人生: キッズ・アー・オールライト

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2005.03.14(ドラゴンクエストVより)

キッズ・アー・オールライト

 今回の日記をどう書いたものか、正直迷っている。
 これまで自分ルールに従いストーリー上重要なところは可能なかぎりぼかして書いてきたこの日記だが、もういいかげん限界に近づいている気がしないでもない。
 思えば今までストーリー上きわめて重要な分岐点を何度も通ってきた。時には物凄い勢いではしょり、また時には強引に言い換え、時には、まあ実際の話、いままで「青色の人」とか「金色の人」とか言ってたのってそれがもう十分にネタバレじゃないのかって思うんですが、どうでしょうか皆さん。ドラクエ5ってストーリーに本当に「要所」が存在するからぼかして書くのも大変なのだ。しかもパッケージ(プレステ2版)を手に取ってみると、なんかもうこのパケ裏のイラストと文章がすでに超重要ネタバレしてんじゃねえのって具合で、このぼかして書く努力それ自体がおおいにムダになってる気もするのである。いいのか、パッケージにあんな事まで書いちゃって。
 毎回毎回マクラの話が長くって申し訳ないが、つまるところこれから重要なことをぼかしきれないまま書くって言いたいのだ。ぼかすよ!? もちろんぼかすけど、完全にぼかしきるの無理。でもこの話はしたいんだよ! うっさい死ね!(僕が) では語ろうか(←うざい)。

 このゲーム中重要な、その、少年と少女が出てくるじゃないですか。そこまで進みました。ゲームが。(ひどくさぐりさぐり書いている)
 あのまあ、スーファミ版をすでに1度クリアしてるんで、その、少年少女が登場する前の、なんつうか一番じっとしてる場面(具体的表現をさけた)も次の展開とか知ってるからわりと落ち着いて見てられたんですが、この先がアレだね。
 少年と少女。アレがスーファミ版とは一味違うわ。このへんで隠すことに限界を感じたのでぶっちゃけると、「はなす」コマンドで彼らと会話したわけですよ。スーファミ版にはなかった新要素、それが「はなす」。かつてスーファミ版ではセリフがほとんど無かった彼らに与えられた大量のデータ。
 で、これがもう半端無いかわいらしさ。『アイ・アム・サム』に出演してたときのダコタ・ファニングだってこうはいかなかったぜってくらいの凄まじい……あーその、具体的な表現をぼかすとどういう文脈でかわいいのかを書けなくなってしまうのだけど、とにかくこの2人のためなら死ぬると思わせる強烈なセリフの連続なのだった。その激甘ぶりにはマックスコーヒーが裸足で逃げ出すほど。飲んだ事ないけど、マックスコーヒー。
 この可愛らしさの前に陥落するがいいさと巷間言われていて(それはどんな世間なのだろう)、自身ある程度の覚悟はしていたがよもやここまでとは。かなり早い段階で人生のピークを迎えてる気がする。主人公が。

 いやまあ、冷静になって考えるとけっこうあざといとは思うんですよ。セリフ回しが。でもやっぱり町の人のセリフに対する、あくまで旅の同行者からのコメントという形になってるっていうのが、ウマいよなあ。生きたセリフとして自然に入ってきて、あざとさが気にならないっていうか。
 でまあ、当然ながら世界各地をルーラで移動して全部のセリフを聞きまくるわけですよ。数日かかりましたよ。正直言って、事態はすでにこんな世界漫遊をしているような状況ではないという気もしないではないですが、そこは「すっかり様変わりした世界を知っておかねばならないのだ」という理論でごまかした。
 本当言えばゲームを遊んでいる僕は、これといって世界にさほどの変化は起きてないと知ってはいるのだが、ストーリーを楽しんでいる僕にとってはこの理論が重要なのだ。つじつまを合わせなければいけないのだ。詭弁だが、いい詭弁なのだ。
 そんなこんなでハッピーなジャーニー(やや韻)も一通り終わった。ある意味ではクライマックスを越えたと言っていい(早)。
 しかしこの先、そう、えーと、具体的な表現をぼかせば4人がそろった時、はたしていかなるセリフが飛び出すのか? それを僕は見たい。是が非でも見なければならない。まさに堀井雄二の思うつぼだという感じだが、それでも見たい。
 そんな訳で、世界漫遊でいっとき停滞していたゲームをこれより先に進めるのです。

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