人生: 勇気0%

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2003.01.13(サイレントヒルより)

勇気0%

 前回の決意のとおり、EASYモードでやり直してみましたよ。なにぶん3度目 (それもほとんど間を置かずに) なのでさすがに怖くないです。むしろ敵との間合いの取り方にもみがきがかかり、あとEASYモードなんでダメージ受けてもそれほどでもなかったり、しかも今までのプレーで見逃してた薬ガッポガッポプレイス (通称HEAVEN) まで発見して、なんか異常なほどに余裕プレー。薬草 (あきらかにそんなものではないが、つねにドラクエ精神を発揮する僕は「いちばん回復量の少ない薬」を総じて薬草と呼ぶことにしている) なんかもう10個以上あまってますよ? これはまあある意味望み通りというか、簡単に遊びたいのでEASYモードを選択したわけではあるんですが、だからってここまで簡単になっていいものかという気がするのも事実。つうか正直申しまして緊迫感ゼロです! こ、こんなのサイレントヒルじゃねえ! これはもはやサイレントナイト翔だ!(「サイレント」がつけば何でもいいと思っている)
 という具合の楽勝プレーで、あーこれは失敗だったかなあ、等思いつつもすでにセーブファイルは上書きしちゃってるんでいかんともしがたいまま前々回のプレーで最後にたどりついた場面に到着。やや具体的にいえば、暗い場所。で思ったんですが、こ、怖えよ! やっぱり怖えよ! このまま怖さが死因という変死体が僕の部屋に一丁上がりしかねないほどです。というかいまこのとき誰かに後ろから声かけられたら死にはしないまでも大変なことになるだろうなーって素直に思いました。
 やっぱりEASYモードだろうが怖いものは怖い。最初のうち楽勝プレーだったのは単に3度目でやりなれた場面だっただけだ。初めて来た場所なんつったらそこはもう恐怖のどん底と表現してさしつかえない。なんだろうこの怖さっていうのは、敵がいつどこから襲いかかってくるかわからないっていう不安感もあるけど、単純にものすごく嫌なかんじの場所がポリゴンでリアル(*1)に描写されてるという面も大きいかも。実際、歩いててものすごく心細くなりますよ僕とか。ものすごい暗い夜道感ですよ。早く家 (ないけど) に帰りたくなりますよ。あんまり早く帰りたいので思わず×ボタンダッシュをしたくなるけど、それやると大事なもの見落としたり敵の不意打ちをくらいそうなんでやっぱとぼとぼ歩くのがこれまた不安ですよ。
 というかアレだ、このゲーム敵が視界の外から近付くとラジオ (アイテム) からかすかなノイズが鳴るようになってて、それはある種親切設計だなーとか思ってたんだけど、そんな生やさしいもんじゃねえぜこいつは!と思いましたよ。これは単にプレイヤーを怖がらすためのギミックじゃんか! だってノイズが鳴ったところで、近づいていることはわかってもどこから来るのかはわかんないんですよ。そんな情報ないほうがまだましっていうか、知れば知るだけ不安になるだけっていう、まったくこのゲームは一事が万事そういうノリで人を怖がらすことしか考えてないので、あーもう怖い。
 で、恐怖におびえつつやっと当面の目的地 (少し具体的にいえば低年齢向けの教育施設) にたどりついて、あーようやく人心地つけるかなーと思ってたら、暗い閉鎖施設の中を探検するっていうさらに怖いはめになりまして、今日はここまでにすることにしました。これ以上続けると恐怖でどうにかなりそうだったので。

*1 リアル

プレステ1のゲームだから画質はえらい悪いんだけど、光の具合とかデフォルメの少なさとかリアルタイムで視点が変わることとかでやたらリアルに感じる。

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