人生: 無法のカリブ海

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2005.03.02(ドラゴンクエストVより)

無法のカリブ海

 前回町の声を聞いた(新人女子アナっぽく)ところ、なんでも「陸沿いに南下すると、そこには未だかつて見た事のない衝撃の存在が!」とかいうことからドラマ性を引いたことを言われたので、さっそく行ってみることにする。カジノでさんざぼったくられた件はなかったことにもする。ぼったくられても一応セーブはしましたがね(律義)。

 水にまつわる移動手段を用いて、一路南へ。長い旅路だった。少々誇張して言うならだが。いや、なにしろ地図の出し方とか忘れてて。
 あと敵に遭遇したら仲間がけっこうMP高い魔法をばんばん使うので大丈夫か? 城とか町に着くまで残るのか? と不安になった頃に船を着けられそうな岸辺が見えてきた。船長、陸です! 上陸を許可する。アイ・サー! ←僕は大丈夫ですよ
 上陸したその瞬間に敵と遭遇して単純にビックリしたり、いややっぱりMP高い魔法湯水のように使いすぎだろ実際!とか思ったりしつつ、当面の敵は撃破。我が方の損害軽微なれどMP残量わずかであります!←だんだん違う方向性になってきた
 で、地図を見て町とか城とかまでの距離を計ろうとしたところ、なんか近くに島があることに気がついた。船長、北の方に島が見えますぜ! よし、バラストタンクブロー! いつの間に潜水艦になったんだ。
 いや実際、こういう大陸に行く前に小島の調査をしておくのはゲーム的に正しい流れであろう。地図で見るかぎり明らかにそこは建物1つしかなく、ここから巨大なイベントに巻き込まれる可能性は絶無に等しい。ドラクエのパターンから言って、思わせぶりな老人が思わせぶりな情報を一言口にするだけとか、思わせぶりな衛兵が思わせぶりに城門を閉じているとか、さほど思わせぶりでもない宿屋が1軒あるだけとか、だいたいそういうケースじゃないだろうか。
 これはとにかく行ってみることだ。北北西に進路をとれ! アイ・サー! 進め、エイ、ホー、エイ、ホー!(ガレー船なのか) とかなんとかで着いたその島。これまた着いた途端に敵に遭遇。昔のドラクエはダンジョンの部屋から部屋に渡る時のエンカウント率がやたら高かったものだが、もしかして今のドラクエは上陸直後がそうなのだろうか。とか思ってたら、敵つええ! やたら強え! つけ加うるならつうこんのいちげき! し、死んだ! 主人公が。
 運も悪かったのかもしれないが、とにかく現実問題として現在まだザオラルとか憶えてる仲間がいないので回復手段がない。教会で生き返らせてもらうことを第一に考えて、あわてて近くの城らしき建物に入ると……、おい、ここ城じゃねえよ! なんかよくわからないけど建物の様子を見るに小イベントの起こる場所だよ!(推定)
 これには参った。なぜなら主人公が死んだ今、「はなす」コマンドで仲間の声が聞けないのだ。聞けなくても別にいいっちゃいいんだけど、僕としては聞きたい。イベントのセリフというのはイベントが終わっちゃったらもう聞けないのだ。もったいないじゃないか。
 かといってこのあたりに教会があるようにも見えず、いたしかたなく一旦母港に戻る事に。ルーラの呪文で……って、パーティー全員の中で主人公しかルーラ使えねえ! 死者オンリーかよ! あーもうふんだりけったりだと思いつつキメラの翼を使う。バヒューンなんつって、空高く舞い上がって、そのまま同じ場所に降りてきました(バカ殿様くらいキレイなコントですね)。
 し、しまった! よく考えたらいま入った建物が「最後に入った建物」だからキメラの翼使ってもここにしか戻れねえ! せ、船長! もはや、ここまで。総員退艦! キングストン弁を開け! いや、私は船に残る。せ、船長ー!←どんどん悪化
 北を目指せ! とにかく北にある町ならどこも1度行ったことのある町のはずだから、どこでも構わん! 奴隷頭、オールの速度を上げよ! とどんどん悲惨になっていく航海。鑑真和尚もこのような苦難を乗り越えられたのか(たぶん誤り)。そして漂着したどこかの寒村。いや、ここには見覚えがある。住民達も我々を支援して……って、ここよく見たら前にさんざんな目にあったイヤな村じゃん! 住民の見る目が冷てえよ! あと教会もないし!(最悪)

 結局ほうほうのていで最初の出発点に戻りました。今日やったことといえば、行って戻ってきただけだ。バルチック艦隊もこのような屈辱を味わったのだろうか(確実に誤り)。  

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