2005.06.16(機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙より)
地獄の防衛戦
「『任務は遂行する』『部下も守る』「両方」やらなくっちゃあならないってのが「幹部」のつらいところだな
覚悟はいいか? オレはできてる」
ブチャラティはそう言うけど、『ムサイは全機撃墜する』『(戦艦)サラブレッドも守る』『あと自分も大破しない』って全部やらなくっちゃならないMS乗りはつらいどころの話じゃねえよ!(*1)
てなわけでサイドストーリーモードも佳境に入ってきたステージ4。この間ナニがナニして、まあマンガ版とか読んでればまるわかりですが、とにかく満身創痍のこの第16独立戦隊はものすごい圧倒的優位でどかどか湧いてくる敵ムサイ級艦隊を撃破しなければならないのだった。撃破しないと死ぬから。
サラブレッドに完全ロックオンして死角から主砲を撃ちまくってくるムサイだけでもやっかいなのに(宇宙空間での戦闘は、上下の感覚や「目印」になる風景が無くなるため目標を見失いやすい。なにもこんなとこがリアルでなくても)、あちらときたら統合整備計画後の強化型ザクFZやリックドムIIがここぞとばかりに大量投入してきやがるのだ。
というかジオンはFZ型やII型をなんでア・バオア・クー戦で出しおしみしたあげくこんな戦局もとっくに決したような場面に大隊規模で投入してくるのかと言いたい。そういう大局を見すえていない戦力分散のせいで、いま僕は何度となく撃破されてはリトライするはめになっているのだ。←途中まで説得力のあることを言っていたのに
だいたいケンプファーに乗ったエースがこの時期こんな宙域で何をしているのかってんですよ。誰だか知らないけど、主人公フォルド中尉が「こいつ、エースか!?」と言っているのでエースに間違いない。ガンダム世界ではなぜだか「エースか!?」と言われた人間は100%エースなのだ。誰にでも間違いくらいあるだろうに。
とにかく戦端がひらかれた直後にあのケンプファー特有の大火力・大推力でこっちのG05を沈めにかかってくるから恐ろしい。うっかり避けそこなった日にはステージ開始直後にHPゲージは半分を切り、あとはもう普通にやってても自動的に途中で大破コースである。オペレーターのタキザワ軍曹が「G05の損傷拡大。慎重に!」とか言うけどいまさら遅えよ!(やつあたり)
なんとかアレックスよろしく接近戦でケンプファーを撃破しても、今度は母艦サラブレッドがムサイの主砲攻撃を受けて悲鳴をあげている。まわりにはうろちょろとザク改(FZ)やリックドムIIがいてムサイに集中できないし、「敵の攻撃を受けています。ただちに救援に向かってください!」とか言われてもそれどころじゃねえ!(やつあたり)
やっとムサイを倒したかと思えば今度は別のムサイ級戦艦が2機ほどやってくるし。「もうサラブレッドは保ちません!」とかそんなこと言われても!
お、俺はいまはじめてジオンを憎いと思ったぜ!(いまごろ)
そんな地獄の戦線をもう何回リトライしたのかわからないけどとにかく突破。スコアは「D」だけど別にもうどうでもいいです。もうあんな戦場はごめんです。もはや厭戦気分である。あ、ストーリー展開上は厭戦気分を感じていてちょうどいい場面なのか。まさかこういう演出なんじゃあるまいな。