人生: マリオサンシャインと私

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2002.07.21(スーパーマリオサンシャインより)

マリオサンシャインと私

 うっかり日曜日の「日」を無意識に「水」って書いちゃってあわてて修正するくらい水辺の町ですよ。
 そのくらい飛び乗ろうとしては目測を誤って水にザバーンを繰り返す今日のプレーですよ。重要なところをぼかして言えば。海のおつまみをちぎっては食いちぎっては食いの今日のプレーですよ (食べてはいなかったと思う) 。

 ところでこのゲームのやり方。できること相当多いんで、個人個人でけっこう差が出ると思うんですけど、僕としてはものすごいのんきなプレーをしようとしてますよ。つまり難しそうなことはやらない。
 なんつうかね見えてるのよ遠くに青色のコインが。見えてるんだけど、あれを取ろうとすると日の丸飛行隊もビビるくらいの超ジャンプを見せないといけないんですよ。つうか個人的に無理。不可能ではないにしろ、それを実行するまでには数十度の失敗を繰り返さねばなるまいと思われる。そんな具合。だから僕はあのコインを無視して、他の場所に行くのだ。
 というかその後思い出したように説明書とかパラパラめくってたら、そういうけだるいプレーをむしろ推奨していて驚いたんですけど。
 なんつうかマリオシリーズって、大人から子供まで遊ぶじゃないですか。だからある程度間口も広いように作ってると思うんですよ。高度な技を要求するポイントもありつつ、でもそういうの無視してもゲームは進められつつ、でも完璧なプレーするとオイシイ思いもできるようになっていつつ。
 そういうのの結果として、「自分に無理っぽいことはやらない」プレーが推奨されるようになってるんだろうけど、スゴいって思ったのは、そういうけだるいプレーを別に説明書読んでなかったプレイヤーの僕がなんとなく実行してたってところなんですよ。
 だって僕とか実力の伴わない完全主義者 (意訳: だめ人間) じゃないですか。普通だったら、もう必死こいて全部とりこぼしなしでプレーしようとして結局うまくいかずふて寝につぐふて寝っつうパターンですよ。それが今回、別に誰に言われたわけでもないのに、まーいいやとか思って次の宿場に足を向けてるんですよ。
 僕をここまで変えたのは、思うにやっぱりこの夏の日射しなんですよねー。夏? 水着? 開放感? そんな雰囲気でなーんか別にそんな必死にならずに今を楽しもうと思ったりしてね。観光気分であちこち見て回った方が楽しいゼとか思ったりもしてね。このゲームの南国ロケーションの中にいると、あんまり必死な完全主義プレーする気にならないんですよマジな話。
 これって狙ってやったのかなあ。だとしたらスゲエ計算ぶりっていうか、人知を越えたみわざですよ。ある程度「マリオだし、子供から大人まで遊ぶゲームだし、明るくのんきーな感じで」とかいうイメージは元々あったとは思うんですけど、じゃあやっぱり計算のうちなのかな。つうかそうなると僕とか完璧に手のひらの上ですよ。踊らされてますよ。
 そんでその計算のもとに踊らされるのんきプレーがまた楽しかったりしてね。次はどこ行こうかなーなんてそればっかり考えてたりすんのよ。アーロハー。

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