人生: 最終ステージ

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2005.06.17(機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙より)

最終ステージ

 前回死線を突破した我々サラブレッド隊だけあってもう怖いもんなんか何もねえぜってな具合でステージ5に突入。あ、でもステージ4以上に難しいのは勘弁してください。このさい貢ぎ物等も捧げますから。

 ステージ5はサイドストーリーモードの最終ステージである。最終ステージだけあって敵MS部隊のインフレにも限りがなく、幻のMSであるMS-17ガルバルディα(しかも宇宙戦だからB型仕様)がぞくぞく出てくる。だから何度も言ってるようにあんたらジオンはどうしてア・バオア・クー防衛戦にこの新鋭機を出さずにこんな場面に投入してくるのか。スペック的には最強レベルの機体あつかいのMS-11アクトザクまで出てくるし。とんだとばっちりである。こんなのの相手させられる僕が。あるいはこんな言いがかりをつけられるジオン軍が。
 しかし前回のあの悪夢のような大規模部隊が相手というわけでもなく、ステージ4と比べればまだなんとかなる。あの時戦ったケンプファーの方がよっぽど手ごわかったぜ!(かっこいい表現)
 とかなんとか言ってたら、ラスボス的存在(*1)に地味にHPを削られ、かといってラスボス的存在にやられるわけでもなく、ラスボス的存在撃墜後のきわめて地味なMS戦で一撃くらってゲームオーバーになりました。なにひとつ盛り上がることのないやられかた。名も無い一般兵にあっさり撃墜された小説版のアムロなみですが、あちらはあのニュータイプがこんな簡単に、という戦場の厳しさを表現していたのに対してこちとら単なる気のいいオールドタイプがこんな簡単に、というわりとよくある話。話にはずみがつかんにもほどがあるなあ。
 そして始まるエンディングムービー。ゲームオーバーなのにエンディングとは不思議に思われるかもしれないが、なにしろ最終ステージなので負けても負けたなりのエンディングがあるのである。……で、
 納得できねー!
 そらまあ負けたし。大破しましたし。それにしたってあんまりなエンディング。あの言葉ぜんぜんフォローになってねえよ、その、ムービーに登場した軍の高官さん! 詳しいことは伏せるが。むしろ是非このあんまりじゃねえか感あふるるエンディングを自分の目で確かめてほしい。確かめてどうなるって気もしますが。
 こうなれば無事クリアして正規のエンディングを見たいのは人情。しかしそのためには何度もリトライっつうか、大破→エンディング→スタッフロール→タイトル画面→コンティニューという気の長いステップを踏まなきゃいかんのかと思うと気が重い。さすが最終ステージだけはあるぜ(こういう難度調整なのか)。

 そしたら、なんか次の挑戦で至極あっさりとクリアできちゃいました。スゲエよ俺! ニュータイプの目覚め的なやつだな!
 まあ本当は単なる偶然っていうか、ラスボス的存在の「プレイヤー機に肉薄して攻撃←→背を向けて超高速で距離を置く」の繰り返しというアルゴリズムが偶然にもハマりまして。ヤツがプレイヤー機と反対方向にダッシュする場面、この「反対方向」にたまたまドでかい障害物があったのである。壁にぶつかる形になった敵。それを背中からビームサーベルで斬りつけるG05。斬られた反動でまた壁にぶつかる敵。それを背中からビームサーベルで斬りつけるG05。斬られた反動でまた……。富野監督に申し訳ねえよこんな戦闘描写!
 ガンダムSEEDのバンク戦闘(*2)が裸足で逃げ出す斬ってはぶつけ斬ってはぶつけの連続であっさり撃破。ゲームとはいえこんな盛り上がりに欠けるラストバトルで視聴者(誰?)は許してくれるのだろうか。
 そして迎えた真のエンディング。まあさっきの戦闘はこのさいおいといて、おおむね感動的なかんじでムービーは進む。
 でもなあ、さっきの大破エンディングの後に見ると、なんか複雑な気分だなあこのエンディング。基本的にはちゃんとした立派なエンディングなんですが。是非自分の目で確かめてほしい。確かめてどうなるって気もしますが。

*1 ラスボス的存在

くどいようだがなぜジオン軍はこういう戦局を左右しかねない兵器をア・バオア・クー戦に出さずに。いやまあサイドストーリーの都合なのはわかるんですが。

*2 ガンダムSEEDのバンク戦闘

アニメ用語で、前に使ったカットをそのまま使い回すことを「バンク」という。SEEDでは戦闘シーンになるたび同じカットをすり切れるほど使い回すので、見ていて心配になる。

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 匿名上等・あいさつ不要・タメぐち有りというルール無用の残虐ファイトがまかり通る悪夢のコメント欄。そこでは管理者の「なんかノリが合わねえ」の一言でコメントが削除される恐怖政治が横行していた。
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