人生: 答はその中にない

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2002.07.08(ZORK Iより)

答はその中にない

<前回までのあらすじ>
 どうにか地下に潜入した杉浦。しかし地下に持っていくアイテムの取捨選択に必要以上に悩むことに。こうなれば禁断の解答集"InvisiClues"を見るほか手はあるまいと思う一方、さすがにそれはちょっと負け犬もいいところなのではないかと心は揺れる。杉浦は結局 InvisiClues を見るのか? そういえば InvisiClues っていうのはつまり invisible clues (秘密の道しるべ) の簡略形というか若者言葉のようなものなのだろうか? 『がんばれ酢めし疑獄!』を「がん酢め」と略すようなものなのだろうか? それ若者言葉か? だいいち若者言葉っていう言葉じたいがどうなのか? 人はどこから来てどこへ行くのか?←大きく出てみた

 そんな具合にいい感じで盛り上がってきたんですが、結論から言えば余裕で読みましたよ、InvisiClues。で、結局わかんねえ!
 あーそうかそういえばこの頃のゲームのヒントって、たぶん意識してやってるわけじゃないんだろうけど、色々書いてあるわりにはプレイヤーがぜひとも知りたいっていう疑問にだけは答えてくれたためしってなかったよなーとか思いだしたりしましたよ。薄れゆく意識の中で。
 なんつうかこういう文字入力型のアドベンチャーゲームだと、詰まる場所は人それぞれっていう面もあって、それでヒント書く人的に詰まるだろうと思う場所と、現時点での僕的に詰まってる場所が違ったとか、そういうことの結果としてヒントがなんのヒントにもなってないっていう、あったなー昔そういうことがたびたび。血へど等吐きそうなほどに詰まってどうしようもなくて、少ない小遣いから無理して買ったヒント集 (おもに山下章著) がよりによって詰まってる場所についてはなんの説明もしてなかったり、そういうことが本当にたくさんあったものだなあ。
 えーと、僕はどうしたらいいのだろうか。

 で、どうしようもなくなった僕としてはもうあきらめて、適当やってみることに決めたのだった。結局最後には正しい道を選ぶことになったという、なんだか道徳的な意図の隠された童話みたいな結末になってしまった。
 ああもう不安だ。アレを置いて地下に潜るのはたぶん正しくない気がする。だが、他にどうしようもないのだ。
 こうして僕は地下に潜る。ああどうしてこんなことになってしまったのだろうと思いながら。

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