人生: 地図をください

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2002.07.06(ZORK Iより)

地図をください

 このゲームをやっていて、自分の性癖に関するちょっとした発見があった。
 どうも僕はマッピングが好きなタイプの人間らしい。
 いや、それではドラクエやFFとかをやってる時にまったくといっていいほどマッピングをしないこととおおいに矛盾する。もう少し正確に言うと、どうやら僕は方眼紙的なマッピングが好きなタイプの人間らしい。
 「方眼紙的なマッピング」って、なんだかよくわからないが。

 つまるところきれいな矩形で書けるマップ。たとえばウィザードリィのような。極端に言えばブロック単位で構成されていて、そのブロックととなりのブロックが繋がっているかどうかを明らかにしていくことでマッピングが成り立つタイプのマップ。どんどんわかりづらくなってきたぞ。
 要するに部屋のサイズがまちまちだったり、あるいは道が斜め何十度ともいえない微妙な方向に曲がってたりするような地形はマッピングしたくないのだ。正直。
 逆に、部屋というかまあいわゆるブロックの大きさがきわめて一定なマッピングは非常に楽しい。なぜだかわからないけど、妙に楽しいのだ。思うに、一歩進んでは書き加えて、また一歩進んでは書き加えてというペースが自分に合ってるのじゃないだろうか。ちょっとずつマス目が埋まっていく楽しさというかさ。いわばピクロス的な。このたとえ合ってるのかどうか自分でも微妙なんですけども。

 それで、ゾークである。ゾークではまさしくこういう「一歩ごとにマッピング」の醍醐味が味わえる。
 たとえばA地点から、e (東) と入力したところ、B地点に移動したとしよう。すでに恋をしていたとしよう。
 
 その時点では、こんなマップを書くことになる。
 ところでこれがゾークのマップの意地の悪いところというか、ある意味マッピングしてて面白いところなんだけど、B地点から west (西) に移動したとする。ふつうは当然A地点に戻るはずだが、このゲームの場合こんなことになったりするのだ。
 
 A地点とはいかず、C地点という新たな場所にたどりついたりする。道の曲がり具合とかそんな理由なんだろうか?
 こうやって一歩一歩移動するたび書き加えていく。ある種可能性を1つずつつぶしていく作業にも似て、A地点から北には何があるのか、西はどうか、南はどうだと1つずつ順番に歩いていく。もちろん行き止まりで進めない場合もあるんだけど、それはそれで行き止まりマークをつけておく。  
 こうしてA地点の四方に矢印または行き止まりマークができたとき、それはA地点をコンプリートしたような雰囲気であって僕はちょっとばかりいい気分になるのだった。
 さらに本当はこれ、ne (北東) とか sw (南西) のような斜め方向だけに移動できる場所とか、上下に移動する場合もあってさらに手ごわい。手ごわいんだけど、そこがまた楽しいわけであって、僕の話みんな納得してくれてますか?

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