人生: 疑惑

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2002.05.23(逆転裁判より)

疑惑

 最初に言っておくと、今日は第2のエピソード (昨日の続きであり、主人公が大ピンチになる話) を終わりました。正直ゲームやる前までは、今日疲れぎみなのでアドベンチャーパートだけやって終わっとくかー的なところもあったんですが、しかもある選択肢でちょっとした判断ミスをしてしまい、ウワーとか思ってたら救済措置というかゲームオーバーにはならずに話がうまいことまとまってくれて、うーんどうしようかこれは気持ち良く遊ぶために1回リセットしてやり直すというのも手かとも思い、あと今回のアドベンチャーパートでは例の宿泊施設に関わる男性がとても愉快だった(*1)ので、いよいよもってこれで今日は十分楽しんだんじゃないかとすら思えたんですが、やっぱり裁判がそろそろ始まるとなると、ついそこまで進んじゃうのが人情というもの。
 で、今回の裁判なんですが、やけに簡単なのだった。とにかく序盤からけっこう押しまくっておいおいこれは昨日の5倍(*2)は簡単ですよ? とか鼻歌がまじる一方で、ある意味ハラハラはしなくてちょっと退屈だなーとか慢心する始末。とかなんとか思ってたら、いきなり例の自分にとって敵側にあたる人物が突然、逆転の一言をキメたりしたのだった。
 ヤ、ヤベエ! 勝てねえ! と思う反面、こ、これだ! と思ったのも事実。一転してどうしようもない窮地に立たされた僕ですが、もう必死に頭をしぼってさらなる解決策を探す。そしてさらなる逆転を決めた! うわ面白! しかしそこにまたしても逆転! これだ! こうでなくっちゃな! とかいう具合に満喫していたんですが、

 えーと、これここまで言っちゃうと相当ストーリーの中心部分にまで言及しないといけない気がするので非常にあいまいに書くんですが、なんか楽に勝っちゃいました。
 え、こ、これは、いいの!? いやえーと確かにまあ話の流れ的にそうなんですけど、それになんつうか今日も十分に楽しませてもらったんですけど、それにしても、これはオッケーなの? とここまで食い下がるのには訳がある。
 もしかしてこの楽に勝っちゃったっていうのは、実はゲームの救済措置なんじゃないかという気がするのだ。ちょっとだけ。
 最初の方で書いたけど、アドベンチャーパートだとこうミスした結果いかんともしがたいことになったかに見せかけて、別のルートから救いの手が入るようになっていた (んだと思う。なにしろミスしていない方の展開を見てないので) 。裁判パートでこうならないという理屈はない。つまりそうか、僕はうっかり自分でも気付かないうちになんらかのミスをしていて、その結果救いの手がさしのべられていて結果とても楽に話がついてしまったのか。く、屈辱だ! 僕が悪いんだけども。
 しかしその一方で、いやそうでもないんじゃない? とも思える。だってアレだ、その楽に決着がついちゃうっていう一連の展開はこう詳しくは言えないけどストーリー的には非常に筋が通っていたし、全体の流れを知ったいまふりかえって考えても、僕のとった戦略は決して間違っていなかったような気がするのだ。と思うんだけど。
 というわけでけっこうスッキリしない気分で今日はゲームを終えたのだった。いやまあエピローグがまた結構にグッとくるところはあったので、これはこれで良かったんですけどね。なんつうか、こう、ありましょ? ゲームとかで選択肢とかあると自分が100%正しかったという保証がほしかったりしませんか僕はしますよ。
 たぶん一回わざとどうしようもない失敗をしてみればハッキリするんだろうけど、そこまでやるのもちょっとなんだ。第一そこまでやってやっぱり僕が正しかったとかなったら、がっかりにもほどがあるじゃないか。裁判パートまで行くのそれなりに長い道筋通らなきゃいけないんだぞ。というかこのゲーム、メッセージの早送り (Bボタン等の) ができないからなー。

 でまあ、まとまらないまま今日は終わるのだった。

*1 とても愉快だった

僕はふだんゲームのテキストで吹いたりとかしないんですけど、今回は吹いた。しかも2度ほど。ていうかあの顔ズルい。

*2 5倍

中途半端にリアルな数字。

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