしていっそう何だかわからないことに。いわば伝言ゲームみたく。
そして伝言ゲームはドラクエIからIIへ、そしてIIIへ (そして伝説へ) と発展。この頃にはもはやとりかえしのつかないことに。という想像を勝手にしてみたんですが、どうなんでしょうか実際。
そんなこんなで今日はこれからレベルを上げようかと思ってます。ひさしぶりのプレステ起動ですよ。