人生: 光のある方に進め

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2005.08.10(サイレントヒル2 最期の詩より)

光のある方に進め

 毎回怖い怖いと言ってるこのサイレントヒル2日記だが、あんまり怖いんでもう早いとこ終わんないかといつも以上に熱心に遊ぶっていう、よくわからないことをしている。どこの『饅頭怖い』だ。怖いようカチャカチャ。ああ怖いようカチャカチャ。腹を立てた長屋の衆がやいやい熊公、お前いったい何が本当に怖いんでい、と聞きましたところ、「ここらで一杯、純白のメルセデスとプール付きのマンションと、最高の女とベッドでドン・ペリニヨンが怖い」。(浜田亭省吾師匠の十八番『マネー』より)
 そんなこんなで怖いわ主人公は確実に狂気の階段(まだシンデレラな君がのぼる大人の階段のようなもの)を上ってくわでどうしようと思いながらとある宿泊施設の中。
 そこで僕はちょっと考えたね。たしかにこのゲームは怖い。何が怖いって暗闇が怖い。加えて部屋の明かり消して遊んでるんでますます怖い。夜遊んでる時は部屋の明かりを消さないと蛍光灯がテレビ画面に反射して見づらいので、こればっかりはどうしようもないとあきらめていたのだ。だが待てよ、日が暮れる前に遊ぶってのはどうだ……?
 カーテンの奥からそっと射し込む自然光であれば、それほど画面には干渉しないはず。こ、これだ! というわけで朝起きていつもならメールチェックとかニュースチェックとかしてる時間を利用して、プレステの電源を入れる。なんだか健康的なようで不健康なことをしている。
 それでまあとある宿泊施設内をうろちょろしてみましたが、み、見づれー!
 何このゲーム、カーテンの奥から漏れる朝の陽射しすら反射しまくって、暗闇の奥にかすかにドアが見えてんのかと思ったら自分の部屋の本棚(主にジャンプコミックス)だったり、視点を変えた時に突如何か恐ろしい物が現われた!と思ったら自分の顔だったり(死にたい)、うーんそういえばこのシリーズが「ゲーム画面が暗くて見づらい」という評価はちょくちょく耳にしたけど、こういうことだったのか。昼間に遊ぶと難易度が3割方アップするのか。
 まして今回いるこの場所がよりによって普段持ち歩いてる懐中電灯が役に立たないザ・ダークネス(*1)な場所でいちばん朝から遊ぶべきじゃない場所。先に進めば進むほど見づらくなっていき、たまに現われる明るい場所に来ると怖さとかは無関係に目が休まるんでホッとする始末。このゲームをこれから遊ぼうとしてる諸君にはっきりと言っておこう。昼間に遊ぶな!

 そんな教訓もわかってきた一方、なんだかストーリーは妙にヤマ場に近づいてんじゃないの? もしかしてそろそろオチだったりするのか? この部屋入ったらクライマックスっぽい雰囲気が匂ってねえ? とかいう気がするんですが、よくわからないまま今日はプレー終了。目が痛くなってきたし。

*1 ザ・ダークネス

イギリス出身の新世代ヘヴィー・メタルバンド。ハードかつキャッチーなメロディと特徴的なファルセットなヴォーカルが魅力。代表曲『I Believe In a Thing Called Love』など。もちろんこの話とは何の関係もない。

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 匿名上等・あいさつ不要・タメぐち有りというルール無用の残虐ファイトがまかり通る悪夢のコメント欄。そこでは管理者の「なんかノリが合わねえ」の一言でコメントが削除される恐怖政治が横行していた。
 その時、この地獄の地にあえてコメントを投稿する恐れ知らずの猛者が現われたのだ! いや、あなたの事ですよ?
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