2006.06.18(MOTHER2より)
うんざりとその先にあるもの
よしOK、もっかい前回の話しよう!(テンション上げてみたもののやっぱり醒める)あああ本当に前回のプレーでは色々あったのだ。あったけどありすぎてというか、どせいさんのことが強烈すぎてそればっかり書いちゃったのだ。そして1日たった今思いだすと、やっぱりどせいさんのことばっかり憶えててわりと他の印象薄いのだった。
えーとですね、セーブしたときの状況から先に言うと、3つ目の町の主要なイベントを終了しました。次は4つ目の町だ!(今すごくあたりまえなことを力強く言った)
道中いろいろなことがあった。気がする。時に道に迷い、時にひっかかり、時にヒント屋さん(そういうのがある)でヒント聞いた方がいいのかしらんと思い、時にどせいさんに会い、時にうんざりするような敵に出会った。
あー……思いだした。うんざりするような敵が出るのである。この道中に。
いや、勘違いしてほしくないんだけど、ゲームつまんなく感じるような意味のうんざりではなくってですね、えーとたとえば理不尽に強いとかすごくウザい攻撃を何度もしてくるとかそういう意味ではないのです。それはうんざりを楽しませようとする意味でのうんざりであり、なんつうかホラーゲームでうんざりするほど怖いっていうのと似たような意味でのうんざりである。いま多分けっこううまくたとえた。
僕に関して言えば、うんざりは2つあった。
まずひとつめは、どせいさんの住む場所に行く途中に出現するあれである。ゲームやった人にはもうバッチリ具体的におわかりですね。そう、あれです。
あれってどうなんですか? 敵としては弱い。この周辺に登場する敵としては最弱の部類に入るであろう。しかるに、あのルックスというか存在そのものがなんたってあれである。「どうだいやだろう」と全身で主張している。そりゃいやだよ、ちくしょう、もう。
これゲームやってない人にはすごく意味わかんないかもしれませんが、とにかくイヤな敵なのだ。あれにあんな特殊攻撃をされたら、いやゲーム的にはたいして痛くないんだけど、遊んでるこっちの心が傷付くのだ。悪い意味でハートをノックされるのだ。これぞ制作者の思うつぼである。イヤではあるけれど一応そういうギャグであることも理解しているので、恐い! もう遊べない! とまでは感じないのが絶妙のさじ加減である。まてよ、遊ぶ人によっては本気でイヤだったりするんでしょうか。さすがにそこまではいかないと僕は思うのだけど、どうなんだろう。
とまあ具体性のない話をさんざん書き連ねちゃったので、もうひとつのうんざりについては多少具体的に書いてみよう。なにしろ説明書にはっきり名前と顔が出てる敵だしな。
その名は「ゲップー」。はいもうこの時点でゲームやってない人でさえ若干うんざりできるかもしれませんが、そうですそういうド直球なネーミングです。いちおうゲーム中かなり重要な存在でありながらここまで直球なネーミングであるところに僕は驚きを禁じえない。
そしてもちろん名は体をあらわす的なそういう存在である、奴は。ゲップーは。ぐえぇっぷ。
あの特殊攻撃を見たとき、というか特殊攻撃のサウンドを聞いたとき僕は「こいつだけは倒さねば世界に平和はこない」と本能的に感じた。それはちょっとおおげさだが、とりあえず一刻も早く倒さねばなるまいと真剣に思った。そういう敵である、ゲップーは。
僕は2回目のプレーなんで、奴のことはちょっと憶えていた。うんざりするのである。そこんとこは記憶に残っていた。
たしか前に遊んだときは、けっこう苦労したんだよなあ。うんざりもしたんだよなあ。で、戦う準備はけっこうちゃんとしておいた。奴は全力をもって倒すと決めていたのだ。武器よし! 防具よし! ペンシルロケットの準備よし! ここまで回復が必要な場面もできるだけ回復アイテムに頼ってPP節約! 誰かが戦闘不能になった時のための回復アイテムもぬかりなし! 戦闘が始まってからの補助攻撃と攻撃の戦略も整えた! そしてもちろん、大事なあのアイテムも持った!
……かなりあっさりと勝てました。
どうやらあのアイテムの使いどころをわきまえていれば楽勝だったらしい。どうやら前に遊んだときの僕はそのアイテムの使いどころをいまいちわかっていなく、それがために苦労していたらしい。そしてその時の苦労した記憶とあのアイテムの使いどころの記憶だけは引き継ぎつつ、「使いどころになかなか気が付かなかった」という記憶だけはすっぽり抜け落ちていたらしい。後から考えてみるに。
てなわけで想像よりはるかに楽にボス戦に勝利した後のこと。
あとは戻ってセーブするだけである。電源を切りゃいいのである。なんだかんだでダンジョンを通り村を越えボス戦を終え、もうさすがに眠い時間帯である。寝りゃあいいのである。
でもさあ、ボス倒した後の町の様子って気になるじゃないですか。
僕はなります。すごくなります。ボスが斃れてハッピーになった町の住人のセリフを聞かずにはおれません。わけてもこのゲーム、そういうなんでもない住人がとてもなんでもなくない気の利いたことを言ってくれるのだ。かといって気を利かせたので存分に楽しむがよい的な嫌味もないのだ。そりゃあ聞きたくもなるじゃない。
で、町中歩き回ってセリフ聞いて回りました。セーブして電源切る頃には正直けっこう眠かった。
……そういうわけで、前回の日記は中途半端なところで終わっていたのです。