2005.07.30(シルバー事件より)
流れ
「流れ」と書くと同時に虎眼流(*1)を連想するようでは、社会生活に支障が出かねない(自省)。それはそれとして流れの話である。虎眼流のことは頼むから忘れてください(土下座)。
前回まででプロローグからいわゆる第1話にあたる話までを終え、普通ならいいかげんゲームの流れが十分つかめる頃合いであるが、しかしこのゲームを作っているのはグラスホッパー・マニファクチュアだ。ゆめゆめ油断してはならないのがグラスホッパー製ゲームである。
今日も今日とて電源を入れてロードしてみると、なんか様子がおかしい。
世間一般のゲームでもよくある「シナリオ選択画面」(最新のシナリオから始めるか、それとも過去のシナリオを遊び直すか選ぶ)的な画面なのだが、こいつが奇妙である。
左ボタンを押すと第2話が選べる。これはいい。昨日第1話を終わったところでセーブしてやめたんだからごく普通の話だ。しかし、右ボタンを押すとまた別の「第1話」が選べてしまうのだ。「第1話」ではあるけど昨日遊んだ「第1話」とはタイトルが違うのだ。
そこでとにかく疑問解決のために選択してみたところ、一種外伝的な、前回のストーリーを別の角度から見たストーリーだった。ゲーム的な遊び要素は希少で、ほとんどボタン連打みたいなノリでどんどん先に進んでくんで、まあいわばインターミッションみたいなもんなんですかね。
比較的早めに終わったんで、今度は第2話を遊ぶことにする。ええと、ややこしいなこれ。
このさいゲーム中の表現をそのまま使うと、「本編」にあたるシリーズが「transmitter」。「外伝」にあたるのが「placebo」と名付けられている。昨日遊んだのがtransmitterの第1話で、さっき遊び終わったのはplaceboの第1話。今度はtransmitterの第2話である。書いてていっそうごっちゃになってきたが、みんなついてこれてるのだろうか。
さて、今度のtransmitterは?
スギウラ(劇中人物)です。最近周囲に流されがちな人生を送っていますが、皆さんはいかがおすごしでしょうか。次回は「スギウラと男の子」「クサビの張り込みはつらいよ」「イセリナ、恋のあと」の3本です。
また来週も見てくださいね。とか言ってるとそろそろ読んでる人も我慢の限界であろう。だいたい「イセリナ、恋のあと」はシルバー事件に何の関係もない機動戦士ガンダム第11話のタイトルじゃないか。
とにかく第2話はこうして終わったのだった(説明にならず)。
前回の流れをくんで例の凶悪猟奇犯罪者がまた何か事件を巻き起こすのかと思いきや、まったく別の事件に駆り出されるのだった。謎の転落死事件、そして事件現場で見た謎の少年、そして現場のマンションに住む謎の住人! 「謎」以外のボキャブラリーがないのか僕には。
まあそんな感じで、第1話がサイコミステリー風味だったのに対し今度はやけに刑事物っぽい話でした。おそらくこうしてエピソードごとに趣向が変わっていくのだろう。『キラー7』も『花と太陽と雨と』もそんな感じだったし。
だからといって油断していると全然予想してたのと話が違うってなるのがグラスホッパー・マニファクチュア製ゲームの恐ろしいところなのだが。placeboの第2話ははたしてどうなるのか。まだ事件は予断を許さないのだ(がんばって刑事物っぽくまとめてみました)。