人生: エロティックが止まらない

鉄の靴  > 人生  > エロティックが止まらない

2002.10.06(ぶるまー2000より)

エロティックが止まらない

 「よく人から変わってるねって言われるんです」って君、それ本気で悪く言われてるだけだから、あんまり公言しない方がいいよ! こんにちは、久しぶりの更新です。
 まあそんな挨拶 (挨拶?) はどうでもいいんですが、この間なにをしていたかというと、まあそれもどうでもいいや。(説明が面倒くさくなったらしい)
 そんなことよりもさあ『ぶるまー2000』をやろう。力強く言うのがはばかられるタイトル。それでもあえて、さあ『ぶるまー2000』をやろう。
 それにしても冷静に考えると、このゲームで人目をはばかるのは決してタイトルだけではない。いわゆる濡れ場(*1)もそうとうになになあれというか、簡単に言うとけっこう過激なことになっている。この場面だけ画面キャプチャ等して人に見せればこれは明らかにエロスなゲームであるし、あと場合によっては児童ポルノ法関係で逮捕とかされかねない。ちなみにいちおうゲーム中でも年齢とか学校区分とかを言わないよう必死になってはいた。というか、必死になるような状況をつくるな。
 そんな具合にエロスゲームといいきれる『ぶるまー2000』だが、まあそれは一時のことであって、実際の話濡れ場とかはかなりのマウスクリック連打ですっ飛ばしてしまうのが正しいプレー方法だと思う。なにしろ濡れ場になったとたんあきらかにテキストのノリが浮くし。「これはこれ、それはそれ」という強い意志すら感じられるほどに。たしかにいつものどうしようもないノリで濡れ場を描かれてもちょっとそれはもはや濡れ場とは言えないという感はあるが、だからといってこんなにもがんばって濡れ場を描いたところでそれは、その、正直なんのための濡れ場なのかという気もする。
 このゲームの場合、濡れ場単体でみればなるほどエロスの香りが漂うかもしれないが(*2)、全体の構成としてはむしろエロスは余分というか、いやたしかにブルマーを中心にした設定上エロス要素は不可分ではあるんだけど、それにしたってここまで真面目に濡れ場を描写する意味がどうしてもわからないのだ。なぜだ。正直言って濡れ場目的でこのゲームを買う人が果たしているのかという問題だ。えーと、それはたとえば、ブルマーが好きな人、とか……ですか? たとえブルマorDIEといいきれる人 (としての誇りを捨てた種類の人) であっても、このゲームのそのなんかアレな匂いには感づくんじゃないのか。
 まあ普通に考えるのなら、濡れ場部分は一種の保険というかここを押さえておけばある程度の売り上げは保証されるということなのだろう。勝手に決めつけてるけど。たしかに濡れ場なしでブルマゲーと、濡れ場ありでブルマゲーという二者択一であれば後者が売れるのは必定。そもそもそんな二者択一は存在しないと思いますが。
 そしてそんな中、きっちり濡れ場を濡れ場として描ききるライアーソフトのやり方にはプロの仕事ぶりをすら感じますが、まあそれはそれとして結局今日知りたかったのは、それだけやってどれくらいこのゲーム売れたんだろうっつう事です。
 たぶん売れてないと思うんだよなあ……このゲーム。


 さて、個人的にはいよいよエンディングは残すところあと2種類まで進んだ。おそらく最も大団円的であろうやつと、おそらく最もばかばかしいであろうやつの2種類が残ったのは果たして偶然であろうか。まあ、間違いなく偶然なんだけど。
 それで今日の感想。血走先輩の時代がかった堅物ぶりにはあきれるが、だがそんな血走先輩が嫌いじゃないと素直に思える。
 あのひと時代前のしゃべり口調といい、素直に応援できるいいキャラクターですな。……ストーカーだけど (ひでえゲームだ) 。

*1 濡れ場

もう少し今風の表現をする気がないのか。

*2 エロスの香りが漂うかもしれない

だがそうじゃないかもしれない。そう思うのはたとえば濡れ場担当の女性のうち一人が「差歯」という名前だったからだ。

 « 前の記事
 « 「人生」トップページに戻る

「人生」から検索

「人生」RSS配信中

RSS 1.0 RSS 2.0 ATOM FEED RSD 1.0

(RSSの意味がわからないときは、気にしないのが一番です)

「人生」携帯版

アドレスを携帯に送る...

powered by MT4i