2005.08.21(フロントミッション4(フォース)より)
リンクの冒険(駄洒落)
興が乗って3時間くらい遊び続けましたが、ストーリーは前回からまったく進んでいません。それというのもいよいよゲームが本題に入ってきたらしく、ヴァンツァーのパーツを買えるようになったり「リンク」が使えるようになったりしたのだ。今日電源を入れて2分後に。どうやらすごい切れ目でセーブしてたらしい。
『4』で追加された新システム「リンク」とは何なのか真面目に説明するとものすごく長くなっちゃうのでおおざっぱに言えば、敵をフクロにするシステムである。集団ボコ殴りにするシステムである。私刑(リンチ)である。
たとえばいま僕の使ってるスタイルを例にとると、ある敵にわがチームの格闘担当ラトーナ姐さんがパイルバンカー攻撃をしたとする。ちなみに名前に「姐さん」をつけて呼ぶのは、なんとなくそんな感じだからだ。きっぷのいい姐さんなのだ。ハスキー声はいなめないのだ。
とにかくラトーナのこうげき。てきヴァンツァーに100のダメージ。敵はふらつきはしたもののまだまだ余裕である。敵も反撃してくるのでラトーナ姐さんにも70くらいダメージが入る。まあここまではいつものフロントミッションでもおなじみのパターンだ。しかし、その裏に恐るべき罠が待ちかまえていようとは、このとき敵は知るよしも無かったのである。
チームの回復担当を務めるハーミーズ(気のいい黒人青年)がとりあえず近寄ってラトーナ姐さんを回復。おそらくハーミーズはラトーナ姐さんに「坊や」呼ばわりされていると思われるが、それはさておきハーミーズはベホイミをとなえた(比喩)。回復と攻撃は同時にできないので、この時点でハーミーズも行動終了になる。さらにそこに現われますはチームの銃担当にして紅一点のエルザさん。←ラトーナ姐さんがいつのまにか女性の立ち位置から外されている
エルザのこうげき。てきヴァンツァーに100のダメージ。ここからである。ここからリンクが発動するのだ。さかのぼること数分前。戦闘の前に、エルザの「アタックリンク」にラトーナ姐さんとハーミーズをセットしておいたのだ。するとどうなるのかというと、エルザの攻撃が終わった直後、行動終了状態だったはずのラトーナ姐さんがおもむろに近づき(おそらく「ゆらり」という擬音つき)敵ヴァンツァーを殴りつける。さらにハーミーズも手にしたマシンガンをぶちこむ。絵ヅラ的には、3方向から連続でボコられている敵ヴァンツァーの図である。まあ、そりゃ爆発もしますわ、敵ヴァンツァー。
これがリンクシステムだ。エルザが攻撃したら、すでに行動終了になってるはずのラトーナ姐さんやハーミーズも一緒になって攻撃するのだ。敵をフクロにすると誓った仲なのだ。いやだな、そんな仲は。
もちろんおいしいだけではなく制限もあって、ちゃんと敵を射程範囲にとらえていないと発動しないとか、攻撃できるだけの余力を残してないと発動しないとか、リンクを設定できる人数には限りがあるとか、レベルを上げないとリンク設定すらできないとか、いろいろと考えてセッティングしておかないと発動すらしなかったりする。
しかしまあこれうまく決まると気持ちいいの。なまじ敵が一撃では痛くもかゆくもないような顔してるバランスなだけに、連続で攻撃してボコボコにすると痛快そのもの。バランスといえばこのゲーム、格闘戦担当は銃担当と違って2連続攻撃ができないシステムになってて、そのせいで普段はいまいち輝けない役割なんですが、リンクしようとするといきなり活きてくる(連続攻撃できない分、リンクに回す余力があり余っている)のもよくできたバランス調整。
そんな面白システムのリンクですが、ああでもないこうでもないと設定したりシミュレーターでテストしたりしてる間に3時間。なにもストーリーは進行しないままに本日は終了いたしました。先が思いやられる。