人生: 妙なこだわり

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2005.06.13(機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙より)

妙なこだわり

 遂にア・バオア・クー攻略作戦が発動された。俗に言う「星一号作戦」である。(声:永井一郎)
 それにしてもこの時期のアムロの強さときたら尋常ではない。なにしろ前回の最後の方でマグネットコーティングしてるからこれまで以上に強くなってんの。ムサイ級戦艦を3秒程度で1隻片づけてるんだからそれはルウム戦役当時のシャアの4、5倍は凄いと考えていいだろう。ていうか5艦撃沈した程度で「赤い彗星」ならもうこのアムロはブラックホールかなんかレベルである。当たるを幸いなぎ倒しっつうノリでもうばんばん墜としていく。ア・バオア・クー戦なんで敵もスペック上ではガンダムに匹敵する最新鋭機ゲルググを投入しているものの、神レベルに強まったアムロに学徒兵パイロットがかなうわけもなく「か、母さーん!」とか叫びながら撃墜されていく始末。
 とか思ってたら、本当に「か、母さーん!」の声が入ってたんで驚かされたけど(*1)
 こうなりゃ「マリアー!」もセットで聞きたいと思うのが人情。いや、まあ、ガンダム好き限定で人情。ゲルググをひたすら探す(おそらく間違った遊び方)もののなかなか「マリアー!」の人が出てこない。
 そうこうしてる間にカイさんが一番乗りの先を越され、かつ先を越した兵士(イチバ・ンノリィ ※徳光康之説)が即撃墜されて「こういうのは臆病なくらいがちょうどいいのよね」の名ゼリフも聞けたりもした。
 スタート直後に聞けた「逆立ちしたって人間は神様にはなれないからな」も含め、なんか今回やたらと名ゼリフがゲーム中に頻出するのである。こういう所にこだわってくれるのはこちらとしては歓迎だ。とか思ってると、今度は聞きなれないセリフ──というかあきらかに『めぐりあい宇宙』に出てこないセリフだが、なんか妙に主張の強いセリフが爆音のかげで聞こえてきた。
 って、よく聞いたら、あーっ! こいつら「不死身の第4小隊」(*2)じゃんか!
 ああなるほどこういういきさつで『0083』につながるのかっていう展開(このゲームの後付け)で、こういう面白い後付けなら大歓迎だ。
 その後のジオング戦は、まあこういう展開になるのは史実通りなんでわかっちゃいるが盛り上がりに欠けるなあ、と思ってたのもつかの間、今度はアムロとシャアのフェンシングゲームが始まったーっ!(マジで)
 ぎゃははははバカだこれ作った人ぜったいバカだ(良い意味)とこのゲームが大好きになりつつもゲームはエンディングに向かい一直線。ホワイトベース乗組員を誘導するシーンがムービーからカットされてるのは残念だなあと思うものの、例によって『めぐりあい』をBGMにカウントダウンが始まるとグッときたりして我ながら単純だ。
 そしてスタッフロール。な、なんか不死身の第4小隊以外にもやたらめったら豪華キャストがクレジットされてるんですが!? これはあれか、別のモードに登場するとか高スコアを叩くと出てくるとかそういうやつなんだろうか。後者だとすると僕のゲームの腕的にかなりつらいが、ぜひ見て(聞いて)みたくはある一年戦争オールスターキャストだ。どうしたもんだろう、と思いながらスタッフロール見てたら、あ、あの謎のシーン(*3)だ! こんなとこポリゴンで再現してんのか! やっぱりバカだこれ作った人バカだ、しかしいいバカだ!

*1 「か、母さーん!」の声

『めぐりあい宇宙』で学徒兵が叫んだ断末魔の一種。ほかに「マリアー!」などがある。

*2 不死身の第4小隊

『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場する。

*3 謎のシーン

『めぐりあい宇宙』のスタッフロールに映る謎のシルエット。当時ファンは騒然としたものだと史料には記されている。

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