2002.09.15(ぶるまー2000より)
2000年問題
このゲームの発売日は2000年の10月20日だったそうだ。実際にゲームを買ったのはそれよりけっこう後のことで、さらにちゃんとやり直している今といえばもう2002年の9月。約2年が経っていることになる。
2年という月日は、長いようで短い。そんなとってつけたような人生格言っぽいことを言い出しかねないほどに、2年という月日は長いようで短い。というのも、遊んでてこれがまるで今年出たゲームのような錯覚をおぼえるからだ。
このゲームはときどき思い出したようにとても直接的なたとえとかパロディ描写が飛び出す。それは新旧森羅万象いろんなところから出てくるんだけど (個人的にいままでで一番笑ったのはバリツ(*1)に関するネタだ) 、新しいところでは発売日直前というか本当にCDプレス工場に搬入する何日前までシナリオを書いていたのか不安になるような新鮮なネタとかも入っている。だからって2年がたった今遊んで、まるでそれが今年のネタみたいに思っちゃうっていうのは、その、なんだ、やっぱり僕の感性が2年前で止まってるということだろうか。
執事の名前を「クラハドール(*2)」と言い間違えるのはああそういえばそんな時代かという気もするんだけど、「スノウ印札幌工場のミルクタンク(*3)」とか「のけぞって銃弾がかわせる(*4)」とか「ディアナ様(*5)」とか言われると、これ本当に2年前の話?とか言う気がする。
確かによく考えれば2年前で計算は合っている。雪印関係では何ヶ月かおきにたびたび問題が発覚して、今でも続いているような気がするからそう思うのだ。マトリックスはいまだにマトリックス的な時間静止グールグールカメラワークが花盛りだからそう思うのだ。あと『2』と『3』がまだ公開されない。というか本当に撮ってるんですか? ∀ガンダムは比較的最近映画版が公開されてまあそれもいいかげん前の話なんだけどいまだにレンタルビデオで貸し出し中ばっかりで借りることができずにいて、まあその話はいいや。とにかくそれでそう思うのだ。
風化しないネタなんだ、僕がただ人生を自堕落に送っているせいじゃないんだ、そう思いたい。あと、中高とかみたく1年区切りの生活をしていないというせいもあるはずだ。きっとそうだと僕は信じ、みんなにもそう信じてもらいたいと思っている。
というかあれだ、「今日は泳ぎで勝負だ(*6)」を読んでもついこのあいだのネタのような気がするのはなぜだ。