人生: 青くぬりつぶせ

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2006.06.10(MOTHER2より)

青くぬりつぶせ

 いまの進行状況を先に記しておくと、青色に染まったある町でいわゆるボスを倒し、その先にある洞窟を攻略せんとしているところです。

 気持ちの悪い町だった。
 青色に染まったあの町は、ゲームのイベントだからとか、アレがアレに捕まっているからとか、そういうの抜きで「ここは僕がなんとかしなければならない」と思うような場所だった。
 簡単にいえばどっかおかしいのだ。連中は。
 いや今までも町で凶暴化して突然襲ってくる連中とかはいて、それはそれでどっかおかしいと思うんだけど、そういう意味じゃなく。微妙になく。
 彼らは基本的に善良なのだ。「あれが?」とこのゲームやった人は思うかもしれないけど、僕は善良だと思いますよ彼ら。
 しゃべり方とか態度とかから判断して基本的な部分はすごく善良だと言わざるをえないんだけど、判断基準だけが確実にズレてんのだ。客観的に言って誤ってそうな判断基準にしたがって善悪が決まっているのだ。どう見てもズレた善行をみんなが積んでいて、みんなの中ではそれはOKになっている。はたから見ている立場のプレイヤーである僕なんかはこれが気持ち悪くってしょうがないのだ。
 そして悪の基準もやっぱりズレてて、僕からすればひどくささいなことやぜんぜん悪くないことで大いに断罪されたりするのだ。こんなひどいことをするやつは何をされても文句は言えない的な空気が流れるのだ。べ、別にこれはいいじゃん普通。いいよね……? と周囲を見回してもまったく同調される雰囲気はない。明らかに僕のほうがどっかおかしい奴になっている。むしろ排除されてしかるべき悪になっている。うわあ気持ちわるい!

 この町で起きるイベントを大真面目な視点から言えば「集団的狂気やカルトの表現」ということになるんでしょうしそういうのは小説とか映画とかでさほど珍しくもないとは思うんですが、ゲームで実体験する(変な表現)となると話は別だ。なまじゲームって感情移入度高いじゃないですか。基本、プレイヤー本人に向けて語りかけてくるじゃないですか。そういう立場で遊ぶと、うわあ何か本格的に気持ち悪いわあ。

 と、なかなか珍しい体験をさせてもらったこの町も無事ボスを倒していい感じになりました(具体的表現をさけるとすごく適当な文章になった)。
 いま現在、ここの先にある洞窟で世界に8つだか7つだかある重要なもの(ドラゴンボール的なもの)を探しに行ってる最中ですが、ここ中盤の敵つええ! これもしかしていったん前の町に戻ってから洞窟に行くのが正解なのかなー。でもそうするとそれはそれでえらい遠回りなんだよなあ、等と悩みつつ。

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 匿名上等・あいさつ不要・タメぐち有りというルール無用の残虐ファイトがまかり通る悪夢のコメント欄。そこでは管理者の「なんかノリが合わねえ」の一言でコメントが削除される恐怖政治が横行していた。
 その時、この地獄の地にあえてコメントを投稿する恐れ知らずの猛者が現われたのだ! いや、あなたの事ですよ?
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