人生: こんな映画を見た

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2003.12.09(映画の話より)

こんな映画を見た

シルベスター・スタローンの? 定時制は最高!』

あらすじ:
 低学歴コンプレックスから一念発起、定時制高校に入学した主人公(シルベスター・スタローン)。クラスメート達はクセ者ぞろいながら勉学の情熱は共通。友情を深め、ヒロインとの恋も進展する一方、彼らに偏見を持つ悪徳教師の嫌がらせはエスカレートしていく。成績のかかった中間試験でインチキ問題を出題してきた彼に、ついに主人公の怒りの鉄拳が炸裂する!

(以下ネタバレを含むので注意してください)
 低予算バカコメディの怪作。シルベスター・スタローン主演と言っても、スタローン登場シーンはすべて『ロッキー』や『ランボー』から使い回しのカットに吹き替えでセリフを足しているか、さもなければ遠景で撮ったそっくりさん。そのため平気で1シーン中に髪が伸びたり服や背景が変わったりする。逆にまったく同じ顔のアップを1シーンで何度も使い回したり。考えてみると、この1発ギャグだけで全編引っ張っているのは凄いかもしれない。
 ちなみに見たのが字幕版でアメリカのそっくりさんがスタローンの吹き替えをしているようなんだけど、僕はスタローン本人の声にあんまりなじみがないので似てるかどうかまではよくわからなかった。とりあえず口を閉じたシーンでも平気でベラベラ喋るのは面白かったけど。あとよりによってクライマックスだというのに『ロッキー』のパンチンググローブを殴るシーンを使って人を殴るところとか。普通に拳闘シーン使え。
 よくこんな企画が通ったなと思ったら、どうやら手当り次第にオファーして唯一いい返事をくれたのがスタローンだったらしい。そのメチャクチャな仕事の進め方もすごいが、オーケーしたスタローンも凄い。好きになりそうだ。
 ところでどうしても理解できなかったのが、途中何度もいっさい脈絡なく『パワーレンジャー』のパロディらしき挿話が入ること。本編とまったくクロスしないし、何かの伏線なのかなーと思って見てたらとうとう最後まで何も関係なく終わってしまった。そういうギャグなんだろうか。シュールだなあ。もしかするとパワーレンジャーを見てれば意味が分かるのかもしれないけど。
 このパワーレンジャー部分でピンク役を演じる(というかこの部分のキャストは全員本編には登場しない。どうしてこういう余計なところで金をかけるのか)現役ポルノ女優のお色気場面がこの映画一番の見せ場と言えば言えるかも。
 正直「スタローン主演」というギャグだけで映画1本まるまる引っ張ってるんでものすごくダレるしそこ以外はあんまり面白くないんだけど、こんな映画でも真顔で演技する(あたりまえだけど)スタローンの勇姿は必見。


 ……という夢を見た。←オチ
 タイトルだけ後付けだけど、それ以外のディティールは全部夢で見た通りです。いったいなんでこんな夢を見たんだろう。思うに、僕は多分死ぬね。近いうち死ぬと思うね。  

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