人生: スピード・オア・ダイ

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2002.08.05(スーパーマリオサンシャインより)

スピード・オア・ダイ

 マリオサンシャインがいくらのんきなゲームであるとはいっても、そこはそれアクションゲームにカテゴライズされるだけあって、場合によっては猛烈なスピードの気持ちよさを感じるときもある。そんな種類の気持ちよさを今日はおおいに味わったのだった。

 最初の方の話はあんまり関係ないので適当にカットすることにして、まあとにかくいろいろあって僕はいわゆる拠点の街といった雰囲気のところで、ある種の人物と追っかけっこを楽しんでいたのだった。
 楽しむというか、正確にはそんなのんきなものでもなく、かなりの正確さでどんどん先に走り回り飛び回る相手をこちとら必死で追いかけ回していたわけだが、それはやっぱり無性に楽しかったのだった。
 いやあやればできるもんなんですねあんな風に屋根の上を走り回るの。
 この街の屋根の上は、今までも必要にかられて何度となく上ったり降りたりしたのだけれど、走り回るというのはやったことがなかった。なにしろ下手に走り回った日には落っこちるから。あー、ちなみにゲームをやってない人に説明すると、いわゆる南国の町並みなので屋根とひと口にいってもこれがかなり起伏に富んでいたり切れ目があったり直角に曲がっていたりして、この屋根の上を走り回るのはなかなかにテクニカルな話なのだった。
 ところが今日の相手ときたら余裕で屋根の上を走り回るのだ。
 僕はもう大慌てで追いかける。するとこれが驚いたことに、意外に走り回れたりするのだった。屋根の上。
 もちろんそこはゲーム上、ある程度引き離されたら相手はこっちを待っててくれたりもするんだけど、そういうのなしにしてもけっこういい感じでカンカン屋根の上走れたりするのだ。コントロールスティックをアナログでくいくい動かしつつ、黄色スティック(*1)で自由自在にカメラを動かしつつ、Rボタンちょい押しで水を発射しつつ、横宙返りでハイジャンプしつつ、なんてことを平気でやってたりするのだ。いやもちろん上手い人はもっと物凄くうまいんだとは思うんだけど、それにしてもゲーム開始直後の僕が絶対しないような動きをしているんですよマリオが。自分はいつのまにこんな技術を使えるようになっていたのだろう。
 本当に遊んでるうちに身についてしまったらしい。いつのまにかジャンプのタイミングを覚え、水の発射しっぱなし走りの感覚を覚え、あと街の地理をも覚えていたらしいのだ。ゲームやってればいくらでもある種類のこととはいえ、これほどダイナミックに差がでるものかと驚いた。

 で、なんだかんだで手に入れたのがある種のアイテムである。
 これヤバイ! もう本当にこのゲーム、ここまで (どこまでかはよくわからないが) 進んだあげくこんなのがまだ隠れてたのかってくらいヤバイ!
 えーとゲーム未プレイの人に配慮しつつ書くなら、つまり、スピードに関係のあるアレ。物凄いスピードで、真剣に気持ちいい。
 というかこれを使うとおそらくこれまで行けなかったある場所に行けたりとかそういう具合のなにかがあるに違いないのだが、そういうこと無視してただスピードを楽しんでいたくなった。というか、やるでしょ? みんな絶対海に飛び込んでアレ全開でジェット気分を味わったりするでしょ? 街の端から端までジェットでGOでしょ? あーもう例によって一生これだけやって遊んでたいわ。スピード感も気持ちいいし、水使ってるっていうのがまたいいんだろうなあ。これで排煙とか出してたら全然気持ちよくないんだろうなあ。あー本当気持ちよさに特化したゲームだなあ。

*1 黄色スティック

正式名称Cスティックのこと。と書くと誰にもどのスティックのことだか分からなくなるから不思議だ。

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