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2005.08.08(サイレントヒル2 最期の詩より)

サイレントヒル2がみるみるわかる

 今日も今日とて暗闇をおっかなびっくり歩く日々。おっかなびっくりのわりには、クリーチャーが出たらえらく冷静に眉ひとつ動かす気配もなく銃を構えてバーン、もひとつバーン、倒れたところを思いっきり蹴り飛ばしてとどめを刺すという地獄のソルジャーぶりを発揮してるわけですが。
 EASYモードで遊んでるせいもあってか、ことクリーチャー戦では冷血無比のキルマシーンになっている主人公。クリーチャー倒した後にふと例のあばずれの方を見ると、表情には出さないまでも思きしドッ引きしてるようにも見えたのだが、これは僕の思い過ごしだろうか(確実に)。

 今日といえば夜の公園におもむくはめになった主人公。
 普通夜の公園つったらロマンティックと相場が決まってるもんなのに、たかだか街灯が切れててBGMで死に関連した何かが起こりそうな無調音が鳴り響いてるってだけでこんなにも嫌スポットになるもんかね実際、まあなるだろうけど。100%。とか思いながらそれでもそんな自分を叱咤して奴は往くのだ。何かのために。えーと、何のためだっけ?

 そういやあんまり憶えてない。なにしろ怖いんでその場その場を生き抜く(クリーチャーに打ち勝つという意味ではなく、ショックによる心停止との戦いに勝つという意味)のに精一杯で、あんまり全体像が読めてないのだった。
 ちょっとここで話を整理してみよう。おおまかなあらすじを思い出してみよう。いちおう今までに書いた以上のことと説明書に書いてあるレベル以上のことは隠しながらではありますが、それでも知りたくないという人は下段を読み飛ばしていただきたい。
 主人公ジェイムス・サンダーランドはシャキッとしてればいい男だが、基本的にシャキッとしてないのでさえない、まだ青年と言っていい様子の男である。
 彼がさえないのもそのはず、最愛の妻が病死だかなんだか(よく憶えてない)で3年前に死亡し、それ以来失意の日々を送りっぱなしだったのである。これが呑まずにいられるか。酒や酒、酒持って来んかい。あんた、もうお酒やめなはれ……と言ってくれる妻はもういない(正気に戻る)。実際酒を呑んだかどうかはともかく、そんな(どんな?)彼の元に届いた一通の手紙。差出人は死んだはずの妻、メアリーだった。
 「放課後、伝説の樹の下で待っています」 そんな感じの事が書いてあるような気がしたが、まあ正確には2人の思い出の町、サイレントヒルに来んかい! スデゴロタイマンじゃ! みたいな事が書いてあったような気がした。
 はるばるやって来た湖畔のリゾート地、サイレントヒル。しかしそこはエボラ出血熱でも発生した風な強固な金網によって閉ざされていた。仕方なく徒歩でけもの道をえっちら歩く主人公ジェイムス。どうでもいいがジェイムスという名前は一般的すぎて憶えづらい。
 途中、ちょっとどうかしてそうな女、アンジェラ・オラスコに出会ったけど実際かなりヤバめにテンパってたので後ずさりつつサイレントヒルに足を踏み入れる主人公ジェイムスだった。
 あまりに霧が濃いこと以上に、どこか町の様子がおかしいことにジェイムス(主人公)は気付き始める。落ち着いたリゾート地だったはずのサイレントヒルは荒れ果て、人の気配のないゴーストタウンと化していた。
 何が起きているのか。そう思った矢先にジェイムス(主人公)は突如、なんだかよくわからない怪物(印象で言えば、望まれて生まれた感がマイナス値レッドゾーンになってる感じ)に襲われる。学生時代マーシャルアーツのチャンピオンだったジェイムスはからくも怪物を叩きのめすが(※そんな設定はありませんし、マーシャルアーツというのが具体的に何なのかも知りません)、もはやこの町では彼の想像を超えた異常事態が起こっていることが彼にも分かってきた。
 しかし、なればこそ死んだはずの妻からの手紙に説得力も出てくるというもの。正直かなりドン引きしながらも、手紙で指定された「思い出の場所」に行ってみようとするジェイムス・ザ・主人公。
 だが町はなんだか知らないがゴーストタウンなわりに厳戒態勢がしかれっぱなしで、激しい交通規制によって歩いて行くのもままならない様子。やむをえず集合住宅の庭先を突っ切ってショートカットをもくろむジェイムスだったが、そこはそこでバリケードってたり鍵が必要以上にかかってたりで迷路のようになっているのだった。俺こんなことしに来たわけじゃないんだけどなと思いつつ(たぶん)、クリーチャーをぶちのめし部屋をあさり鍵を探し、ひたすら目的地をめざす。そして、そこで見つけた新しい素敵な出会い。まあ出会いといっても、もしホラー映画だったらいつパニックを起こして周りに迷惑をかけつつ惨殺されてもおかしくないぜっていうタイプのでぶちんエディー・ドンブラウスキー(おもしろい名前)と、無邪気に人とか殺せそうな謎の少女ローラとかだったけど。あと最初に出会ったアンジェラにも再会したけど、いっそうどうかしちゃってたので完全にドッ引きした。
 彼らを置いていったり置いてかれたりしたものの、どうにか鍵を見つけ、ついに思い出の場所へ。しかしそこにいたのは妻メアリーではなく、メアリーのそっくりさんことマリア(初登場)だった。いったいどこの夜の歓楽街の街角に立ってるタイプの職業(ティッシュ配りではない方)の方ですかというマリアのあばずれトークに、お前なんかメアリーじゃねえ!(最初から)とジェイムスもうんざり顔。よく考えるとプレイヤーである僕はメアリーの性格とかまったく知らないので、実際メアリーもこんな調子だったという可能性も否定しきれないのだが。
 これで役者はそろった!(説明書に書いてあるキャラクター全員のこと) さあ、一発ぶちかまそうぜ!とか景気良くいかないのがやっぱりサイレントヒル。例の謎の少女ローラが生まれつきの無鉄砲(推定)でレベルAクラスの危険地帯っぽいとある施設に入っちゃったんで、まあ捕まえないとなーと追いかけたもののそこもやっぱり悪夢のような具合に。最終的に文字通り悪夢のような展開になってしまい体育座りで落ち込んだりもしたけど、私は元気です(ジェイムスがどうかは知らない)。
 そこで彼の前に現われた謎のメッセージ。はたして誰が、いったい何を伝えようとしているのか(どうやらメッセージ伝わらず)。とにかくそのメッセージはまずあそことあそこ行ってから、というオリエンテーリング企画だったので、夜の住宅地の窓ガラス割って走ったり(一部誇張)夜の公園の窓ガラス割って走ったり(困難)、どうにか必要とされるブツを入手した!

 思いのほか長くなったので、書いてる方もビックリだ。
 いやあ最初から順に思い出さないと全然出てこないという具合で。そうそう、そんなわけで行けと言われたから行くのだ、ジェイムス(主人公)は。何があるのか知らないけど。主体性がないと言われればそれまでだが、なにしろこの道中の導入部がそもそも雲をつかむような話だからなあ。

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 匿名上等・あいさつ不要・タメぐち有りというルール無用の残虐ファイトがまかり通る悪夢のコメント欄。そこでは管理者の「なんかノリが合わねえ」の一言でコメントが削除される恐怖政治が横行していた。
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