2002.05.22(逆転裁判より)
大興奮
もう相当な具合でワクワクしながら電源を入れる。実際の話、たいていはゲームをやりたいしやれば楽しいだろうなーと思うもののしかし同時にやるのがなんかおっくうだしどうしようかなーとも思い、そんなことを考えているうちにもっと手ごろな手元のバキ13巻(*1)をパラパラやったりして日が暮れる、というのがいつものよくあるパターンである。ところが今日ときた日にはもう直行でゲボアドの電源を入れるというワクワクっぷりである(*2)。それというのもなにしろ昨日は猛烈に楽しかったから。それで今日はどうよ? どんな具合よ? とか思いながら新章を始めると……
むかし風なアドベンチャーゲームが始まりました。
こ、これは予想だにしなかった展開だ! と、この時点で僕がマニュアルをろくすっぽ読んでないことがはっきりと成歩堂龍一に指摘されるわけだが。しかし証人たる僕はゲーム買った日に読みはしたもののなにしろもうけっこう昔の話なので完璧に忘れていたのだと返すわけだが。
そんなわけでいささかとまどいつつ、しかしまあこれはこれでスーファミ時代のある程度古きよきアドベンチャー的でなかなか面白いものもあるなーとか、一度聞いた (もう一度聞いても同じ事の繰り返しになる) 事項にチェックマークがつくシステムは親切で素晴らしいなーとか、「つきつける」コマンドはいわゆる「見せる」のことなんだろうけど追いつめている怪しい相手ならともかく普通の人に「つきつける」っつうのはちょっとどうかなーとか、このゲームにおける指カーソルの異常なアバウトさかげんっていうのはいい意味でも悪い意味でも凄えなーとか、色々考えてたわけですが。それなりに楽しみはしたものの、これだけで今日が終わりではどこか納得いかないという気持ちもあったのは事実。
だが、法廷パートが始まった瞬間、その辺のアレは速攻で吹き飛んだのだった。面白え! つうかこのゲーム凄え! システム(*3)の段階で面白いんですが、そのシステムの面白さを引きだす怒濤のシナリオ展開がただごとではない。
逆転、逆転、また逆転、絶体絶命の窮地からの脱出、そして畳掛けるカタルシス! サスペンス物は世の中に数あるが、ゲームとしてサスペンスを意図的に成立させた作品は少ない。そしてここまでサスペンスとしての完成度を高めた作品が果たして過去にあったろうか。とか言い出すくらい今日の展開には夢中になってしまった。
今日の展開っていうのは、ええと大変重要な人物が殺されて可愛らしい人を弁護することになって第1回目の公判なんですけどね。
第2回目の公判も気にはなるが、とりあえずアドベンチャーパートをはさむし今日の裁判ですっかり疲れたので寝ることにします。